ヤクルト(☆4対3★)中日 =リーグ戦4回戦(2021.04.24)・明治神宮野球場=
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中日
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ヤクルト
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勝利投手:坂本 光士郎(1勝1敗0S)
敗戦投手:R.マルティネス(0勝1敗1S)

本塁打
【中日】木下 拓哉(2号・5回表ソロ),京田 陽太(1号・8回表ソロ)
【ヤクルト】山田 大樹(8号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトが劇的なサヨナラ勝利。ヤクルトは3回裏、山田の2ランで先制する。その後逆転を許すも、1点を追う9回に2死一三塁の好機からオスナの2点適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、5番手・坂本がプロ初勝利。敗れた中日は、守護神のR.マルティネスが誤算だった。

◆中日柳裕也投手(27)はここまで1勝1敗ながら、奪三振数はリーグ最多の33個。与四球も3個と、開幕から安定した投球を見せている。 前回登板では14三振を奪っており、2試合続けて2桁奪三振なら自身初となるが、今日はどうか。

◆ヤクルト山田哲人内野手が単独キングに躍り出た。 3回2死一塁、中日柳の低め122キロのスライダーをすくい上げ、左翼席最前列に運ぶ8号2ラン。「少し崩されましたが、うまくバットに乗ってくれた」と振り返った。 23日には今季自身2度目の1試合2本塁打を放ち、量産態勢に突入。7本塁打で並んでいたチームメートの村上から1歩前に出た。

◆ヤクルトは3回2死一塁から山田が2ランを放って先制。先発高梨は1、3回と得点圏に走者を出すも、無失点で踏みとどまった。 中日は5回無死から木下拓が左翼へソロを放って1点差。6回無死二塁で、ビシエドが中前に適時打を放って、同点に追いついた。 中日は8回に京田のソロで勝ち越し。ヤクルトは9回2死一、三塁。オスナが右中間へ逆転サヨナラの2点適時打を放った。ヤクルト坂本が1勝目、中日R・マルティネスが1敗。

◆中日は今季初のチーム2本塁打で9回表までリードしながら、9回裏に守護神のR・マルティネス投手(24)がつかまった。 ヤクルト・オスナにサヨナラ打を浴び、痛恨の連敗。与田剛監督(55)の試合後のコメントは次の通り。 ? -R・マルティネスがつかまった 与田監督 こういうこともある。しようがない。今日は珍しくコントロールがうまくいかなかった。次に期待するしかない。 -今季チーム初の1試合2本塁打で逆転したが 与田監督 ちょっとずつよい形が出来ているんでね。なかなか勝たせられてないんですけど、選手個々の調子もちょっとずつ上がってきているので。みんなで力を合わせて乗り切らないといけない。 -柳は6回2失点 与田監督 十分な投球ですよ。打順が回ってこなければまだ行かせてあげたかった。よく投げてくれた。 -中継ぎも踏ん張った 与田監督 昨日のゲームは後ろが打たれたが、今日は競ったゲームでよく投げてくれた。

◆中日9回を託したR・マルティネスがまさかの乱調で逆転サヨナラ負けを喫した。 先頭からの連続与四球でピンチを招き、2死一、三塁までこぎつけたがオスナに右中間を破られた。8回、京田の今季チーム初となる1試合2本目の本塁打で勝ち越したが、守護神が崩れて連敗。与田監督は「こういうこともある。しようがない。(打線は)ちょっとずついい形も出てきている。みんなで力を合わせて乗り切りたい」と声を振り絞った。 ▽中日柳(先発で6回5安打2失点)「粘り強く投げられたと思います」 ▽中日木下拓(5回に反撃開始の2号ソロ)「1発で仕留められてよかった」 ▽中日京田(8回、勝ち越しの1号も逆転サヨナラ負け)「先頭だったのでなんとか塁に出ようと思った」 ▽中日R・マルティネス(逆転サヨナラ負けで今季初黒星)「何も言うことはない」

◆"2日目"の新助っ人が試合を決めた。ヤクルトのホセ・オスナ内野手(28=パイレーツ)がサヨナラ打を放った。 1点を追う9回2死一、三塁、中日R・マルティネスの初球、高めの直球を右中間へ。2人の走者がかえると、駆けつけたチームメートと笑顔で抱き合った。「本当に素晴らしいチームに入れた。温かく迎えられて、これからもみんなの期待に応えられるよう頑張りたい」と喜んだ。 3日に来日し、2週間の隔離期間を経て、20日のイースタン・リーグで初実戦。2試合をこなし、23日から1軍に昇格した。1軍デビュー戦で、いきなり2安打。合流直後から結果を残している。お立ち台では、ヤクルトファンたちの勝利の合言葉「すわほー」を絶叫。「ファンを盛り上げる言葉ですとかチームを盛り上げる言葉は積極的に習いたい」と笑顔を見せた。力強い打撃と、魔法の言葉で、チームを明るくする。

◆ヤクルト坂本光士郎投手が念願のプロ初勝利をつかんだ。 1点ビハインドの9回に登板し、3者凡退に打ち取って、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。プロ3年目、通算30試合目での白星。「2軍で過ごすことも多くて、長かった。うれしいの一言です」と表情を崩した。チームは引き分けを挟んでの4連勝で高津政権最多タイの貯金4となった。

◆ヤクルトの山田が先制の8号2ランを放ち、今季初の2試合連続本塁打を記録した。三回2死無走者から2番中村が中前打して回った打席。フルカウントから柳の外寄り低めのスライダーを粘り腰で捉え、左翼席まで届かせた。  23日に今季2度目の1試合2発をマークし、リーグトップの村上と並んだばかり。調子を落とし気味の4番打者に代わった打線を引っ張り「少し崩されたが、うまくバットに乗ってくれた」と納得顔で振り返った。  柳には昨季9打席で無安打に抑えられ、2年ぶりの安打となった。今季は下半身のコンディションに不安を残したまま開幕を迎え、タイトル3度を誇る盗塁がまだ0と、万全ではない様子がうかがえる。それを補う打棒で、主将の背中を示している。

◆ヤクルトは1点ビハインドの九回2死一、三塁から、ホセ・オスナ内野手(28)が右中間に逆転サヨナラ打を放ち、4連勝(1分け挟む)とした。九回に登板し、1回無失点の坂本光士郎投手(26)が3年目でプロ初勝利を挙げた。  ヤクルトは高梨、中日は柳が先発した一戦。ヤクルトは三回、2死一塁から山田が左翼席へリーグ単独トップとなる8号2ランを放ち先制した。中日は五回、先頭の木下拓が左翼席へ2号ソロ。六回には無死二塁からビシエドが中前適時打を放ち、同点とした。さらに八回に先頭・京田の右越え1号ソロで1点を勝ち越した。ところが九回に登板したR・マルティネスが制球難で、最後はオスナに手痛い一打を浴びた。

◆23日に1軍合流して先発デビューしたヤクルトの新外国人野手、ホセ・オスナ内野手(28)が、「7番・一塁」で先発出場。1点を追う九回2死一、三塁から右中間に劇的な逆転サヨナラ打を放ち、チームを4連勝(1分け挟む)に導いた。  神宮のお立ち台は初めて。オスナは「サンキュー、アリガトウゴザイマス!」と第一声。「とてもいい気持ちでした。私たち助っ人はチームの勝利のために来ている。それに貢献できた」と胸を張った。新型コロナウイルスの影響で来日が遅れたが、「私たちも早めに来たかった。待っていてくれてありがとう」と呼びかけ、「毎日努力を重ね、チームの勝利に貢献できるよう頑張りたい」とさらなる活躍を誓った。

◆ヤクルトの救援左腕、坂本が3年目でプロ初勝利を手にした。2-3の九回に登板して阿部、代打平田、木下拓と右打者3人を飛球でアウトにした。強気の投球でつなぎ、オスナの逆転サヨナラ打で白星が転がり込んだ。「うれしいの一言。ファームで過ごすことが多く、長い期間だった」と喜びをかみしめた。  新日鉄住金広畑(現日本製鉄広畑)からドラフト5位で入団。これで10試合目と首脳陣の信頼をつかみ、好調な救援陣の一角を担う。「高津監督からも『自信を持って投げろ』と言われている。少しでも勝利に貢献したい」と今後のフル回転を誓った。

◆チームの本塁打数が12球団で唯一1桁の中日が今季初めて1試合で複数の本塁打を記録し、総本数は6となった。  0-2の五回に初球の直球を左中間席への2号ソロとした木下拓は「一発で仕留められて良かった」と語った。  同点の八回は京田がマクガフの高め直球を右翼席に運ぶ今季1号ソロ。「先頭だったので、何とか塁に出ようと思った。いい結果になった」と話した。

◆新助っ人の一打で激勝を飾った。ヤクルトは、1点を追う九回2死一、三塁からホセ・オスナ内野手(28)=前パイレーツ=が右中間へサヨナラの2点打。今季最長の4連勝(1分けを挟む)で今季最多の貯金4とし、高津臣吾監督(52)の表情も穏やかだった。--最後は劇的な幕切れだった  「(オスナが)打ってくれると信じていたんだけど、しっかり速い球に合わせて自分のスイングをしたんじゃないかなと。しっかり割り切って強いスイングをしてくれた結果だと思います」  --オスナの活躍はどう目に映る  「本人の実力だったり、本人の気持ちがグラウンドで出せているのかなと思います」  --九回は3、4番で好機を作った  「最後、向こうはクローザーが来ているので、なかなか連打、連打というのが難しくて。フォアボールが絡んだり、足を絡めたりというのをやっていかないとなかなか点を取るのは難しかったんですけど、まさに3番、4番がフォアボールを選んでくれて、オスナが打つ。クローザーから点を取るには理想の出塁と一本のヒットだったと思います」  --救援陣も粘った試合だった  「哲人(山田)のホームランまではよかったんですけど、そのあとがズルズルいってしまったので。中盤に1点を取れなかったのは、大いに反省ですね。そこから1点ずつ返されて。ずっと次の1点、次の1点と言ってきて、大事な1点を取れなくて、大事な1点を取られてしまったのかなと思います」  --山田の調子が上向いている  「体の状態がいいので心も整理されているのかなと。集中して打席に、グラウンドに立てている感じはしますね」  --来週からは本拠地での試合は無観客となる  「こうやってファンの皆さまの目の前でこういういい試合を、喜んでいただける機会がなくなるというのは、すごく僕らにとっても悲しいことです。ただ、またいずれ必ずお客さんの前でプレーする日は来ると思いますので、それまでいい状態で、また楽しんでもらえるように、僕たちは頑張るだけだと思います」

◆新助っ人の一打で劇的勝利!! ヤクルトは24日、中日4回戦(神宮)に4-3で今季初のサヨナラ勝ち。出場2試合目の新外国人、ホセ・オスナ内野手(28)=前パイレーツ=が九回2死一、三塁から右中間へ2点打を放って試合を決めた。チームは1分けを挟んで4連勝を飾り、貯金を今季最多の4とした。  一瞬の静寂の後、一塁側ベンチから興奮したヤクルトナインが飛び出した。1点を追う九回2死一、三塁。オスナが右中間へサヨナラの2点打を放ち、手荒い祝福を受けた。  初めてのお立ち台に新助っ人は「アリガトウロサイマス」とつたない日本語であいさつ。「とてもいい気持ち。チームの勝利に貢献できた」と満面の笑みを浮かべた。  来日後の隔離期間を終えて23日に昇格したばかり。二回に右翼へ三塁打を放つなど計2試合で8打数4安打2打点だ。2軍でも2試合の出場と急ピッチで仕上げ、結果を出した。  向上心あふれるナイスガイだ。入団が決まると同じベネズエラ出身で、西武などで日本通算357本塁打したカブレラに連絡。「日本では面白い経験ができる。楽しんでこい」と背中を押された。母国では休まずにトレーニング。パイレーツでは一塁までの全力疾走をたたき込まれ、野球少年のようにフィールドを駆け抜けている。  日本の和牛がお気に入りと食事にも適応。米国時代は「ビッグO」と呼ばれていたが、チーム内では「ホセ」の愛称で親しまれている。  チームは4連勝で今季最多の貯金4。お立ち台で通訳から教えてもらった勝利の合言葉「すわほー!」と言い放ったオスナ。もうすっかりスワローズの一員だ。(赤尾裕希)

◆九回に登板したヤクルトの左腕・坂本が、1回を三者凡退に抑えてプロ初勝利を手にした。新日鉄住金広畑から入団3年目の26歳はお立ち台で「最高です。自分がこんなところに立てると思っていなかったので、めちゃくちゃうれしい」と感慨深げ。高津監督や2軍のコーチ陣から「自信を持っていけ」と声をかけられたといい「(ここまで)長かった。強気でいかないとやられてしまう。そこは成長したのかな」と胸を張った。

◆ヤクルト・山田が三回2死一塁から左越えに先制の8号2ランを放った。「少し崩されましたが、うまくバットに乗ってくれました」と柳のカーブをすくい上げた。2戦3発でチームメートの村上を抜いてリーグ単独トップに浮上。高津監督は「体の状態がいいので心も整理されているのかな。集中して打席に立てている感じはしますね」とたたえた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1770 0.708
(↑0.012)
-
(-)
119116
(+13)
66
(+1)
27
(-)
19
(-)
0.264
(↑0.009)
2.610
(↑0.08)
2
(-)
巨人
1484 0.636
(↓0.031)
2
(↓1)
11798
(+3)
75
(+6)
26
(+1)
19
(-)
0.244
(-)
2.760
(↓0.13)
3
(-)
ヤクルト
1284 0.600
(↑0.021)
3
(-)
11994
(+4)
88
(+3)
22
(+1)
15
(-)
0.245
(↓0.002)
3.480
(↑0.02)
4
(-)
広島
11122 0.478
(↑0.023)
5.5
(-)
11871
(+6)
82
(+3)
20
(+2)
12
(+1)
0.246
(↑0.002)
2.890
(↑0.04)
5
(-)
中日
8134 0.381
(↓0.019)
7.5
(↓1)
11864
(+3)
76
(+4)
6
(+2)
13
(-)
0.224
(↓0.001)
2.760
(↓0.06)
6
(-)
DeNA
4184 0.182
(↓0.008)
12
(↓1)
11772
(+1)
128
(+13)
15
(-)
6
(-)
0.220
(-)
4.760
(↓0.32)