日本ハム(☆5対3★)オリックス =リーグ戦5回戦(2021.04.24)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
00500000X5801
勝利投手:上沢 直之(2勝2敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(0勝1敗6S))
敗戦投手:山﨑 福也(0勝3敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(5号・6回表ソロ),中川 圭太(1号・9回表ソロ)
【日本ハム】西川 遥輝(2号・3回裏2ラン)

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◆日本ハムは3回裏、郡と渡邉の連続適時打で3点を先制する。さらに西川の2ランが飛び出し、この回一挙5点を奪った。投げては、先発・上沢が7回2失点。その後は宮西、杉浦の継投でリードを守り、上沢は今季2勝目を挙げた。敗れたオリックスは、打線が追い上げを見せるも及ばなかった。

◆日本ハム中田翔内野手(32)が、11年以来10年ぶりに7番に入った。21日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来、3試合ぶりのスタメン復帰。 23日オリックス戦では8回に代打で出場も左飛に倒れるなど、ここまで打率1割8分7厘と調子を落としている。試合前に栗山監督は「なんとかしなきゃいけないのは本人もわかっていると思う」と話した。 リーグワーストのチーム打率と得点力アップのためにも、中田の復調に期待がかかる。

◆日本ハム中田翔内野手(32)が、11年以来10年ぶりに7番で先発出場した。 3回先頭の第1打席。1ストライクから、オリックス先発左腕山崎福の142キロ直球をはじき返し右前打を放った。 21日ロッテ戦(ZOZOマリン)以来、出場2試合ぶりの安打となった。

◆日本ハムは上沢、オリックスは山崎福が先発。日本ハムは3回、西川の右越え2号2ランなど打者9人の猛攻で5点を先制した。 オリックスは4回1死三塁、杉本の投前適時打で反撃開始。6回には、先頭の吉田正の右越え5号ソロで3点差に迫った。 日本ハムは逃げ切り、本拠地・札幌ドームでは10戦目で初勝利。上沢は7回7安打2失点で2勝目。オリックスは山崎福が3敗目。 日本ハム杉浦が6セーブ目。

◆オリックスは連勝は4で止まるも、中嶋聡監督は「生きた教科書」を高く評価した。 5点を奪われた直後の4回、先頭の安達が13球粘って右中間へ二塁打。杉本の適時打で反撃の1点につなげた。中嶋監督は「あれだけ粘って打てたのは、安達の素晴らしさがあった」と評し「ああいうのを見て(他の選手が)どうやって勉強していくか」と若手野手に注文をつけた。

◆日本ハム上沢直之投手が今季本拠地初白星で2勝目をマークした。 味方打線の大量5点の援護を受け、落ち着いた投球を披露。6回には吉田正に1発を浴び、7回にも得点圏に走者を背負ったが、7回を2失点にまとめた。「1イニング、1人1人集中して投げるんだと、常に思って投げられたのがよかった。これからもっともっと勝っていきたい」と気持ちを高めた。

◆高卒5年目の日本ハム郡拓也捕手(22)が、自らのバットで23歳の誕生日を前祝いした。3回1死一、三塁の絶好機に、オリックス先発山崎福の123キロチェンジアップを左前へ。本拠地初打点となる先制&決勝適時打に「先輩方がなんとかしてつないでくれたので、なんとしても先制点を取りたいと思って執念で打ちました」と、チームを今季本拠地初勝利に導く一打を喜んだ。 10日の1軍昇格以来、着実に結果を積み重ねている。11日オリックス戦でプロ初打点を記録。その後も16日の楽天戦から出場3試合連続で安打を放つなど、打率3割4分8厘と絶好調。栗山監督も「思い切って躍動してくれたらいいし、気持ちがいいし、郡らしいヒットだった」と絶賛した。 捕手登録ながらユーテリィティプレーヤーとしても期待されている。今季のスタメン5試合はすべて三塁で出場。この日も三遊間を抜けそうな当たりを好捕してアウトにするなど、守備での器用さも兼ね備えている。 25日が誕生日。ヒーローインタビューでは「うれしいです。22歳最後の日はいい終わり方かな。23歳、明日また頑張ります」と笑った。初のお立ち台が、最高の前祝いになった。【山崎純一】

◆日本ハム打線が、待望の開花宣言だ。3回、中田翔内野手(32)の安打を皮切りに今季最多1イニング5得点の猛攻を仕掛け、オリックスに勝利。本拠地札幌ドーム10試合目にして、今季初勝利を挙げた。不振で3試合ぶりスタメンの復帰となった主軸がチームをけん引。北の大地に漂い始めた春の陽気とともに、チームも浮上していく。北海道まで快調に上昇してきた桜前線にいざなわれ、日本ハム打線も待ちに待った開花宣言だ。0-0で迎えた3回。口火を切ったのは、眠っていた中田だった。10年ぶりに「7番」での出場。定位置の「4番」を離れたが、5打席ぶりの安打となる右前打。1ストライクからの2球目、山崎福の直球142キロを流し打ちで運んだ。 試合前の時点で、打率1割8分7厘。不振から22日は欠場し、23日は代打での途中出場に終わっていた。栗山監督は数日間にわたり「いろんな話をした」と振り返る。1度、試合から離し、客観的に野球と向き合う時間を設けた。「1カ月くらい外そうと思っていた」とジョークを交えたが、打線に欠かせない主軸の復調を強く願っていた。 悩める主砲の一打から、今季最多1イニング5得点の猛攻につながった。郡の決勝打、渡辺の2点二塁打。西川のダメ押しの2号2ランが出ると、客席は西川のイメージカラーであるピンク色のグッズで揺れた。西川は「今日の試合展開は、本当に理想。得点圏でしっかりランナーをかえす仕事をおのおので出来れば、いい試合運びになる」と納得した。 負の連鎖を止めた。本拠地札幌ドーム10試合目で、待望の今季初勝利。球団ワーストタイまで及んだ本拠地での連敗記録にピリオドを打った。栗山監督は「今日は本当に、応援のおかげで結果を出すことが出来た試合。本当に感謝しております」と、1万8170人の観衆に最敬礼した。 25日に勝てば4カードぶりの勝ち越しとなるが、指揮官は「中心になっている選手たちの調子が一気に上がらないと、大きな連勝にはならない。今は連敗しないように気を付けてやるだけ」と手綱を引き締める。春本番とともに、打線を一気に花開かせる。【田中彩友美】

◆オリックスが日本ハムに敗れ、今季最長だった連勝が4で止まった。 連勝ストップの中でも、中嶋監督は「あれだけ粘って打てたのは、安達の素晴らしさがあった」と日本人チーム最年長野手の33歳安達を"生きた教科書"として褒めた。 バッテリーが5点を失った直後の4回だ。先頭の安達は13球粘り、右中間へ二塁打を放った。カウント2-2までの4球は全て見逃し、そこから7連続ファウル。1つボールを見極めて、再びファウルの後、13球目に捉えて右中間を割る"芸術的打撃"だった。 さらに8回無死では初球をセーフティーバント。三塁線にうまく転がし、投手と三塁手をお見合いさせた。流れを変える2安打で安達は打率を3割3分9厘と上昇させた。 指揮官は「ああいうのを見て(他の選手が)どうやって勉強していくか。ああいうことができるんだ、だから技術を持たないといけないんだ、ああいう気持ちでいかないといけないんだ、というのをこれから勉強していってほしいと思います」と切実に願った。 3点を追う9回には、代打の中川圭が左翼ポール際に今季1号ソロ。中嶋監督は「全然誰も諦めてない。1人ずつ、次にという(気持ち)が出ている。また明日です」。今季チームは若手が主体。敗戦の中にも、日々成長がある。【真柴健】 ▽オリックス山崎福(先発し7回途中8安打5失点)「全体的に投げているボール自体は悪くなかった。(5失点した3回は)もっと大胆に攻めていかなければいけませんでしたし、甘いコースに集まってしまったことを反省しなければ」

◆日本ハム・西川遥輝外野手(29)が第2打席に2号2ランを放った。3点リードで迎えた三回1死二塁の場面。カウント2-2から、左腕・山崎福の内寄りへのチェンジアップを捉え、右翼ポール際のスタンドに運んだ。チームはこの回、「7番・一塁」で3試合ぶりにスタメン復帰した中田の右前打を皮切りに打者一巡の猛攻で一挙5得点。先発の上沢を援護した。  西川は「7番(打者)が7番の仕事をしてくれたことで、その後のバッターも打順に見合った結果を残すことができたと思います」とコメントした。

◆オリックス・吉田正尚外野手(27)が、今季5号ソロを放った。  「ファーストストライクからしっかりとスイングすることが出来ました! なんとかここから逆転できるように頑張ります!」  1-5の六回の先頭。日本ハム先発・上沢のカットボールをとらえ、右翼席へ滞空時間の長いアーチを描いた。前カードの西武戦では20、21日に今季初の2試合連発。ここ5試合で3発と本塁打を量産している。

◆日本ハムが札幌ドームで今季初勝利を挙げた。三回に郡の適時打と渡辺の2点二塁打、西川の2ランで一挙に5点を先制。上沢は7回2失点で今季2勝目。オリックスは吉田正の5号ソロなどで3点を返したが及ばなかった。

◆オリックスは好機であと一本が出ず、連勝が4で止まった。2-5の八回2死満塁で、打席に代打頓宮を送ったが二ゴロに倒れた。中嶋監督は「点数にはならなかったけど、粘れてしっかりいけた」と選手をねぎらった。  この試合では吉田正と中川圭がそれぞれ本塁打を放つなど打線の好調さは維持している。中嶋監督はチームの雰囲気を「本当に諦めていない。次に次にというのが出ている」と前向きに捉えた。

◆オリックスの山崎福は勝負どころで粘れなかった。0-0の三回1死二塁から4連打を許して一挙5点を失った。「三回は丁寧に投げようと意識し過ぎてしまった。甘いコースに集まった。もっと大胆に攻めるべきだった」と反省しきりだった。  中嶋監督は「連打されている時にどう立て直すかがバッテリーの仕事。勝負のあやで、誰を抑えるか。そこをしっかり取ればまた違った展開だったかな」ともどかしそうだった。

◆日本ハムは、新エースの好投に打線が応える理想的な展開で、今季10試合目にして札幌ドームでの初勝利を挙げた。先発した上沢直之投手(27)が、7回7安打2失点で本拠地のファンに白星を届け「僕自身、歯がゆい思いだった」と息をついた。  高めの速球を有効に使い、21アウトのうち14を飛球で奪った。5-2の七回2死一、二塁には、前の打席で一発を浴びていた吉田正の放った鋭い打球を左翼・西川が後方に走りながら好捕。守備にも助けられ「難しい打球だったが、しっかり捕ってもらえた」と感謝した。  有原が米大リーグ、レンジャーズに移籍。チームが最下位に低迷する中、今季の開幕投手を務めた上沢もじくじたる思いを抱えていた。1万8170人の観衆の前でお立ち台に上がった背番号15は「これからもっともっと勝って、貯金を増やしていきたい」と力強く宣言した。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1483 0.636
(↓0.031)
-
(-)
118104
(+9)
85
(+11)
19
(-)
9
(+2)
0.263
(↑0.01)
3.220
(↓0.26)
2
(-)
楽天
1294 0.571
(↑0.021)
1.5
(↑1)
11893
(+2)
86
(+1)
21
(-)
7
(+1)
0.226
(↓0.002)
3.260
(↑0.09)
3
(-)
ロッテ
12104 0.545
(↑0.021)
2
(↑1)
117129
(+11)
98
(+9)
24
(+2)
21
(+1)
0.243
(↑0.002)
3.610
(↓0.22)
4
(-)
西武
10113 0.476
(↓0.024)
3.5
(-)
11981
(+1)
96
(+2)
14
(-)
26
(+1)
0.226
(↓0.004)
4.000
(↑0.07)
5
(-)
ORIX
10133 0.435
(↓0.02)
4.5
(-)
11791
(+3)
89
(+5)
18
(+2)
6
(-)
0.243
(-)
3.110
(↓0.1)
6
(-)
日本ハム
7143 0.333
(↑0.033)
6.5
(↑1)
11969
(+5)
113
(+3)
11
(+1)
15
(-)
0.217
(↑0.003
4.210
(↑0.05)