日本ハム(★1対6☆)オリックス =リーグ戦4回戦(2021.04.23)・札幌ドーム=
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ORIX
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日本ハム
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勝利投手:山岡 泰輔(1勝2敗0S)
敗戦投手:バーヘイゲン(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】モヤ(1号・4回表2ラン)

  DAZN
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◆オリックスは0-0で迎えた4回表、モヤの2ランが飛び出し、先制に成功する。そのまま迎えた6回には、紅林の適時二塁打などで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・山岡が8回1失点の快投で今季初勝利。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。

◆日本ハム・バーヘイゲン、オリックス山岡の先発。日本ハムは1回、オリックスは3回に得点圏に走者を置くも、ともに無得点。 オリックスは4回、モヤの1号2ランで先制。6回には紅林の2点適時二塁打などで3点を追加。日本ハムは6回まで無得点。 日本ハムは8回に1点返すも反撃及ばず。オリックスが今季初の4連勝。山岡が今季初勝利。日本ハムは3カード連続の初戦黒星。

◆オリックスのスティーブン・モヤ外野手が、先制となる今季1号決勝2ランを放ち、山岡の今季初白星を援護した。 4回無死一塁で2球目の高めチェンジアップを強振。「打った瞬間はどうかな? と思った」と振り返る打球は右中間席に着弾し「スタンドまで届いてくれてよかったよ!」。この日は今季初の3安打猛打賞で打率を3割9厘に乗せるなど好調だ。

◆若き兄貴分が、貫禄ある投球で今季初勝利を挙げた。オリックス山岡泰輔投手(25)が8回7安打1失点。124球を投じて10奪三振の力投で、自身今季5戦目で初白星をつかんだ。 「僕、毎年、最初の勝ち星が付くのが遅いイメージなので。(自身5戦目は)まだ全然、想定内ですね」 新人時代の17年は自身7戦目、昨季は自身6戦目で初勝利を手にした。力投が報われなかった過去もあるが「あんまり考えてない。チームが勝てば、僕は何でもいい」と謙虚に笑う。 7回まで無失点で登板21イニング連続無失点。8回に1点を失って途絶えたが「金曜日のカード頭、勝ちたかった。『いい流れをつなぐ』とサチさん(山崎福)に言っていたので」とチームの流れを意識する。 プロ5年目。リーダーの自覚も芽生えつつある。先発陣では22歳の剛腕山本が3勝を挙げ、緩急を操る19歳の宮城が2勝をマーク。24歳左腕の田嶋も奮闘中で、山岡も25歳と若いが先導役といえる。だが、山岡の発想によれば、エースは「不要」だという。「みんな、頑張るのが一番いい。だから、引っ張る感覚はないですよ。個人が結果を出せば、チームはおのずと強くなる」。 チームの先発投手陣の防御率はリーグトップの2・38と好成績。弟分の宮城が急性胃腸炎で離脱したが「兄貴」が奮闘し、チームの連勝を4に伸ばした。最大6あった借金は2。5連勝となれば19年8月15~21日以来2年ぶり。白星リレーは、まだまだ続く。【真柴健】

◆4番起用された「ラオウ」ことオリックス杉本裕太郎外野手が今季初の猛打賞を記録した。 4回と6回には全力疾走で内野安打を勝ち取り、6回に今季初盗塁となる二盗も決めた。13日ソフトバンク戦からT-岡田に借りる香水効果は健在で、期間10試合で32打数15安打の打率4割6分。22日の西武戦ではプロ初のサヨナラ打を放ち「打てなくなるまで(香水を)使います」と宣言していた。▽オリックス・モヤ(先制となる今季1号決勝2ラン) 打った瞬間はどうかな? と思った。スタンドまで届いてくれてよかったよ!。

◆札幌出身のルーキー日本ハム今川優馬外野手の公式戦本拠地デビュー戦はほろ苦い結果に終わった。 7回1死一塁の場面に代打で出場。オリックス山岡にわずか2球で追い込まれると、最後は129キロスライダーを振らされ空振り三振に倒れた。「もう手も足も出なかったという感じです。完全に実力不足です」と唇をかんだ。

◆"打線の開花"は、持ち越しとなった。日本ハムは23日、オリックス4回戦(札幌ドーム)で相手先発の山岡泰輔投手(25)から8回、22イニングぶりに得点を奪ったが、6-1で札幌ドーム7連敗(2分け挟む)となった。同ドームで9戦勝利なしは、9連敗を喫した11年8月23日~9月25日に並ぶ、球団ワースト記録。4月の勝ち越しはなくなり、首位とは今季最大の7・5ゲーム差に開いた。またも、札幌ドームで勝てなかった。5位オリックスに力負けした日本ハム栗山監督は「ホームで、なかなか勝っていないので、本当に申し訳ないです」と、北海道のファンに頭を下げた。札幌では今季9試合目で、いまだに白星なし。9022人の地元ファンに、勝利を届けられなかった。 スタンドが熱を帯びたのは、0-5の8回だ。1回の第1打席で二塁打を放っていた先頭の高浜が、今季初のマルチ安打となる中前打で出塁。続く3番西川も右前打で続き、無死一、三塁で中軸を迎えた。4番近藤の一ゴロで、相手先発の山岡から22イニングぶりに1点をもぎ取ると、続く打席には代打中田。前日22日に32歳の誕生日を迎えた背番号6は、2試合ぶりの打席で左飛に倒れ、うつむいた。 札幌では、前日22日に桜の開花が気象庁から発表されたばかり。コロナ下とはいえ、春の陽気に心浮き立つところだが、日本ハム打線は開幕から、いまいち勢いに乗れない。打率、本塁打、得点と、打撃成績はいずれもリーグ最低に沈む。この日、本拠地デビューの新外国人R・ロドリゲスは4打数無安打。三塁守備でも、6回2死二、三塁で三ゴロをファンブルし失点に絡むなど、精彩を欠いた。 試合前には「(打線の開花を)僕が一番待ち望んでいます。開花するよ。今日からだ」と期待を抱いていた指揮官だったが、つぼみは閉じたままだった。これで、5試合を残して4月の勝ち越しはなくなり、首位とは最大7・5ゲーム差に。投打の歯車がかみ合わない厳しい春に「結果が出ない時は、そういうもの。苦しいとか、うまくいかないとか、そういうことじゃない。勝つために、勝ちきらないといけないだけなので」と、自分自身に言い聞かせた。【中島宙恵】▽日本ハム荒木投手コーチ(先発バーヘイゲンについて) まだ先があるんで、徐々にペースを上げてもらいたい。

◆オリックスのモヤが今季初本塁打を放った。0-0の四回無死一塁でバーヘイゲンの2球目のチェンジアップを豪快に振り抜き右翼席にたたき込んだ。「高めの球が来たら積極的にスイングしようと思って打席に入った。打った瞬間はどうかな、と思ったけど、スタンドまで届いてくれて良かった」と喜んだ。  今季は開幕戦で4番を任されると快音を連発。7日のロッテ戦で自打球を当てて右足甲の打撲で一度は戦列を離れたが、20日に復帰するといきなり一回に先制三塁打をマークするなど変わらぬ好調ぶりを示した。  主砲の復帰は、得点力不足に苦しむ打線にリズムをもたらしている。20日からの西武3連戦でチームは計22得点を記録。上位に浮上する起爆剤として期待されている。

◆日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(30)が今季2度目の先発登板。3回1/3を投げ、1被弾を含む4安打2失点、56球で降板した。  「全体的には悪くない出来だった。状態はこれからもっと良くなってくると思うので次の試合ではより良い結果を残したい」  立ち上がりの一回は三者凡退で切り抜けると、その後は走者を背負いながらも失点を与えず踏ん張ったが四回に捕まった。先頭に内野安打で出塁を許すと、モヤに2球目のチェンジアツプを右翼席に運ばれる先制2ランを許した。  今月1日に来日。初登板となった前回16日の楽天戦には、来日後2週間の隔離期間を経て2軍での調整登板がないまま臨み、球数を48球に制限し3回1失点でマウンドを降りていた。

◆オリックスが今季初の4連勝を飾った。四回にモヤの1号2ランで先制し、六回に失策と紅林の2点二塁打で3点を加えた。山岡は8回7安打1失点で10三振を奪い今季初勝利。日本ハムは拙攻で八回に1点を返すのがやっとだった。

◆日本ハムは本拠地札幌ドームで今季9試合目でも初勝利できなかった。打線が7安打しながら8残塁の拙攻で1点にとどまり、守備も0-2の六回に三塁手R・ロドリゲスの失策で追加点を許すなどいいところがなかった。  4月は6試合を残して勝ち越しがなくなった。栗山監督は「札幌のファンの皆さんには本当に申し訳ない。しっかりやっていきます」と疲れ切った表情で語った。 バーヘイゲン(今季2度目の先発は四回途中2失点で黒星) 「全体的には悪くない出来だった。状態はこれからもっと良くなると思う」

◆ようやく自身の"開幕"を迎えた。先発したオリックス・山岡は、8回を1失点で今季初勝利。今季最多となる10奪三振の力投で5試合目での待望の初星を手にし、チームを中嶋政権初の4連勝に導いた。  「先制点を与えないように、しっかり1イニング1イニング投げようと思っていました。三振は狙ってはいないですけど、とにかく先に1点を与えないように、本当に意識して投げました」  敵地・札幌ドームでのヒーローインタビュー。クールに喜びの言葉を述べた。直球を軸にキレ味抜群の伝家の宝刀、スライダーを織り交ぜ、2019年7月16日の楽天戦(京セラ)以来となる2桁奪三振。八回に1点を奪われるまで、3日の楽天戦(楽天生命パーク)の四回から21イニング連続無失点と圧巻の内容を披露した。  2年連続で開幕投手を務めた昨季は、登板2試合目に左脇腹を痛め、1カ月以上、戦線を離脱した。それだけに今季にかける思いは強く、開幕前には「去年はたくさん迷惑をかけたので、今年はシーズン完走するつもりで」とフル回転を宣言していた。1勝目をキッカケに白星を量産する。  「これから連勝を重ねていって、チームとしても上の順位に行けるように。いい流れで来ていると思う。この流れで連勝を伸ばしていきたい」  打線は好調そのもの。投打が噛み合い始めた。借金は「2」。着実に前へと進み、Aクラス入り、その先にある26年ぶりのリーグ優勝へ突き進む。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1473 0.667
(↑0.017)
-
(-)
11995
(+3)
74
(+2)
19
(+1)
7
(+2)
0.253
(↑0.001)
2.960
(↑0.04)
2
(-)
楽天
1194 0.550
(-)
2.5
(↓0.5)
11991
(+2)
85
(+2)
21
(+2)
6
(-)
0.228
(↓0.002)
3.350
(↑0.06)
3
(1↓)
ロッテ
11104 0.524
(↓0.026)
3
(↓1)
118118
(+2)
89
(+3)
22
(-)
20
(+3)
0.241
(↓0.001)
3.390
(↑0.02)
4
(-)
西武
10103 0.500
(-)
3.5
(↓0.5)
12080
(+2)
94
(+2)
14
(-)
25
(+1)
0.230
(↑0.001)
4.070
(↑0.09)
5
(-)
ORIX
10123 0.455
(↑0.026)
4.5
(-)
11888
(+6)
84
(+1)
16
(+1)
6
(+2)
0.243
(↑0.002
3.010
(↑0.09)
6
(-)
日本ハム
6143 0.300
(↓0.016)
7.5
(↓1)
12064
(+1)
110
(+6)
10
(-)
15
(+2)
0.214
(↓0.001)
4.260
(↑0.06)