1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 5 | 1 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 |
勝利投手:福谷 浩司(1勝1敗0S) (セーブ:R.マルティネス(0勝0敗1S)) 敗戦投手:三嶋 一輝(0勝2敗2S) |
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◆中日は0-0で迎えた9回表、木下拓の内野安打に相手失策が絡んで1点を挙げ、試合の均衡を破った。投げては、先発・福谷が8回4安打無失点の快投。最後はR.マルティネスが締め、福谷は今季初勝利を挙げた。敗れたDeNAは、打線が散発の4安打と振るわなかった。
◆DeNAが連敗ストップへ、今季の開幕投手を務めた浜口をマウンドに送る。チームはここまで23試合を終えて3勝16敗4分け。首位阪神とは12ゲーム差の最下位に沈む。現在2分けを挟んで9連敗中。チーム打率は2割2分7厘でリーグ5位、同防御率は4・79で同6位と苦戦が続く。就任1年目の三浦大輔監督は21日の中日戦後、「本当に申し訳ない。たくさんのファンが最後まで応援してくれている。勝つだけだと思う」と話した。 DeNAの歴代監督の1年目シーズン、23試合を終えた時点での成績を振り返る(打率、防御率はともにチーム成績)。 ◆中畑清監督(2012年) 6勝16敗1分け 打率1割9分2厘(リーグ6位)、防御率3・63(リーグ6位) 首位中日と8・5ゲーム差の最下位。 ※シーズン成績は6位 ◆アレックス・ラミレス監督(2016年) 7勝14敗2分け 打率2割2分4厘(リーグ6位)、防御率3・20(リーグ2位) 首位巨人と5・5ゲーム差の最下位。 ※シーズン成績は3位 ? 三浦監督は連敗を止め、浮上のきっかけをつかめるか。
◆中日は1回、2死満塁から阿部が空振り三振で無得点。DeNAは1回、2死一、二塁からソトが三ゴロで好機を逃した。 中日は4回無死一、二塁から平田が一ゴロ。変則的な形で併殺となり無得点。DeNA先発の浜口は6回まで3安打無失点で降板。 中日は9回2死一塁からに安打と敵失で先制した。福谷は8回無失点で今季初勝利。DeNAは2分けを挟んで10連敗。三嶋が2敗。
◆DeNAが今季4度目の完封負けで、2年ぶりの10連敗を喫した。0-0で迎えた9回1死一塁。ゴロを捕球した遊撃柴田からの一塁送球はワンバウンド(記録は内野安打)。一塁ソトは捕球できず、打者走者に当たったボールが右翼へ転がる間に、一塁走者高松が一気に生還した。記録は悪送球で柴田に失策がついたが、三浦監督は「みんなが一生懸命やったプレーなのでしょうがない」と誰も責めなかった。 オースティン、ソトと野手の外国人が13日から復帰したが、打線が湿っている。連敗開始の9日から12試合中11試合が2得点以下。残る1試合も3得点だ。この間は1試合平均5・3安打、同1・1得点。三浦監督は「外国人も絶好調ではなく、上げてきているところ。全体的に疲れがきている」。試合前には早出特打の佐野と桑原を相手に、春季キャンプ以来となる打撃投手を務めた。初めて牧を7番に下げるなど打線も改造したが、爆発にはいたらなかった。 10連敗で3勝17敗4分けとなり借金14となった。4月の借金14は03年以来18年ぶり。三浦監督は「思い通りにいかないけど、下を向かずに明日に向けてやっていくだけ」と戦う姿勢を強調した。【斎藤直樹】 ▽DeNA浜口(6回3安打無失点)「ストレートのキレ、縦の落ち球がよく、嶺井さんが後ろにそらさず前に止めてくれたおかげです。球数が多く、リズムを作れなかったが、野手が助けてくれ無失点に抑えられた」
◆DeNAが19年4月16~28日以来の10連敗。三浦監督は就任1年目で、新人監督の2桁連敗は19年に10連敗した平石監督(楽天)以来となり、DeNAの新人監督では03年に10連敗した山下監督以来、18年ぶり。 これでDeNAは3勝17敗4分け。開幕24試合消化時に3勝は1リーグ時代の36年秋の大東京3勝19敗2分け、2リーグ制後の50年国鉄3勝20敗1分け、79年西武3勝19敗2分けに並ぶワースト記録だ。
◆中日福谷浩司投手(30)が、待望の今季初勝利を挙げた。ともに未勝利のDeNA浜口との開幕投手対決で、8回4安打無失点と力投。0-0のまま降板したが、9回に高松の自慢の足を生かした勝ち越し劇で、チームに今季初の連勝をもたらした。 「変に守りに入ったり、低め低めに(投げよう)とか。そういうことはやらないと決めていた」。 5回まで毎回走者を背負った。目の前の打者に集中し、腕を振り続けた。150キロの直球と140キロ台後半のツーシームで、強力打線を封じた。4安打も全て単打。昨季3割6分4厘と打ち込まれたソトも、4打数無安打に封じた。 オープン戦最終戦でフォームを改造するなど、試行錯誤が続いた。開幕から3試合は全て失点。前回15日巨人戦は4回5失点で初黒星を喫した。「上半身の硬さが抜けない」(福谷)という体調面の違和感をオフに通う三重県の「みどりクリニック」やチームトレーナーに相談し、解消に努力。「やろうとしたことができた」と快投につなげた。 「初勝利は意識しなかった。ゲームを作れなかった歯がゆさがあった。チームが勝てたのが一番」。開幕投手が目を覚ました。【伊東大介】 ▽中日与田監督(初の連勝に)「1つ1つ勝ちを増やさないといけない状況。何とか乗っていきたい」
◆中日高松渡内野手が自慢の足で決勝点を奪った。 9回2死一塁で、一塁走者の平田の代走で出場。木下拓の内野安打を処理した遊撃手が一塁に悪送球する間に、一気にホームに生還した。「二塁に滑り込んだ時点で、ショートの送球が低いと思いました。一番の特徴である足を生かせて良かったです」。50メートル5秒8の快足を披露し、胸を張った。
◆DeNAのD1位・入江大生投手(22)=明大=が先発し、4回5安打5失点でプロ初勝利をつかむことはできなかった。 三回まではわずか1安打、無失点の好投。しかし打順が2巡目に入った四回につかまった。1死一、二塁からビシエドに左前適時打を許して先制点を献上すると、続く高橋周にも左翼フェンス直撃の適時二塁打を許して0-2。なおも1死二、三塁から阿部に左越えの3ランを被弾し、計5失点...。打球が着弾した左翼席を見つめ、顔をしかめるしかなかった。 試合前時点で0勝3敗、防御率6・91。前回登板の14日のヤクルト戦(神宮)では4回1/3を6安打5失点。"4度目の正直"へ「勝負所での一発が目立つのでなるべく低めにボールを集めたい。自分のパフォーマンスを最大限に発揮できる準備をしっかりしてアグレッシブな投球ができればと思います」と意気込んで上がったマウンドだったが、勝利を呼び込む好投を披露することはできなかった。
◆中日は0-0の九回2死一塁で木下拓の遊撃内野安打に失策が絡んで1点を奪った。福谷が8回4安打無失点で今季初勝利、R・マルティネスが今季初セーブを挙げた。DeNAは打線が振るわず、要所で守りも乱れて10連敗を喫した。
◆DeNAの浜口は今季初勝利はならなかったが、6回3安打無失点と意地を見せた。今季登板した過去全4試合で失点していた一回に2死満塁で阿部を空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。6四球を出しながらも7三振を奪い「野手が助けてくれたおかげで無得点に抑えることができた」と振り返った。 今季は5年目で初の開幕投手を任されたが、3回6失点と悔しいスタート。その後は3連敗を喫し、先発陣の柱としての働きを見せられずにいた。立ち上がりの不安定さが課題で「とにかく先制点を与えないことを第一に考えないといけない」と臨み、ようやく改善の兆しを見せた。 打線の援護がなくチームは10連敗を喫したが、今季最多の122球を投げ「この登板を前向きに捉え、次に生かしたい」と話した。
◆暗く長いトンネルを抜けようと、必死に手を打った。2分けを挟んで9連敗中のDeNAは、試合前時点で19イニング連続タイムリーなし。三浦監督は現状を打開すべく打線改造に踏み切った。 連敗中はいずれも打線が3得点以下。指揮官は「作戦というよりも点を取ることの難しさ。いろいろやっているけど、なかなか得点に結びつかないというのが現状」と頭を悩ませていた。この日は21日から打線を組み換え、1番に関根、2番に柴田を起用。さらに「ずっと試合に出続けていて、初めての経験。疲れも見えてきている」とここまで全試合で先発出場を続けるD2位・牧(中大)を今季初めて7番に置いた。 流れを変えたい思いは行動にも表れた。この日は三浦監督自ら早出特打の打撃投手を務め、闘魂を注入した。「投げている打撃投手も疲れてきていると思ったので代わりに投げただけ。みんな何とかしようとしてやっている。元気良かったなと思って見ていました」。春季キャンプ以来の"登板"に「ストライクを投げるのに必死でした」と苦笑いも、佐野、桑原を相手に約15分間の熱投で打線の奮起を願った。 将の思いは選手にも伝わっている。しかし、またしても快音は響かず。10連敗を喫し、借金は14となった。(箭内桃子)
◆中日の高松が足で決勝点をもぎとった。0-0の九回2死一塁から代走で出場。木下拓の遊撃内野安打で遊撃手が一塁へ悪送球する間に、一塁から一気に生還した。頭からホームへ突っ込み「自分の一番の特徴である足が生かせて良かった」と胸をなで下ろした。 兵庫・滝川二高からドラフト3位で入団した4年目の内野手。今季は代走の切り札として1軍で居場所を確保している。「ショートが投げた時に低いなと思った。エラーしたら次の塁に行くと頭にあった」と緊迫した場面で冷静な判断が光った。
◆先発した浜口は6回3安打無失点。6四球を出しながらも粘投したが、白星はつかめなかった。「球数が多くなかなかリズムを作ることができなかったが、野手の皆さんのおかげで無失点に抑えることができた」。開幕戦から5試合で未勝利(3敗)と苦戦を強いられているが「この登板を前向きに捉え、次回登板に生かしたい」と前を向いた。
◆横浜の夜空にため息が充満した。DeNAは0-1で敗れ、2019年4月以来の10連敗。三浦大輔監督(47)は言葉を絞り出した。 「毎日、何とかしようとやっているが思い通りにいかない。下を向かず、明日も試合がありますから、それに向かってやっていくだけです」 先発の浜口は6回無失点。開幕投手が粘ったが、九回2死一塁から遊撃・柴田の一塁悪送球が決勝点となり、接戦を落とした。打線は4安打無得点。28イニング連続で適時打なしと苦しい戦いが続く。 試合前は通算172勝の指揮官自ら早出特打の打撃投手を務めた。D2位・牧(中大)を7番に置くなど打線をテコ入れしたが、結果は出なかった。23日からは12ゲーム差の首位・阪神と3連戦(甲子園)。三浦監督は「終わったことは変えられない。また明日、頑張ります」と切り替えた。(箭内桃子)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
16 | 6 | 0 | 0.727 (↓0.035) | - (-) |
121 | 102 (+3) | 58 (+8) | 26 (+1) | 19 (-) |
0.259 (↓0.002) | 2.670 (↓0.27) |
2 (-) |
巨人 |
13 | 7 | 4 | 0.650 (↑0.018) | 2 (↑1) |
119 | 93 (+8) | 68 (+3) | 24 (+4) | 18 (+3) |
0.245 (↑0.005) | 2.700 (↓0.01) |
3 (-) |
ヤクルト |
10 | 8 | 4 | 0.556 (↑0.027) | 4 (↑1) |
121 | 84 (+7) | 81 (+4) | 19 (+2) | 15 (+1) |
0.241 (-) | 3.480 (↑0.07) |
4 (-) |
広島 |
10 | 11 | 2 | 0.476 (↓0.024) | 5.5 (-) |
120 | 64 (+4) | 77 (+7) | 17 (-) | 11 (+1) |
0.248 (↑0.003) | 2.960 (↓0.15) |
5 (-) |
中日 |
8 | 11 | 4 | 0.421 (↑0.032) | 6.5 (↑1) |
120 | 57 (+1) | 66 (-) | 4 (-) | 12 (+1) |
0.219 (↓0.002) | 2.540 (↑0.12) |
6 (-) |
DeNA |
3 | 17 | 4 | 0.150 (↓0.008) | 12 (-) |
119 | 64 (-) | 114 (+1) | 15 (-) | 6 (-) |
0.223 (↓0.004) | 4.590 (↑0.2) |
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