オリックス(☆4対2★)西武 =リーグ戦5回戦(2021.04.21)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
0000020002800
ORIX
00100120X4702
勝利投手:山本 由伸(3勝2敗0S)
(セーブ:ヒギンス(0勝1敗2S))
敗戦投手:今井 達也(1勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】吉田 正尚(4号・3回裏ソロ),宗 佑磨(1号・7回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 西武戦チケット予約
◆オリックスは1点ビハインドの6回裏、ジョーンズの適時打で同点とする。続く7回には宗の2ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・山本が8回2失点の力投で今季3勝目。敗れた西武は、打線が相手を上回る8安打を放つも、つながりを欠いた。

◆オリックス山本由伸投手(22)は続けて負けない。 山本は14日ソフトバンク戦で通算15敗目を記録したが、これまで黒星を喫した次の試合は6勝0敗の防御率1・13。まだ2試合続けて敗戦投手がなく、今季も開幕戦黒星後の4月1日ソフトバンク戦は完封勝ち。

◆1回表に思わぬ珍事が起こった。1死から2番源田壮亮内野手が左前安打で出塁した。今季6盗塁の源田を、オリックス山本由伸投手も何度もけん制で警戒。すると、源田が帰塁の際に、ベルトを破壊。金具部分が壊れた模様で、小関竜也守備走塁コーチのベルトを急いで装着も、サイズが合わずスタンドが笑いが起こった。諦めてベルトなしでプレーを続けようとするも、塁審から指摘を受け、再びベンチから渡された代替ベルトを装着した。 照れ笑いを浮かべながら試合再開。直後にけん制を受け滑りながら帰塁すると、テレビでは「ベルトは大丈夫です」と、実況されていた。

◆オリックスは3回1死から2番吉田正の2試合連発となる4号ソロで先制。西武はオリックス先発山本の前に3回まで無得点。 西武は6回中村の適時打などで2点を奪い逆転に成功。オリックスはその裏、ジョーンズの右中間適時二塁打で同点に追いつく。 オリックスは同点の7回、宗が1号2ランを放ち試合を決めた。山本は8回2失点で3勝目。ヒギンスは2セーブ。西武今井2敗。

◆西武今井達也投手がオリックス山本との同学年対決で敗れた。5回まで1失点に抑える好投も6回に同点とされ、7回先頭の宗にカーブを打たれ、勝ち越し2ランを浴びた。 粘りきれず、今季2敗目を喫し「同級生の(山本)由伸の投球を見ていて、変化球の使い方もうまいですし、僕自身勉強になりました。次は今日のような失敗をしないように、また練習をしていきます」とリベンジを誓った。

◆西武が接戦をものにできず、4試合連続白星なしとなった。オリックス山本由伸投手との投げ合った、今井達也投手が5回まで1失点に抑えた。 しかし6回にジョーンズに同点打を浴びると、7回には宗に勝ち越し2ラン。打線も6回途中から11者連続凡打に打ち取られ、反撃に出ることができなかった。辻発彦監督は苦戦を覚悟した上で、投打の巻き返しを期待した。 ? -今井が踏ん張り切れなかった 辻監督 んー怖いね、やっぱり、なんか。簡単にとりにいったような。(宗への)あのカーブかな。あれはちょっともったいなかったっすね。 -力のある投球は見せていた 辻監督 いい投球をずっとしているからね。その中でもう1つ詰めのところで、しっかり投げられないとね。(同点打の)ジョーンズしかり、簡単にとりにった真っすぐ。それまでうまく抑えていただけにもったいなかった。 -期待しての7回続投 辻監督 もちろん。もちろん宗が最後で、それでもしつながれたら、代えようと思っていたからね。 -打線は一時逆転に成功したが 辻監督 打線は源田が3本打ったけど(6回に)いい形であそこ逆転できた。バッターが食らいついていったからよかったと思うけど、(山本は)そうなかなか点が取れるピッチャーじゃないからね。 -4試合勝ちなし 辻監督 こういうこともあるって。長いシーズンで。そんなこと気にしてたら。我々は明日に向かっていくしかないんで、明日また勝てるように頑張るだけ。そんなこといっているようじゃまだまだ。苦戦するの分かってんだから。先発投手がこういう状態なんだから。明日伊藤が投げるわけだから。承知の上です。そのために勝つためには、もうちょっと点やらないようにしないといけないし、点を取らないといけないだろうし。また明日頑張るだけです。 -3安打源田の状態 辻監督 源田は別によくもなく悪くもなく普通にやってくれている、今日は見事だったね。 -9番金子、1番若林、2番源田、3人俊足を並べた 辻監督 3人は足のスペシャリストだから、出ることで相手にプレッシャー掛けられる。そういう意味では大きな武器ではあるんだけどね。 -そこからクリーンアップにつなげれば 辻監督 (3回)あそこで若林が出てエンドランかけて、源田がつないで、ていう流れ的には非常につくれているのでね。

◆由伸のために-。オリックス宗佑磨外野手(24)が、決勝の1号2ランを放った。同点の7回2死一塁。今井の初球、120キロカーブを捉えた。 コンパクトなスイングを心がけ「欲しがらずに(吉田)正尚さんに回そうと打席に。良い角度で飛んでくれた」。右翼スタンドへの着弾を確認すると雄たけび。一塁側ベンチ帰還後もジョーンズやラオウ杉本から手荒い祝福を受け、大きく叫んだ。 「やっぱり、由伸で勝ちたい。チームが勝っていくには由伸の1勝が大事になる。きっちり(8回まで)由伸が投げてくれたので僕の本塁打が生まれた。『ありがとう』と言いたい」 今季初のお立ち台。真横に立つ山本に、愛のあるメッセージを送って照れた。 支えてくれた母のために-。「ずっと恩返しをしたいと思っています」。宗は今季、春の宮崎キャンプへの搭乗券を手にすることはなかった。1月中旬に左足裏を痛め、大阪・舞洲のリハビリ組で調整。「キャンプに行かないなんて想像もしていない。でも、焦っても仕方ない。ベストを尽くすだけ」。そんな時、数日に一度、心配そうに母のミカさんが自宅にやってきた。「整体の仕事をしていて...。僕、一人で住んでいるので家で足を看てくれたんです」。ありがたみを感じ、あらためて恩返しへの思いを強くした。懸命の巻き返しで開幕スタメンを勝ち取った。 チームは6カードぶりの勝ち越し。中嶋監督は「ヒットかなと思ったけど、まさかのホームランでした」と喜んだ。宗は「自分の仕事をするだけ。明日も勝って3連勝したい」ときっぱり。中嶋オリックスの反攻を引っ張る。【真柴健】

◆オリックス選手会長の吉田正尚外野手が、2戦連発となる先制4号ソロを放った。 0-0の3回。今井の真っすぐを捉えた打球はバックスクリーンに着弾した。「上からボールをつぶすようなイメージで、しっかりとたたけました。良い打球を打つことができました」。チームトップの4号を自画自賛した。

◆オリックス先発の山本由伸投手が8回8安打2失点の粘投で、リーグトップタイの3勝目をマークした。 この日は最速156キロで「いつも通り『勝つぞ』と思ってマウンドに上がった。(宗の決勝2ランに)救われた気持ちです」と先輩の一撃に感謝した。

◆西武が接戦を落とし、引き分けを挟んだ3連敗で4位転落した。 好投手山本に対し6回に一時逆転したが、打線は2得点止まり。6回途中から11者連続凡退と、反撃を仕掛けられなかった。4試合勝利から遠ざかり今季初のBクラスだが、辻監督は「こういうこともあるって。長いシーズンで、そんなこと気にしていたら。我々は明日また勝てるように頑張るだけ」と気持ちを奮い立たせた。

◆オリックス宗佑磨外野手(24)が、決勝の1号2ランを放った。帽子の中が、いつも気になってしまう。宗は、一定期間で髪形を変えているからだ。 開幕時はボンバーヘッドのようなヘアスタイルだったが、あるタイミングで短く刈り上げた。「気分ですね。入団したときは寮が神戸にあって。そのときに通っていた美容室で切ってもらっています」。 休日、気分転換も兼ねて、神戸まで散髪に行く。「プロに入ったときからだから、もう、7年目ですかね。ずっと同じ美容師の方です」。実は髪形を決めているのは、宗本人ではない。「MERICAN BARBERSHOP」のウッティーさんだ。過去にはモヒカンや、オールバックにツーブロックなどなど。髪色が緑だったこともあった。「毎回『お任せでお願いします』と頼むんです」。 どんな髪形でも、ヘルメットにはスッポリと収まる。打ちまくって、ファンに帽子を取って礼をする宗が、もっと見たい。【オリックス担当 真柴健】

◆オリックス・吉田正尚外野手(27)が今季の2試合連発となる4号ソロを放った。  「上からボールをつぶすようなイメージでしっかりとたたけましたし、センターへいい打球を打つことができました。先制点を取れたことはよかったと思いますが、(先発の山本)由伸に勝ちを付けられるように最後までがんばります!」  0-0の三回1死。先発・今井が投じたカウント2-1からの4球目、151キロの直球をフルスイング。打った瞬間、という豪快な一発で、中堅3階席に運んだ。  20日の西武戦で放った特大の3号ソロに続き、2試合連発となった。

◆オリックスが競り勝った。1点を追う六回にジョーンズの適時二塁打で同点。七回に宗の1号2ランで勝ち越した。山本は8回2失点と好投して3勝目。ヒギンスが2セーブ目を挙げた。西武は今井が粘れなかった。

◆オリックスが鮮やかな逆転勝ち。同点で迎えた七回、宗佑磨外野手(24)が1号2ランを放ち、勝ち越し。その後も救援陣が踏ん張り、西武相手に連勝を飾った。  チームに勢いをつけたのが先発・山本。前夜は今季最多の17安打11得点で快勝。その流れをさらに加速させるため、マウンドに上がった。  「(調整を)しっかりやってきたので自信を持ってマウンドに上がりたい」  相手は3月26日の開幕戦(メットライフ)で激突した西武。自身初の開幕投手を務めた試合では、守備の乱れもあり、7回を4失点(自責1)で初黒星を喫した。そのリベンジマッチでもあった。  打線は右腕を援護。三回1死から吉田正が2試合連発となる先制の4号ソロ。打った瞬間、という豪快なアーチを中堅3階席まで描き、「先制点を取れたことはよかったと思いますが、(先発の山本)由伸に勝ちを付けられるように最後までがんばります!」とコメントした。  そして2-2の七回に宗が勝ち越し2ラン。山本は8回2失点で今季3勝目を挙げ、チームは6カードぶりの勝ち越しを決めた。(西垣戸理大)

◆西武の今井は勝負どころで打たれた。高校出の5年目、同学年のオリックス山本に投げ負けた。7回7安打4失点で2敗目。「粘り負け。(山本)由伸は変化球の使い方もうまい。勉強になった。次は失敗しないように練習する」と肩を落とした。  1点リードした直後の六回に、ジョーンズに適時二塁打を打たれて追い付かれた。七回には宗に勝ち越し2ランを浴びた。辻監督は「詰めのところでしっかり投げられないと。うまく抑えていただけにもったいなかった」と話した。チームは1分けを挟み3連敗となった。

◆西武打線は好投手山本を打ち崩せず2点を奪うのが、精いっぱいだった。主力の山川、外崎らが戦列を離れ、迫力を欠いている。辻監督は「なかなか点が取れるピッチャーじゃない」と語った。  得点力不足が影響してチームはこれで1分けを挟み3連敗となった。辻監督は「勝つためにはもうちょっと点をやらないようにしないといけないし、点を取らなきゃいけない」と話した。

◆オリックスの山本は本来の制球力を欠いて8安打を許したが、8回2失点にまとめて3勝目をつかんだ。「走者をためながらになってしまったが、勝ち切ることができて本当に良かった」と息をついた。  「いい球を投げようとしすぎというか、抑えにいきすぎていた」という力みがあったという。六回には3連続長短打などで2点を失った。同点の七回に宗が2ランを放った際は、両手を突き上げて喜んだ。「本当に救われた気持ち」と感謝しきりだった。 中嶋監督(宗に) 「状態は悪くないが、なかなか数字に出ていなかった。本当に良かった」 ジョーンズ(六回に適時二塁打) 「打ち損じてしまうことが多かったから、甘い球は積極的にいこうと思っていた」

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1373 0.650
(↑0.018)
-
(-)
12092
(+4)
72
(+1)
18
(-)
5
(-)
0.252
(↑0.003)
3.000
(↑0.09)
2
(1↑)
ロッテ
1184 0.579
(↑0.023)
1.5
(-)
120115
(+6)
83
(+5)
22
(+2)
17
(+2)
0.242
(-)
3.420
(↓0.07)
3
(1↓)
楽天
1193 0.550
(↓0.029)
2
(↓1)
12089
(+1)
83
(+4)
19
(+1)
6
(-)
0.230
(↓0.004)
3.410
(↓0.04)
4
(1↓)
西武
1092 0.526
(↓0.03)
2.5
(↓1)
12272
(+2)
85
(+4)
14
(-)
24
(-)
0.227
(↑0.001
4.060
(↓0.02)
5
(-)
ORIX
8123 0.400
(↑0.032)
5
(-)
12075
(+4)
77
(+2)
14
(+2)
4
(-)
0.237
(-)
2.970
(↑0.05)
6
(-)
日本ハム
5133 0.278
(↓0.016)
7
(↓1)
12260
(+5)
103
(+6)
9
(+1)
11
(-)
0.216
(↑0.002)
4.480
(↓0.08)