広島(1対1)ヤクルト =リーグ戦5回戦(2021.04.21)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ヤクルト
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広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ヤクルトは0-0で迎えた6回表、2死一二塁から青木が適時打を放ち、試合の均衡を破る。対する広島はその裏、1死満塁から會澤の犠飛が飛び出し、同点とした。その後は、両軍の救援陣が7回以降を3人の継投で無失点に抑え、試合は規定により引き分けに終わった。

◆先発は広島床田、ヤクルトはスアレス。広島は3回に2死から得点圏に走者を進めるも無得点。ヤクルトは3回まで1安打無得点。 ヤクルトは6回、2死一、二塁から青木の中前適時打で先制。広島はその裏、1死満塁から会沢の右犠飛で同点に追いついた。 両チームともに8回1死一、二塁の好機を得点につなげられず、1-1で試合終了。ヤクルトは4度目、広島は2度目の引き分け。

◆2試合ぶりに先発出場した広島田中広輔内野手は3打数無安打に終わり、ノーヒットが19打席連続に伸びた。不振から脱却することができず、打率が1割5分5厘まで下がった。 河田ヘッドコーチは「もう正直、本当に早く1番、2番打ってほしいんだけど、上げてくる上げてこないのはあいつ次第。待つのか、待っていられないのか、これからはこちらの判断になる」と話した。

◆ヤクルトは広島と引き分けた。先制直後にスアレスが連打から同点に追いつかれたが、失点はこの1点のみ。 清水、マクガフ、石山も無失点リレーを続け、高津監督は「2日間で2点しか取られてない。投手陣はよく頑張った。でもあっちの先発を打てなきゃね」。左腕床田に対して右打ちの西浦を今季初の1番に据えるも、実らず。4番村上も勝ち越し機で併殺打に倒れ、同監督は「明日は打ちますと言ってたので、期待しましょう」と切り替えた。 ▽ヤクルト・スアレス(6回1失点と粘るも勝敗付かず)「全体的に自分の思う通りにボールを操れた。6回の失点は少し慎重になり過ぎて攻められなかった」

◆広島ドラフト1位栗林良吏投手が、デビューから10試合連続で無失点を継続した。 1-1と同点の最終回に登板。先頭の青木を内角低めのフォークで空振り三振。続く塩見を遊ゴロに仕留め、最後は代打川端を外角直球で空振り三振と3人で片付けた。防御率0・00。「たくさんの人に支えられているおかげで、今こうやって結果が出ていると思う」。試合は今季2度目の引き分けに終わったが、大きな存在感を示した。

◆手痛いドロー。広島がヤクルト5回戦(マツダスタジアム)で5イニングで得点圏に走者を進めながら、犠飛による1得点に終わった。拙攻続きの展開の中、ヤクルトに先制点を献上。会沢の犠飛で同点に追いついたが、勝ち越すことはできなかった。今季2度目の引き分けで、勝率は5割のまま。チームに重い空気が流れる中、打線の状態向上が待たれる。4回の攻撃が今のチーム状況を表していた。無死一塁から西川は二塁への併殺打。2死走者なしから鈴木誠が二塁打で出塁すると、長野の遊撃への当たりが内野安打となった。だが、平凡な当たりが内野安打となったことで、悪送球に備えて三塁を回っていた鈴木誠がタッチアウト。1イニングに3安打をまとめても無得点とかみ合わない攻撃に、ベンチの指揮官は思わず天を仰いだ。 佐々岡監督 なかなか打線が機能していない。きっかけがあれば波に乗っていくんでしょうけど、なかなか波に乗っていかない現状。投手がしっかりと頑張って試合をつくって野球ができているので、あとは打線が打ってくれれば…。 4回の走塁死について、河田ヘッドコーチはミスではないと解説する。「三塁コーチは普通イージーアウトは回す。相手のミスがあったら1点取れるというところ。三塁コーチの基本と言えば、基本」。ヤクルト西浦が捕球から送球までに時間を要したことで得た内野安打が、走塁面では難しい判断となった。 4回だけではない。3回から5回まで毎回得点圏に走者を進めながら、無得点。3イニング連続で好機を逸した直後、ヤクルトに先制点を許した。その裏に会沢の犠飛で同点に追いついたものの、なおも続いた2死二、三塁はクロンが見逃し三振。8回1死一、二塁も無得点と、流れを引き寄せることはできなかった。 勝ちきることができず、今季2度目の引き分けに終わった。打線がつながらず、武器だったはずの機動力も発揮されない。重い空気がベンチにも広がる状況にも、河田ヘッドコーチは「雰囲気だけは壊さないと言っているので、そこだけは壊すつもりはない。考えた打撃ができたところはある」と前を向く。不振の西川が6回に右前打でチャンスメークし、8回1死からは珍しく一塁に頭から飛び込み、内野安打をもぎ取った。まだシーズンは序盤。このままズルズルいかないためにも、悪い流れは自分たちの力で断ち切るしかない。【前原淳】 ▽広島会沢(1点を追う6回1死満塁から、同点の右犠飛)「床田が頑張って投げていたので、最低限の仕事ができてよかった」

◆広島先発床田寛樹投手が6回4安打1失点と力投した。最速149キロの直球を軸に、切れ味鋭いツーシームで低め、内外を攻め、今季自己最多の計8三振を奪った。 ただ、6回2死一、二塁から青木に甘く入った直球を打たれただけに「あそこは一番悔いが残る。もったいなかった」。佐々岡監督は「今日は立ち上がりから自分の投球ができていたし、しっかり攻められるところは攻めていた」と評価した。

◆ヤクルト先発のアルバート・スアレス投手(30)が6回7安打1失点の好投。勝利投手の権利は得られなかったが、最少失点で試合をつくった。  「全体的に自分の思う通りにボールを操れたと思う。六回の失点場面は少し慎重になりすぎて攻めることができなかった。次に向けてしっかり調整したい」  立ち上がり3回までは1安打無失点。四回以降は毎回、走者を2人以上出したが、粘りの投球だった。1-0の六回は1死満塁から会沢に右犠飛を浴び同点とされたが、続くクロンを見逃し三振に斬った。

◆ヤクルトが今季4回目の引き分けに終わった。0-0の六回2死一、二塁で、青木がサウスポー床田の低めの直球に詰まりながらも中前にしぶとく運ぶ適時打を放ち先制したが、その裏に先発のスアレスが会沢の右犠飛で同点に追いつかれた。七回以降は清水、マクガフ、石山の継投で得点を与えなかった。

◆ヤクルトは投手陣の踏ん張りで引き分けに持ち込んだ。先発したアルバート・スアレス投手(30)が6回7安打1失点で力投すると、清水、マクガフ、石山の勝利の方程式が無失点リレーでつないだ。一方、打線は広島先発・床田に対し、右打者6人を並べたが機能しなかった。高津監督の主な一問一答は以下の通り  --スアレスをはじめ投手陣のが奮闘  「投手はよく頑張っていると思う。2日で2点しかとられていないわけで、負けなかったというのがすごく大きかったと思います。先発だけじゃなくて後ろの3人もよく逃げ切った。ただ、ちょっと(相手)先発を打たなきゃいけなかったね。低めのボール球に手を出し過ぎで、なかなかチャンスらしいチャンスが作れなかった。投手は踏ん張りどころだと思う。よく頑張っていると思います」  --右打者が広島先発・床田を攻略したかった  「ちょっとそういう期待を込めて西浦を1番にしたりしたんですけどね」  --青木が貴重な適時打  「大きいね。ああいうところでなんとなく嫌な雰囲気のところで一本出してくれるというのは。期待通りというか、本当にいい打撃をしてくれていると思います」

◆ヤクルトの青木が0-0の六回に均衡を破った。2死一、二塁で「大きいのを狙わず、コンパクトに打つことを心掛けた。いい集中で打席に入れた」とサウスポー床田の低めの直球に詰まりながら、中前に運んだ。  新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となり、3月31日に出場選手登録から外れ、今月16日に復帰した。1月にも濃厚接触者として隔離を経験しており、「今年に入って(隔離期間は合わせて)1カ月近くもだよ。勘弁してくれと思うけれど、こればかりは仕方ない」と苦境に向き合った。  1月に39歳。「太ると元に戻らない」と、食事の回数を減らすなどして体重の維持に努めた。16日から「5番・左翼」で先発出場を続ける大ベテランを、高津監督は「嫌な雰囲気の中でも一本出してくれる。期待通り」と絶賛した。

◆広島は8安打を放つも1点しか奪えず今季2度目の引き分け。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。  --先発の床田は6回1失点  「立ち上がりから自分のピッチングができていたと思うし、ブルペンからいいという部分もあった。攻めるところはしっかり攻められていた。一番というわけではないけど、いいできだったと思います」  --打線は8安打を放つも1点どまり  「あと1本というのがなかなかね。打線が機能していない。チャンスであと1本が…。きっかけがあれば波に乗っていくんでしょうけど、なかなか波に乗っていかない現状ではあります。投手がしっかりとがんばって試合をつくる野球ができているので、あとは打線が打ってくれればと思います」  --0-0の四回2死二塁では長野が遊撃内野安打を放ったが、鈴木誠が三塁を回ったところでタッチアウト  「ショートゴロというところで、三塁走者を回すところではあると思う。あそこで止まるというところはない。攻めた姿勢。ショートゴロで隙があれば回しているところだとは思います」  --ヤクルトの守護神・石山に2試合連続の三者連続三振  「当然、クローザーなんでね、簡単に打てるピッチャーではない」

◆先発のスアレスが6回7安打1失点の力投。今季2勝目は逃したが、最少失点で試合をつくった。来日3年目右腕は「全体的に自分の思う通りにボールを操れたと思う。六回の失点(犠飛)の場面は少し慎重になりすぎて攻めることができなかった。次に向けてしっかり調整したい」と振り返った。3試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を達成するなど安定している。

◆ヤクルトは、投手陣が広島打線を1得点に抑えたが引き分け。青木宣親外野手(39)が0-0の六回2死一、二塁で中前適時打を放ち、均衡を破った。  「チャンスだったので大きいのを狙わず、コンパクトに打つことを心掛けました。いい集中力で打席に入れました」  床田が投じた144キロの直球をはじき返し、一塁上で両手をポンとたたいた。新型コロナウイルスの濃厚接触者となって3月31日に出場選手登録から外れ、今月16日に復帰してから2本目の適時打。1月にも隔離を経験しており、難しい状況と向き合いながらベテランの持ち味を発揮している。  青木を「5番」で起用する高津監督は「嫌な雰囲気のところで一本出してくれるのは、期待通り。大きいね」と称賛。一方、走者を置いた打席で2三振、1併殺打と苦しんだ村上には「『明日は打ちます』と言っていたので期待しましょう」と、カード3連戦の勝ち越しへ奮起を望んだ。(横山尚杜)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
1650 0.762
(↓0.038)
-
(-)
12299
(+2)
50
(+3)
25
(+2)
19
(+1)
0.261
(↓0.004)
2.400
(↓0.05)
2
(-)
巨人
1274 0.632
(↑0.021)
3
(↑1)
12085
(+3)
65
(+2)
20
(+2)
15
(-)
0.240
(↑0.005)
2.690
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
984 0.529
(-)
5
(↑0.5)
12277
(+1)
77
(+1)
17
(-)
14
(-)
0.241
(↓0.004)
3.550
(↑0.13)
4
(-)
広島
10102 0.500
(-)
5.5
(↑0.5)
12160
(+1)
70
(+1)
17
(-)
10
(+1)
0.245
(↑0.001
2.810
(↑0.09)
5
(-)
中日
7114 0.389
(↑0.036)
7.5
(↑1)
12156
(+7)
66
(+1)
4
(+1)
11
(-)
0.221
(↑0.002)
2.660
(↑0.08)
6
(-)
DeNA
3164 0.158
(↓0.009)
12
(-)
12064
(+1)
113
(+7)
15
(+1)
6
(-)
0.227
(↓0.003)
4.790
(↓0.1)