ロッテ(☆6対5★)日本ハム =リーグ戦5回戦(2021.04.21)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
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ロッテ
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勝利投手:佐々木 千隼(2勝0敗0S)
敗戦投手:杉浦 稔大(0勝1敗4S)

本塁打
【日本ハム】近藤 健介(3号・5回表3ラン)
【ロッテ】安田 尚憲(4号・7回裏2ラン),岡 大海(2号・9回裏2ラン)

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◆ロッテが劇的なサヨナラ勝利。ロッテは2点ビハインドで迎えた8回裏、無死二三塁から中村奨の犠飛で1点差に詰め寄る。続く9回には、2死一塁から岡に2ランが飛び出し、試合を決めた。敗れた日本ハムは、先発・伊藤が好投するも、救援陣がリードを守りきれなかった。

◆日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23)が連続イニング奪三振記録を「20」に伸ばした。 1回1死からマーティンを148キロ直球で空振り三振、続く中村奨を134キロのスライダーで空振り三振を奪った。 80年に木田勇がマークした球団記録の「23」にあと「3」と迫った。

◆日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23)が連続イニング奪三振記録を「23」に伸ばし、80年木田勇(日本ハム)が持つ新人記録に並んだ。 1回にマーティンと中村奨、2回にはレアードから奪三振。3回には先頭の田村から空振り三振。迎えた4回。先頭のマーティンから150キロの球で空振り三振を奪って、数字を「23」まで伸ばした。安田からも三振を奪い、4回終了時点で6奪三振。 昨年オリックス山本が打ち立てた「25」の日本人記録にあと「2」まで迫った。

◆日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23)の連続イニング奪三振新記録はならなかった。 1回にマーティンと中村奨、2回にはレアードから奪三振。3回には先頭の田村から空振り三振。 4回に、先頭のマーティンから150キロの球で空振り三振。木田勇が80年にマークした新人記録の「23」に並んだが、続く5回には三振を奪えず、連続記録はストップした。

◆日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23)の連続イニング奪三振新記録はならなかった。 1回にマーティンと中村奨、2回にはレアードから奪三振。3回には先頭の田村から空振り三振。 4回に、先頭のマーティンから150キロの球で空振り三振。木田勇が80年にマークした新人記録の「23」に並んだが、続く5回には三振を奪えず、連続記録はストップした。 ? ▼ルーキー伊藤がプロ初登板の3月31日西武戦の1回から、この日の4回まで23イニング連続奪三振。連続イニング奪三振の記録は15年サファテ(ソフトバンク)の43イニングが最長で、23イニングは歴代5位タイ。新人では80年木田(日本ハム)の23イニングに並ぶ最長タイ記録となった。なお、伊藤は初登板の1回から記録を続けたが、他の上位の投手はいずれもシーズン途中から記録がスタート。プロデビュー戦からはもちろん、シーズン初登板から23イニング続けたのは伊藤が初めてだ。

◆今季初勝利を目指したロッテ小島和哉投手が5回7安打4失点で降板した。 3回まで1安打無失点も、4回に併殺崩れの間に1点を失い、5回には近藤に3ランを浴びた。「勝つ確率を高くできるようなピッチングをしたい」と意気込んでいたが悔しい結果となり「もう少し1点で粘れれば良かったのですが。粘り切れず申し訳ないです」と反省した。

◆ロッテ岡大海外野手が逆転サヨナラ本塁打。プロ初のサヨナラ打が劇的な1発になった。ロッテ選手の逆転サヨナラ本塁打は、01年7月9日ダイエー戦のボーリック(満塁)以来、球団20年ぶり。 ロッテの日本人打者では97年8月8日オリックス戦の初芝清(2ラン)以来となった。ロッテの5点差以上逆転勝ちは19年6月16日中日戦(6点差)以来。

◆序盤は投手戦。ロッテ先発小島はテンポよく3回まで1安打無失点。日本ハム先発伊藤も力強い投球で3回まで無安打無失点。 日本ハムは4回に浅間の併殺崩れの間に1点先制。5回に近藤の3号3ランで3点。6回には西川の押し出し四球で1点を加えた。 ロッテは9回裏2死一塁から岡の逆転サヨナラ2ランで6連勝をマークした。日本ハム伊藤のプロ初勝利はお預けとなった。

◆今季初のサヨナラ負けで今季最多の借金8となった日本ハム栗山英樹監督は「本当に申し訳ない」と声を絞り出した。 20日ロッテ戦で負け投手となった宮西が、この日の試合前は別メニュー調整。前夜の登板中に左脚を痛めた影響とみられ、試合にはベンチ入りしたが登板機会はなかった。指揮官は宮西の状態について「想像してください」と話すにとどめ、初のセーブ機会失敗となった杉浦には「ああいう日もある」と責めなかった。

◆日本ハム近藤健介外野手が自身初の3試合連続本塁打をマークした。 1点リードの5回2死一、三塁の場面で左翼のホームランラグーン席へ飛び込む3号3ラン。「なんとかランナーをかえしたいという気持ちがスタンドまでボールを運んでくれた」と振り返ったが、チームは悪夢のサヨナラ負けで3連敗。またも空砲となってしまった。

◆大海が大海の勝利消した!! ロッテ岡大海外野手(29)がプロ初のサヨナラ本塁打を放ち、チームを大逆転の6連勝に導いた。1点を追う9回2死一塁、日本ハム守護神杉浦の2球目、真ん中低め149キロ直球をバックスリーンへ突き刺す2号2ラン。相手先発の伊藤大海に7回まで3点に封じられたが、劇的弾でドラフト1位ルーキーのプロ初勝利を吹き飛ばした。 前日20日から「9番中堅」に座る岡が土壇場で勝負を決めた。お立ち台では「ええと...興奮してちょっと...何が起きたか分からないくらいです。とにかく直球に負けないようにと打席に入りました」と興奮冷めやらぬ様子で話した。 チームの勢いに乗った。6回を終え0-5と劣勢も7回に安田の2ランなどで3点、8回にも1点をかえした。「9回も何とかできるんじゃないかという雰囲気もあった」と言う。最終打席は「ハーマンが『お前がサヨナラを決めろ』と言ってくれて、いいイメージで入れました」と笑顔。足と守備で地道に貢献してきた中堅が、ド派手にバットでチームを救ってみせた。【鈴木正章】 ▽ロッテ井口監督(岡のサヨナラ弾に)「キャンプから調子が良く、足だったり守備で実力を出してくれた。こういうチャンスをものにしてくれて大きいです」 ▽ロッテ安田(7回に反撃の口火を切る4号2ラン)「ランナーもいたので、なんとかかえせるようにと思い切って打ちました」

◆連続イニング奪三振の新人タイ記録をマークしたが、日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23)の初勝利はまたしてもお預けとなった。 ロッテを相手に7回5安打10奪三振3失点。4回まで毎回三振を奪い、デビュー戦から続ける連続イニング奪三振を「23」に伸ばし、球団の先輩木田勇が持つ新人記録と球団記録に並んだ。勝利投手の権利を持ってマウンドを譲ったが、チームは今季初のサヨナラ負けで3連敗。ルーキーの白星は消え去った。プロ初勝利はまたもお預けとなったが、間違いなく記憶に残る試合となった。伊藤がプロデビュー戦から続ける連続イニング奪三振記録を「23」に伸ばし、球団の先輩木田勇が持つ新人記録と球団記録に並んだ。「意識していないとはいいつつも頭の片隅にはあった」。5回に記録は途切れたが「また抑えにいった結果が、何かの記録に絡むような選手になっていきたい」と胸を張った。 登板前日に「一番はやっぱり腕がしっかり振れているということ」と三振量産の理由を自己分析していたが、この日もマウンドを支配しているかのように、4回まで毎回の奪三振を重ねた。1回1死からマーティンを148キロ直球、中村奨を134キロのスライダーで2者連続の空振り三振。キレのある直球はもちろん、マリンの浜風も味方に、宝刀スライダーの曲がりも抜群だった。4回先頭のマーティンから最速150キロの直球で三振を奪い、記録に並んだ。奪三振数の38個は34個のオリックス山本を上回り、リーグトップ。奪三振率13・15もトップだ。 前の反省をきっちりと生かした。プロ初黒星を喫した7日ソフトバンク戦(札幌ドーム)の7回。1死一、三塁で投ゴロをさばき、併殺を狙って二塁へ送球したがボールがそれ、遊撃手のグラブをはじいた。同じミスはしない。この日は5回無死一塁、山口の投前への高く弾むゴロに手を伸ばし捕球すると、ベースカバーに入った二塁手へストライク送球。きっちり併殺打に打ち取った。 6回まで無失点投球を続けていたが7回に3失点。この回限りでマウンドを譲った。「最後に粘りきれなかった。先発の役目は、大まかにみたら出来ているかもしれないですけど、まだまだ、そういう部分で詰めていかないといけないのかなと感じた」。この試合をステップにもう一回り大きくなる。 ▽日本ハム栗山監督(伊藤のプロ初白星目前で今季初のサヨナラ負けに)「本当に申し訳ない。勝ちきれなくて。(サヨナラ2ランを浴びた杉浦は)ああいう日もある」 ▽日本ハム荒木投手コーチ(伊藤に対し)「今日は、なんとか勝ち星を付けてあげたかった。これが、この世界の厳しさ。厳しいことを言うと、1人で投げ勝てるような大きな投手になってくれたら、もっとチームにもプラスになる」

◆日本ハム伊藤大海投手が21日のロッテ戦で連続イニング奪三振を「23」とし、新人記録に並んだ。奪三振を量産する理由の1つにボールの回転数がある。苫小牧駒大(現北洋大)に在籍していた2、3年時、侍ジャパンに選出された際に「テクニカルピッチ」と呼ばれる加速度センサーが内蔵されたボールを使って、直球の回転数を計測した。 代表チームに帯同していた筑波大准教授で、野球の動作解析の第一人者、川村卓氏(50)らによって分析された。伊藤が記録した数字は「2200」。当時のチームメートで、現在広島で活躍する森下と比べて100回転ほど少なかったものの、それに次ぐ数字で、川村氏は「真っすぐはプロの中でも平均以上」と、学生時代からレベルの高かった直球を評価する。 川村氏によれば「球速と回転数というのはある程度まで比例する」という。最速155キロのスピードもさることながら、回転数が高く、回転軸がまっすぐになるほど、縦の回転がかかりやすくなり、打者の手元でホップしてくることからボールは伸びる。伊藤にはこうした傾向が表れており、打者目線からすれば、浮き上がるように見える。奪三振を量産できる特徴を伊藤の直球は備えている。【山崎純一】

◆日本ハム・近藤健外野手(27)が3試合連続アーチとなる3号3ランを放った。  「なんとかランナーをかえしたいという気持ちがスタンドまでボールを運んでくれたと思います。大海(伊藤)がいいピッチングをしているので援護点をプレゼントすることができてよかったです」  1点リードの五回2死一、三塁で、左腕・小島の初球の真っすぐを捉え左翼スタンドに運んだ。 プロ初勝利をかけた今季4度目の登板で好投を続けるD1位・伊藤(苫小牧駒大)を援護する貴重な一発となった。

◆日本ハムのドラフト1位新人、伊藤が四回までに毎回の6三振を奪い、プロ初登板だった3月31日の西武戦から23イニング連続奪三振として1980年に日本ハムの木田がマークしたパ・リーグ新人記録に並んだ。  一回にマーティン、中村奨を2者連続で空振り三振とし、二回にレアード、三回に田村を仕留めた。四回に先頭打者のマーティンから2打席連続の三振を奪って記録に並び、2死後には安田を150キロの速球で見逃し三振。五回は三振なしに終わり、新記録はならなかった。  援護に恵まれず黒星が先行していたが、即戦力の評価に恥じない好投は続けていた。好調のロッテ打線に対しても「納得いく形で意図のある球を一球一球投げていければ」と話していた通り、持ち味を発揮して三振を積み重ねた。

◆ロッテが逆転サヨナラ勝ちで2分けを挟み6連勝とした。0-5の七回に安田の2ランなどで3点を返すと、八回に1点差に詰め寄り、九回2死一塁で岡が中越えの逆転2ランを放った。日本ハムは伊藤の好投を生かせず3連敗。

◆日本ハムの近藤が3試合連続本塁打となる3号3ランを放った。1-0の五回2死一、三塁で、小島の初球の速球を左翼へ打ち返し「なんとか走者をかえしたいという気持ちがスタンドまでボールを運んでくれた」と振り返った。  試合の流れを大きく引き寄せる一打に思われたが、終盤に投手陣が崩れ逆転サヨナラ負けで3連敗。3戦連続のアーチは、いずれも白星につながらなかった。 日本ハム・荒木投手コーチ(7回3失点ながらプロ初勝利はならなかった伊藤に) 「彼の能力の高さをまた見せてくれた。何とか勝ち星を付けてあげたかった」

◆ロッテの安田が4試合ぶりの4号2ランで反撃の口火を切り、5点差逆転勝ちにつなげた。0-5の七回無死一塁で伊藤のスライダーを右翼席へ運び「走者もいたので、何とかかえせるように思い切って打った」と満足げな表情。リーグトップの打点を23に伸ばした。  ただ、4-5の八回1死三塁では、左投手の堀に翻弄されて空振り三振に倒れた。安田を開幕から4番打者で起用し続けている井口監督は、サヨナラ勝ちにも「八回に追い付きたかった」と主砲に対する厳しさをのぞかせた。 井口監督(劇的な逆転サヨナラ勝ちに) 「何とか粘っていい攻撃ができた。岡はキャンプからずっと調子が良かった。チャンスをものにしてくれた」 小島(先発して5回4失点) 「粘り切れずに申し訳ない」

◆ヒーローはこっちの大海(ひろみ)だ!! ロッテは21日、日本ハム5回戦(ZOZOマリン)で5点をリードされながら、終盤に驚異の粘りを発揮。最後は1点を追う九回に岡大海外野手(29)がバックスクリーンに飛び込む2号2ランを放ち、6-5での逆転サヨナラ勝ちを飾った。これでチームは2分けを挟んで6連勝。開幕から5連敗を喫しながらも、貯金を「3」に伸ばし2位に浮上した。  大海は大海でも、最後に晴れ舞台に立ったのはプロ初勝利目前だった日本ハムのドラフト1位ルーキー、伊藤大海ではなくロッテの岡大海だった。  「興奮して、何が起こったか分からない。ベンチでハーマンから『おまえがサヨナラを決めろ!』と言われて、何となく、いいイメージで打席に入れた。真っすぐに振り負けないように、それだけ思っていた」  4-5の九回2死一塁。この日が今季3試合目のスタメンだった岡は、1ボールから杉浦の149キロの直球を捉えた。加速度を増した打球は、ジャンプした中堅手のグラブの上を通過し、バックスクリーンへ。プロ8年目、通算17本目が初のサヨナラ弾。野球人生でも初めての体験となった。  代走や守備固めの出番が多く、バイプレーヤーとしての印象が強い。しかし、2019年8月22日の楽天戦で東京ドームの左中間の看板を直撃する150メートル弾を放ったこともあり、秘めたパワーは特大だ。 その他の写真(2/2枚)  途中出場した18日のオリックス戦では、1点を追う九回2死二、三塁で同点の遊撃内野安打を放ち、逆転勝ちを演出した。その名前は往年の人気テニス漫画「エースをねらえ!」のヒロイン、岡ひろみと同姓同名。日本ハム在籍時代には、盗塁1つにつき北海道車いすテニス協会に車いすのタイヤ1セットを贈る活動もしていた。  六回まで日本ハム・伊藤の前にわずか2安打に抑えられながら、終盤の猛反撃で6連勝。井口監督は「チームに力がついてきている」と手応えを口にする。  18年シーズン途中に日本ハムからトレードで移籍して約3年。岡は「同じようにやっているつもりでも、(日本ハムに)勝ったら他のチームの時よりうれしい」。最高の恩返し、そして意趣返しとなった。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1373 0.650
(↑0.018)
-
(-)
12092
(+4)
72
(+1)
18
(-)
5
(-)
0.252
(↑0.003)
3.000
(↑0.09)
2
(1↑)
ロッテ
1184 0.579
(↑0.023)
1.5
(-)
120115
(+6)
83
(+5)
22
(+2)
17
(+2)
0.242
(-)
3.420
(↓0.07)
3
(1↓)
楽天
1193 0.550
(↓0.029)
2
(↓1)
12089
(+1)
83
(+4)
19
(+1)
6
(-)
0.230
(↓0.004)
3.410
(↓0.04)
4
(1↓)
西武
1092 0.526
(↓0.03)
2.5
(↓1)
12272
(+2)
85
(+4)
14
(-)
24
(-)
0.227
(↑0.001)
4.060
(↓0.02)
5
(-)
ORIX
8123 0.400
(↑0.032)
5
(-)
12075
(+4)
77
(+2)
14
(+2)
4
(-)
0.237
(-)
2.970
(↑0.05)
6
(-)
日本ハム
5133 0.278
(↓0.016)
7
(↓1)
12260
(+5)
103
(+6)
9
(+1)
11
(-)
0.216
(↑0.002
4.480
(↓0.08)