ロッテ(☆8対4★)日本ハム =リーグ戦4回戦(2021.04.20)・ZOZOマリンスタジアム=
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日本ハム
20101000041002
ロッテ
10102004X81101
勝利投手:唐川 侑己(1勝0敗0S)
敗戦投手:宮西 尚生(1勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】近藤 健介(2号・1回表2ラン),西川 遥輝(1号・5回表ソロ)
【ロッテ】山口 航輝(3号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは2-4で迎えた5回裏、マーティンの適時打で1点差に迫ると、続く中村奨の犠飛で同点とする。そのまま迎えた8回には山口のソロなどで4点を挙げ、試合の大勢を決めた。投げては、3番手・唐川が今季1勝目。敗れた日本ハムは、4番手・宮西が誤算だった。

◆お笑いコンビ「ぺこぱ」が、ロッテ-日本ハム戦で始球式を務めた。ロッテファン歴28年の松陰寺太勇(37)、相方のシュウペイ(33)がリリーフカーに乗って、ロッテのユニホームでグラウンドに登場。ともにマウンド上でネタを披露し、スタンドを沸かせた。 3年目の山口を相手に、マウンドから松陰寺太勇がノーバウンド投球。山口がハーフスイングしたが、球審のシュウペイが「ボール」と判定。「時を戻そう」と持ちネタで松陰寺太勇がリクエストを要求し、リプレー検証したが、シュウペイが「完全に、ボールで~す」と告げた。 松陰寺太勇は「ずっと夢に見ていたZOZOマリンスタジアムのマウンドに立ってみると緊張しました。当初はスライダー1本で考えていましたが、マウンドに立ってからストレートに切り替えました。いいところに投げられて良かったです」とコメントした。 シュウペイは「ファンの皆さんの拍手が温かくて、うれしかったです。今日に向けて、相方の松陰寺はピッチングフォームや肩をうまく仕上げてきましたが、僕もホットパンツ姿を披露できるよう、脚部のコンディショニング調整がうまくいって良かったです」とコメントした。

◆ロッテ4番安田尚憲内野手が、ラッキーな適時打でリーグトップの21打点目を挙げた。 2点を追う3回1死一、二塁。一塁線へゴロを放ち、打球はベースを直撃。待ち構える一塁手の中田の頭上を越え、二塁から荻野が一気に生還した。「ラッキーな当たりでしたけど、ランナーをかえせて良かったです」とコメントした。

◆日本ハム近藤健介外野手が2戦連発を含む3打点も、決定機を逃した。 1回1死一塁で左越え2号2ラン。「逆方向でしたが、しっかり飛んでくれました」。3回にも右中間適時二塁打を放ったが、最終回は2死一、二塁で空振り三振に倒れた。打率1割と低迷していた時期もあったが、4試合連続安打で打率2割6分6厘と数字は上がってきた。

◆ロッテが、「超積極打法」で同点に追いついた。2点を追いかける5回、先頭の9番岡が初球を遊撃内野安打で出塁し、1番荻野も初球を中前打で一、二塁。2番マーティンは初球を右前適時打とし、3番中村は初球を右翼に打ち返し、同点の犠飛を放った。 4者連続の初球攻撃で試合を4-4の振り出しに戻した。

◆ロッテ山口航輝外野手が、今季3号ソロを放ち、勝ち越した。同点の8回無死、日本ハム宮西の直球を右翼席に運んだ。 プロ初本塁打は西武高橋、2本目は楽天岸で、3本目は球界を代表するリリーフ左腕からアーチを刻んだ。

◆ロッテ山口航輝外野手が、決勝の3号ソロを放ち、お立ち台で得意の俳句を披露した。 「時の人 ぺこぱに力 もらったよ」 この日、始球式を務めたお笑いコンビ「ぺこぱ」と絡めた一句を堂々と詠んで、スタンドから拍手を浴びた。 山口は13歳の時に伊藤園主催の「おーいお茶 新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞。初アーチでも「春の夜 夢にまで見た 初アーチ」と俳句を披露した。

◆日本ハムが1回、近藤の2ランで先制。3回にも近藤が適時二塁打を放ったが、ロッテはその裏、安田の適時打で1点差に迫った。 日本ハムが5回、西川のソロで追加点を挙げたが、ロッテはその裏、マーティンの右前適時打、中村の犠飛で同点に追いついた。 ロッテが8回、山口の勝ち越しの3号ソロ、荻野の適時三塁打、中村奨の2点適時打で4点を奪って、2分けを挟み5連勝を飾った。ロッテ唐川が1勝、日本ハム宮西が2敗目。

◆日本ハム加藤貴之投手は持ち前のテンポの良さが、影を潜めた。 1回、味方打線が先制したその裏に失点するなど、失点は全て援護をもらった直後だった。5回6安打4失点。「リズム良く投げることができず申し訳ない気持ちです」と猛省した。昨季は対ロッテに7戦無敗、防御率0・00の好相性ぶりだったが生かせなかった。

◆ロッテ山口航輝外野手(20)が8回、決勝の3号ソロを放ち、チームを引き分けを挟んでの5連勝に導いた。 殊勲のスラッガーは、若き詠み人でもある。中学時代、伊藤園主催の「お~いお茶 新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞。これまでの主な俳句(川柳?)をまとめる。【構成・金子真仁】◆「ラグビーの 選手の体 湯気が立つ」 13歳山口少年の初作品。アスリートの熱気とお茶の湯気を比喩させたと思われる。大阪の実家には受賞作がプリントされたお茶が段ボール何箱分も届いた。 ◆「ホームラン たくさん打つぞ 今年こそ」 1月30日、石垣島キャンプの直前の取材の最後に、記者のむちゃ振りに笑顔で応じて7年ぶりの1句。 ◆「下半身 鍛えまくって 膝笑う」 2月のキャンプ中、松中臨時コーチの猛練習を終わった後の取材対応にて。岡大海外野手(29)が興味津々の様子で報道陣の後ろを通り過ぎた。 ◆「3月は 桜も咲くぞ 僕も咲く」 静岡でオープン戦1号。人気漫画「ちびまる子ちゃん」の舞台は球場近くの静岡・清水。見事にかっ飛ばして「友蔵 心の俳句」状態にならずに披露成功。 ◆「まだ寒い 北の大地で 僕熱い」 札幌ドームでオープン戦2号。屈指の名作。 ◆「開幕だ 玄界灘で 大暴れ」 プロ3年目での初の開幕1軍が決まり、開幕前夜に福岡・ペイペイドームで詠んだ。開幕戦では見事にプロ初安打をマーク。 ◆「春の夜 夢にまで見た 初アーチ」 4月9日の西武戦で高橋のカットボールを右翼へ運んでプロ1号。試合に敗れ、お立ち台での披露はかなわなかった。 ◆「今度こそ マリンの台で 句を詠むぞ」 伊藤園から初本塁打祝いで「お~いお茶」の差し入れがどさっと届き、それを受けて4月19日に披露。 ◆「時の人 ぺこぱに力 もらったよ」 4月20日、日本ハム宮西から決勝弾を放ち、ついに夢のお立ち台へ。思ったより緊張しなかったと言いつつ「ぺこぱ」を一度かんで、時を戻す力技を見せた。 ? <お立ち台で俳句> 西武の変則左腕、小石博孝が楽天戦(西武ドーム)で初勝利を挙げた12年5月3日、お立ち台で「初志貫徹 負けぬという気持ちで 初勝利」と一句披露している。字余りの多さに球場全体がざわつき、「やらかしたぁ。すみません、字余りで」と頭をかいた。同投手は大分・鶴崎工2年の時、授業の一環で「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」に応募。「二人きり いつも以上の 心臓音」と詠んだ一句で都道府県賞を受賞した。

◆「時の人 ぺこぱに力 もらったよ」。ロッテ山口航輝外野手(20)が、本拠地ZOZOマリンのお立ち台で俳句を披露した。同点の8回に決勝の3号ソロを放ち、チームを5連勝(2分け挟む)に導いた。13歳の時に伊藤園主催の「おーいお茶 新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞。この日は、始球式を務めたお笑いコンビ「ぺこぱ」と絡めた一句を堂々と詠み、スタンドから大きな拍手を浴びた。本拠地ZOZOマリンのお立ち台で、山口が「独演会」を開演した。決勝の3号ソロでチームを5連勝に導き、待ちに待った"初舞台"。インタビュアーの「俳句で初のヒーローインタビューを締めていただきます」が合図だった。 力んだのか「『時の人 ぺこぱに』、あっ、すみません」と言葉をかんだが、インタビュアーから助け舟。「こういう時、何て言うんでしたっけ? ぺこぱさんでしたら」と言われ、ぺこぱの持ちネタの「時を戻そう」で仕切り直した。 「時の人 ぺこぱに力 もらったよ」 この日、始球式を務めたのはお笑いコンビ「ぺこぱ」だった。山口は打席に立ち、松陰寺太勇のボールをハーフスイング。球審のシュウペイは「ボール」と判定し、「時を戻そう」とリプレー検証した。爆笑を誘った「ぺこぱ」と絡め、ユーモアを交えた一句を詠んだ。 強心臓ぶりを打席でも発揮した。同点の8回。セットアッパー宮西の直球をフルスイング。大きなフォロースルーとともに、打球は右翼席で弾んだ。プロ初本塁打は西武高橋、2本目は楽天岸。3本目は球界を代表するリリーフ左腕からで、「大物キラー」を体現した。 13歳の時に伊藤園主催の「おーいお茶 新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞した。初本塁打ではチームが逆転で敗れ、13日の楽天戦(楽天生命パーク)で放った2号では「ビジターなので。ホームだけで」と俳句を封印。「三度目の正直」で披露し、ファンを歓喜させた。【久保賢吾】

◆日本ハムは接戦を落とし、2カード連続でカード初戦を落とした。 同点の8回、百戦錬磨の宮西が先頭山口に決勝ソロを献上。2失点した直後にスイッチした玉井も追加点を許し、突き放された。チームは2連敗。栗山監督は「今日の流れは、本当に勝ち切らないといけない試合だった」と声のトーンを落とした。

◆悔しい逆転負けでも、背番号7の1発を希望の光にしよう。日本ハム西川遥輝外野手(29)が、ロッテ戦(ZOZOマリン)で今季初めて2番で先発し、1号ソロを放った。5回1死、フルカウントから右中間スタンドへ、きれいな放物線を描いた。一時リードを2点に広げる大きなアーチだったが、逆転負けで2カード連続の初戦黒星。惜しくも空砲になったが、苦境からの巻き返しへ向けた号砲にする。会心の一撃が飛び出した5回の攻撃に「時を戻そう」。1死無走者で打席には西川。ロッテ石川との勝負はフルカウントからの6球目。真ん中付近に139キロのカットボール。研ぎ澄ました集中力で、バットの真芯で捉えた。乾いた打球音が幕張の夜空をこだまする中、勢いよく飛んだ白球は右中間スタンドで跳ねた。「ヨッシャー」。仲間に迎えられたベンチで感情をあらわにした。 西川 ここから1歩ずつ階段を上っていきます。 今季1号アーチの談話は、何があっても歩みを止めることのない男の生き様が詰まっていた。 次は16日前に「時を戻そう」。札幌ドームで行われた4日ロッテ戦。西川が8回に同点適時打を放ち、引き分けに持ち込んだ。「この結果は出ているレギュラー陣の責任なので、責任を感じてやらないと」。チームは開幕から低迷が続く。主力として、何も感じないわけがない。 さらに3カ月前に「時を戻そう」。1月21日に2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で行われた契約更改。メジャー移籍の夢がかなわず、本音で「気持ちの整理は一応したつもりですけど、切り替えというのはうまくできていない」と話した。だが、春季キャンプ、オープン戦と進んでいく中で、自分のやるべきことに集中。くしくも1号は、海の向こうでエンゼルス大谷対レンジャーズ有原が実現した日。今は、早くチームを上昇気流に乗せることだけを考えているはずだ。 この日の試合前のファーストピッチセレモニーに登場したのはお笑いコンビ「ぺこぱ」。持ちネタのように、試合の結果は時を戻せないが、会心のホームランは現実。西川は手にした感触を、次の試合で勝利に結び付ける。【木下大輔】

◆「時の人 ぺこぱに力 もらったよ」。ロッテ山口航輝外野手(20)が、本拠地ZOZOマリンのお立ち台で俳句を披露した。同点の8回に決勝の3号ソロを放ち、5連勝(2分け挟む)に貢献。チームは3位タイに浮上した。13歳の時に伊藤園主催の「お~いお茶 新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞。始球式を務めたお笑いコンビ「ぺこぱ」と絡めた一句を堂々と詠み、ファンを歓喜させた。本拠地ZOZOマリンのお立ち台で、山口が「独演会」を開演した。決勝の3号ソロでチームを5連勝に導き、三度目の正直で実現した"初舞台"。インタビュアーの「俳句で初のヒーローインタビューを締めていただきます」が合図だった。 力んだのか「『時の人 ぺこぱに...』、あっ、すみません」とかんだが、インタビュアーから助け舟。「こういう時、何て言うんでしたっけ? ぺこぱさんでしたら」と言われ、ぺこぱの持ちネタ「時を戻そう」で仕切り直した。 「時の人 ぺこぱに力 もらったよ」 試合前、お笑いコンビ「ぺこぱ」が始球式を務めた。山口は打席に立ち、松陰寺太勇の投球をハーフスイング。球審のシュウペイは「ボール」と判定し、松陰寺太勇が「時を戻そう」とリクエストした。爆笑を誘った「ぺこぱ」を入れ、旬の一句を詠んだ。 プロ3年目。秋田・明桜では日本ハム吉田輝星とライバルで、しのぎを削った。強心臓が売りで、この日も同点の8回にセットアッパー宮西の直球を強振。持ち味である逆方向の右翼席に運んだ。プロ初本塁打は西武高橋、2本目は楽天岸。球界を代表するリリーフ左腕からも放ち、「大物キラー」を体現した。 13歳の時に伊藤園主催の「お~いお茶 新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞した。今季は節目などで披露。伊藤園からはプロ初本塁打を祝し、ペットボトル5ケースを贈られた。「『お~いお茶』のラベルに使っていただけるような、いい俳句をまた考えたいなあと思っています」と誓った直後、お立ち台からこん身の1句を届けた。【久保賢吾】

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が2点を追う一回無死二塁から、投前バント安打で出塁した。1打席目で日本ハム先発・加藤の初球をバントで転がして一塁ベースを駆け抜け、クロスプレーの末にセーフの判定だった。  マーティンは20日の試合前の時点で、パ・リーグトップの7本塁打。打点はリーグ2位の18打点を挙げるなど強打を発揮し続けている。来日3年目で犠打ゼロ。一、三塁としたロッテは、続く中村奨の右犠飛で1点を返した。

◆日本ハムの近藤が2試合連続本塁打となる2号2ランを放った。一回1死一塁で石川の初球の速球を捉えて左翼席へ運び「1球で仕留めることができて良かった。逆方向だったが、しっかり飛んでくれた」とうなずいた。  2-1の三回無死一塁では、0ボール2ストライクから外角へ逃げる球を捉え、右中間を破る適時二塁打で追加点をもたらした。2打席連続の長打となり「簡単に追い込まれた後だったが、しっかり対応することができた」と納得の表情を浮かべた。  開幕から主に2番と3番を務めているがなかなか調子が上がらず、打率は低迷していた。これで16日の楽天戦から4試合連続安打とようやく状態が上向いてきた。

◆ロッテの石川は今季2度目の登板で制球に苦しみ、6回を9安打4失点だった。一回に近藤に2ランを浴びると、三回には再び近藤に適時二塁打を許した。五回にも西川にソロを浴びた。  意地を見せたのは4-4と味方が追いついた直後の六回。1死二塁で大田を三ゴロに打ち取り、清水は空振り三振に仕留めて切り抜けた。先発陣は開幕からここまで全試合で5回以上を投げているだけに、石川も六回まで投げて面目を保った形だが「本当にふがいないし、申し訳ない」と反省した。  昨季のレギュラーシーズン最終戦で痛めた左ふくらはぎの故障が再発し、開幕には間に合わなかった。ただ焦らず2軍で調整し、今季初登板だった13日は7回1失点で白星を飾っていた。2試合連続で好投できず、悔しさがにじんだ。

◆ロッテが逆転勝ちで5連勝した。2-4の五回にマーティンの適時打と犠飛で追い付き、八回に山口のソロ、荻野の適時三塁打、中村奨の2点適時打で4点を勝ち越した。3番手の唐川が今季初勝利。日本ハムは投手陣が要所で崩れた。

◆ロッテ・山口航輝外野手(20)が4-4の八回無死で、日本ハム4番手の宮西から勝ち越し右越え3号ソロを放った。ロッテは8-4で逆転勝ちし、今季初の5連勝で今季最多の貯金2とした。  山口は高卒3年目の大砲候補で、趣味が俳句という"球界の俳人"。決勝アーチをたたき出し、プロ初のお立ち台で得意の一句「時の人 ぺこぱに力 もらったよ」を披露した。  山口は試合前、お笑いコンビの「ぺこぱ」が始球式を行った際、右打席に立ってハーフスイング。"リクエスト"が要求されるなど、楽しい一時を過ごしていた。

◆今季初の5連勝を果たしたロッテは、マーティンが変幻自在の活躍をみせた。  「自分の打てるボールをしっかりスイングできたね。ランナーをかえせてよかったよ。次の打席も頑張りマーティン!」  2-4の五回無死一、二塁で迎えた3打席目。スライダーを捉えて右前適時打。1点差に追い上げると、続く中村奨の右犠飛で4-4の同点とした。  意表を突いたのは一回だ。リーグトップの7本塁打を放っているマーティンが、無死一塁から投前バント安打で出塁した。日本ハム・加藤の初球を転がし、全力疾走で一塁ベースを駆け抜けた。  先発の石川がぴりっとせず、一、三、五回に失点したが、4試合連続無安打と不振の藤原がスタメンから外れ、好調の岡が「9番・中堅」で今季2度目のスタメン出場を果たした打線は、そのたびに追いついた。そして八回、先頭・山口の勝ち越しソロなどで4点を奪って振り切った。  チームは前週のビジター6連戦を、4勝2分けで乗り切り、今季初の貯金をつくって本拠地に戻ってきた。その初戦で、会心の逆転勝利。泥沼の開幕5連敗から復活したチームには、勢いと粘りがある。(山口泰弘)

◆日本ハムは先手を取りながら逃げ切れなかった。一回に近藤の2ランで先制し、3-2の五回に西川のソロでリードを広げたが、直後に先発の加藤が追い付かれ、八回に4番手の宮西が打ち込まれた。  得点の直後に失点する形を繰り返し、ペースをつかみきれなかった。栗山監督は「勝ちきらないといけない試合だった」と反省の弁を口にした。 加藤(5回4失点でリードを守れず) 「点を取ってもらった後の回をしっかり抑えることができなかった」

◆ロッテ・山口航輝外野手(20)が、4-4の八回無死から勝ち越しの右越え3号ソロ。今季初の5連勝(2分けを挟む)に貢献し、初のお立ち台で得意の一句を披露した。  「時の人 ぺこぱに力 もらったよ」  試合前の余興を思い出した。お笑いコンビ「ぺこぱ」が投手と球審に分かれて始球式を行った際、1番打者でもないのに打席に立ち、お約束のハーフスイング。ボールの判定に、投手役の松陰寺太勇が持ちネタ「時を戻そう」とリクエストを要求し観衆を笑わせた。  八回は「1点がほしい場面で先頭バッターだったので、何でもいいから塁に出ようと打席に立ちました」と、カウント2-2からの直球を得意のフルスイング。球界を代表するセットアッパー、宮西から貴重な一打をたたき出した。  高卒3年目の20歳。13歳のとき『伊藤園お~いお茶新俳句大賞』に応募した一句が、佳作特別賞を受賞。本拠地限定の俳句パフォーマンスにこだわる20歳は、「本塁打王を取れるような選手を目指して頑張りたい」と意気込む。  山口の一発で勝ち越したチームは打線がつながり、この回4得点。5連勝で今季初めて貯金2とし、西武と同率ながら初のAクラス(3位)に浮上した。(山口泰弘)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1273 0.632
(↑0.021)
-
(-)
12188
(+6)
71
(+4)
18
(+1)
5
(-)
0.249
(↑0.004)
3.090
(↑0.01)
2
(1↓)
楽天
1183 0.579
(↓0.032)
1
(↓1)
12188
(+4)
79
(+6)
18
(+1)
6
(-)
0.234
(↓0.001)
3.370
(↓0.15)
3
(1↑)
ロッテ
1084 0.556
(↑0.027)
1.5
(-)
121109
(+8)
78
(+4)
20
(+1)
15
(+4)
0.242
(↑0.006
3.350
(↓0.03)
3
(-)
西武
1082 0.556
(↓0.032)
1.5
(↓1)
12370
(+3)
81
(+11)
14
(-)
24
(+2)
0.226
(↑0.003)
4.040
(↓0.39)
5
(-)
ORIX
7123 0.368
(↑0.035)
5
(-)
12171
(+11)
75
(+3)
12
(+1)
4
(-)
0.237
(↑0.011)
3.020
(-)
6
(-)
日本ハム
5123 0.294
(↓0.019)
6
(↓1)
12355
(+4)
97
(+8)
8
(+2)
11
(+1)
0.214
(↑0.005
4.400
(↓0.22)