オリックス(★2対3☆)ロッテ =リーグ戦6回戦(2021.04.18)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:佐々木 千隼(1勝0敗0S)
(セーブ:益田 直也(0勝2敗3S))
敗戦投手:ヒギンス(0勝1敗1S)
  DAZN
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◆ロッテが逆転勝利で4連勝。ロッテは3回表、マーティンの適時打で1点を先制する。その後逆転を許すも1点差の9回に、岡の適時打などで2点を挙げて、土壇場で試合をひっくり返した。投げては、3番手の佐々木千が今季初勝利。敗れたオリックスは、4番手・ヒギンスが誤算だった。

◆オリックスはプロ初勝利を狙うロッテ鈴木の前に3回まで無得点。ロッテは3回にマーティンの適時二塁打で先制した。 オリックスは4回2死三塁、5番杉本がバットを折られながらも左前同点適時打。6回には4番ジョーンズが勝ち越し打を放った。 ロッテが9回に逆転し、引き分けを挟む連勝を4に伸ばした。オリックスはヒギンスの乱調が誤算。借金は今季最多の6となった。 ロッテ佐々木千が今季初勝利、益田は3セーブ目。オリックスヒギンスが1敗。

◆ロッテ佐々木千隼投手(26)が19年8月15日以来、約1年8カ月ぶりの勝利投手になった。試合後には仲間からも祝福され「感慨深いですね」と久々の白星の余韻に浸った。 1-2とリードされた8回に3番手で登板。安達、ジョーンズ、杉本と中軸3人を迎えたが「やることはいつも通りかなと思って」と平常心で対決。10球で3者凡退で終わらせ、9回逆転への流れを作った。 ドラフト1位で入団し、5年目を迎える。昨季は肩のコンディション不良もあり、5試合の登板のみ。昨冬の契約更改では「短いイニングでも、先発でも、ロングリリーフでも、何でもやっていきたい」と今季への覚悟を示していた。 言葉通りにロングリリーフや、この日のようなビハインドでの登板で存在感を見せる。球速は故障前に戻っていないが「ちょっとでも球速以上に感じてくれるような球を投げたいなと思ってやっています」。当たっている5番杉本には直球を3球投げ、3球とも見逃しで三振を奪った。 今季はこれで8イニング1失点と快調だ。でも起用にこだわりはない。「1軍でずっと投げたいですし、ずっと1軍にいたいです。1軍でなんぼの世界だと思うので、そういう面では充実しているなっていうのはあります。最後まで残れるように頑張りたいです」。佐々木千隼らしく、チームに貢献する。【金子真仁】

◆オリックスが1点を守り切れず逆転負けし、引き分けを挟み今季初の4連敗となった。2-1の9回を任されたヒギンスが誤算で4四球を与えるなど2失点。借金は今季ワーストの「6」となった。 開幕当初の抑えだった漆原は状態が上がらず、平野佳は首を痛めて出場選手登録を外れている。代役を務めたヒギンスに対して、中嶋監督は「9回だったら何か変わるのかな...。(普段と)違うのかな」と首をかしげた。ただ、信頼は揺るがず「次そうなっても行くしかないんでね。切り替えてやってもらうしかないですね」と責めなかった。 先発した19歳左腕の宮城は7回途中4安打1失点と好投し、3勝目の権利を持って降板。9回に逆転を許した際には一塁側ベンチで表情を固めた。指揮官は「結果を残すしかない。勝たなければどうしようもないので...。良い雰囲気を作っていきます」と懸命に前を向いた。 攻撃面では今季初めて吉田正を2番で起用し、4番にジョーンズを据えるなど打線を大幅に組み替えた。4回に先頭の吉田正の二塁打をきっかけに、5番杉本がバットを折りながらも同点打。6回2死一塁ではジョーンズが10球粘って、左翼フェンス直撃の一時勝ち越し二塁打を放った。 試合の流れをつかんではいただけに、白星が欲しいところだ。【真柴健】

◆ロッテが引き分けを挟んでの4連勝で、今季初めて貯金生活に入った。1点を追う9回2死二、三塁。岡がフルカウントからの内野安打で同点とし、マーティンの押し出しで勝ち越し。最後は守護神益田が3人で締めた。井口資仁監督(46)も「必死さが非常に伝わってきましたね」とナインをほめた。「今日の勝ちは本当に大きいと思います。同点じゃなくて逆転できたのも大きいです」。 ただの1勝ではない。1週間のビジター6連戦を4勝2分けで乗り切った。昨季はCS出場がかかる終盤のビジター9連戦に1勝8敗でぐらつくなど、調整が難しいロードを苦手にしていた。今季はキャンプからの振り込みの多さが血肉となりつつある。敵地6連戦を負けなしで切り抜けたのは、球団では13年5月以来約8年ぶりだ。 先発鈴木も6回2失点で粘った。デビュー後4戦でいまだ0勝だが、井口監督も「勝てていないのは野手で点を取れてないだけ。本当に何勝の価値もあると思います」とドラフト1位左腕の働きを高く評価する。ここ6試合の先発防御率は1・42と盤石。打てない日もあるが、12球団最速で100得点に達した。かみ合ってきた。【金子真仁】

◆ロッテが2分けを挟み4連勝で、今季初の貯金1とした。1-2の九回に岡の適時内野安打で追い付き、マーティンの押し出し四球で勝ち越した。3番手の佐々木千が2年ぶりの勝利。オリックスは1分けを挟んで4連敗。

◆オリックスは九回を任せたヒギンスが4四球で自滅した。漆原が不振、平野佳は出場選手登録を外れ、台所事情は苦しい。中嶋監督は「次もいくしかない。切り替えてやっていくしかない」と復調を願った。  巨漢の杉本が頭から一塁に滑り込む内野安打を放つなど、勝利への執念をにじませた。それでも4連敗となり、中嶋監督は「結果を残すしかない。勝たなきゃどうしようもない」と語った。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1173 0.611
(-)
-
(-)
12282
(+4)
67
(+4)
17
(+1)
5
(+1)
0.245
(↓0.001)
3.100
(↓0.05)
1
(1↑)
楽天
1173 0.611
(↑0.023)
0
(↓0.5)
12284
(+4)
73
(+1)
17
(-)
6
(+1)
0.235
(↑0.004)
3.220
(↑0.12)
3
(1↓)
西武
1072 0.588
(-)
0.5
(-)
12467
(+4)
70
(+4)
14
(-)
22
(+1)
0.223
(↑0.002)
3.650
(↓0.02)
4
(-)
ロッテ
984 0.529
(↑0.029)
1.5
(↑0.5)
122101
(+3)
74
(+2)
19
(-)
11
(+2)
0.236
(↓0.003)
3.320
(↑0.07)
5
(-)
ORIX
6123 0.333
(↓0.02)
5
(↓0.5)
12260
(+2)
72
(+3)
11
(-)
4
(-)
0.226
(-)
3.020
(-)
6
(-)
日本ハム
5113 0.313
(↓0.02)
5
(↓0.5)
12451
(+1)
89
(+4)
6
(+1)
10
(-)
0.209
(↓0.001)
4.180
(↑0.01)