1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5 | 0 | 1 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |

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◆巨人は2回表、吉川の適時打で先制に成功する。対するDeNAは、2点ビハインドの7回にソトの1号ソロで1点差に迫ると、続く8回にはオースティンが適時打を放ち、同点とした。その後9回の攻防はともに無得点に終わり、試合は規定により引き分けとなった。
◆巨人今村信貴投手(27)の1回の初球に注目だ。先発するDeNA戦に向け、「初回の初球から意図したボールが投げられるようにしたい」とスタートダッシュを決めにいく。 初回、初球、先頭打者を重視する。今季初登板の3月28日DeNA戦(東京ドーム)では1回の初球、1年のスタートに118キロのスライダーを選んだ。5度の先頭打者の出塁を許したが、粘り強い投球で7回1失点も勝敗はつかなかった。4日ヤクルト戦(東京ドーム)では143キロ直球を選択。2度の先頭打者出塁で、7回1失点。今季初勝利を挙げた。11日の広島戦(マツダスタジアム)でも143キロ直球を最初の1球に選び、7安打完封勝利。先頭打者は1度も出さなかった。「イニングの先頭打者をしっかり抑えていきたい」と、入りから優位に立つことが好投への鍵になる。 3勝となれば16年、19年に並ぶ自身3位タイ。このペースで勝ち星を積み重ねれば18年の最多6勝を軽々超えて2桁勝利も夢ではない。プロ10年目で初の開幕ローテ入りを果たし、すでに2勝。順調にシーズンを滑りだした左腕にとって飛躍のシーズンとなる。 今村の好投がチームを流れに乗せる。前回登板の広島戦の今季チーム初完封から、サンチェス、畠、高橋、菅野、戸郷とローテーションを1周して合計47回3分の2を4失点。全員が勝ち星を挙げ、チームも6連勝中と好調を維持している。この試合の勝利で2周目の号砲にする。【小早川宗一郎】
◆DeNAネフタリ・ソト内野手(32)が、今季1号ソロを放った。2点を追う7回1死、巨人今村のフルカウントからのフォークをすくい上げ、左翼ポール際に運んだ。 打った瞬間、本塁打を確信し、チームメートを鼓舞するように一塁ベンチに向かって雄たけびを上げ、ゆっくりと走りだした。「打ったのはフォークです。低めの球でしたが、うまくとらえることができました」とコメントした。
◆8連敗中の最下位DeNAが巨人と対戦し2-2の引き分けに終わった。
◆DeNAが、外国人コンビの一打で同点に追いついた。1点を追う8回2死三塁、タイラー・オースティン外野手が三塁線へのゴロを放ち、全力疾走で一塁を駆け抜けた。 同点の適時内野安打となり「打ったのはスライダーです。みんながつないでくれたチャンスだったので、貢献できて良かった」とコメントした。 2点を追う7回1死ではネフタリ・ソト内野手が今季1号ソロ。隔離期間を終え、11日の阪神戦の試合前練習から1軍に合流した助っ人砲が、勝利への執念を示した。
◆DeNAは阪口、巨人は今村が先発した。巨人は2回、2死一、二塁から8番吉川の中前適時打で先制した。 巨人が6回、無死から岡本が三塁打で出塁し、大城の遊ゴロの間に追加点を挙げた。DeNA阪口は5回1失点で降板した。 DeNAが7回、ソトの今季1号ソロで1点を返した。8回にはオースティンの適時内野安打で同点に追いつき、引き分けた。
◆8連敗中のDeNAが、外国人コンビの活躍で引き分けに持ち込んだ。 2点を追う7回にソトが今季1号ソロを放ち、8回にはオースティンが同点の適時打を放った。 守りでは先発阪口が5回1失点と好投。2点を追う7回には砂田、1点差の8回には山崎と勝ちパターンの投手を起用。同点の9回は三嶋が抑えたが、5安打で2得点と打線が低調だった。 試合後の三浦大輔監督(47)の主な一問一答は以下の通り。 -試合を振り返って 三浦監督 もう1歩のところでしたけども、内容自体は悪くなかったと思うんですけど、こういうところを勝たないとというところです。 -ソト、オースティンの両外国人の活躍に関して 三浦監督 試合がたつたびに慣れてきてると思いますし、つながりも良くなってきてると思うので、結果につなげるだけですね。 -打順はしばらくはこの形か 三浦監督 考えます。考えながら、何とか勝てるようにやっていきます。 -次回カードの中日戦に向けて 三浦監督 勝てなかったですけど、何とか連敗止められるように、みんなでやっていきます。 -先発の阪口は 三浦監督 初回の1球目から気持ちが出ていた。ナイスピッチングです。 -ルーキー牧の5番起用の意図は 三浦監督 何とか、(牧の打席で)得点圏でというところで5番にしました。 -8回はつないで奪った1点 三浦監督 みんなで取りにいった点数。みんなで勝とうとつないでいくことができたと思います。
◆DeNAはビハインドの状況でも勝利の方程式を投入し、巨人に傾いた流れを変えた。 2点差の7回に砂田、1点差の8回に山崎を起用。同点に追いついた直後の9回には守護神三嶋が登板し、3イニング連続で3者凡退に抑えた。三浦監督は「リードされてても目の前のバッターを抑えようと気持ちを込めて、投げていた」と評価した。
◆4月25日スタートのTBS系ドラマ「ドラゴン桜」に出演する女優の志田彩良(21)がDeNA-巨人戦で始球式を務めた。 ワンバウンド投球でボールがミットに収まり、スタンドから拍手が送られ、グラウンドを引き揚げる際には三浦大輔監督(47)からも拍手を送られた。
◆8連敗中のDeNAは、巨人戦での連敗ストップに向け、先制点の奪取がカギを握る。連敗中は8試合中7試合で先制点を奪われ、追いかける展開。巨人先発の今村から先取点を奪って、試合を優位に進めることが重要となる。 現在、6連勝中の阪神、巨人は連勝中は全試合で先制点を挙げる。特に、阪神は先制すれば開幕から14連勝中。今シーズンは9回打ち切りで、先行すれば、勝ちパターンの投手を積極的に投入することも可能。早めにリードし、山崎、三嶋へとつなぐ。 この日のオーダーについて、三浦大輔監督(47)は「多少、変えています。いかに攻撃力、得点力を上げていけるかの変更です」と意図を説明した。
◆DeNA三浦大輔監督(47)が、9連敗阻止に向け、大幅に打順を変更した。17日の同戦で2番だった牧を5番に起用。6番だった宮崎を2番に上げ、5番だったソトを6番に変更した。3番オースティン、4番佐野は不動で、1番には右打者の桑原を起用した。
◆8連敗中のDeNAが、6連勝中の巨人に先制を許した。 2回2死一、二塁、先発の阪口皓亮投手(21)が吉川に中前適時打を浴びた。初回は最速154キロをマークするなど、ボールに勢いを感じさせたが、四球をきっかけに下位打線につながれた。 試合前の時点で、連敗中は8試合中7試合で先制点を与え、追いかける展開だったが、この日も巨人に先手を奪われた。
◆DeNA大和内野手(33)が、巨人松原の「通天閣打法」の飛球を捕れず、二塁打とされた。 1度は落下地点に入ったかと思われたが、高々と上がった飛球は強風にも流され、懸命にグラブを差し出したが、グラウンドにポトリと落ちた。 人気漫画「ドカベン」のキャラクターの坂田三吉の秘打をほうふつとさせる一打でピンチを招いたが、先発の阪口皓亮投手(21)が、2番坂本勇人から4番岡本和真まで3者連続の遊ゴロで無失点に抑えた。
◆巨人松原聖弥外野手(26)が「通天閣打法」で、5試合連続安打を決めた。 1-0の3回、遊撃手後方に打ち上げた平凡な飛球が上空の強風に乗ると、守備陣の捕球体勢を乱してグラウンドにポトリ。全力疾走をしていた松原は、悠々と二塁に到達した。 漫画「ドカベン」の登場人物、坂田三吉の秘打さながらの一撃で、好機をつくりだした。
◆巨人が「ハイパーカジジャンプ」で同点に追いつかれるピンチを脱した。 1-0の5回2死三塁、DeNAの代打蝦名が振り抜いた打球は、フラフラ~っと二塁手の上を越えて右翼の定位置の前方へ。梶谷隆幸外野手(32)が猛然とダッシュすると、そのまま前方へダイブ!地面に落下する直前にグラブで打球をつかんだ。ビッグプレーに、先発の今村信貴投手(27)も手をたたいて感謝した。 試合は巨人が2回に吉川の適時打で1点を先制。6連勝中は全試合で先制しているだけに、このまま「神話継続」で7連勝なるか。
◆巨人今村信貴投手は6回1/3を4安打1失点と好投したが、3勝目を手にすることはできなかった。 2点リードの7回1死、ソトのソロで21イニングぶりの失点を許したところで降板。「7回は最後まで投げ切らなければいけません」と悔やんだ。課題に挙げていた先頭打者の出塁は一度も許さず「イニングの先頭を抑えることはできたので、試合はつくれた」と収穫も口にした。
◆"暫定守護神"でDeNAの勝ち越しを阻止した。 巨人は2-1の8回2死三塁から、中川がDeNAオースティンに三塁強襲の適時内野安打を浴びて同点に。1失点も許されない9回を託されたビエイラは、160キロ超の速球を軸に3者凡退で締めた。7連勝はお預けになった原監督だが「価値ある引き分けだと思います」と前向きに捉えた。 守護神不在は臨機応変にカバーする。デラロサが15日に市民権取得のため渡米し、チームを離れた。不在期間の守護神について、原監督が「状況(に応じて)でいいんじゃないでしょうか」と言えば、宮本投手チーフコーチも「ビエイラを中心に他の投手がフォローにつく形。クローザーとして彼にやらせていきたいなと思います」と話し、「8回中川-9回ビエイラ」を軸に、展開に適した継投策を講じる方針だ。打線は8試合連続で先制点と好調のまま、20日からの首位阪神との3連戦(東京ドーム)へ。ブルペン陣も総力を結集し、伝統の一戦に臨む。
◆8連敗中のDeNAが、外国人コンビの活躍で引き分けに持ち込んだ。2点を追う7回にソトが今季1号ソロを放ち、8回にはオースティンが同点打。8連敗中は7試合で先制点を奪われ、劣勢を跳ね返せなかったが、終盤に粘りを示した。三浦監督は「終盤に追いつけたのは大きい」と評価しながら「こういうところを勝たないと」と勝利を追い求めた。 スローガンの「横浜一心」を体現する攻撃で、同点に追いついた。1点を追う8回、代打嶺井が死球。桑原の犠打、宮崎の進塁打となる一ゴロで2死三塁とし、オースティンが三塁線へのゴロで全力疾走し、適時内野安打を記録した。各打者が役割を全うした同点劇に、三浦監督は「みんなで勝とうとつないでいくことができた」と今後の戦いへの光を見いだした。 連敗ストップに向け、大幅にオーダーも変更した。指揮官が「何とか得点圏で」と17日の同戦で2番だった牧を5番に起用。リーグ打点王のルーキーの前に走者を置くことを念頭に、打率3割2分1厘の宮崎を6番から2番に上げた。三浦監督は「徐々につながりも良くなってる。何とか連敗を止められるように、みんなでやっていく」と前を向いた。【久保賢吾】
◆DeNA三浦大輔監督(47)が、巨人岡本和のセンター前の飛球にダイビングキャッチを試みたセンターの桑原将志外野手(27)に、次戦以降も攻めの気持ちのプレーを継続することを求めた。 1点ビハインドの6回無死、ダイビングキャッチはわずかに届かず、打球はフェンスへと転々。三塁打とされ、1死後に大城の高いバウンドの遊ゴロの間に追加点を許した。 三浦監督は「状況判断とかは、コーチとしっかり話をしないと」と指摘した上で「結果スリーベースになったけど、気持ちのプレーは桑原の持ち味なので、消したくない。積極的な気持ちは大事。失ってほしくないです」と話した。 桑原の守備力は高く、ガッツあふれるプレーで何度もチームのピンチを救っただけに、守りの姿勢に入らず、攻めの姿勢で持ち味の好守を期待した。 チームは8連敗中で、20日の中日戦(横浜)で連敗ストップがかかる。三浦監督は「勝てなかったですけど、何とか連敗止められるように、みんなでやっていきます」とチーム一丸での勝利を誓った。
◆巨人の7連勝はお預けになった。2回に吉川尚輝内野手の中前適時打で、8試合連続で先制。6回には岡本和真内野手が自身初の三塁打で出塁すると、1死三塁から大城卓三捕手の遊ゴロ間に1点を追加した。 先発した今村信貴投手は7回1死でDeNAソトに1号ソロを浴びると、6回1/3を4安打1失点で降板。継投策に出たが8回に中川皓太投手が同点に追いつかれた。9回はチアゴ・ビエイラ投手が3人で締め、勝ち越しを許さず引き分けに持ち込んだ。 試合後、原辰徳監督(62)の主な一問一答は以下の通り。 20日からは首位阪神との3連戦(東京ドーム)に臨む。3ゲーム差を、どこまで縮めることができるか。盛り上がり必至の伝統の一戦が、今から待ち遠しい。 -最後はビエイラがよく? そうですね。堂々と放って、緊迫した場面でもね。 -今村は? ナイスピッチングですよ。もう少し打線がね、というところもありましたけど、今日は両軍の投手陣がいい投球をしましたね。 -8回、中川は先頭の死球がもったいなかった? そりゃそうですね。しかし、勝ち越しを許さずにバトンを渡しているわけだから、それはそれで良かったと思います。 -先制した後の3回、4回に先頭を出したが無得点 そうですね。もらったようなノーアウトランナーセカンド、あそこがね、やっぱり1本出ていればというところはありますね。 -その中でも勝ち越しを許さないのはチーム状態の良さ? そうですね。価値ある引き分けだと思いますよ。 -当面、ビエイラが最後? その辺は状況(に応じて)で、いいんじゃないでしょうか。 -1日挟んで、20日から首位阪神戦 (DeNA戦を終えたばかりで)阪神のことはちょっとまだ考えていないけど(苦笑)。またコンディションを整えて、火曜日から戦います。
◆巨人・吉川尚輝内野手(26)が先制点となる中前適時打を放った。0-0の二回2死一、二塁。DeNA・阪口の134キロを弾き返した。「しっかりとボールを引きつけて打てた。まずは先制点をとれてよかった」と振り返った。10日の広島戦(マツダ)から4試合連続安打となった。
◆巨人・岡本和真内野手(24)が六回に三塁打を放った。プロ通算1903打席目で初となった。1点リードの六回先頭で平田の速球を中前へ。浅い飛球に中堅手・桑原が飛び込んだが、これを後逸。岡本は一気に三塁を陥れた。通算97本塁打、87二塁打を放っている若き主砲にとって、これが初めての三塁打となった。 2死後、大城の遊ゴロの間に生還し、チームは2-0とリードを広げた。
◆巨人・今村信貴投手(27)が七回途中1失点、7奪三振と好投した。最速144キロの直球と110キロ台のカーブ、フォークボールを織り交ぜ、四回まで毎回奪三振。七回1死にソトに左越えソロを浴びマウンドを降りたものの6回1/3、94球の力投で試合を作った。ここまで2勝を挙げている左腕は「課題に挙げていたイニングの先頭打者を抑えることはできた。七回は最後まで投げ切らなければいけなかった。反省するところは反省して次回の登板も頑張りたい」と前を向いた。 今季登板した4試合はすべてでクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)と安定した投球を続けている。
◆DeNAが終盤に追い上げて引き分けに持ち込んだ。0-2の七回にソトの今季初本塁打で1点を返し、八回にオースティンの適時内野安打で追い付いた。巨人は今村が七回途中まで1失点と好投したが逃げ切れなかった。
◆DeNAは八回に追いつき、今季3度目の引き分けに持ち込んだ。先発の阪口が5回3安打1失点の好投。15日からスタメンに復帰したソトが1号、同じくオースティンが同点打を放ち、ともに今季初打点を挙げた。以下、三浦監督の主な一問一答。 --引き分け 「内容自体は悪くないが、もう一本というところで。やっぱり勝たないと」 --ソト、オースティンに今季初打点 「試合を重ねるごとに慣れてきている。打線のつながりも徐々によくなっている。あとは結果につなげるだけ」 --組み替えた打線は今後も継続するのか 「また考えます。何とか勝てるようにやっていきます」 --次のカードに向けて 「勝てなかったので、何とか連敗を止められるようにみんなでやっていきます」 --先発の阪口の投球は 「本当に初回の第1球から気持ちが前面に出た投球だった。初回から飛ばしていたので、あの回までかなとは思いましたが、ナイスピッチングでした」 --今季初めて宮崎を2番、牧を5番に打順を組み替えた 「そうですね、何とか牧に得点圏で回したいと思いました」 --外国人2人に当たりが出た 「まだ本来の調子までは戻っていないですが、いることによって打線にもつながりが出てくる。(攻撃の)バリエーションも増えていくかなと思います」
◆7連勝を狙う巨人は先発の今村信貴投手(27)が6回1/31失点、7奪三振と好投した。しかし、2-1で迎えた八回に同点とされ、引き分けた。終盤に追いつかれ今季4度目の引き分けに終わった一戦を原辰徳監督(62)が振り返った。 --今村は七回途中1失点 「ナイスピッチングですよ。もう少し打線がね、というところもありましたけど、やっぱり、今日は両軍の投手陣がいいピッチングをしましたね」 --中川は先頭の死球がもったいなかった 「そうですね。しかし、勝ち越しを許さずにバトンを渡しているわけだから、もうそれで良かったと思います」 --岡本和と梶谷の好守備があった 「いい守備と思います」 --先制後の三回、四回に先頭を出すも無得点 「もらったようなノーアウトランナーセカンド、あそこがね、やっぱり1本出ていればというところはありますね」 --その中でも勝ち越しを許さないのはチーム状態の良さ 「そうですね。価値ある引き分けだと思います」
◆DeNAの中堅手、桑原将志外野手(27)が0-1の六回、先頭の岡本和の中堅手前への飛球にダイビングキャッチを試みるも届かず。打球を後逸し三塁打とされ無死三塁のピンチを招くと、1死から大城の遊ゴロの間に生還を許し、大きな1点を失う結果となった。 三浦監督は試合後、このプレーについて「もちろん、結果は三塁打となってしまったわけで、状況判断とかはコーチともしっかり話をしないといけない」とした上で「ああいったプレーは桑原の持ち味なので、ああいう気持ちというのは消したくない」と語った。 桑原は広い守備範囲を誇り、これまでも何度も好捕を見せていた。指揮官はもちろん、追加点を許す結果となった点については課題を口にしたが「桑原だけではなく、全員が消極的でなく積極的に、その気持ちは忘れないようにしてほしい」とした。
◆執念のドローだ。DeNAは来日が遅れ、13日に1軍昇格したばかりのネフタリ・ソト内野手(32)、タイラー・オースティン外野手(29)がともに終盤に今季初打点を挙げ、3度目の引き分けに持ち込んだ。 口火を切ったのはソトだ。0-2の七回。完璧に封じ込められていた巨人先発、今村の変化球を左翼ポール際まで運んだ。今季17打席目で待望の1号ソロ。「低めの球だったが、うまく捉えることができた」と一振りで試合の流れを変えた。 1-2の八回、同点打を放ったのはオースティンだった。2死三塁から三塁線へ痛烈な打球を放ち、三塁手・岡本和がはじく間に全力疾走で一塁を駆け抜けた。「みんながつないでくれたチャンスだったので、貢献できて良かった」と胸を張った。 2人の奮闘に「まだ本来の調子には戻っていないが、いることで打線のつながりが出てくる」と三浦監督は目尻を下げた。好調のD2位・牧(中大)や中軸の宮崎、佐野に助っ人がかみ合えば、球界屈指の強力打線が完成する。 借金12の最下位。苦しい状況は変わらないが、2軍では救援左腕のエスコバーがこの日から実戦復帰するなど好材料もある。「あとは結果につなげるだけ」と指揮官。諦めることなく、今はただ前を向いて戦う。(浜浦日向)
◆7年目の岡本和が通算1903打席目で初の三塁打を放った。1-0の六回先頭で平田の速球を中前にはじき返し、飛び込んだ中堅の桑原が後逸。大きな体を揺らしながら一気に三塁を陥れた。デストラーデ(西武)の2066打席目、高井保弘(阪急)の1995打席目に次ぐ、史上3番目に遅い初三塁打となった。
◆先発の阪口は最速154キロをマークするなど、力の入った投球で5回3安打1失点。「指にかかっているボールが多かった。先制点を与えてしまい、チームに良い流れを作れなかったことが反省点」と振り返った。防御率1・80と安定する右腕に三浦監督は「初回の第1球から気持ちを前面に出した投球。ナイスピッチング」と高く評価した。
◆6連勝中の巨人は今季4度目の引き分け。2点リードを守り切れなかったが、原辰徳監督(62)は前向きに振り返った。 「価値ある引き分けだと思いますよ。もう少し打線が、というところもありましたけど、やっぱりきょうは両軍の投手陣がいい投球をしましたね」 無失点を続けていた先発、今村が七回1死でソトにソロ本塁打を許したところで交代。1点差の八回には救援陣の柱、中川を投入したが、2死三塁でオースティンの適時内野安打で同点とされた。指揮官は「勝ち越しを許さずにバトンを渡している。それはもうそれで良かった」とかばった。 20日からは7連勝中の首位・阪神との3連戦(東京ドーム)を迎える。ゲーム差は「3」。ライバルとの直接対決で一気に詰め寄る。(谷川直之)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
15 | 4 | 0 | 0.789 (↑0.011) | - (-) |
124 | 87 (+10) | 42 (+7) | 18 (+1) | 18 (+1) |
0.262 (↑0.011) | 2.210 (↓0.22) |
2 (-) |
巨人 |
11 | 6 | 4 | 0.647 (-) | 3 (↓0.5) |
122 | 77 (+2) | 53 (+2) | 17 (-) | 14 (-) |
0.232 (↓0.003) | 2.360 (↑0.02) |
3 (1↑) |
広島 |
10 | 9 | 1 | 0.526 (↑0.026) | 5 (-) |
123 | 58 (+4) | 67 (+2) | 17 (-) | 9 (-) |
0.246 (↓0.001) | 2.950 (↑0.16) |
4 (1↓) |
ヤクルト |
8 | 8 | 3 | 0.500 (↓0.033) | 5.5 (↓1) |
124 | 74 (+7) | 75 (+10) | 17 (+1) | 13 (-) |
0.248 (-) | 3.830 (↓0.38) |
5 (-) |
中日 |
6 | 11 | 3 | 0.353 (↓0.022) | 8 (↓1) |
123 | 49 (+2) | 65 (+4) | 3 (-) | 11 (-) |
0.220 (↓0.003) | 2.890 (↓0.07) |
6 (-) |
DeNA |
3 | 15 | 3 | 0.167 (-) | 11.5 (↓0.5) |
122 | 63 (+2) | 106 (+2) | 14 (+1) | 5 (+1) |
0.235 (↓0.004) | 4.920 (↑0.15) |
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