オリックス(3対3)ロッテ =リーグ戦4回戦(2021.04.16)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
0000000303711
ORIX
01000020031011
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【ロッテ】安田 尚憲(3号・8回表3ラン)
【オリックス】杉本 裕太郎(2号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは2回裏、杉本のソロで先制に成功すると、7回には吉田正と中川圭の2者連続適時打でリードを広げる。一方のロッテは3点を追う8回に安田の3ランが飛び出し、試合を振り出しに戻した。その後は両軍無得点のまま決着はつかず、規定により引き分けに終わった。

◆オリックスは2回1死から6番杉本が左翼席へ2号ソロを放ち、先制に成功。ロッテは3回まで山岡の前に無得点。 オリックス山岡とロッテ二木の投手戦が続き、両チーム4回から6回までは無得点。オリックスが1点リードで試合は終盤へ。 ロッテは8回に4番安田の3号3ランで同点に追いつき、今季4度目の引き分け。オリックスは今季3度目の引き分けとなった。

◆倒れたままでは終わらない。ロッテが7回裏まで0-3の試合を、同点に持ち込んだ。 安田尚憲内野手(22)が打った。0-3の8回、1死一、二塁。オリックス漆原の初球カーブをしっかりため、引っ張った。3号3ラン。敗色が濃くなる中、値千金の1発だった。 7回の2失点は、自身の失策に起因した。「本当に取り返すしかなかったですし、(投手の)二木さんにすごく迷惑をかけてしまったので。何とか打てて良かったなという感じです」。二木の黒星もひと振りで消した。井口監督は失策にくぎを刺しつつ「いいところで4番の仕事をしてくれたと思います」と打を評価した。18打点は再びリーグ単独トップになった。 菅野剛士外野手(27)も貢献した。出場した直近5試合は、15打席で6三振。うち4つが見逃し三振。11日の西武戦(ZOZOマリン)では8回2死満塁の同点機で見逃し三振に倒れ、井口監督も「満塁で見逃し三振してるようじゃダメでしょうね」と険しかった。 一塁守備についたこの日も同点に追いついた8回、三塁安田からの送球に足が離れた(記録は安打)。再び勝ち越されるピンチに、1番宗の痛烈な打球が一塁線を襲った。菅野は飛びつき、体を張ってキャッチ。抜けたり弾いたりしていたら、致命的な失点になっていた。9回表の打席ではいい角度の右飛を放ち、今後につなげた。 益田直也投手(31)がしのいだ。開幕し、ここまで救援失敗が目立つ。14日の楽天戦(楽天生命パーク)も1点リードの9回に登板し、その1点を守れなかった。それでも指揮官は「代わりがいるわけではないですし、頑張ってもらわなきゃいけない」と信頼して送り出す。 この日も3-3の9回にマウンドに向かった。1発のある紅林、吉田尚を打ち取るも、4番中川圭には粘られた末に左前打。しかし、最後は代打大下を右飛にし、無失点でゲームを締めた。球場のスピードガンには154キロが表示される球もあった。敗色漂う試合で、それぞれのリベンジをした3人。倒れたままでは終わらない。【金子真仁】

◆オリックスが8回に3点差を追いつかれ、痛恨ドローとなった。3点リードの8回に投入した漆原大晟が1死一、二塁のピンチを招き、4番安田に同点3号3ランを被弾。継投リレーがうまくいかず、逃げ切れなかった。 中嶋監督は「全てぶち壊してしまったのが...きついですね。かなり痛いですよね。ほぼほぼ負けに等しいと思います」と肩を落とした。 漆原-頓宮のバッテリーに反省を促した。1発が出れば同点の1死一、二塁からカーブを選択して被弾。「勝負球の選択というか。あそこの四球の後にカウント球で入るべきなのか。4番打者に。そういう不注意がああいうことになる」と首をかしげた。 試合前には4年ぶりに古巣復帰した平野佳が頸部(けいぶ)痛で出場選手登録を抹消。指揮官は「平野(佳)がああいう(頸部(けいぶ)痛)形でリタイアになってしまったので、流動的になるのかなと思いながらも。富山にしろ、漆原にしろ、居る選手でやるしかない」と懸命に前を向いた。 ▽オリックス杉本(2回に先制2号ソロ)「追い込まれていたので三振だけはしないようにコンパクトにスイングしました。感触はよかったのですが、ライナーで入るかどうか分からなかったので、スタンドまで届いてくれてよかったです」

◆オリックス・杉本裕太郎外野手が「6番・右翼」で先発出場。二回1死で、先制の2号ソロを放った。  「追い込まれていたので三振だけはしないように、コンパクトにスイングしました! 感触はよかったんですが、ライナーで入るかどうか分からなかったので、スタンドまで届いてくれてよかったです!」。ロッテ先発・二木が投じた141キロの直球をとらえ、ライナー性の打球を左翼3階席まで運んだ。  座右の銘が人気漫画「北斗の拳」の登場人物・ラオウの名セリフ「我が生涯に一片の悔いなし!」の杉本は、一塁ベンチ前でラオウが同セリフを発した際に見せた右拳を天高く突き上げるポーズも披露した。

◆ロッテが0-3の八回に安田の3号3ランで追い付き、引き分けた。オリックスは二回に杉本のソロで先制し、七回には吉田正と中川圭の適時打で2点を追加した。山岡が7回無失点と好投したが、八回の漆原が誤算だった。

◆ロッテの安田が3点を追う八回に同点の3号3ランを放った。1死一、二塁でこの回から登板した漆原の甘く入った初球の変化球を強振し、打球は右翼フェンスを越えた。2試合連続の複数安打も記録し「ずっと変えずに(自分の)スイングはできている。やってきたことをこれからも継続する」とうなずいた。  今季は開幕から全試合「4番・三塁」で先発。打点を18に伸ばしてリーグ単独トップに立った。この日は七回の守備でゴロを捕球できず失策で先頭打者を出塁させ、2失点につながった。直後に意地の一発を放ち「すごく迷惑を掛けてしまったので、何とか打てて良かった」と苦笑交じりに振り返った。 井口監督(同点3ランの安田に) 「自然と反応したような感じ。いいところで4番の仕事をしてくれた」 二木(7回3失点) 「全体的には粘り強く投げられたが、(2失点の)七回を粘りきれなかったところが悔しい」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
西武
1061 0.625
(↑0.025)
-
(↓0.5)
12662
(+2)
59
(+1)
14
(+1)
21
(-)
0.226
(↓0.002)
3.430
(↑0.16)
1
(1↑)
楽天
1063 0.625
(↑0.025)
0
(↓0.5)
12479
(+4)
68
(+1)
17
(-)
5
(-)
0.237
(↑0.003)
3.280
(↑0.13)
3
(2↓)
ソフトバンク
1072 0.588
(↓0.037)
0.5
(↑0.5)
12471
(+1)
62
(+2)
14
(+1)
4
(-)
0.243
(↓0.004)
3.210
(↑0.05)
4
(-)
ロッテ
784 0.467
(-)
2.5
(-)
12491
(+3)
70
(+3)
18
(+1)
9
(-)
0.234
(↓0.002)
3.460
(↑0.14)
5
(-)
ORIX
6103 0.375
(-)
4
(-)
12456
(+3)
62
(+3)
10
(+1)
4
(-)
0.225
(↑0.003
2.910
(↓0.01)
6
(-)
日本ハム
4103 0.286
(↓0.022)
5
(↓0.5)
12646
(+1)
84
(+4)
2
(-)
10
(-)
0.207
(↓0.003)
4.380
(↑0.02)