1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 7 | 19 | 0 | 1 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:菅野 智之(1勝1敗0S) 敗戦投手:坂本 裕哉(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆巨人は3回表、1死二三塁から岡本和の適時打で2点を先制する。その後は5回に坂本のソロで加点すると、6回には梶谷と岡本和の連続適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・菅野が9回無失点の快投で今季初勝利。敗れたDeNAは、投打ともに振るわなかった。
◆DeNAタイラー・オースティン外野手(29)が強肩を披露した。 5回1死一塁、巨人亀井の右前打を捕球。二塁ベースカバーの遊撃大和に素早く返球し、オーバーランした一塁走者の岡本和を刺した。守備には前日15日からついたばかりだが、早くも存在感を示した。 巨人原監督からリクエストがあったが、判定はアウトのままだった。
◆DeNA三上朋也投手(32)が6回1死、巨人菅野の強襲安打を右膝付近に受けて降板した。
◆巨人岡本和真が、視察した侍ジャパン稲葉監督に猛アピールした。3回1死二、三塁、DeNA坂本の直球を右中間にはじき返した。追い込まれてからの変化球を2球ファウルで粘り、先制の2点適時二塁打につなげた。4試合、13打席ぶりの安打に「回してくれたチャンスをなんとかしようと思っていました。打てて良かったです」と振り返った。
◆巨人坂本勇人内野手(32)が、セ・リーグ歴代4位の金本(阪神)に並ぶ、通算166度目の猛打賞をマークした。 3打数2安打で迎えた8回無死二塁、DeNA桜井から右越えの二塁打を放ち、代走立岡を送られてベンチへ退いた。 この試合で、坂本は遊撃での出場も1778試合となり、鳥谷(ロッテ)の持つ遊撃手の最多出場記録を更新した。
◆巨人は3回に松原と坂本の連打で一、二塁とし梶谷の中飛でタッチアップし1死二、三塁に。4番岡本の右中間二塁打で2点先制。 巨人は5回に坂本の中越え2号ソロで1点を追加。6回には1死満塁から梶谷の2点二塁打、岡本和の左前適時打で3点を加えた。 巨人は8回に重信の適時打で1点を追加し、今季最多19安打で大勝。先発菅野は完封で今季初勝利。DeNAは2年ぶりの7連敗。先発の坂本が今季初黒星。
◆巨人が今季最多の19安打で5連勝を決めた。2点を先制した3回と3得点でダメ押しした6回は、それぞれ4安打と集中打でたたみかけた。12試合連続3得点以下と得点力不足で苦しんでいた先週から一変。原監督は「打撃は水ものとよく言われますけど、少し、少し、安定感は出てきたかな。バットもだいぶ振れてきた感じはありますね」と復調の手応えを口にした。 ▽巨人梶谷(6回1死満塁、遊撃手後方に落ちる2点適時二塁打で4試合連続安打)「ラッキーですね。ヒットになってくれてよかった」
◆DeNAは今季初、2年ぶりの7連敗となった。今季初先発の坂本を先発に立て、6投手で継投したが、今季最多の被安打19。打線は巨人菅野に6安打完封された。完封負けは今季3度目となった。 三浦監督は「攻撃も守備も厳しかったです。(菅野には)何とかしようとしたが、思うような打撃をさせてもらえなかった。(7連敗は)なかなか期待にこたえられなくて申し訳ないが、明日からやるしかない。勝てるようにいろいろ対策を立てていきたい」と振り返った。 ▽DeNA坂本(今季初登板は5回10安打3失点で負け投手)「序盤はピンチで粘ることができた。しかし、イニングの先頭打者を出塁させてしまうことが多く、先制点を与えたことで試合の流れを持ってこれなかった」
◆巨人原辰徳監督が投打の主軸を称賛した。今季3試合目でエースの実力を示した菅野には「ボールも走っていたしね、本来の...良かったんじゃないですか」と笑顔。 4試合ぶり安打となる先制の2点適時二塁打の4番岡本和に「いい仕事をしましたね」と目を細め、10試合連続安打で打率3割1分8厘に上げた坂本には「中心バッターですから」とあらためて信頼を寄せた。
◆侍ジャパン稲葉篤紀監督が菅野の総合力を実感した。 当初の視察予定を延長して巨人-DeNA戦に足を運んだ。現体制で未招集の菅野の投球を凝視。「今日はたぶんスライダーが良くなかったのでフォークの選択が多かったと思うが、1つのボールがだめでも違うボールで打ち取れる。カーブも桑田さんから教えてもらって、投球にすごく幅が出てきた」。五輪決勝戦でも戦う横浜スタジアム。日本一狭い球場で初完封を収め、通算7勝4敗、防御率2・92とする芸当だった。指揮官も決戦へ「フライが上がるとちょっとドキっとするなと改めて感じた。いよいよ3かカ月後だなと気を引き締めた」と想像した。
◆巨人松原聖弥外野手が2試合連続で1番打者の役割を全うした。プロ初の先頭打者アーチを決めた前日に続き、自身2度目の1試合4安打で好機をつくった。 直近3試合は13打数7安打1本塁打4打点。1番起用に応える活躍を見せるが「調子は上がって来ていると思います。(離脱中の)丸さんや若林さんが帰って来ても負けないように明日も打ちたいです!」と、貪欲にアピールを続けると誓った。
◆みなとみらいの高層ビル群を背に日の丸がはためいた。東京五輪決勝戦の舞台となる横浜スタジアムで巨人の侍たちが躍動した。 絶対的エース菅野。直球を微妙に動かす150キロに迫るツーシーム、スプリットを効果的に交えた。ゴロアウト12、4奪三振の快投で今季初勝利を完封で飾った。東海大相模時代の07年夏の神奈川大会準決勝。横浜スタジアムで横浜相手に"振り逃げ3ラン"のミラクルプレーを生み出したこともある。「記憶している限り、ハマスタの完封は初めて。うれしいです」とゼロ行進を完成させた。 不動の遊撃手坂本。5回無死、DeNA坂本のチェンジアップを下半身の粘りで、バックスクリーン左に2号ソロを放り込んだ。3回の中前打、8回の右越え二塁打で通算166回目の猛打賞。リーグ歴代4位の金本(阪神)に並んだ。07年9月2日横浜(現DeNA)戦で1軍の"遊撃デビュー"した場所で、遊撃での出場が1778試合に到達。ロッテ鳥谷の持つ遊撃手の最多出場記録を更新し「この成績をもっと伸ばせるように精いっぱい頑張ります」と言った。 若き主砲の岡本和。開幕からの不振を払拭(ふっしょく)した。3回1死二、三塁、DeNA坂本の直球を右中間に先制の2点適時二塁打。15年9月5日DeNA戦、公式戦3打席目のビッグベイビーがプロ1号2ランで初安打&初打点をマークした場所で4試合、13打席ぶりの安打が先制決勝打となり大勝の口火を切った。6回1死二、三塁でも左前適時打を放ち3打点。「明日からまた打てるように、しっかり準備して頑張ります」と背筋が伸びた。 ネット裏から見守った侍ジャパン稲葉監督とともに、東京五輪の金メダルをかけた戦いが待ち受ける。2021年、8月7日。YOKOHAMAの最終決戦で世界一を奪い取る。【為田聡史】
◆DeNAは今季3度目の完封負けで、2年ぶりの7連敗となった。攻守に分けて、敗因を探る。 【守備】投手陣が今季最多の19安打を浴びた。今季初先発の坂本は5回3失点と粘ったが、10安打を許した。直球は最速146キロをマークしたが、空振りを奪える変化球がなかった。打者25人で奪三振は0。4回以外は毎回先頭打者に出塁を許し、あまりにリズムが悪かった。三浦監督は、坂本については「ボールはだいぶよくなっていた。毎回走者を背負って3点でよく踏ん張ったけど。徐々によくなってきた」と評した。だが、投手陣での19被安打には「打たれすぎです。バッテリーとして何とか防がないといけない」とした。 バックの守備も乱れた。3回無死一、二塁で、梶谷の打球は左中間への飛球。タッチアップした二塁走者を三塁で刺そうとした中堅桑原からの返球は、中継に入った遊撃大和の頭上を越えた。三塁宮崎が二、三塁間でボールを捕球した時には、一塁走者も二塁を陥れた。確実に刺せるならダイレクト送球の方が速いのは確かだが、三塁送球はそれた上に、カットマンの頭上を越える送球はいただけない。オープン戦から開幕3連戦を通じて露呈した中継プレーの乱れは、確実に巨人に次の塁を狙われている。三浦監督は「きっちりと凡事徹底でやっていきたい」と指摘した。 【攻撃】巨人菅野の前に、散発6安打に終わった。スタメン出場2試合目の5番ソトが4打数無安打とブレーキとなった。4回2死三塁では中堅飛球。7回無死一塁でも中飛。9回2死一塁も右飛に倒れた。アウトはすべて外野飛球。150キロの直球には差し込まれ、スライダーも捉えられない。実戦不足が響いている。ソトのスタメン復帰で6番に下げた宮崎は2試合連続で2安打。三浦監督は「点が入らなければ改善しないといけない」と話しており、打順の組み替えを行う可能性はある。 今季最長の7連敗だけに、投打ともに打開策は必要となる。三浦監督は「なかなか期待にこたえられなくて申し訳ないが、明日から勝てるようにいろいろと対策を立てていきたい」と話した。【斎藤直樹】
◆巨人菅野が今季初勝利を完封で飾った。直球を微妙に動かす150キロに迫るツーシーム、スプリットを効果的に交え、ゴロアウト12、4奪三振の快投だった。菅野は昨季好成績を収めながら、今季はプレートの一塁側を踏むようにした。右投手では元広島の黒田、阪神西勇がいる。ただ誰もがマネできない。私も現役時に一塁側を踏む右腕と組んだ記憶がない。 メリットもデメリットもある。一塁側から投げることで右打者の内角、左打者の外角に角度がつけられる。左打者の内角にもボールゾーンからストライクゾーンに入るフロントドアのような軌道でも投げられる。腰に不安を抱える菅野には負担も少ない。三塁側からなら右打者の外角には左腕で壁をつくり、体の開きを抑えながら最後に腰を強く回して角度をつけなければならず、負担がかかる。 一塁側からは体が少し早めに開き、打者に正対して投げられ、腰への負担が少ない。一方で最大の武器となる大きい曲がりのスライダーは、打者が振りやすいストライクからボールになる軌道は投げにくい。ストライクからストライクの軌道になりやすく、見逃しが減ってくるだろう。 それでも昨季までなかった140キロ台中盤のカットボールがストライクからボールになる軌道で、カバーしていた。初回無死一塁で好調の牧を外角低めのボールになるカットボールで、遊ゴロ併殺打に仕留めたのが象徴的だった。続くオースティンは明らかなボール球のスライダーで空振り三振。一塁側から右打者に体が正対するように向かって右腕を強く振ると、打者が球が向かってきたと惑わされて、つられて振ることもある。かつて三塁側を踏んでいた時に、右打者に対し、意表を突く内角への「インスラ」も得意としていたが、一塁側からなら、より効果が増す。1度抹消されたが、巨人にとって1年間フルで投げてもらわないと困る投手。首位阪神を追うためにも菅野で負けられない。(谷繁元信・日刊スポーツ評論家)
◆巨人は投打がかみあい5連勝を飾った。先発のエース菅野智之投手(31)は直球を微妙に動かす150キロに迫るツーシーム、スプリットを効果的に交え、ゴロアウト12、4奪三振の快投で今季初勝利を完封で飾った。 打線は1番松原聖弥外野手(26)が4安打。4番岡本和真内野手(24)が3回1死二、三塁、DeNA坂本の直球を右中間に先制の2点適時二塁打を放ち、今季最多の19安打、7得点の猛攻を呼び込んだ。 主将の坂本勇人内野手()は3安打で通算166回目の猛打賞を達成。リーグ歴代4位の金本(阪神)に並んだ。遊撃での出場も1778試合となり、ロッテ鳥谷の持つ遊撃手の最多出場記録を更新した。 試合後、原辰徳監督(62)の主な一問一答は以下の通り。-菅野は見事な完封 原監督 そうですね。今日はボールも走っていたしね、本来の...良かったんじゃないですか。 -球数も118球 原監督 理想的でしょうね。 -球威は 原監督 いいと思います。9回でも150何キロ、出ていたもんね。 -岡本和が存在感 原監督 非常に今日はいい役割というか、いい仕事をしましたね。 -松原も4安打 原監督 打率も格好がついてきたね。 -坂本はバックスクリーン左に本塁打 原監督 このところ、ずっと安定していますよね。中心バッターですからね。 -一時期は打てなかったことがうそのように、今日は19安打 原監督 打撃は水ものとよく言われますけど、ここのところ、少し、少し、安定感は出てきたかなという感じはしますね。バットもだいぶ振れてきた感じはありますね。 -2軍では新外国人のスモークとテームズが初実戦 原監督 いいスタートを切ったと思いますね。少し慣れるというか、整えるというか、上げるというか。その部分で、やや時間は必要でしょうね。
◆巨人が5連勝した。三回に岡本和の2点二塁打で先制し、五回に坂本の2号ソロ、六回に梶谷の2点二塁打と岡本和の適時打で3点を加えた。菅野は6安打の完封で今季初勝利を挙げた。DeNAは2年ぶりの7連敗を喫した。
◆巨人の坂本が7試合ぶりの2号ソロを放ち打線を活気づけた。2-0の五回に先頭打者で、初球のチェンジアップにやや体勢を崩されながらもバットを振り切った。右手の押し込みを利かせた打球はバックスクリーン左へ飛び込み「追加点が欲しかったので、打てて良かった」と喜んだ。 遊撃手として通算1778試合目の出場で、ロッテの鳥谷を抜いてプロ野球の歴代1位となった。「トレーナーさんや裏方さんのおかげで今の自分がある。この成績をもっと伸ばせるように精いっぱい頑張る」と謙虚に語った。
◆DeNAは投打にいいところがなく2年ぶりの7連敗を喫した。投手陣は今季ワーストの19安打を許し、打線は菅野にひねられて今季3度目の零敗。三浦監督は「攻撃も守りも厳しかった。何とかしないといけない」と険しい表情だった。 7連敗中は全て先発投手に黒星が付き、相手の先発投手に白星が付いている。終始劣勢で試合が進んでおり、「先制点を与えてしまっているからそうなっている。悔しさを晴らせるよう、先発投手の役割をやってもらいたい」と奮起を促した。
◆日本代表の稲葉監督が五輪の会場となる横浜スタジアムに視察に訪れ「3カ月後、五輪があるという感じで見ていた。風の向きも含め、フライが上がるとちょっとどきっとするなと改めて感じたし、気を引き締めるという気持ちにもなった」と本番へイメージを膨らませた。 試合では日本代表でも主力として期待される巨人の坂本が中越えへソロを放った。稲葉監督は「ああいうところに放り込むのはさすが。いいものを見られた」と満足そうだった。
◆最後の打者・ソトを右飛に仕留めると、笑みがこぼれた。巨人・菅野智之投手(31)が7年連続、現役最多タイとなる21度目の完封勝利で今季初白星を挙げた。 「やっぱり完封っていうのは何物にも代えられない。本当にうれしい」 最速153キロの直球を軸に変化球を操り、圧倒した。九回には152キロをマークするなど球威は衰えなかった。118球で6安打、4奪三振。3月26日の開幕戦後に脚の違和感で一時登録を抹消されるなど、もがき苦しんでいた右腕が東京五輪の会場となる横浜スタジアムで輝きを取り戻した。 師と仰ぐレジェンドの記録に追いついた。21度の完封勝利は巨人では沢村栄治の20度を抜き、桑田真澄(現投手チーフコーチ補佐)に並んだ。視察した侍ジャパンの稲葉監督は「五輪というのも頭の片隅に置きながら、これからもプレーをしていただけるとありがたい」と期待を寄せた。 チームは5連勝を飾り、貯金4と上昇気流に乗った。3連覇、9年ぶりの日本一へ。球団史に新たな1ページを刻んだ背番号18の逆襲が始まる。(樋口航)
◆鋼の遊撃手だ!! 巨人は16日、DeNA4回戦(横浜)に7ー0で大勝し、5連勝を飾った。「2番・遊撃」で先発した坂本勇人内野手(32)が遊撃手として1778試合目の出場を果たし、ロッテ・鳥谷敬内野手(39)を抜いてプロ野球の歴代1位に浮上した。五回には2号ソロを放つなど3安打し、通算166度目の猛打賞はセ・リーグ歴代4位となった。 慣れ親しんだ遊撃の位置に、坂本はこの日も立った。野手の"花形"を守り続け、遊撃で歴代1位となる1778試合出場。32歳にしてプロ野球の歴史を塗り替えた。 「トレーナーさんや裏方さんのおかげで今の自分があります。この成績をもっと伸ばせるように精いっぱい頑張ります」 大記録達成にもクールに打球を追う姿は変わらなかった。一回には併殺を完成させるなど守備陣を統率し、菅野の完封を後押しした。 打っては五回にバックスクリーン左へ2号ソロを放つなど3安打1打点。通算166度目の猛打賞は阪神・金本知憲に並ぶセ・リーグ歴代4位。主将が向き合うのはレジェンドたちの記録だ。 西武などで活躍した松井稼頭央氏に憧れ、小学生時代から、本職は遊撃手だった。プロ2年目の2008年に定位置をつかみ、12年にはヤクルト・宮本慎也氏の自主トレに参加。14年に中日から加入した井端弘和氏を見本に研究を重ね、16年以降にゴールデングラブ賞に4度選出。名遊撃手に学んだ積み重ねが礎になっている。 その他の写真(2/3枚) 負担の大きな遊撃一筋で13年連続100試合以上に出場する。年々、自己管理の意識が高まり、帰宅後30分間のストレッチが日課だ。試合のない休養日もスポーツ外科などで治療を行う。入念なケアが鋼の肉体を支えている。 周囲の支えへの感謝も忘れない。「トレーナーさんや裏方さんのおかげ」-。4月2日のヤクルト戦(東京ドーム)の早出練習で着たのは黄色いTシャツ。胸に似顔絵がプリントされた長橋光行1軍チーフトレーナーの勤続30年を祝して、トレーナー陣がシーズン前に作成したものだった。 坂本はこれを1枚拝借し、左袖に「はやと」と書き込んで着用した。ほのぼのとした一コマに長橋トレーナーが喜んだのはいうまでもない。仲間たちとたどり着いた大記録だった。 遊撃・坂本の生みの親でもある原監督は「非常に価値がありますよ。ショートというポジションはね」と敬意を表した。侍ジャパン不動の遊撃手でもある主将が、"史上最高の遊撃手"の証しを手にした。(谷川直之)
◆巨人・菅野智之投手(31)が7年連続、現役最多タイとなる21度目の完封勝利で今季初白星を挙げた。元巨人監督の堀内恒夫氏(73)は17日、自身のブログで「菅野は、まだ本調子じゃないね。菅野のイメージとは違う三振よりも打たせて取るピッチングスタイル」と指摘した。 菅野は最速153キロの直球を軸に変化球を操り、圧倒した。九回には152キロをマークするなど球威は衰えなかった。118球で6安打、4奪三振。3月26日の開幕戦後に脚の違和感で一時登録を抹消されるなど、もがき苦しんでいた右腕が東京五輪の会場となる横浜スタジアムで輝きを取り戻した。 堀内氏は「調子が良い時に勝つのは当たり前であって悪い時にいかにして勝てるかどうか。毎回ピッチャーは自分の調子を加味しながらピッチングを組み立てていく。ブルペンの時のイメージと実際にマウンドに立った時のイメージが違う時もある。すぐに修正出来るかどうかそれも大事」と強調していた。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
14 | 4 | 0 | 0.778 (↑0.013) | - (-) |
125 | 77 (+2) | 35 (-) | 17 (+1) | 17 (+1) |
0.251 (↓0.004) | 1.990 (↑0.12) |
2 (-) |
巨人 |
10 | 6 | 3 | 0.625 (↑0.025) | 3 (-) |
124 | 68 (+7) | 49 (-) | 15 (+1) | 14 (-) |
0.235 (↑0.016) | 2.400 (↑0.14) |
3 (-) |
ヤクルト |
8 | 7 | 3 | 0.533 (↓0.038) | 4.5 (↓1) |
125 | 67 (-) | 65 (+2) | 16 (-) | 13 (-) |
0.248 (↓0.005) | 3.450 (↑0.07) |
4 (-) |
広島 |
9 | 8 | 1 | 0.529 (↑0.029) | 4.5 (-) |
125 | 54 (+7) | 60 (+3) | 17 (+2) | 9 (+1) |
0.250 (↑0.005) | 2.980 (↑0.06) |
5 (-) |
中日 |
5 | 10 | 3 | 0.333 (↓0.024) | 7.5 (↓1) |
125 | 42 (+3) | 61 (+7) | 3 (-) | 10 (-) |
0.220 (↑0.005) | 2.990 (↓0.25) |
6 (-) |
DeNA |
3 | 14 | 2 | 0.176 (↓0.012) | 10.5 (↓1) |
124 | 59 (-) | 97 (+7) | 11 (-) | 4 (-) |
0.243 (↓0.002) | 4.960 (↓0.11) |
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