1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 7 | 0 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 5 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:畠 世周(1勝1敗0S) (セーブ:デラロサ(0勝0敗5S)) 敗戦投手:勝野 昌慶(1勝1敗0S) 本塁打 |
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◆巨人は3回裏、松原の適時打で先制に成功する。さらに坂本の2点適時打と梶谷の2ランが飛び出し、この回一挙5点を奪った。投げては、先発・畠が9回途中1失点の快投で今季初勝利。敗れた中日は、先発・勝野が試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。
◆巨人の新外国人選手が、2日連続で1カ所打撃を行った。メジャー通算196発のジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)と、同96発のエリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)が試合前練習に参加。 フリー打撃ではスモークが3本、テームズが1本の柵越えを放った。フリー打撃後に行った1カ所打撃では育成3位の笠島、山川、谷岡と対戦。 3月29日に来日し、2週間の隔離を終え13日から東京ドームで調整している。
◆中日が大幅に打線を入れ替えた。 スタメン「2番・右翼」に福留孝介外野手(43)を起用。中日復帰以来初めての2番。 阪神時代の昨年8月7日広島戦(マツダスタジアム)で「2番・右翼」でのスタメン出場はあったが、中日では00年9月21日、横浜戦(横浜)での「2番・遊撃」以来の20年ぶりの2番での先発出場になった。13日まで4番の福田を3番に上げ、A・マルティネスを昨年11月11日以来の4番に起用したほか、京田が3試合ぶりにスタメンに復帰した。
◆巨人梶谷隆幸外野手(32)が途中交代した。5点リードの5回1死、中日鈴木の145キロ直球を右腕付近に死球を受けた。直後に二盗を決めたが、6回の守備から退いた。 3回1死二塁では、右中間席への2号2ランを放ち、15試合ぶりの本塁打をマークしていた。
◆巨人は3回、松原、坂本が適時打を放つと、1死二塁から梶谷が2号2ラン。5点を先制した。中日は巨人先発畠の前に無得点。 中日は先発勝野が4回5失点で降板。2番手鈴木がマウンドに上がった。巨人は、先発畠が6回まで無失点7奪三振と好投。 中日は9回、先頭のA・マルティネスが1号ソロを放つも反撃及ばず。巨人が逃げ切り今季初の3連勝。畠が今季初勝利を挙げた。 中日勝野が1敗目。
◆中日が巨人に連敗を喫し、借金が今季最多の3に膨らんだ。球界現役最年長の福留を「2番・右翼」に起用する攻撃型打線を組んだが、先発勝野が誤算。3回に打者10人5失点と炎上し、4回で降板した。9回にA・マルティネスの1号ソロからの2安打で完封目前の畠をKO。守護神デラロサを引っ張り出すのが精いっぱいだった。 打線改造について与田剛監督は「攻撃を厚めにしようと。(福留は)四球も含めて出塁するという期待、長打もそう。いろいろ動いていかないと」と説明。9回の畠攻略には「ちょっとした粘りが出たのは良かった」と話した。 中日では00年9月21日、横浜戦(横浜)以来の2番スタメン出場した福留は4打数無安打と不発。福留は「任せてもらったところで、頑張るだけ。我慢して全員で戦っていくしかない」と前を向いた。 中日ニュース一覧はこちら―> ▽中日石橋(5回から今季初マスクで9回に初安打) 自分が要求したところに鈴木さん、橋本さんが素晴らしい球を投げてくれました。(安打は)落ちついて、やるべきことをやろうと打席に入り、それができたと思います。 ▽中日福留(中日では00年9月21日横浜戦以来の2番先発出場も4打数無安打) 任せてもらったところで、頑張るだけ。我慢して全員で戦っていくしかない。 ▽中日A・マルティネス(9回に完封負けを阻止する1号ソロ) 難しい球には手を出さないようにして、甘い球を狙っていた。しっかり捉えることができたね。 ▽中日パウエル打撃コーチ(打線の状態について) (畠のカットボールに)前へ体が突っ込む選手が多かった。シーズンはまだ始まったばかり。選手個々がもっと自信を持って打席に入ってもらいたい。 ▽中日鈴木(2番手で2回無安打無失点) テンポを意識して、いい流れを持ってこられるように投げた。内容も良かったと思う。 ▽中日阿波野投手コーチ(勝野の投球内容について) 立ち上がりは良かったが、勝負どころで投げきれない部分が出た。
◆巨人梶谷が「単純明快弾」で復調への兆しをつかんだ。試合前時点で打率1割7分7厘に低迷。「自分のスイングをしようと。それをセンター方向に打ちたい」と脳内をクリアにした。3点リードの3回1死二塁、中日勝野の143キロ直球を右中間席に放り込んだ。松原の先制打、坂本の2点適時二塁打に続いた1発に「いい流れで回してくれた。それに乗って、より集中力を高められたのかなと思います」。3連打、一挙5得点に加勢した。 バットの快音が快足にも波及した。5回1死で右腕付近に死球を受けて出塁。次打者岡本和の打席で二盗を決めた。6回の守備を前に途中交代したが「大丈夫。全然平常運転で」とケロリ。特徴を消さず、軸をぶらさない。しっかり振って、しっかり走る。よく食べて、よく寝る。「そうですね。そういうことです」と梶谷。3月27日DeNA戦以来、15試合ぶりの2号2ランが復調への合図だ。
◆侍ジャパン入りが有力視される巨人坂本勇人内野手が適時打を放った。先制した直後の3回1死一、二塁。中日勝野の121キロカーブを捉え、三塁線を破る2点適時二塁打とした。 通算381本目の二塁打は侍ジャパン前監督の小久保(現ソフトバンクヘッドコーチ)に並ぶ歴代22位タイの記録。「みんなが回してくれたチャンスなので、打つことができて良かったです」と二塁上で右拳を握った。東京五輪出場に意欲を見せる主将が、8試合連続安打と好調を維持している。
◆中日が今季2度目の連敗で借金が最多の3に膨らんだ。「2番・右翼」福留の攻撃型打線を組んだが不発。先発勝野昌慶投手が3回に打者10人5失点と炎上する誤算もあり、9回にA・マルティネスの1号ソロからの2安打でデラロサを引っ張り出すのが精いっぱい。 試合後の与田剛監督の一問一答は以下の通り -福留の2番起用は 攻撃を厚めにしようということ。四球も含めて出塁するという期待。長打もそう。 -この打線は今後も こういうパターンがまたあるかもしれないし、こういう時にいろいろ試すことが大事になってくる。とにかく点取るためにいろいろ動いていかないと。 -A・マルティネスに1発が出た 1軍に上がってきてやっといい形でホームランが出た。彼にはそういうところの期待が高い。これから(本塁打が)増えていって欲しい。 -勝野が粘れなかった ちょっと変化球を多く使いすぎた。真っすぐがすごくよかったので。持ち味の球をうまく使えばよかった。ふたまわり目に入ると(巨人も)そういう傾向を狙ってくる。できとしては本当によかった。 -9回のリクエストは 踏んでいないように明らかに見えたので。そういうジャッジ(の問題)じゃなくても勝てるようにしないと。 -石橋、橋本らが結果を残した こういうゲームになり、若手を使うチャンスができた。石橋も練習では状態が良かった。こういうところからスタメンのチャンスをつかんでほしい。 -最後は守護神デラロサを引っ張り出した 少しでも使わせることも大事。ちょっとした粘りが出たのは良かった。
◆巨人の梶谷が3月27日以来、15試合ぶりとなる2号2ランを放った。三回に松原と坂本の連続適時打で3点を奪い、なおも1死二塁。2ボール1ストライクから勝野の直球を右中間席に運び「前の打者がいい打撃を見せてくれたので、乗っていくことができた」と感謝を口にした。 DeNAからフリーエージェント(FA)で加入したが、打率1割台と苦しんでいる。好結果を求めるあまりゴロアウトが多かったと反省。「しっかり自分のスイングをする」との心掛けで、久しぶりの長打が出た。 五回は右腕に投球を受け、六回の守備から交代。それでも「全然大丈夫」と言うように、大きな心配はなさそうだ。昨季はセ・リーグ2位の打率3割2分3厘をマークした梶谷が本来の力を発揮すると、他チームにとって脅威になる。
◆7日の前回登板で今季初勝利を挙げた中日の勝野は三回に崩れ、五回に代打を送られて4回5失点で降板(修正前:し「)した。「試合を壊してしまい申し訳ない」とぼうぜんとグラウンドを見詰めた。 一、二回は直球に威力があり、ともに三者凡退と上々の立ち上がり。三回は7番香月の中前打で初めて走者を背負うと、1死一、二塁から松原に先制適時打。さらに坂本に2点二塁打、梶谷には2ランを浴び、一気に畳み掛けられた。(修正前:「先発の仕事を1イニングでも長くできるように」との意気込みとは裏腹に、5回持たずにマウンドを降りた。)与田監督は「変化球を使い過ぎる。自信のある球をどんどん投げ込んでほしい」と求めた。
◆巨人が今季初の3連勝。三回に松原の適時打、坂本の2点二塁打、梶谷の2ランと続いて一挙5点を奪った。畠は九回途中で降板したが、1失点で今季初勝利。中日は勝野が崩れ、反撃もA・マルティネスのソロだけに終わった。
◆周囲の不安を一掃する一発だ。2試合連続で「3番・右翼」で先発出場した巨人・梶谷隆幸(32)が放った打球は、G党の待つ右中間席に着弾。一塁を回ったところで小さく拳を握った。 「自分のタイミングで打つことだけを心掛けました。前の打者がいい打撃を見せてくれていたので、乗っていくことができた」 3-0とした三回1死二塁。中日・勝野の143キロの直球を仕留めた。貴重な追加点となる2号2ランは、3月27日のDeNA戦(東京ドーム)以来となる一発。試合前までの16試合で打率・177(62打数11安打)と苦しんでいたが、前日13日には移籍後初の複数安打をマークしたのに続く活躍で、復調気配を示した。 打線につながりも出てきた。三回先頭の香月、増田大の連打で1死一、二塁の好機をつくると、1番に入った松原、坂本、梶谷の3連打で一挙5点。12試合連続3得点以下の球団ワースト記録に並ぶなど低迷していた打線が、勢いを取り戻しつつある。 13日に僅差で勝利した試合後、原監督は「投手は非常に頑張ってくれている。明日から打線の更なる奮起を願う」と望んでいた通り、好投する畠を打線が援護した。チームが上位進出するには個々の奮起が必要不可欠。まずは背番号13が復活ののろしを上げて快勝。3連勝の立役者となった。(樋口航)
◆巨人は、先発の畠世周投手(26)が8回1/31失点、9奪三振の好投で今季初勝利を挙げた。打線は三回に梶谷隆幸外野手(32)の2号2ランなど、打者一巡の猛攻で一挙5点を奪った。投打がかみ合い今季初の3連勝を飾った。原辰徳監督(62)が試合を振り返った。 --畠が良く投げた 「そうですね。あそこまで行ったらね。(最後は)やっぱりリリーフ陣の力を借りた。でも、本人も非常に自信をつけてくれればね、次の登板でまた頑張ってくれればと思っています」 --ここのところ先発陣が素晴らしい投球 「ピッチャー陣は非常に頑張ってくれています。今日は打線もね、いいところでつながった。やっぱり7番、8番、このへんが打ってくれたのが非常に良かった」 --梶谷に久々の一発 「昨日ぐらいから、非常に少し吹っ切れたところもあるように見えますね。今日も練習の時も非常に良かったし、練習の形がしっかりしていれば、いい結果が出てきますね」 --これで3連勝。明日は好調の高橋だが 「楽しみですね。優貴も前回非常に良かったというところで、これをさらにバネにしてくれた状態で、明日マウンドに上がってくれると。それを信じたいですね」 --3連勝は今季初。チームの状態は 「まだまだね。明日になってみないと、という中でね。はやり注意深く、用心深く、攻めていくというのが今、現状だと思いますね。まあまあ、メンバーもそろいつつあるというところでね、今がやっぱり踏ん張りどきだと思います」
◆巨人は、先発の畠世周投手(26)が8回1/31失点、9奪三振の好投で今季初勝利を挙げ、お立ち台に上がった。 --投球を振り返って 「前回、思うようなピッチングができなくて、中継ぎの方に迷惑をかけたので、1イニングでも多く投げようと思って投げました」 --完封を惜しくも逃した 「九回の先頭打者に打たれてしまったので、そういうところをなくしていきたい」 --最後まで行きたいという気持ちもあったか 「最後まで投げたかったです」 --今に向けての意気込み 「次も頑張ります。応援よろしくお願いいたします」
◆フルスイングした打球はあっという間に右中間席に吸い込まれた。巨人・梶谷隆幸外野手(32)=前DeNA=が15試合ぶりの一発となる2号2ランで、1イニング5得点のビッグイニングを演出した。 「いい感じで捉えられた。いい流れだったので集中力を高められた」 三回に松原、坂本が連続適時打を放ち、3点を先制。回った打席で、中日の先発・勝野の甘く入った直球を完璧に捉えた。チームは今季初の3連勝。DeNAとの開幕カード以来となるカード勝ち越しも決めた。 スタメン落ちの危機だった。13日の中日戦。実は当初、選手に伝えられたメンバー表は3番に別の名前があった。開幕戦は1番でスタートした梶谷は打率が1割台に低迷し、9得点で大勝した11日の広島戦では初めて打順が6番に下がったうえ、先発でただ一人の無安打に終わっていたからだ。 首脳陣は練習で状態をチェックし、原監督が先発起用を決めたのは試合直前。"背水の陣"で3番に入ったFA戦士は、一回に先制の中前適時打を放ち、移籍後初の2安打をマークした。 復調の気配が漂う32歳は「日々やることをやって結果を出していくしかない。安心はしていられない」と言う。原監督は「きのう(13日)ぐらいから吹っ切れたように見える」と目を細めた。チームは今季4度目の1試合5得点以上で2位に浮上。昨季はリーグ2位の打率・323を残したバットマンの逆襲が始まる。(伊藤昇)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
12 | 4 | 0 | 0.750 (↑0.017) | - (-) |
127 | 71 (+6) | 35 (-) | 14 (+2) | 14 (+1) |
0.253 (↓0.001) | 2.250 (↑0.15) |
2 (1↑) |
巨人 |
8 | 6 | 3 | 0.571 (↑0.033) | 3 (-) |
126 | 56 (+5) | 48 (+1) | 13 (+1) | 12 (+1) |
0.215 (-) | 2.630 (↑0.11) |
3 (1↑) |
ヤクルト |
7 | 6 | 3 | 0.538 (↑0.038) | 3.5 (-) |
127 | 65 (+7) | 62 (+3) | 14 (+3) | 13 (+1) |
0.257 (↑0.005) | 3.680 (↑0.04) |
4 (2↓) |
広島 |
8 | 7 | 1 | 0.533 (↓0.038) | 3.5 (↓1) |
127 | 47 (-) | 53 (+6) | 15 (-) | 7 (+1) |
0.251 (↓0.005) | 2.960 (↓0.16) |
5 (-) |
中日 |
5 | 8 | 3 | 0.385 (↓0.032) | 5.5 (↓1) |
127 | 38 (+1) | 49 (+5) | 3 (+1) | 10 (+1) |
0.213 (↓0.001) | 2.580 (↓0.19) |
6 (-) |
DeNA |
3 | 12 | 2 | 0.200 (↓0.014) | 8.5 (↓1) |
126 | 58 (+3) | 88 (+7) | 11 (+1) | 4 (+1) |
0.244 (↓0.004) | 4.990 (↓0.17) |
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