楽天(2対2)ロッテ =リーグ戦5回戦(2021.04.14)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ロッテは1-1で迎えた7回表、2死一二塁から中村奨の適時打で勝ち越しに成功する。対する楽天は1点ビハインドで迎えた9回、1死一三塁から鈴木大が犠飛を放ち、土壇場で同点とした。試合はそのまま決着がつかずに9回の攻防を終え、規定により引き分けに終わった。

◆ロッテのレオニス・マーティン外野手(33)はここまで12球団トップの7本塁打と好調。今日の相手先発は楽天則本昂大投手(30)だが、同投手には通算16打数ノーヒットと大の苦手。今日は天敵からの初安打が出るか。

◆右ヒラメ筋損傷で離脱中の楽天田中将大投手(32)の復帰登板が、17日の日本ハム戦(東京ドーム)に決定した。 石井一久GM兼任監督がこの日の試合前に取材に応じ「今のところ何の問題もなく順調にやってるので。17日にこのままいけば投げると思います」と明言した。球数やイニングについては「今後、考えていきますけど。基本的には17日に投げるのは決めて、今後の調整をしていくことになる」とした。 8年ぶりに日本復帰した田中将は当初、開幕2戦目の3月27日の日本ハム戦(楽天生命パーク)で先発予定だったが、直前の故障で登板を回避し登録抹消となった。その後は1軍に帯同して練習を続け、2軍での調整登板なしで復帰登板に臨むことになる。 現在NPB通算99勝。復帰戦は日本100勝をかけたマウンドとなる。

◆04年アテネ五輪で侍ジャパンのヘッドコーチ、監督代行を務めた中畑清氏(67)が始球式を行った。 背番号「33」の白のユニホームでマウンドに立つと、グルグルと腕を回してから投球。ボールは内角にそれたがノーバウンドで捕手太田のミットに収まった。

◆本拠地初先発の楽天則本昂大投手が6回を112球、6安打1失点で降板した。 初回に犠飛で1点を先制されたが、2回以降も最速150キロの直球を軸に毎回の9奪三振。「良い状態をキープできてるかなと思います」と話していた通り、勝敗こそつかなかたったが、持ち味の力強さを見せた。

◆楽天の島内宏明外野手(31)が、10打席ぶりに打点1を積み上げた。1点を追う1回1死三塁。カウント1-1でロッテ左腕小島が投じた3球目、外角の133キロカットボールを逆らわずに流し打ちした。打球はぐんぐん伸びながら左翼後方に飛び、犠飛には十分な距離。ロッテ左翼手の荻野が捕球すると同時に三走小深田がスタートし、駆け足で生還。スコアボードに「1」を点灯させた。 今年でプロ10年目。パンチ力を武器に、17年から19年までの3年間は10本塁打以上を放ち、計35本塁打。昨季はコロナ禍によるシーズン短縮で143試合から120試合になった中で114試合出場。打率2割8分1厘、8本塁打53打点でチームを支えた。 昨季は4番で31試合、5番で69試合、6番で10試合に先発出場したが、3番は1試合のみ。昨季はチーム最多の45試合で3番に起用された主砲の浅村が、今季は不動の4番。そして、試合前までパ・リーグ6位の出塁率4割6厘を誇る島内が、開幕から3番として、17戦連続でスタメンに名を連ねる。さらに、通算54盗塁を誇る脚力も光り、同7位タイの9得点を上げている。「新3番」として、島内の一振りがチームに勢いを与え続ける。【相沢孔志】

◆ロッテは1回1死二、三塁から4番安田の犠飛で1点を先制。楽天もその裏、1死三塁から島内の犠飛で同点に追い付いた。 楽天先発の則本昂は2回以降も力強い投球で6回まで9奪三振1失点。ロッテ先発小島も制球良く6回まで2安打1失点に抑えた。 ロッテは7回に中村奨の適時打で1点を勝ち越し。楽天は9回1死一、三塁から鈴木大の右犠飛で追いつき、引き分けた。

◆ロッテは9回に連打を浴びて引き分けに持ち込まれた。ストッパー益田の救援失敗は今季3度目になった。今季は打者35人に対し奪三振は5、被安打は10本。 井口資仁監督も「空振りを取れていないのがあるかなと思います」と首をひねる。7回ハーマン、8回唐川がともに3者凡退で流れを作っただけに痛い。「代わりがいるわけではないですし、頑張ってもらわなきゃいけないです」と話していた。

◆今季初勝利こそならなかったが、ロッテ小島和哉投手(24)が次へつながる投球を見せた。 初回、1番小深田に四球を出し、3番島内の犠飛で1点を失った。しかし、5番辰己に高めを3球続けて振らせた。うち2つはボール気味で、辰己もハーフスイングになった。 「ほぼまっすぐの逆球だったんですけど、あの球があったから、他の外角のまっすぐが生きたかなと思ったので、それも踏まえてうまく田村さんが配球してくれたと思います」 スライダーも含め、捕手田村とのバッテリーで楽天打線に高め周辺をうまく振らせながら、2回以降はピンチを切り抜けた。時にはサインに首も振った。「根気負けしないように1個1個投げました」と意志も強く持ちながら、勢いに乗っていった。 白星には恵まれないが、3戦続けて6イニングを投げ、次は7回と期待もかかる。井口監督も「援護がなかったですけど、しっかり我慢して放ってくれたと思います」と先発左腕の力投を評価した。【金子真仁】

◆楽天が土壇場の執念で引き分けに持ち込み、単独首位をキープした。 1点を追う9回無死、侍ジャパンの主軸候補となる浅村が「塁に出ることしか考えてなかった」とロッテ守護神の益田から右中間に二塁打で足掛かりを作ると、その後1死一、三塁からこの日は7番に入った鈴木の犠飛で追いついた。「前のイニングに(渡辺)佳明がみんなを勇気づけるプレーをしてくれましたし、アサ(浅村)が必死で走ってツーベースをもぎ取ってくれましたし、みんながつないでくれた打席だったので。点につなぐことができてよかったです」と喜んだ。 9回2死の守備では、前日に失点につながる失策を犯した渡辺佳が、ロッテ荻野の鋭い打球に飛び付いて三ゴロ。ファインプレーで流れを引き寄せて迎えた9回裏の同点劇だった。 ここまで不動の5番を務めてきたキャプテン茂木が4試合連続で欠場となり、連日打順を組み替えて臨んだ中で価値あるドロー。石井一久GM兼監督も「(茂木不在は)大きいですけど、その分、他のプレーヤーが失敗だったり、成功だったりできる。佳明も取り返せたというか、借りを返せた部分はあると思うし、ああいうプレーをしたから9回があったと思う。1人だけに頼らず、しっかりとチームの底力が上がってくればいいと思っています」と評価した。

◆楽天が執念で引き分けに持ち込み単独首位をキープした。 1点を追う9回無死、侍ジャパンの主軸候補となる浅村栄斗内野手が「塁に出ることしか考えてなかった」と二塁打で足掛かりを作ると、その後1死一、三塁から鈴木大の犠飛で追いついた。キャプテン茂木が4試合連続で欠場し、連日打順を組み替えて臨んだ中で価値あるドロー。石井GM兼監督も「ああいうところで得点が取れたというのは、すごくチームが集中していた部分だと思います」と評価した。

◆楽天の則本昂は6回6安打1失点と好投しながらも3勝目はならなかった。一回、荻野とマーティンの1、2番に連打を許して安田に左犠飛を許した1点が重く、リードを奪えないままに降板した。  尻上がりに調子を上げ、毎回の9三振を奪った。1-1の六回2死二、三塁のピンチでは藤岡を内角高めのスライダーで見逃し三振に仕留め「立ち上がりは最悪だった。悪いなりに粘ることはできた」と淡々と振り返った。  米大リーグ、ヤンキースから8年ぶりに復帰した田中将が17日の日本ハム戦で今季初登板することが決まった。「何事もなくその日が来たらいいし、チームとしてもすごく大きい。僕はこれまで通り先輩たちにつくってもらった流れで投げられるようにしたい」と話した。

◆楽天は1-2の九回に鈴木大の犠飛で1点を挙げて追い付き、引き分けに持ち込んだ。ロッテは一回に安田の犠飛で1点を先行。1-1の七回には中村奨の適時打で1点を勝ち越すなど2度リードしながら逃げ切れなかった。

◆楽天が、1点を追う九回に鈴木大地内野手(31)の右犠飛で引き分けに持ち込んだ。試合後の石井一久監督(47)の一問一答は以下の通り。  --九回の打線の粘り  「ああいうところで得点を取れたのは、チームが集中していた部分だと思いますし、あわや勝ち越しまで持っていけたので、いい攻撃を最終回にしてくれました」  --先発した則本昂は9三振を奪った  「立ち上がりは少し調子が悪いかなという感じはあったが、そこからうまく修正して則本らしい投球をしてくれた」  --打線はロッテ先発の小島に手を焼いた  「少し逆球も多くて(的を)絞りづらいところもあった。ただ、その後の(味方)リリーフですよね。宋(ソン)が打たれましたけど、何とか最少失点で抑えてくれて、九回があったと思います」  --中継ぎの渡辺佑、酒居が試合の流れを引き寄せた  「素晴らしい投球でした。ストライク先行で、攻めていく投球をしてくれた。(渡辺)佳明も、きのうエラーしたが、最後(九回2死の守備)は(ミスを)取り返すような素晴らしいプレーをしてくれて、九回にすべてつながったと思います」  --あしたにつながる  「あした勝てば、ここで1勝1敗1分けに持っていける。あした何とかして勝ちたいです」  --茂木(体の張り)の不在は大きい  「大きいけど、ひとりだけに頼らず、チーム力が上がってくれればいいなと思います」

◆楽天の鈴木大が1-2の九回1死一、三塁で抑えの益田の速球を引っ張って右犠飛をマークして引き分けに持ち込んだ。調子が上がらず打順が7番まで下がった中で「点につなげることができて良かった」と意地を示した。  土壇場での同点劇につなげたのは九回の渡辺佳の守備だった。八回に代打で出場して三塁の守備に就いていた。2死無走者で荻野の鋭いゴロを巧みにさばいて三者凡退に抑えて攻撃のリズムを生んだ。前日13日には敗戦につながる失策を犯していただけに、石井監督は「借りを返すような素晴らしいプレーをしてくれて、九回の全てにつながった」とたたえた。

◆ロッテは益田がセーブに失敗し引き分けに終わった。2-1の九回、先頭打者の浅村に二塁打、辰己に安打を浴び、1死一、三塁で鈴木大に犠飛を許した。井口監督は、首位楽天からの勝利を目前で逃し「守り切らなきゃいけない」と悔しさをにじませた。  益田は既に9試合目の登板。開幕2、3戦目に連続で敗戦投手となったが、その後は6試合連続無失点と持ち直していた。井口監督は「代わりがいるわけではない。頑張ってもらわないと」と奮起を促した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
953 0.643
(-)
-
(-)
12672
(+2)
60
(+2)
16
(-)
5
(+2)
0.237
(↓0.005)
3.200
(↑0.07)
2
(-)
ソフトバンク
962 0.600
(↑0.029)
0.5
(↓0.5)
12666
(+4)
57
(+1)
13
(-)
4
(+1)
0.246
(↑0.004)
3.280
(↑0.14)
2
(-)
西武
961 0.600
(↑0.029)
0.5
(↓0.5)
12760
(+2)
58
(+1)
13
(-)
21
(+1)
0.228
(↑0.003)
3.590
(↑0.24)
4
(-)
ロッテ
683 0.429
(-)
3
(-)
12681
(+2)
64
(+2)
17
(-)
8
(-)
0.232
(-)
3.640
(↑0.16)
5
(1↓)
ORIX
692 0.400
(↓0.029)
3.5
(↓0.5)
12650
(+1)
55
(+4)
9
(-)
3
(-)
0.220
(↓0.001)
2.940
(↓0.09)
6
(-)
日本ハム
493 0.308
(↓0.025)
4.5
(↓0.5)
12745
(+1)
80
(+2)
2
(-)
10
(+2)
0.210
(↓0.003)
4.400
(↑0.13)