ロッテ(★1対2☆)西武 =リーグ戦3回戦(2021.04.11)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:平井 克典(3勝0敗0S)
(セーブ:増田 達至(0勝0敗4S))
敗戦投手:鈴木 昭汰(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆西武は1点を追う4回表、中村の犠飛で同点とする。続く5回には、山田が犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・平井が7回1失点の好投。その後は平良、増田とつないで逃げ切り、平井は今季3勝目を挙げた。敗れたロッテは、打線が先発・鈴木を援護できなかった。

◆ロッテのルーキー鈴木昭汰投手(22)が3度目の先発。 同投手は白星はないものの、初戦が5回で6奪三振、2試合目は7回で11奪三振。奪三振率12・75の鈴木が、ロッテの新人では初の2試合連続2桁奪三振に挑戦する。

◆ロッテ鈴木、西武平井の先発。ロッテは3回、中村奨の内野ゴロの間に1点を先制した。西武は3回まで無得点に抑えられた。 西武は4回、源田が安打と二盗、三盗でかき回し、中村の犠飛で同点に。5回に山田の犠飛で勝ち越し。西武1点リードで終盤へ。 平良、増田と継投した西武がそのまま逃げ切り。平井が無傷の3勝目。ロッテ鈴木は援護が乏しく、プロ初黒星を喫した。

◆ロッテが1点差で敗れ、ルーキー鈴木昭汰投手の初白星はならなかった。 8回、西武平良に打者5人が29球をかけて満塁機を作るものの、最後はフルカウントから菅野がスライダーを見逃し三振。井口監督は「満塁で見逃し三振してるようじゃダメでしょうね」と険しい表情だった。5球団との対戦をひと回り終え、3球団に負け越して借金3。「自分たちの野球をまだまだできてないってところですかね」と振り返った。

◆西武のキャプテン源田壮亮内野手が足でかき回した。 1点を追う4回無死から中前打で出塁すると、続く3番森の場面で二盗、4番中村の打席で三盗に成功。中村の左犠飛で同点ホームを踏んだ。「得点につながったのが一番良かった。今、若い選手が多いので、キャプテンとして皆がのびのびと一体感を持ってプレーできる雰囲気作りをこれからもしていきたいです」と話した。

◆先発でも平井様!! 西武平井克典投手(29)が、自己最長の7回を5安打1四球1失点で開幕3連勝を飾り、ハーラートップに立った。19年には中継ぎとしてリーグ新記録となる81試合に登板し「神様、仏様、平井様」と呼ばれた鉄腕。今季から先発転向し、前日には10四球と制球難の投手陣の中で存在感を発揮。故障者続出に苦しむチームを救う白星に「ピッチャーがリズムに乗れずにという試合が多かったので、まず初回から断ち切って、いいリズムで投げようと思った。しっかりできてよかったです」と胸を張った。 テンポよく強気の攻めで先頭打者の出塁を一度も許さず、7回2死二塁の一打同点のピンチも代打鳥谷を内角カットボールで二飛に仕留めた。「しっかり内角で攻めると(捕手の森)友哉から言われていたので。しっかり応えることができてよかった」とうなずいた。 山川、外崎、栗山ら主力に加え、若林や山野辺ら若手も故障。山賊打線が苦境の中で接戦を制した。「ピッチャーがしっかりリズムをつくれば、若い子でもたくさん打ってくれるので。まずはいいリズムをつくることが勝ちにつながる一歩になる」。開幕時とガラリとオーダーが変わっても「平井様」の頼もしさは変わらない。【鈴木正章】 ▽西武辻監督(平井の好投に)「やっぱり一番フォアボールでバタバタとなるピッチャーじゃないので。本当にいいピッチングだったと思います」

◆西武が競り勝った。0-1の四回に中村の犠飛で追い付き、五回に山田の犠飛で勝ち越した。平井は7回1失点で8三振を奪いリーグトップの3勝目。平良、増田とつなぎ逃げ切った。ロッテは拙攻で内野ゴロの間の1点にとどまった。

◆西武は源田壮亮内野手の2盗塁など、この試合で4個の盗塁を決め、両リーグ最速でチーム20盗塁に到達した。  「若い選手が多くなって、走れる選手がいる。次のカードでも走ってくる、みんな走ってくるよというとこで(相手が)警戒してくれればまた違ったこともできるだろうし」  辻監督も積極的な走塁に満足そう。この日は源田と並ぶリーグトップの6盗塁をマークしているD4位・若林(駒大)が前日の自打球による右膝打撲で欠場。それでも指揮官は「大丈夫と思う。(休みが)きょう、明日とあれば」と、大事には至っていないと説明。13日の日本ハム戦(メットライフ)から若林が復帰できれば、さらにチームは"加速"しそうだ。

◆西武は11日、ロッテ3回戦(ZOZOマリン)に2-1で逆転勝ちし、2カードぶりの3連戦勝ち越しを決めた。0-1の四回、源田壮亮内野手(28)が二盗&三盗を決め、犠飛で生還。五回は佐藤龍世内野手(24)の積極的な走塁から勝ち越し点を奪った。チームは両リーグトップの20盗塁に到達。主力野手が不在の中で"足攻め"が光った。 ■四回、源田ヒットから二盗&三盗  鮮やかに、軽快に、したたかに。西武が隙のない走塁を随所で決め、敵地でロッテを下した。  「二盗、三盗を決めることができましたが、それよりも、それが得点につながったのが一番良かったです」  0-1の四回に中前打で出塁した源田は、続く森の打席で二盗に成功。森の三振後、中村の打席では捕手・田村も送球をあきらめる好スタートで三盗を決めた。中村は同点の左犠飛で応え「ゲン(源田)、いろいろとナイスラン」と源田のスピードに感謝した。 ■五回は一走・佐藤が暴投で三塁へ  五回は一走の佐藤が新人左腕・鈴木の暴投で一気に三塁へ。直後に山田の右犠飛で勝ち越しのホームを踏んだ。源田と並んでリーグトップの6盗塁をマークしているD4位・若林(駒大)が10日に当てた自打球の影響で欠場したが、チームは1試合4盗塁。今回の3連戦だけで10盗塁し、両リーグ最速で20盗塁に到達した。  「若い選手が多くなって、走れる選手がいる。"みんな走ってくるよ"と(相手が)警戒してくれれば、また違ったこともできるだろうし」  辻監督は積極的な走塁に手応えを感じている。故障で主力の栗山、山川、外崎が不在。効率良く得点を挙げる足技こそ、西武がペナントレースを生き残る道だ。  「若い選手が多いので、みんながのびのびと一体感を持ってプレーできる雰囲気作りをこれからもしていきたい」とは主将の源田。派手さはなくとも機動力がある。所沢発の"快足特急"がさらに加速する勢いだ。(湯浅大)

◆ロッテのドラフト1位ルーキー鈴木は5回3安打2失点の力投が実らずプロ初黒星を喫した。立ち上がりから切れのあるボールを生かして7三振を奪ったが、打線の援護は1点で、2本の犠飛を許し逆転された。  ここまで3試合で投げ、防御率2・12、24三振と奮闘しながら初勝利が遠い。「いつもより制球にばらつきがあった。しっかり反省して次に生かしていきたい」と話した。

◆西武は足を絡めた攻撃で競り勝った。0-1の四回は先頭打者の源田が安打で出塁して二盗、三盗を決め、1死で中村が犠飛をマーク。五回に安打と暴投で1死三塁とし山田の犠飛で勝ち越した。  今季は盗塁がリーグ断トツの20と走りまくっている。辻監督は「塁に出ることによってプレッシャーをかけ、ランナーに少しでも気がいけばコントロールミスも出る。犠飛で点を取れたのは良かった」と目を細めた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
942 0.692
(↓0.058)
-
(-)
12868
(-)
52
(+2)
16
(-)
3
(-)
0.238
(↓0.006)
3.360
(↑0.1)
2
(-)
ソフトバンク
852 0.615
(↑0.032)
1
(↑1)
12858
(+2)
49
(-)
13
(-)
3
(+1)
0.249
(↑0.003)
3.180
(↑0.23)
2
(-)
西武
851 0.615
(↑0.032)
1
(↑1)
12956
(+2)
54
(+1)
13
(-)
20
(+4)
0.229
(↓0.001)
3.890
(↑0.22)
4
(-)
ロッテ
582 0.385
(↓0.032)
4
(-)
12873
(+1)
60
(+2)
16
(-)
8
(-)
0.232
(↓0.004)
3.920
(↑0.14)
4
(1↑)
ORIX
582 0.385
(-)
4
(↑0.5)
12842
(+4)
47
(+4)
9
(+1)
3
(-)
0.216
(↑0.003)
2.770
(↓0.09)
6
(-)
日本ハム
383 0.273
(-)
5
(↑0.5)
12941
(+4)
76
(+4)
2
(+1)
8
(-)
0.217
(↓0.002)
4.720
(↑0.05)