ロッテ(☆6対2★)西武 =リーグ戦2回戦(2021.04.10)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:美馬 学(1勝0敗0S)
敗戦投手:浜屋 将太(1勝2敗0S)

本塁打
【西武】愛斗(3号・5回表ソロ)
【ロッテ】マーティン(6号・1回裏ソロ),マーティン(7号・3回裏ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは初回、マーティンのソロで先制する。そのまま迎えた3回裏には、マーティンの2打席連続本塁打となるソロと山口の適時打で3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・美馬が7回3安打2失点の力投で今季初勝利。敗れた西武は、投打ともに振るわなかった。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が「ウエルカム弾」を放った。 初回1死で打席へ。チームが苦手とする西武浜屋の内角144キロに鋭く反応すると、低いライナーで右翼席へ放り込んだ。 先制6号ソロに、いつも以上の笑顔でダイヤモンドを1周。この日は同じキューバ出身で、米国の自宅もご近所さんのアデイニー・エチェバリア内野手(31)が入団会見をしたばかり。球団を通じて「先制することができて良かった。今日からエチェバリアもチームに合流したしそれもうれしいね!」とコメントした。 マーティンは3回無死で迎えた第2打席でもカーブを右翼席へ完璧に運び、7号ソロ。勢いが止まらない。

◆西武愛斗外野手(24)が、2試合連発となる3号ソロ本塁打を放った。 4点を追う5回無死、ロッテ先発美馬の4球目を引っ張り左翼席へ。反撃の口火を切る1発に「打ったのはスライダーです。ビハインドでしたし、何とか塁に出ようという気持ちで打席に入りました。打った瞬間の手ごたえは、入るかな、という感じですね。しっかり自分のバッティングができたと思いまし、良かったです」と話した。 前夜にはプロ1号先制弾と同2号逆転3ランで勝利に貢献。期待の若獅子が、2試合連続で結果を示した。

◆ロッテはマーティンの6号、7号と2打席連続のソロ、山口の2点適時打などで3回までに西武を4-0とリードした。 西武は5回、愛斗の3号ソロなどで2点を返した。ロッテは中盤にもチャンスを作るが無得点。ロッテ2点リードで終盤に入った。 ロッテは7、8回にも加点し、救援陣が粘って逃げ切った。7回2失点の美馬は今季初勝利。西武は浜屋が2敗目。

◆西武はまたも故障者が出て手痛い1敗を喫した。試合前に山野辺が左母指の痛みで登録抹消となり、5回には売り出し中のルーキー若林が右膝付近に自打球を当て途中交代。千葉県内の病院に向かった。 辻監督は「それが心配。これだけ故障者が出て、もう選手がいなくなるよ」と苦笑い。山川、外崎、栗山らに加え、若手にもけが人が続出する緊急事態となった。

◆ロッテ美馬学投手(34)が今季1勝目を手にした。過去2戦は好投するも白星に恵まれず。「いい形で投げていたので、結果がなかなかつかないとしんどくもなってくるので、勝ちがついて気持ちも楽になったかなと思います」とホッとした表情を見せた。 7回2失点の投球だった。唯一の失点は5回。西武愛斗にソロ本塁打を許した後、2四球をきっかけに2点目を許した。若林の自打球治療で間が空き、直後に2つ目の四球を出した。「間が空いた時の四球の出し方も悪かったし、そういうところがもったいない。結果的に2点であそこが済んで良かったなって感じです」。何とかしのぎ、7回まで投げ抜いた。 打線が満塁機を何度も逃す中、マーティンの2打席連続アーチがとにかく効いた。美馬には、開幕前からの日課がある。「ホームランお願いします」とマーティンに頼む。「おねがいしまーす」と自分にも返事が来る。「毎日お願いしています。その結果が今日につながったと思います」。継続は力なり。ベテランの力を見せた。【金子真仁】

◆勝利にも、ロッテ井口資仁監督(46)は取材対応中に浮かない表情をする場面があった。「今日は益田を出さなくてもいい展開にできたはずなので」。 満塁機を逃し続け、4点差の9回にストッパーの益田直也投手(31)が登板した。今季14試合を終え7試合目の登板。セーブシチュエーションではないものの、前夜は8回に小野郁投手(24)が5失点し、逆転負けを喫したばかりだ。 この日は先発美馬が7回を投げ、8回を前夜と同じ3点差で迎えた。誰が投げるか。指揮官は、これまで7回を任せていた唐川侑己投手(31)を起用。「8回唐川、という形で準備していました」と明かした。唐川は連打と四球で1死満塁のピンチを迎えたが、何とか無失点で切り抜けた。 小野はこの日から2軍での再調整となった。9日の試合後に直接、本人に伝えたという。「ここ何試合か内容があまり良くないっていうのと、四球出してちょっと自滅気味になっているんで。そういうのを含めて、最短で上がってこられるようにしっかり準備をしてほしい。自信を持って放ってほしいと」。 先発陣は好調が続いている。昨季は盤石だったリリーフ陣については「まだハーマンも唐川も益田も含めて、調子が万全ではない」と指揮官も悩むところ。150キロ超の直球を誇り「ストライクゾーンで勝負できる投手なので」と評価する小野の復活は、チームの今後を左右する。ここが踏ん張りどころだ。【金子真仁】

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が2打席連続のウエルカム弾で、チームの連敗を止めた。▼マーティンが2本塁打を打ち、これで開幕から5カード連続の本塁打。開幕から5カード以上続けて本塁打は、昨年の中田(日本ハム=7カード)や宮崎(DeNA)がいるが、ロッテの選手では大毎時代の59年に6カード連続で打った山内以来62年ぶり2人目。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が2打席連続のウエルカム弾で、チームの連敗を止めた。 3回の7号ソロは完璧な確信弾。バットを軽やかに手から離し、走り始めた。「失投を見逃さない気持ちでいます。それがうまくできたのかな」とほほ笑んだ。 朝から笑顔が絶えなかった。同じキューバ出身のエチェバリアが合流した。知り合って10年少々、米マイアミの自宅は「車で3分くらい」というご近所さん。オフも同じコーチの下で一緒に練習している。「彼が来てくれて、とてもうれしいです」。前夜は逆転負けに沈んだチームに、新たな活気をもたらした。 日本球界の先輩として、友へのアドバイスがある。「アジャストするのが一番大事だと思う」。19年途中に入団。環境に徐々に対応し、去年は25発を放った。時にチームリーダーの役割も担った。新たに複数年契約を結び、ロッテに戻ってきた。「プレーしたい気持ちはありました。結局は、チームが選んでくれた。僕が今までやってきたことを認めてくれたのかなと思います。それはとてもうれしいことです」。全日程の1割ほどで12球団トップの7本塁打。まだまだ笑う。【金子真仁】

◆西武のドラフト4位・若林楽人外野手(22)=駒大=が五回の第3打席で、カウント2-2からの5球目をファウルにした際に、打球を右ひざ付近に当てた。  そのまま動けず両脇を抱えられて自軍のベンチに戻り、治療を受けたがグラウンドには戻れず、代打・鈴木が送られた。走攻守でバランスのとれているタイプで、前日9日のロッテ戦ではプロ入り後初の1番に入り、1安打2四球で3度出塁。2盗塁も決めてリーグトップの6盗塁をマークしていた。

◆ロッテが快勝した。一回にマーティンのソロで先制。三回にはマーティンの7号ソロと山口の2点適時打で加点し、七、八回にも1点を加えた。美馬は7回3安打2失点で今季初勝利。西武は浜屋が3回4失点と序盤で崩れた。

◆西武は投手陣が押し出し四球を含む10四球と自滅した。辻監督は「10個も出すって、みんな打たれそうな気がするのかね。精神的なものなのか。変化球でパッと真ん中でストライク取ればいいと思うんだけど」と嘆いた。  先発の浜屋は3四球を与えるなど3回7安打4失点。2敗目を喫し「自分で自分を窮屈にするような投球をしてしまった」と反省した。

◆ロッテの美馬が得意の本拠地で今季初勝利を手にした。手元で小さく動く変化球を武器に7回2失点と好投。五回は相手打者の自打球で中断してペースを乱しかけたが、2点差とされてなおも2死二、三塁で森を左飛に打ち取り「正直、森さんかと思ったけど。あそこを粘れて勝ちにつながった」と振り返った。  ZOZOマリンスタジアムは昨季6勝1敗と好成績を残した。今季も初登板で白星と好発進となり「応援の力が強いと思う」と客席のファンに感謝した。

◆西武の愛斗が五回に2試合連続となる3号ソロを放った。先頭打者で打席に入り、美馬の真ん中に入ったスライダーを捉えて左翼席に運び「何とか塁に出ようという気持ちで打席に入った。打った瞬間の手応えは入るかなという感じですね」と振り返った。  前日9日にプロ初本塁打と逆転3ランをマークしており2戦で3発。辻監督は「結果が出て、それをさらに自信としてやってくれればいい」と話した。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が一回、三回に2打席連発。絶好調の助っ人が開幕から5カード連続本塁打をマークした。  「僕としては、相手の失投を逃さない。それだけ。調子はいいです」  一回は弾丸ライナーで右翼席に先制の6号ソロ。三回も右翼席中段へ7号ソロを運んだ。4月の9試合で6発。本塁打数は両リーグ単独トップに立っている。  2019年のシーズン途中に加入して来日3年目。昨季は目元が女優の広瀬アリスに似ていると話題になったマーティンは異国での生活に慣れ、米大リーグ通算58発の実力を発揮している。  隔離期間を終えて合流した新外国人のエチェバリア(前ブレーブス)は、同じキューバ出身で10年来の友人。米フロリダ州マイアミの自宅は「車で3分」の近さで、オフは自主トレも一緒に行っている。  この日は、練習メニューが分からないエチェバリアに、フリー打撃とノックの順番などを丁寧に説明。「自分が学んだこと、感じたことを伝えたい」と協力を約束した。頼りになる"幕張のアニキ"がロッテ打線を引っ張る。(山口泰弘)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
932 0.750
(-)
-
(-)
12968
(+8)
50
(+8)
16
(+2)
3
(-)
0.244
(↑0.003)
3.460
(↓0.36)
2
(1↑)
ソフトバンク
752 0.583
(-)
2
(-)
12956
(+8)
49
(+8)
13
(-)
2
(-)
0.246
(↑0.012)
3.410
(↓0.28)
2
(-)
西武
751 0.583
(↓0.053)
2
(↓0.5)
13054
(+2)
53
(+6)
13
(+1)
16
(+1)
0.230
(↓0.004)
4.110
(↓0.19)
4
(1↑)
ロッテ
572 0.417
(↑0.053)
4
(↑0.5)
12972
(+6)
58
(+2)
16
(+2)
8
(+1)
0.236
(↑0.008
4.060
(↑0.17)
5
(1↓)
ORIX
581 0.385
(↓0.032)
4.5
(↓0.5)
12938
(+2)
43
(+5)
8
(-)
3
(-)
0.213
(↑0.002)
2.680
(↓0.19)
6
(-)
日本ハム
382 0.273
(↑0.073)
5.5
(↑0.5)
13037
(+5)
72
(+2)
1
(-)
8
(-)
0.219
(↑0.005)
4.770
(↑0.32)