1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 2 | 1 |
中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |

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◆ヤクルトは1点を追う4回表、村上の2ランが飛び出し、逆転に成功する。対する中日は6回、無死二塁の好機から阿部が適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。その後は両チームの救援陣が得点を許さず、3時間57分の熱戦は規定により9回引き分けに終わった。
◆中日は1回2死一、三塁で阿部の二ゴロを山田が失策して1点先取。先発の柳は3回までヤクルト打線を2安打無失点に抑えた。 ヤクルトは4回、村上の5号2ランで逆転。中日は6回、阿部の適時打で追いついたが、2死満塁の勝ち越し機は逃した。 ヤクルトは同点とされた6回途中から救援陣が無失点で踏ん張る。中日も7回から継投に出て、2-2の引き分けに終わった。
◆中日がヤクルトと引き分けた。中日与田剛監督(55)の試合後のコメントは、以下の通り。 -あと1本が出なかった 与田監督 チャンスで...うん。ヒットが10本、相手エラーが2つ。勝たなきゃいけない内容でしたけどね。 -チャンスは何度も 与田監督 簡単に原因が見つかるわけではないと思いますが、力をつけるしかない。それぞれみんな(選手は)ある程度の戦術を持って打席には入っていると思いますが、迷いが生じたりプレッシャーがかかったり、いろんな要因はあるかとは思いますが、結果的にこれだけチャンスをつぶすということはもちろん僕も戦術を考えないといけませんが、なんとか点を取れるようにしないといけない。 -8回の勝ち越し機には京田に代打井領を送った 与田監督 気持ちの部分は本人ではないので難しいですが(京田の心情を)想像すると、いろんな迷いがあるのかな、という感じはするんですよね。なんとか次の打席につながるような部分が出せるようになればいいんですけどね。 -先発柳は6回を村上の2ランによる2失点 与田監督 よかったと思います。(村上には)警戒しすぎてフルカウントからさすがにあれだけの当たりを打たれてしまいましたが、そのあと切り替えられましたね。よくはなってきていると思います。 -12試合連続本塁打が出ない 与田監督 ビシエドがいなくなってベンチ(メンバー)で1本も打ててない。そういう能力をつけていかないといけませんね。
◆中日は、「0発打線」からの脱却はならなかった。 6回、阿部の適時打で2点目を奪って追いつくのが精いっぱい。9回2死一塁で平田が右飛に倒れ、むなしい引き分けに終わった。 チーム本塁打が出ない試合は、開幕2戦目から「12」となった。球団では62年5月に記録して以来、59年ぶりの珍事。与田監督は「ヒットが10本、相手エラーが2つ。勝たなきゃいけない内容でしたけどね。ビシエドがいなくなってベンチ(メンバー)で1本も打ててない。そういう能力をつけていかないといけませんね」と声を絞り出した。 開幕戦で唯一の本塁打を放ったビシエドは、コンディション不良で離脱中。8日のDeNA戦から代わって4番・一塁を務める福田が6回に昇格後初安打となる二塁打を放ち、阿部が同点打。だが、ファン待望のアーチはまた先送りに。2リーグ分立後の最長記録は56年の13試合連続。「0発打線」の苦しい日々から、早く抜け出したい。
◆ヤクルト村上宗隆内野手がリーグトップタイの5号2ランを放った。 1点を追う4回1死一塁で中日柳の外角高め直球を捉え、逆方向の左翼席中段まで運んだ。「追い込まれたので逆方向を意識していました。強いスイングができた」。開幕当初に伸び悩んだ打率も2割9分3厘まで上げてきた。「まだ3割に乗ってないのでまた明日。いい状態を続けていきたい」と維持していく。
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が0-1の四回1死一塁から5号2ランを放った。中日先発・柳が投じた外角高め142キロ直球を完璧に捉え、バンテリンドーム左翼席に運んだ。 「小川さんが粘って投げているので、流れを変えたかったです。追い込まれていたので逆(左)方向を意識していました。強くいいスイングができたと思います」と村上。7試合連続安打とし、3試合連続の打点を挙げた。
◆ヤクルトが今季3度目の引き分けに終わった。0-1の四回、村上が左翼席に5号2ランを放ち2-1と逆転したが、先発の小川が六回無死二塁から阿部に中前適時打を浴び、2-2の同点に追いつかれた。その後は両チームともに決め手を欠き、得点を奪えなかった。
◆両チームとも終盤に勝ち越せず、引き分けた。六回に阿部の適時打で追い付いた中日は七、八回の好機を逃すなど13残塁と攻め切れなかった。ヤクルトは六回途中降板した小川の後を受けた救援陣が、無失点で踏ん張り負けを免れた。
◆ヤクルトは引き分け、勝率5割をキープした。一回に先制を許したが、四回に村上が左翼席へ5号2ラン。六回に同点とされたが、その後は救援陣が無失点でつないだ。先発の小川は六回途中7安打2失点(自責点1)だった。高津監督の主な一問一答は以下の以下の通り --小川は粘りの投球 「どんどん攻めることはできたのかなと思います。広い球場ですし、少々甘く入ってもという気持ちがあったかもしれない。そういう意味ではしっかりゾーン内で勝負できたのかなという感じはします」 --六回は小川を含め近藤と坂本をつぎ込んだ 「勝負どころというか、絶対、失点できないイニングだと思った。一人一殺じゃないですけど、いきました」 --村上の一発は 「あの打球はちょっと激しかったね。ちょっとびっくりしたというのはおかしいけど、哲人(山田)が出てムネ(村上)が長打でかえすというのは今の得点するパターンの一つ。もちろん、打撃もそうですけどいい形で点がとれたと思います」 --近藤が好救援 「いろんな意味で強くなってきたように思います。精神的にも投げる球もそうだし、すごく大事な救援の一人だと思っています。いい仕事してくれています。(火消しの役割について)今はすごくマッチしているんじゃいかなと思います」
◆前回登板した3日の阪神戦で8回無失点と好投した中日の柳は、今季初勝利をまたも逃した。村上に2ランを浴びながら6回2失点でまとめたが、同点の状況で降板。「チームを勝たせられる投球をしたい」と前を向いた。 四回は1死一塁から4番村上にフルカウントの末、左翼席へ運ばれ「駆け引きで後手後手になった」と反省した。
◆小川は六回途中7安打2失点(自責点1)と粘った。一回2死一、三塁から山田の適時失策で先制を許したが、崩れなかった。「調子はそこまで良くなかったが、マウンドで修正しながら、最低限の仕事はできたかなと思います」とコメント。高津監督は「ゾーンの中で勝負できていた」と評価した。
◆右打者が引っ張ったような強烈な打球が左翼席に突き刺さった。0-1の四回1死一塁でヤクルト・村上宗隆内野手(21)が5号2ラン。左翼手・根尾は打球が上がった瞬間に追うのを諦めた。 「いい流れできていたので、何とか打ちたいと思っていました」 阪神・サンズと並んでセ・リーグトップの5号。九回にも遊撃内野安打を放ち、打率は・293まで上昇した。 相手バッテリーの警戒度が増す中、四球(15)と出塁率(・482)も同トップ。「(状態は)徐々に上がってきている」と手応えを口にした。 プロ4年目。主砲としての自覚は増している。ピンチの場面では、マウンドの投手に駆け寄る姿が増え、ベンチからの掛け声はバックネット上段席の記者席まで届く。「(声は)もっと出ますね。この状況でもみんなが勝ちに向かってやっていっている。ベンチの雰囲気は本当にいい」と背筋を伸ばした。 4番の一発で一度は逆転したが、六回に追いつかれ、今季3度目の引き分け。高津監督は「いい形で点がとれた。あの打球は、ちょっと激しかったね」と独特な表現で村上をほめた。11日こそ、今季初の貯金生活に入る。(横山尚杜)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
10 | 4 | 0 | 0.714 (↑0.022) | - (-) |
129 | 62 (+4) | 33 (-) | 12 (+1) | 11 (+4) |
0.251 (↓0.002) | 2.430 (↑0.2) |
2 (-) |
広島 |
8 | 5 | 1 | 0.615 (↑0.032) | 1.5 (-) |
129 | 47 (+4) | 38 (+2) | 15 (-) | 6 (+3) |
0.260 (↑0.006) | 2.340 (↑0.11) |
3 (-) |
ヤクルト |
5 | 5 | 3 | 0.500 (-) | 3 (↓0.5) |
130 | 52 (+2) | 56 (+2) | 10 (+1) | 9 (-) |
0.251 (-) | 4.030 (↑0.26) |
4 (1↓) |
巨人 |
5 | 6 | 3 | 0.455 (↓0.045) | 3.5 (↓1) |
129 | 40 (+2) | 46 (+4) | 9 (+1) | 10 (-) |
0.210 (↓0.009) | 3.080 (↓0.11) |
5 (-) |
中日 |
4 | 6 | 3 | 0.400 (-) | 4 (↓0.5) |
130 | 34 (+2) | 41 (+2) | 1 (-) | 8 (+1) |
0.221 (↑0.005) | 2.510 (↑0.05) |
6 (-) |
DeNA |
3 | 9 | 2 | 0.250 (↓0.023) | 6 (↓1) |
129 | 52 (-) | 73 (+4) | 8 (-) | 3 (-) |
0.254 (↓0.01) | 4.980 (↑0.07) |
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