オリックス(★1対2☆)日本ハム =リーグ戦1回戦(2021.04.09)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
日本ハム
0000000202600
ORIX
0000001001410
勝利投手:堀 瑞輝(1勝0敗0S)
(セーブ:杉浦 稔大(0勝0敗1S))
敗戦投手:平野 佳寿(0勝1敗1S)
  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 日本ハム戦チケット予約
◆日本ハムが接戦を制した。日本ハムは1点ビハインドの8回表、2死一三塁から淺間の2点適時打が飛び出し、逆転に成功する。投げては、先発・金子が7回途中1失点の好投。最後は5番手・杉浦が締め、今季初セーブを挙げた。敗れたオリックスは、3番手・平野佳がリードを守れなかった。

◆右目を負傷した日本ハム中田翔内野手(31)が「4番一塁」でスタメンに復帰した。この日は患部の腫れが少し落ち着き、右目が少しだけ見える状況だった8日に比べて全開ではないが目が開くようになった。試合前に中田の右目の状態を問われた栗山英樹監督(59)は「(本人に)聞けよ!オレに聞くな!」と言及を避けたが、主砲を"定位置"に戻した。 この日は新千歳空港から空路で移動後に球場へ到着すると、オリックスT-岡田がニヤニヤしながら中田の元へ。さらに、日本ハムに在籍していた中嶋監督からも右目負傷をいじられた。試合前練習では打撃練習で柵越えも放ち、8日は回避した守備練習も行って試合に備えた。 中田は7日のソフトバンク2回戦(札幌ドーム)の5回の三振後に悔しさからベンチでバットをたたき割り、その後にベンチ裏を通った際につまずいて転倒。患部を負傷して途中交代となり、8日の試合はベンチ入りしたが欠場していた。

◆2分けを挟んで7連敗中の日本ハムが8選手を入れ替えた。 野手はイースタン・リーグでトップタイの5本塁打をマークする万波中正外野手(21)、打率3割5分7厘と好調な高浜祐仁内野手(24)が今季初昇格。投手は今季初先発となる金子弌大投手(37)と西村天裕投手(27)が出場選手登録された。また、内外野を守れるユーティリティープレーヤー、郡拓也捕手(22)も1軍に合流した。 代わりに村田透投手(35)福田俊投手(24)杉谷拳士内野手(30)谷口雄也外野手(28)が出場選手登録を抹消された。 大量入れ替えを行った栗山英樹監督(59)は「普通に選手たちができていない。ほとんどの選手が普通に野球ができていないから、そのためには何でもするしかないんで。必死になったり、がむしゃらにやったりする環境をとにかくつくってあげるしかないから大きく動かさせてもらう。ここからまだまだ、いくぞ。外国人来るまで。できる限りの手を打ちまくるよ。選手のために」と話した。

◆右目を負傷した日本ハム中田翔内野手(31)が「4番一塁」でスタメン出場した。1回2死二塁で回った第1打席は空振り三振だった。 この日は患部の腫れが少し落ち着き、右目が少しだけ見える状況だった8日に比べて全開ではないが目が開くようになった。試合前に中田の右目の状態を問われた栗山英樹監督(59)は「(本人に)聞けよ!オレに聞くな!」と言及を避けたが、主砲を"定位置"に戻した。 この日は新千歳空港から空路で移動後に球場へ到着すると、オリックスT-岡田がニヤニヤしながら中田の元へ。さらに、日本ハムに在籍していた中嶋監督からも右目負傷をいじられた。試合前練習では打撃練習で柵越えも放ち、8日は回避した守備練習も行って試合に備えた。 中田は7日のソフトバンク2回戦(札幌ドーム)の5回の三振後に悔しさからベンチでバットをたたき割り、その後にベンチ裏を通った際につまずいて転倒。患部を負傷して途中交代となり、8日の試合はベンチ入りしたが欠場していた。

◆右目を負傷した日本ハム中田翔内野手(31)が「4番一塁」でスタメン出場し、1回の守備でいきなりガッツあふれるプレーを見せた。2番大城が放った一塁側ファウルゾーンへの小フライに対してちゅうちょすることなく飛び込んだ。捕球は難しい打球でダイビングキャッチとはならなかったが、気合満点のプレーに応えるように先発金子は1回を3者凡退で立ち上がった。 打席では1回2死二塁で回った第1打席は空振り三振だった。3回2死満塁で回ってきた第2打席は中飛に倒れた。 この日は患部の腫れが少し落ち着き、右目が少しだけ見える状況だった8日に比べて全開ではないが目が開くようになった。試合前に中田の右目の状態を問われた栗山英樹監督(59)は「(本人に)聞けよ! オレに聞くな!」と言及を避けたが、主砲を"定位置"に戻した。 この日は新千歳空港から空路で移動後に球場へ到着すると、オリックスT-岡田がニヤニヤしながら中田の元へ。さらに、日本ハムに在籍していた中嶋監督からも右目負傷をいじられた。試合前練習では打撃練習で柵越えも放ち、8日は回避した守備練習も行って試合に備えた。 中田は7日のソフトバンク2回戦(札幌ドーム)の5回の三振後に悔しさからベンチでバットをたたき割り、その後にベンチ裏を通った際につまずいて転倒。患部を負傷して途中交代となり、8日の試合はベンチ入りしたが欠場していた。

◆右目を負傷した日本ハム中田翔内野手(31)の全力疾走が逆転劇を呼んだ。 「4番一塁」でスタメン出場。1点を追う8回1死一塁の場面で二遊間の真ん中へ転がるゴロを放つと激走。相手の野選を誘って一、二塁と好機を広げると2死一、三塁から浅間の逆転となる2点適時二塁打が飛び出した。1回の守備では、いきなりガッツあふれるプレーを見せていた。2番大城が放った一塁側ファウルゾーンへの小フライに対してちゅうちょすることなく飛び込んだ。捕球は難しい打球でダイビングキャッチとはならなかったが、気合満点のプレーに応えるように先発金子は1回を3者凡退で立ち上がった。 打席では1回2死二塁で回った第1打席は空振り三振だった。3回2死満塁で回ってきた第2打席は中飛。第3打席は6回無死一塁の場面も左飛に倒れた この日は患部の腫れが少し落ち着き、右目が少しだけ見える状況だった8日に比べて全開ではないが目が開くようになった。試合前に中田の右目の状態を問われた栗山英樹監督(59)は「(本人に)聞けよ! オレに聞くな!」と言及を避けたが、主砲を"定位置"に戻した。 この日は新千歳空港から空路で移動後に球場へ到着すると、オリックスT-岡田がニヤニヤしながら中田の元へ。さらに、日本ハムに在籍していた中嶋監督からも右目負傷をいじられた。試合前練習では打撃練習で柵越えも放ち、8日は回避した守備練習も行って試合に備えた。 中田は7日のソフトバンク2回戦(札幌ドーム)の5回の三振後に悔しさからベンチでバットをたたき割り、その後にベンチ裏を通った際につまずいて転倒。患部を負傷して途中交代となり、8日の試合はベンチ入りしたが欠場していた。

◆日本ハムは3回2死満塁と先制の好機をつくるも4番中田が中飛で無得点。オリックスも日本ハム先発金子の前に3回まで無得点。 日本ハムは6回2死一、三塁の好機をつくるも7番大田が空振り三振に倒れて無得点。オリックス山岡は6回4安打無失点で降板。 日本ハムは8回2死一、三塁から浅間の左翼線適時二塁打で逆転。栗山監督が監督通算631勝目を挙げ、球団歴代最多に並んだ。 堀は1勝、杉浦は1セーブ。平野佳は1敗。

◆日本ハム浅間大基外野手が、逆転の決勝打を放った。試合終了直後、右手を突き上げ歓喜の瞬間に浸った。1点を追う8回2死一、三塁。メジャー帰りの平野のフォーク134キロを、逆方向に打ち込んだ。左翼線際で跳ねる2点適時二塁打。「(打席では)意外と冷静だった」と普段は雄たけびを上げる熱い男も、平常心で大仕事をやってのけた。 不遇のキャリアを過ごし、今年で7年目。自らに「レギュラー奪取」を課した。鮮烈なデビューを飾った1年目がピークにならないよう、結果が出始めても「もっともっと打ちまくりたい」と慢心はなかった。この日は15打席ぶり安打を含む4打数3安打2打点の活躍。ヒーローインタビューでは「もっと躍動したい」と貪欲に宣言した。 栗山監督のメモリアル勝利を呼び込む、価値ある一打になった。高卒ながら高いポテンシャルを買われ、ルーキーイヤーに1軍に抜てきされた。故障に苦しみ、戦列を離れても「いつも声を掛けてくださった」。不振が続いても、根気よく起用してくれた恩を今、少しずつ返そうとしている。「(監督通算勝利数を)更新できるように、また頑張ります」。待望のヒーローは、まだまだ勝利に飢えている。【田中彩友美】 ▽日本ハム栗山監督(浅間の活躍に)「うまく打ったね。逆に言うと、最後のチャンス、点が入るならここなんだろうなと思った」

◆今季初勝利こそ逃したが、日本ハム金子弌大投手がベテランの投球で試合をつくった。 テンポのいい省エネ投法で、6回までは2安打無失点。7回に先頭への四球から先制点を許し6回1/3で降板したが、74球で3安打1失点と持ち味を発揮した。「うまく打たせて取る投球ができた。7回の先頭に四球を出したことに関しての悔いはありませんが、その後を抑えることができなかったところで甘さが出てしまった」と振り返った。 ▽日本ハム堀(7回1死満塁で3番手で登板し無失点。今季1勝目)「自分も、ああいう場面を今年はハセさん(長谷川)に流してしまったりしていた。今度は自分が助けてやろうという気持ちで、割り切ってしっかりいけた」 ▽日本ハム杉浦(9回を3者凡退。今季1セーブ目)「チームの(嫌な)流れを断ち切ろうと、気合を入れて投げました。最初から、しっかり勝負しようと思った」

◆オリックスは守備の乱れから逆転負けし、勝率5割復帰に失敗した。7回1死二塁でT-岡田が今季14打席目で初安打となる適時二塁打で先制。だが、直後の8回の二遊間の拙守が誤算だった。1死一塁から二塁太田の野選で一、二塁となり、遊撃大城はハンドリングミスで併殺を取り損ねた。2死一、三塁と残してしまい、続く浅間に逆転二塁打を食らった。中嶋監督は「内野のミスが全て。1つ(アウトを)取ればいい状況判断ができなかったこと、併殺が取れなかったこと。何アウト取ればいいんだという話」と語気を強めた。打線も球団ワースト記録を更新する開幕から13試合2桁安打なしと元気がない。 ▽オリックス山岡(先発し6回4安打無失点)「投げている感覚もよかった。3者凡退のイニングが少なく、ランナーを許しながらのピッチングになってしまいましたが、粘りながら抑えることができてよかった」

◆日本ハム栗山英樹監督(59)がオリックス戦(京セラドーム大阪)で監督通算631勝目を挙げ、「親分」こと大沢啓二氏が持つ球団記録に並んだ。2試合ぶりにスタメン復帰させた、グラウンド外で右目を負傷した中田翔内野手(31)の激走からの逆転勝利。就任10年目の今季は開幕から苦しい戦いが続いたが、メモリアル勝利で連敗を7で止めた。栗山監督は監督通算631勝目も、いつものように選手、首脳陣、スタッフをねぎらうエアタッチを繰り返した。「久しぶりだね。本当に久しぶり」。大沢親分の勝利数に王手をかけてから10試合目。チームの歯車がかみ合わない状況が続いたが、投手陣が粘り、打線も粘り腰で逆転した。自身の記録は「全然、関係ないですね」と目もくれないが、メモリアル勝利で連敗が止まった。 選手やスタッフらと水杯を交わすのが恒例になっている開幕戦当日の"出陣式"。今年、杯に指揮官がしたためた文字は「刮目相待(かつもくそうたい)」だった。出典は「三国志」。人の著しい進歩や成長を待ち望むことを意味する。「本気になったら3日で人は変われるんだ」。10年前から変わらぬ思いを杯に込め、10年目で初めて、言葉の意味を選手たちに説いた。 この日、グラウンドには必死に野球と向き合う選手がいた。4番一塁で2試合ぶりにスタメン復帰した中田だ。2日前に打てないいら立ちからベンチでバットをへし折り、ベンチ裏でつまずいて右目を負傷。8日は欠場するほど痛々しい右目は腫れたままで、試合前に指揮官は状態を問われても「(中田に)聞けよ! オレに聞くな!」。それでも就任1年目から起用してきた「4番」で送り出した。 中田は奮闘した。1回の守備では邪飛にダイビングキャッチを試みた。8回の打席では全力疾走で野選を誘って出塁。この激走が浅間の決勝打につながった。何とかしたい気持ちを野球にぶつけ、2日前の中田は消え去った。そんな姿は、開幕戦当日に栗山監督が訴えたメッセージそのものだ。「選手たちにとっては、いかに1つ勝つのが大変なのかと感じてもらえれば」。まだ開幕から12試合目。本気になれば、いくらでもチームは強く生まれ変われる。選手を信じて、指揮官は突き進む。【木下大輔】

◆オリックス・T-岡田外野手が、先制打を放った。0-0の七回1死二塁で、日本ハム先発・金子の変化球をとらえ、右中間へ適時二塁打。この一打で通算212二塁打とし、並んでいた球団OBのイチロー氏、後藤光尊氏を抜き、球団単独7位となった。

◆オリックスは均衡を破った直後の八回、拙守で平野佳の足を引っ張り、逆転された。  二塁手の太田の野選でピンチが広がると、遊ゴロの処理を大城が手間取った。中嶋監督は「状況判断ができなかったということ」とあきれ顔だった。

◆日本ハムが逆転勝ちし、2分けを挟んだ連敗を7で止めた。0-1の八回に浅間が左翼線へ2点二塁打を放った。3番手の堀が今季初勝利。オリックスは八回に登板した平野佳が味方の拙守もあり、踏ん張れなかった。

◆日本ハムは逆転勝利し、2引き分けを挟んだ連敗が「7」でストップした。栗山英樹監督(59)は大沢啓二氏に並ぶ球団最多タイの監督通算631勝目。主な一問一答は下記の通り。  --久々の勝利  「久しぶりだな。本当に久しぶりです」  --浅間が八回に逆転の2点二塁打  「いいところで打ったね。逆にいうと、点が入るならココなんだろうなと思ったけど、うまく打ったね。ヘッドスライディングのセーフティーバントから気持ちができていた」  --堀が七回1死満塁のピンチを抑えた  「あそこは大きかったね。出し方が申し訳なかったけど。何といっても弌大もよかった。点を取られそうなところで我慢してくれた」  --金子は七回途中1失点。どこがよかった  「弌大らしかったよね。自分の投げたいところに投げ切れているし、腕も振れているし、変化球もイメージ通りだったと思う」  --連敗が止まっていいきっかけになるのでは  「シーズン中、こういう状況はある。行ったり来たりしながらでもいいから、我慢していけば必ず形ができるときがくるので、周りが言っているほど変わっているつもりもなかったし。ただ、選手たちにとってはいかに一つ勝つことが大変なのか、と。もっともっと必死になって野球をやんなきゃいけないという状況を感じながらだった」

◆「6番・左翼」で出場した日本ハム・浅間大基外野手(24)が八回に逆転2点二塁打を放ち、勝利に貢献した。  「チャンスだったので、なかなか勝てていないなかで、何とか打って逆転したいなという気持ちで打ちました」  0-1の八回2死一、三塁の第4打席だ。この回からマウンドに上がった平野との対戦で粘りながら、真ん中低めに落ちる6球目のフォークに反応し、逆方向の左翼へと運んだ。三走・石井に続いて、フルカウントで自動スタートを切っていた一走・野村も一気に生還する、逆転の2点二塁打。チームにとってこの試合5イニング目の得点圏でようやく仲間がホームを踏み、二塁ベース上では三塁ベンチに向かって右手を突き上げ、喜びを表現した。  四回1死の第2打席では「ああいった形でも塁に出たいという気持ちだった」と一塁にプッシュバントを転がし、気迫のヘッドスライディングでベースに到達して、出塁。自然とガッツポーズも出た。六回2死一塁の続く打席でもチャンスを拡大する左前打を放ち、猛打賞は3日のロッテ戦(札幌ドーム)以来、今季2度目。引き分けを2つ挟んだ連敗を「7」で止めるとともに、栗山監督には大沢啓二氏に並ぶ球団最多タイとなる監督通算631勝目をプレゼントした。  「(栗山監督は)いつも声を掛けてくださって、やりやすい環境をつくってくださる人。これからも(期待に)応えていきたい。やることは変わらないので、できることをしっかりとこなして、やっていくだけ。責任を果たせばいい結果が待っていると思う」  レギュラー奪取に燃える7年目。チームが勝ちに飢えるなかで輝きを放ち、存在感を高めていく。

◆日本ハムの金子が今季初登板先発し、6回1/3を3安打1得点に抑えた。先に均衡を破られたものの、接戦に持ち込んでチームの連敗ストップに貢献。「序盤から守備に助けてもらい、うまく打たせて取る投球ができた」と一息ついた。  慣れ親しんだ古巣のマウンドで躍動した。チェンジアップを有効に使い、打者に的を絞らせなかった。ただ、七回は先頭の吉田正に与えた四球が失点につながり「その後を抑えることができなかったのは甘さが出た」と反省した。

◆フルカウントからのフォークボールを捉えると、力強い打球が左翼で弾んだ。日本ハム・浅間大基外野手(24)が逆転の2点二塁打を放ち、右手を掲げて喜んだ。  「なかなか勝てていないなか、何とか打って逆転したいなという気持ちで打ちました」  1点を先制された直後の八回2死一、三塁で平野佳の決め球に反応。横浜高から入団7年目の左打者が鋭くバットを振り抜き、チームの連敗を7(2分けを挟む)で止めた。  開幕2戦目の3月27日以来となる今季2勝目。栗山監督は「点が入るならココなんだろうなと思ったけど、うまく打ったね」と目を細めた。2012年に就任し、今季が監督10年目。故大沢啓二氏の持つ監督球団通算最多631勝に並ぶ白星にもなった。  節目の勝利にリーチをかけてから約2週間の足踏み。殊勲の浅間は59歳の指揮官について「いつも声を掛けてくださって、やりやすい環境をつくってくださる人。これからも(期待に)応えていきたい。(記録を)更新できるようにまた明日、やりたいと思います」と声を弾ませた。  栗山監督は自身の記録に「全然、関係ない」と興味を示さずに「本当に久しぶり。やっぱり勝たないと」。チームは最下位。この1勝を反攻のきっかけにする。(須藤佳裕)

◆新旧19番の対決に、野手のミスが水を差した。オリックス時代にエースとして活躍した金子から背番号「19」を受け継ぐ形となった山岡が、しびれる投手戦を演じたが...。守備のほころびが、逆転負けにつながった。  「内野のミスがすべて。1つ(アウトを)取ればいいところで、状況判断ができなかったこと。ダブルプレーが取れなかったこと。そこを改善していきたいと思います」  敗戦後、中嶋監督が指摘したのは1-0の八回1死一塁。中田が放った二遊間への打球を処理した二塁手・太田は間に合わないにも関わらず、二塁を踏んでから一塁を送球し、オールセーフ。一、二塁とピンチを拡大させた。  さらに守乱は重なる。野村の遊ゴロを処理した大城の二塁送球が遅れ、併殺がとれず...。その後、平野佳が浅間に2点二塁打を許し、試合をひっくり返された。  先発の山岡が金子に負けじと6回を無失点と好投し、七回にはT-岡田が今季初安打となる先制の適時二塁打。NPB通算212二塁打とし、球団OBのイチロー氏(現米大リーグ、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)らを超える球団単独7位に浮上。勝率5割復帰は目前だったが、暗転した。太田は三回にも失策を犯し、チーム失策「11」は中日と並んで12球団ワーストだ。  チーム防御率2・49はパ・リーグトップ。投手陣は健闘しているが、守乱に足を引っ張られるケースが多い。指揮官は「野手全員で応えていかないと、投手がつぶれてしまう」と指摘。「そのことをもっともっと肝に銘じて、あしたからやっていきます」と奮起を求めた。  若手主体なだけにミスが出る。それを取り返すだけの躍動を見せてほしい。(西垣戸理大)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
931 0.750
(-)
-
(-)
13060
(+1)
42
(+1)
14
(-)
3
(-)
0.241
(↓0.001)
3.100
(↑0.18)
2
(-)
西武
741 0.636
(↑0.036)
1.5
(↑0.5)
13152
(+7)
47
(+4)
12
(+2)
15
(+5)
0.234
(↑0.001)
3.920
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
751 0.583
(-)
2
(-)
13048
(+1)
41
(+1)
13
(-)
2
(-)
0.234
(↓0.001)
3.130
(↑0.18)
4
(-)
ORIX
571 0.417
(↓0.038)
4
(↓0.5)
13036
(+1)
38
(+2)
8
(-)
3
(-)
0.211
(↓0.005)
2.490
(↑0.04)
5
(-)
ロッテ
472 0.364
(↓0.036)
4.5
(↓0.5)
13066
(+4)
56
(+7)
14
(+1)
7
(+2)
0.228
(↓0.002)
4.230
(↓0.24)
6
(-)
日本ハム
282 0.200
(↑0.089)
6
(↑0.5)
13132
(+2)
70
(+1)
1
(-)
8
(-)
0.214
(↓0.003)
5.090
(↑0.38)