1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 7 | 8 | 0 | 2 |
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 1 | 1 |
勝利投手:十亀 剣(1勝0敗0S) (セーブ:増田 達至(0勝0敗3S)) 敗戦投手:小野 郁(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆西武は2回表、愛斗のソロで先制に成功する。その後逆転を許して迎えた8回には、呉の2点適時打と愛斗の3ランで一挙5点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、2番手・十亀が今季初勝利。敗れたロッテは、先発・二木が好投するも、2番手・小野が誤算だった。
◆開幕投手を務めた西武高橋光成投手(24)が3戦3勝を目指す。 同球団の開幕投手が3戦3勝となれば18年菊池(5戦5勝)以来。右腕に限れば07年西口(4戦4勝)以来、14年ぶりとなる。ZOZOマリンは通算6勝2敗と相性は良いが、白星をつかめるか。
◆西武愛斗外野手(24)がプロ1号となる先制ソロ本塁打を放った。 同点の2回1死、ロッテ先発二木の6球目、真ん中低め直球を捉え、左翼席に放り込んだ。高卒6年目での記念すべき1発に「打った瞬間、ホームランになると思いました。とにかく、塁に出ようという気持ちで打席に入りました。いつも通り冷静に打席に立つことができたと思います。ファームでも好調だった? いつも通りやって来たことを出そうと。それだけです」と話した。
◆プロ2年目のロッテ横山陸人投手(19)が、西武1回戦で1軍に初昇格した。 専大松戸(千葉)出身で、佐々木朗希投手(19)が1位指名された19年ドラフト4位でロッテに入団。横手投げから、キレのある速球、変化球を投げ、今季はイースタン・リーグ2試合に登板し、防御率0・00。「素直にうれしい気持ちと緊張もした」と初々しさをのぞかせながら、プロ初登板に向け、気持ちを高ぶらせた。
◆ロッテ3年目のロッテ山口航輝外野手(20)が、プロ初アーチを放った。1点ビハインドの4回1死一塁、西武高橋の外角142キロを右翼ポール際に運んだ。 「なかなか結果が出ていなかったので、うれしいです。ホームラン、めちゃくちゃ気持ちいいです!」とコメントした。オープン戦では全試合4番で起用された期待の大砲の1発に、スタンドから拍手が沸き起こった。
◆ロッテは二木、西武は高橋が先発した。西武が2回、6番愛斗の左翼席へのプロ初本塁打で1点を先制した。 ロッテが4回、山口のプロ初本塁打となる2ランで逆転。5、6回にも内野ゴロの間に1点ずつを追加し、リードを広げた。 西武が8回、呉念庭の2点適時打で1点差に迫り、愛斗のこの日2発目の3ランで逆転した。ロッテは2番手小野の乱調が響いた。 十亀は1勝、増田は3セーブ目。小野は1敗。
◆ロッテ3年目の山口航輝外野手(20)がプロ初アーチを放った。 1点を追う4回1死一塁、西武高橋のカットボールを右翼ポール際に運んだ。松中臨時打撃コーチの助言で、普段より5グラム軽い880グラムのバットに変更。即結果に表れ「感謝してます」と頭を下げた。13歳の時に伊藤園主催の「おーいお茶 新俳句大賞」で佳作特別賞を受賞した大砲候補は「春の夜 夢にまで見た 初アーチ」と俳句を披露し、さらなる飛躍を誓った。 ▽ロッテ井口監督(山口のプロ初本塁打に)「いい形でホームランが出ましたし、これからどんどん上がっていくんじゃないですかね」
◆ロッテが、2番手の小野郁投手(24)の乱調で逆転負けを喫した。 3点リードの8回から登板し、3四死球で1死満塁のピンチを招き、呉念庭の2点適時打で1点差とされ、愛斗にこの試合2発目となる逆転3ランを浴びた。 先発の二木康太投手(25)が7回を4安打1失点と好投。打線は1点を追いかける4回に山口航輝外野手(20)のプロ初アーチとなる2ランで逆転。5、6回にも内野ゴロの間に1点ずつ追加し、リードを3点に広げたが、逃げ切りに失敗した。 井口監督は「小野があそこね、しっかり抑えなくちゃいけない場面だと思いますし、もっともっと自分の持ち球というか、しっかり投げてほしいなと思います。バッテリーも含めて、ああやってぶんぶん振ってくる打者に対して、2発打たれてるわけですから、配球も含めて、もっと考えていかないといけないと思います」と指摘した。
◆ヤング山賊大暴れ!! 高卒6年目の西武愛斗外野手(24)が、プロ1号となる先制ソロと、同2号の逆転3ランを放つ大活躍でチームの連敗を3で止めた。今季「プロ1号」を打ったのはブランドン、若林、呉、渡部に続く5人目。山川、外崎、栗山らを欠く中で台頭した若手が「お宝」2つでチームを救った。 8回、1点差に迫りなお1死一、三塁。愛斗は「呉さんが(2点適時打で)つないでくれたので、なんとしても三塁走者をかえそうと」欲張りすぎずに打席に入った。ロッテ小野の4球目、真ん中低め151キロ直球を振り抜くと打球は逆方向の右中間席へ。値千金の1発に「入るとは思わなかった。とにかく勝てたのがうれしい」と喜んだ。2回1死からのプロ1号も「とにかく塁に出ることだけを考えていた。打った瞬間入ると思った」という無欲の1発だった。 今季2軍で打率4割2分6厘、4本塁打と絶好調。前日8日に昇格し楽天戦で即先発出場した。2軍で長らく苦楽を共にし、先に昇格していた呉とは「ファームにいる時から2人で圧倒的に打とうと言っていました」と活躍を誓い合っていたという。「今日だけに限らず、ここから最後まで試合に出続けられるようにやっていきたいです」。若き山賊が最後まで"お宝"を狙い続ける。【鈴木正章】 ▽西武若林(1番で1安打2四球2盗塁)「走れるときは積極的に行く、という攻めの気持ちを持って臨んでいるのがいい結果に結びついていると思います」
◆専大松戸高(千葉)からロッテ入団2年目の横山陸人投手(19)が、8日のオリックス戦(ZOZOマリン)でプロ初黒星を喫した本前郁也投手(23)に代わって、入団後初めて出場選手登録された。最速148キロの横手右腕は「素直にうれしいです。結果を出さないといけないです」とプロ初昇格を喜んだ。 昨季はイースタン・リーグ11試合登板で0勝0敗、防御率6・00の成績だった。今季は同リーグ2試合登板。いずれも途中登板で、4月2日のヤクルト戦(戸田)で2/3を無安打無失点で、7日の巨人戦(ジャイアンツ)で1回を無安打無失点に抑えた。 井口資仁監督(46)は「限定的(な起用)になるけど、スピードも出ている」と中継ぎで起用する予定。横山は入団時から9キロ増の体重86キロとなり「真っすぐの強さが出てきました」と球速をアップさせた。少ないチャンスを生かし、活躍して本拠地のファンに背番号60をアピールする。
◆ロッテ・山口航輝外野手(20)が、1点を追う四回1死一塁に右翼席へプロ初本塁打を放った。「6番・一塁」で先発出場して2打席目。カウント3ボール1ストライクから、西武先発の高橋が投じた外角直球を右打席で強振した。 プロ19打席目の初本塁打は逆転2ラン。山口は「打ったのはストレートです。なかなか結果が出ていなかったのでうれしいです。ホームランめちゃくちゃ気持ちいいです! 逆転することができてよかったです」と記念の一打を喜んだ。 山口は明桜高(現ノースアジア大明桜高)から入団3年目の20歳。右の大砲候補として開花が期待されている。今季は初めて開幕1軍入りした。開幕戦3月26日のソフトバンク戦(ペイペイD)に「5番・DH」でプロ初出場初スタメン。六回のプロ3打席目にソフトバンク先発の石川から左前打を放ち、プロ初安打を記録した。
◆埼玉・花咲徳栄高出身の6年目、西武の愛斗外野手(24)が二回にプロ1号となる左越え先制ソロをはなった。 「打った瞬間、ホームランになると思いました。とにかく、塁に出ようという気持ちで打席に入りました」 前日8日に1軍に昇格し、同日に続くスタメン起用で迎えた二回の第1打席で、二木の直球を豪快に左翼席中段まで運んだ。 西武では今季、すでにすでにD1位・渡部(桐蔭横浜大)、4位・若林(駒大)、6位・ブランドン(東農大北海道オホーツク)、第一工大出身の6年目の呉念庭も1号をマーク。この日の愛斗で早くも5選手がプロ初本塁打を記録した。
◆西武が打ち勝って連敗を3で止めた。1-4の八回、呉念庭の2点適時打と愛斗のこの試合2本塁打目となる3ランで逆転した。2番手の十亀が今季初勝利を挙げた。ロッテは八回に救援した小野が3四死球から崩れた。
◆ロッテの山口が3年目でプロ初本塁打を放った。0-1の四回1死一塁で高橋の142キロの外角球を逆方向へ押し込んだ打球は、逆風をものともせず右翼ポール際に飛び込んだ。神主打法のような構えが特徴的な20歳の大砲候補。「結果が出ていなかったのでうれしい。めちゃくちゃ気持ちいいです」とはにかんだ。 明桜高時代は投手としても金足農高の吉田(日本ハム)と秋田代表として甲子園出場を懸けてしのぎを削った。登録は外野だが打力を買われて一塁守備に取り組み、開幕戦に5番打者で先発してプロ初出場。ソフトバンクの石川からプロ初安打をマークしたが、その後は安打が出ずに苦しみ、この一発が16打席ぶりの安打だった。 六回には二つ目の四球を選ぶなど若者らしからぬ冷静さも魅力だ。チームは逆転負けしたが、試合中に考えたという趣味の俳句で「春の夜、夢にまで見た、初アーチ」と喜びを表現した。
◆ロッテ・山口航輝外野手(20)が、四回にプロ初本塁打を放った。逆転負けで空砲に終わったが、俳句が趣味の"球界の俳人"は一句詠んだ。 「"春の夜 夢にまで見た 初アーチ" また次打ちます」 明桜高(現ノースアジア大明桜高)から入団3年目。四回1死で高橋の外角球を捉え、右翼席へほうり込んだ。プロ19打席目の初アーチだ。 13歳のとき、伊藤園主催「お~いお茶 新俳句大賞」に応募した俳句が佳作特別賞。3年目の今季は、開幕前から節々で俳句を披露してきた。 初の開幕1軍入りも1安打と苦しんできた。この日の試合前に松中臨時打撃コーチの指導で5グラム軽い880グラムのバットに変更し、効果てきめん。プロ2安打目が逆転2ランとなり、プロ初打点も記録した。 「ボールは初ヒットのボールと一緒に親へ贈ります」と山口。次回は勝利の一句を詠む。(山口泰弘)
◆西武は9日、ロッテ1回戦(ZOZOマリン)に7-4で逆転勝ちし、連敗を3で止めた。愛斗外野手(24)が八回に2号3ランを放って逆転した。二回にはプロ1号ソロを放ち、今季のプロ初本塁打は早くも球団5人目となった。山川、栗山ら主力野手が故障で不在の中、"若獅子"の活躍が光っている。 強く握りしめたバットで押し込むようにはじき返した打球は、右中間のホームランラグーンに飛び込んだ。前日8日に1軍に合流したばかりの愛斗が、4連敗目前だったチームを救った。 「ウーさん(呉念庭)がつないでくれたので、三塁ランナーをかえそうと思って打席に入りました。入るとは思わなかったです。勝てたことが一番うれしかったです」 八回に呉念庭の2点打で1点差に詰め寄り、なおも1死一、三塁。愛斗は小野の151キロの直球を振り抜いた。最低でも犠飛という意識がシンプルなスイングとなり、打球は逆方向に伸びた。 二回には「打った瞬間に入ったと思った」と二木から左翼席中段へプロ1号の先制弾。開幕5カード目ながら、すでにD1位・渡部(桐蔭横浜大)ら新人3選手に、愛斗と同期入団の呉念庭の計5人がプロ初本塁打。故障の栗山、山川、外崎や外国人の主力野手が不在のなか、若手の活躍が際立っている。 その他の写真(2/2枚) 埼玉・花咲徳栄高から2016年ドラフト4位で入団。期待されながら2軍生活が中心だった愛斗は「苦しいことばかりでした。いろいろありすぎて言葉じゃ表せられないくらい」と吐露。昨年11月8日のロッテ戦では1点を追う六回1死満塁で愛斗、呉念庭が連続三振してチームは敗戦。クライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した。 「去年は三振して、今年打てたというのは違いを見せられたかなと思います」と愛斗。同じ場所、同じ対戦相手から成長を印象づけた2発となった。 辻監督は「普通なら負けパターンだった。愛斗が救ってくれたよ」と喜び、呉念庭とのコンビについて「彼らも必死にやっているわけだ。一喜一憂しながらだけど、その中で経験を踏んで成長してくれればいいと思う」と伸びしろに期待した。「シーズン最後まで試合に出続けたい」と愛斗。"逆襲"は始まったばかりだ。(湯浅大) ★恩師も安堵 恩師の花咲徳栄高・岩井隆監督は、埼玉・加須市の同校での練習後に愛斗の活躍を聞いた。「後輩の西川(西武)や野村(日本ハム)の活躍が聞こえていたので焦っているのかと思っていたら、『大丈夫、チャンスは回ってきますから』とメールをよこしてきた。何か自信があったんでしょう」と秘話を披露。「とにかくプロに行きたくて足に死球を食らっても、スカウトが見ていれば盗塁したほどハングリーな奴。右方向に(本塁打)は見たことがない。成長しているんですね」と目を細めた。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
楽天 |
9 | 3 | 1 | 0.750 (-) | - (-) |
130 | 60 (+1) | 42 (+1) | 14 (-) | 3 (-) |
0.241 (↓0.001) | 3.100 (↑0.18) |
2 (-) |
西武 |
7 | 4 | 1 | 0.636 (↑0.036) | 1.5 (↑0.5) |
131 | 52 (+7) | 47 (+4) | 12 (+2) | 15 (+5) |
0.234 (↑0.001) | 3.920 (↓0.01) |
3 (-) |
ソフトバンク |
7 | 5 | 1 | 0.583 (-) | 2 (-) |
130 | 48 (+1) | 41 (+1) | 13 (-) | 2 (-) |
0.234 (↓0.001) | 3.130 (↑0.18) |
4 (-) |
ORIX |
5 | 7 | 1 | 0.417 (↓0.038) | 4 (↓0.5) |
130 | 36 (+1) | 38 (+2) | 8 (-) | 3 (-) |
0.211 (↓0.005) | 2.490 (↑0.04) |
5 (-) |
ロッテ |
4 | 7 | 2 | 0.364 (↓0.036) | 4.5 (↓0.5) |
130 | 66 (+4) | 56 (+7) | 14 (+1) | 7 (+2) |
0.228 (↓0.002) | 4.230 (↓0.24) |
6 (-) |
日本ハム |
2 | 8 | 2 | 0.200 (↑0.089) | 6 (↑0.5) |
131 | 32 (+2) | 70 (+1) | 1 (-) | 8 (-) |
0.214 (↓0.003) | 5.090 (↑0.38) |
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