ロッテ(★1対5☆)オリックス =リーグ戦3回戦(2021.04.08)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
1220000005911
ロッテ
0100000001601
勝利投手:山本 由伸(2勝1敗0S)
(セーブ:平野 佳寿(0勝0敗1S))
敗戦投手:本前 郁也(1勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】杉本 裕太郎(1号・2回表2ラン)
【ロッテ】レアード(2号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは初回、吉田正の内野ゴロの間に先制する。続く2回に杉本の2ランで追加点を挙げると、3回には頓宮の適時二塁打で2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・山本が7回1失点8奪三振の好投で今季2勝目。敗れたロッテは、打線が1得点と振るわなかった。

◆ロッテ本前郁也投手(23)が初登板初勝利を記録した1日楽天戦以来2度目の登板。 過去にロッテでプロ初登板から2戦2勝は50年荒巻(6戦6勝)と08年唐川(3戦3勝)だけ。本前が球団史上3人目の記録に挑戦する。

◆青学大陸上競技部長距離ブロックの原晋監督(54)が、始球式を務めた。 この日はライズTOKYO株式会社が協賛する「ライズで♯スポーツ睡眠 スリープオアシスナイター」として開催された。原氏が寝具ブランド「RISE」による健康睡眠プロジェクトの名誉監督を務めていることから実現した。 リリーフカーで登場した原監督はワインドアップから投げ、大役を終えた。球団を通じ「マウンドに上がると注目を一点に浴びていることを感じて緊張しました。とても良い経験になりました」とコメントを寄せた。

◆ラオウさく裂! オリックス杉本裕太郎外野手(30)が、今季1号2ランを放った。 1点リードの2回無死一塁。外角141キロ直球を"しばく"と弾丸ライナーが右翼席中段に突き刺さった。 「昨日、代打で飛びつくようなスイングをしてしまっていたので、そうならないように軽くスイングすることを意識していました。感触もよかったですし、ホームランになってくれてよかったです」 軽く振ってスタンドイン。右の和製大砲候補にはロマンしかない。遅咲きの才能を開花させる。15年ドラフト10位で入団。入団から4年間で放った13安打中7本が本塁打の「怪力パワー」を一時的に封印。オープン戦15試合で打率3割6厘と結果を残し、自身初の開幕1軍&開幕スタメンをつかんだ。開幕直前には「(怪力を)今は捨てましたね。試合で結果を出したいので。本当はボコボコ本塁打を打ちたいですけど...逆方向にスタンドインできたら完璧かと」と弾丸ライナーを流し打つ野心を燃やしていた。 スタイル変更の理由は「浅村バット」にある。楽天浅村のフリー打撃を見て「あんなすごい打球なのに、『浅村さんのバットは軽い』と聞いて。打者として好きだし、取り入れようと」と即行動。自主トレをともにする楽天森原に頼み、入手した。浅村から「バットは軽い方が操作性が良い。何グラムかははっきり分からないんですけど、スムーズに振れるので『確かに』と」と言葉を授かった。 5日に30歳を迎えた。3日遅れのバースデーアーチで自身を祝福。今季ここまで12打数1安打で、5試合ぶりのスタメン起用だったが、見事な一発回答だ。【真柴健】

◆オリックスは3回までに杉本の1号2ラン、頓宮の2点適時二塁打などで7安打5得点。先発山本を大きく援護した。 中盤は両チームとも拙攻が続き、6回を終えて5-1でオリックスがリード。オリックス山本は6回まで5安打1失点。 オリックスはそのまま逃げ切り、ロッテと入れ替わりで4位浮上。山本は2勝目。平野佳が今季初セーブ。ロッテは先発本前が誤算で連勝は4でストップ。

◆ロッテ連勝は4でストップした。 先発本前郁也投手が3回までに7安打5失点の誤算。井口監督は「変化球が入らないので特に(直球に)絞りやすくなってますし、もう1回しっかりと調整が必要かなと感じます」と話した。本前は2試合に先発し10イニングで9失点。指揮官は「これからミーティングして考えたいと思います」と話すにとどめたが、故障明けの石川がすでに1軍に合流済み。入れ替えの可能性もありそうだ。

◆貫禄の6球で、勝利を確定させた。4年ぶりにオリックスに復帰した平野佳寿投手が、4点差の9回2死満塁で救援登板し、日本球界復帰後初セーブを挙げた。 「もう絶対、荻野くんで抑えたかった。次、マーティンにまわるとホームランでサヨナラとかね。そこを頭に入れて、絶対に彼で止めたかった」 9回に投入された漆原が招いた満塁のピンチを、経験で封じた。3球連続ボールでカウント3-0になったが「腹をくくって、思い切り腕を振った。真ん中でいいから『打ち損じてくれ』という感じ。四球が嫌だったので、もう『お願い』で投げました」とニヤリ。最後は中飛に仕留め、マウンド中央でのハイタッチに喜んだ。 これで日米通算165セーブ目。NPBでは1286日ぶりのセーブだったが「今日はたまたまのセーブ。とくに何も。これからも(守護神は)漆原が頑張っていくと思うのでね。彼に頑張って欲しいし、僕もサポートできたら。僕は与えられたところでやっていくだけ」と新守護神の24歳右腕をかばった。日米通算703試合目の登板。幾度と修羅場を乗り越えてきた鉄腕には、円熟味がある。【真柴健】

◆雨ニモマケズ、風ニモマケズ-。オリックス山本由伸投手が今季2勝目を挙げた。 最速155キロを計測し、7回6安打1失点だったが「なんとか最低限のピッチング」と謙虚に話した。5回途中で雨が降り始め「(ノーゲーム)ギリギリだったので、雨が降る前に、と思った」と振り返った。ZOZOマリンの風には「いい感じに結構吹いてました。変化球の軌道も(捕手の)寅威さんは違うと言っていた」と対応した。

◆オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手が2回に右翼席へ今季1号2ランを突き刺した。 試合前まで今季1安打だったため「できる限り力を抜いて『打ちたい』と思い過ぎず、リラックスした」と脱力した。どうしても打ちたい理由があった。「ちょっと今日...ホテルをチェックアウトしたときに革靴を部屋に忘れてしまって...。マネジャーさんに迷惑かけたので、絶対、取り返そうと必死に打ちました」と笑った。

◆オリックスの杉本が豪快な今季1号2ランを放った。1-0の二回無死一塁で本前の外角速球を捉えた打球は逆方向の右翼席中段まで届いた。力強く右拳を握りながらベースを回り「感触も良かったし、ホームランになってくれて良かった」と喜んだ。  開幕から調子が上向かず、先発での出場は2日の楽天戦以来。この本塁打が今季2安打目だった。代打で起用された7日の試合では三ゴロに倒れていただけに「飛びつくようなスイングをしてしまっていた。そうならないように軽くスイングすることを意識していた」と反省を生かした。  身長190センチ、体重104キロの体に秘めたパワーは申し分ない。力みのない打撃を心掛けたことが、右翼手のマーティンが早々に打球を追う足を緩めるほど大きな一発に結び付いた。

◆オリックスが4位に再浮上した。一回に吉田正の内野ゴロで先制。二回に杉本の2ラン、三回に頓宮の2点二塁打で加点した。山本が7回1失点で2勝目。平野佳は日本球界復帰後初セーブ。ロッテは連勝が4で止まり5位に後退した。

◆ロッテの本前がプロ2度目の登板で5回5失点と打ち込まれて初黒星を喫した。0-1の二回、杉本に2ランを許すと続く三回には頓宮に失投を捉えられて2点二塁打を浴びた。「全然、納得のいく投球ができなかった」と首を振った。  相手エースの山本との投げ合いで序盤の5失点は痛かった。初登板勝利を挙げた1日の楽天戦の再現はならず、チームの連勝を4で止めてしまった。

◆オリックスの平野佳が米大リーグから復帰後初で日本球界では4年ぶりとなるセーブを挙げた。5-1の九回、漆原が2四球と失策で2死満塁とされた場面で登板。荻野に対して3ボールとなったが3球続けてストライクを投げ込み中飛に仕留め「『打ち損じてくれ』くらいの感じで思い切り腕を振った」と安堵の表情を浮かべた。  開幕から抑えを務めてきた漆原がピンチを招いたことには「不運なところもあった。彼に頑張ってほしいし、僕もこういうときはサポートできたらいい」と気遣った。日米通算165セーブ目を手にしても「僕はたまたまのセーブ」と謙虚に話して球場を後にした。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
930 0.750
(↑0.023)
-
(-)
13159
(+4)
41
(-)
14
(+2)
3
(+1)
0.242
(-)
3.280
(↑0.3)
2
(-)
西武
641 0.600
(↓0.067)
2
(↓1)
13245
(-)
43
(+4)
10
(-)
10
(-)
0.233
(↓0.013)
3.910
(↓0.01)
3
(-)
ソフトバンク
750 0.583
(↑0.038)
2
(-)
13147
(+4)
40
(+2)
13
(-)
2
(-)
0.235
(↑0.008)
3.310
(↑0.12)
4
(1↑)
ORIX
561 0.455
(↑0.055)
3.5
(-)
13135
(+5)
36
(+1)
8
(+1)
3
(-)
0.216
(↑0.006
2.530
(↑0.15)
5
(1↓)
ロッテ
462 0.400
(↓0.044)
4
(↓1)
13162
(+1)
49
(+5)
13
(+1)
5
(+1)
0.230
(↓0.005)
3.990
(↓0.09)
6
(-)
日本ハム
182 0.111
(↓0.014)
6.5
(↓1)
13230
(+2)
69
(+4)
1
(-)
8
(-)
0.217
(↑0.007)
5.470
(↑0.16)