ロッテ(3対3)オリックス =リーグ戦1回戦(2021.04.06)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
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ロッテ
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(2号・6回表ソロ)
【ロッテ】マーティン(4号・3回裏3ラン)

  DAZN
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◆ロッテは1点を追う3回裏、マーティンに3ランが飛び出し、逆転に成功する。対するオリックスは4回、2死一三塁から紅林が適時打を放ち1点差に迫ると、6回には頓宮のソロで試合を振り出しに戻した。その後は両軍無得点のまま決着はつかず、試合は規定により引き分けに終わった。

◆ロッテは小島和哉投手(24)が先発。 小島は昨季のオリックス戦で3試合に登板し、3勝0敗、防御率2・65と負けなしで、特に吉田正尚外野手(27)に対しては8打数ノーヒット。今日も相手の主砲を抑え、自身の今季初勝利を狙う。

◆ロッテの公式キャラ「謎の魚」が真の姿を見せた!? 前回の第5形態への進化から実に1015日ぶりの進化で、今回で最終形態とみられる。 この日の5回裏終了後、2度の予告通りにバックスクリーン下からフィールドに登場。1分ほど踊ると触覚が外れ、中から真の姿が登場。歌手デビューを控えており、触覚をマイク代わりに歌うようなしぐさ。最後に「センキュー」と声を出すと、場内がどよめいた。2分近いアクションに疲れたのか「はぁはぁ...」と息切れしたような声も響いた。

◆オリックスは2回、安達の適時打で先制。ロッテは3回、安打などでチャンスを作り、マーティンの4号3ランで逆転した。 オリックスは4回に紅林の適時打で1点を返し、6回には頓宮の2号ソロで同点に追いついた。ロッテは6回まで3安打。 両チームとも、そのまま最後まで決定打が出なかった。ロッテは今季2度目の引き分け。オリックスは初の引き分けとなった。

◆ロッテは3回のマーティンの一時逆転3ランもむなしく、引き分けに持ち込まれた。9回は守護神益田が3者凡退に抑えた。今季10試合を消化し、すでに6試合に登板。「3連投は基本NG」などリリーフの運用ルールは昨季と同じ。 井口監督は「もっと打つ方が打たないと中継ぎに負担がかかってきますし、決して中継ぎも今、調子がいいわけじゃないですから」と打線の奮起を促していた。

◆ロッテのレオネス・マーティン外野手(33)が、一時は逆転となる4号3ランを放った。 3回2死一、二塁。オリックス田嶋からこの日初めて作ったチャンスで、低めスライダーを引っ張り、右翼席まで運んだ。1打席目は変化球に空振り三振。「スライダーが来るかなと思ってたんで、1本出て神様に感謝ですね」と振り返った。 今季から複数年契約を結び、来日3年目となる。コロナ禍でのオフは「家族とも過ごせましたし、ちょっと短いのがね、残念だったんですけど」と寂しそうにしながら、体はしっかりと作ってきた。 10戦で4発放った。一方で打率はまだ1割台。「正直、悪いとも言えない数字ですし、ただ絶好調とも言えない数字なので、何とも言えないですけど、ホームランが出ているのはいいことですよね」と前を向く。「やっぱり一番大事なのはチームの勝利なので」と、満足はしない。

◆オリックス頓宮裕真捕手がチーム最多タイの2号ソロを放つなど攻守で存在感を示した。 1点を追う6回2死、ロッテ小島のカットボールを左中間テラス席に運んだ。内角球に反応し「相手の配球が、内角が多かったので、つまらないようにポイントを前に出した。外角を踏み込んでいきながらも、内角を意識していました」と笑顔で振り返った。受けても先発田嶋を7回3失点と好リードした。 ただ中嶋監督は走塁への注文を忘れなかった。2回1死一、二塁の一塁走者で、安達の右前適時打の間に三塁を狙って憤死。「流れを考えて。(4回のモヤの走塁死と)あの2つのプレーは非常によくない。良い流れをストップしたり、向こうに渡したりしてしまう。最後に競ったときに勝つ野球にならない」と成長を期待し、厳しく指摘した。昨季1勝11敗だったZOZOマリンは、引き分けスタート。仕切り直してまずは1勝を目指す。【真柴健】

◆ロッテが今季、打者によって極端な内野シフトを敷いている。 オリックス戦では3番吉田尚に対し、全体的に右に寄った。三塁安田は遊撃の定位置近くに。遊撃鳥谷は二塁ベースの後方近くに守った。二塁中村奨は強い打球に備え、かなり深いところを守った。 井口監督は石垣島キャンプ時から「今年は守備位置の大きな動きもやっていきたいなと思っているので」と話していた。昨季とそれ以前のデータも含め、相手打者の打球傾向を分析している。「シフトを敷くことで相手にもプレッシャーになると思います」。 この日は遊撃近くを守る三塁安田が、吉田尚の打球を2つさばいた。うち1つは、シフトを敷いていなければ三遊間を抜かれた可能性が高い。指揮官は「そこはね、結果だけなんでね、最終的には」と話すにとどめたが、結果的にはピンチの芽をつんでいる。 逆をつかれるリスクもはらむが、この日は見事に2度はまった。同じ吉田尚の打席でも二遊間の位置は微妙に変えるなど、運用に弾力性もある。今後のバリエーションも注目される。【金子真仁】

◆オリックス・頓宮裕真捕手が、同点となる第2号ソロを放った。  2-3の六回2死。ロッテ先発・小島のボールをとらえ、左中間席へ運んだ。バッテリーを組んだ先発の田嶋を援護射撃した。  2点ビハインドの四回2死一、三塁では、高卒2年目、紅林弘太郎内野手が中前へ適時打。1点差に迫り「追い込まれていましたし、とにかく食らいついていこうと思っていたことがいい結果につながってくれました。ここ最近、ヒットも打てていなかったですし、なんとか1本出てくれてよかったです!」と振り返っていた。

◆オリックスの安達が巧みなバットさばきを見せた。二回1死一、二塁で外角低めの速球を払うように捉え、しぶとく右前へ運ぶ適時打を放った。「いいところに飛んでくれたし、先制点につながってくれて良かった」と言葉も弾んだ。  開幕前の3月5日に新型コロナウイルスの感染が判明した。16日に練習を再開したものの、出遅れは取り戻せず、開幕1軍を外れた。その間、定位置の遊撃には2年目の19歳、紅林が長打力を武器に台頭してきた。  出場選手登録された3月30日、中嶋監督は「内野の柱なわけだから。帰ってきてくれて良かった」と手放しで歓迎した。軽快な守備としぶとい打撃を持ち味にする33歳のベテランがチームに欠かせない存在であることを改めて感じさせた。

◆オリックスが引き分けに持ち込んだ。1-3の四回に紅林が中前適時打を放ち、六回に頓宮の2号ソロで追い付いた。田嶋は7回を投げ、失点をマーティンの3ランだけでしのいだ。ロッテは小島が要所で粘れなかった。

◆ロッテの小島は詰めが甘く、6回6安打3失点で今季初勝利を逃した。3-1の四回2死一、三塁では9番紅林を追い込みながら、勝負球が高く浮いて適時打された。六回も2死から頓宮に甘く入った変化球を捉えられ、本塁打で追い付かれ「リードを守れず悔しい。野手の方に申し訳ない」と肩を落とした。  井口監督は昨季7勝の実績から6連戦の初戦となる火曜日の試合を託している。それだけに「内容的には全然。彼らしい投球はしていない」と手厳しかった。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
621 0.750
(↓0.107)
-
(-)
13442
(+2)
33
(+13)
9
(+1)
9
(-)
0.247
(↓0.016)
3.670
(↓1.17)
2
(-)
楽天
730 0.700
(↑0.033)
0
(↓1)
13349
(+13)
38
(+2)
10
(+2)
2
(-)
0.241
(↑0.015)
3.640
(↑0.19)
3
(-)
ソフトバンク
550 0.500
(↑0.056)
2
(↑1)
13337
(+7)
36
(-)
12
(+2)
2
(-)
0.234
(↑0.017)
3.580
(↑0.41)
4
(1↓)
ORIX
451 0.444
(-)
2.5
(↑0.5)
13328
(+3)
26
(+3)
6
(+1)
3
(-)
0.223
(↓0.001)
1.990
(↓0.12)
5
(-)
ロッテ
352 0.375
(-)
3
(↑0.5)
13352
(+3)
42
(+3)
9
(+1)
3
(-)
0.225
(↓0.006)
4.090
(↑0.24)
6
(-)
日本ハム
162 0.143
(↓0.024)
4.5
(-)
13426
(-)
59
(+7)
0
(-)
6
(-)
0.219
(↓0.011)
5.700
(↓0.04)