巨人(☆2対1★)ヤクルト =リーグ戦3回戦(2021.04.04)・東京ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ヤクルト
0100000001710
巨人
00000020X2500
勝利投手:今村 信貴(1勝0敗0S)
(セーブ:デラロサ(0勝0敗2S))
敗戦投手:坂本 光士郎(0勝1敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 巨人戦チケット予約 ヤクルト戦チケット予約
◆巨人は1点を追う7回裏、相手の捕逸の間に三塁走者が生還し、同点とする。なおも2死三塁の場面で、代打・廣岡の適時三塁打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・今村が7回1失点の好投で今季初勝利。敗れたヤクルトは、打線が1得点のみと振るわなかった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(21)は2日からの巨人戦で連続本塁打中。 ヤクルト選手が巨人戦3連戦で3連発となれば19年7月23~25日のバレンティン以来だが、球団の日本人選手では14年7月14~16日の山田哲以来となる。

◆巨人秋広優人内野手(18)が1軍の試合前練習に合流した。イースタン・リーグでは11試合に出場し、打率1割8分8厘、2本塁打の成績を残している。前日3日には2軍の仙台遠征に参加し、5打数無安打だった。 立岡宗一郎外野手(30)と今季同リーグで2本塁打を放っている香月一也内野手(24)も仙台から帰京し、1軍の試合前練習に姿を見せた。

◆巨人はヤクルト戦前、3日に1軍選手、監督、コーチ、スタッフ101人に実施したPCR検査で、中島裕之内野手(38)と丸佳浩外野手(31)が新型コロナウイルス陽性と判定されたと発表した。 若林晃弘内野手(27)は再検査の必要があるとの結果を受け、この日朝にあらためて検査を受け、今晩にも結果が出る見込み。 球団は接触頻度が高かったと判断し、亀井善行外野手(38)、増田大輝内野手(27)北村拓己内野手(25)と、トレーナーやスタッフ6人の計9人を隔離した。全員、体温は平熱で、感染を疑うような症状は訴えていない。 上記の9人と残る1軍選手、監督、コーチ、スタッフの計98人にも、この日の朝に再検査を実施。東京ドームの選手エリア全域には昨日の深夜から消毒作業を行った。 チームから隔離された6選手については「特例2021」に基づいて出場選手登録を抹消し、2軍から3選手を昇格させる。ヤクルト戦前の練習には、ドラフト5位秋広優人内野手(18)、立岡宗一郎外野手(30)、香月一也内野手(24)が合流しており、1軍に昇格する見込み。これにより、午後1時に開始予定だったイースタン・リーグ楽天戦(ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉)については、巨人側から楽天に事情を説明したうえで中止となった。 巨人は2月の春季キャンプから外食や会食の自粛を徹底し、継続的にPCR検査を実施。開幕前の3月19日には1~3軍の全230人に検査を実施して陰性を確認し、1軍の97人には同27日にも検査を実施していた。

◆巨人は、新型コロナウイルス陽性と判定された中島宏之内野手(38)と丸佳浩外野手(31)に代わって重信慎之介外野手(27)とこの日2軍から合流した香月一也内野手(24)がスタメン入りした。ドラフト5位の秋広優人内野手(18)は初のベンチ入り。秋広は出場となれば1軍初出場となる。立岡宗一郎外野手(30)もベンチ入りした。 中島、丸に加えてPCR検査で再検査の必要があるとの結果を受けた若林晃弘内野手(27)がベンチ外。陽性判定の出た2人と接触頻度が高かったと球団が判断した亀井善行外野手(38)、増田大輝内野手(27)、北村拓己内野手(25)もベンチから外れた。

◆ヤクルト山田哲人内野手(28)が、4日巨人戦のベンチを外れた。下半身のコンディション不良で欠場した3日から、2日連続となった。登録抹消はされていない。 キャンプ終盤にも下半身のコンディション不良を訴え、オープン戦5試合を欠場。3月20日西武戦(メットライフ)では先発するも、下半身の張りを訴え、2回の守備から交代し、翌日のオープン戦最終戦を欠場。開幕後は6試合で先発出場していた。 チームは西田が新型コロナウイルスに感染し、濃厚接触者の青木、内川、川端は自宅隔離中。主力を欠く状態が続いている。

◆PCR検査で1軍選手に新型コロナウイルス陽性者が発生した巨人が、ベンチ入りメンバーを通常の2人減となる24人で試合に臨む。 3日のヤクルト戦前に1軍選手、監督、コーチ、スタッフ、101人に実施したPCR検査で、中島裕之内野手(38)丸佳浩外野手(31)が新型コロナウイルス陽性と判定された。再検査の必要があるとの結果を受けた若林晃弘内野手(27)を含む3選手が隔離措置のため登録抹消された。 接触頻度が高かったと球団が独自判断し、亀井善行外野手(38)増田大輝内野手(27)北村拓己内野手(25)とスタッフ6人の計9人を隔離。「特例2021」に基づいて1軍6選手が登録抹消された。 前日3日は投手9人、野手17人の計26人がベンチ入り。この日は2軍から立岡宗一郎外野手(30)香月一也内野手(24)秋広優人内野手(18)を緊急昇格させ、投手9人、野手15人の計24人となった。

◆巨人ゼラス・ウィーラー外野手(34)が試合開始直前にスタメンから外れた。当初は「5番左翼」でスタメンに名を連ねていたが、試合開始前に立岡宗一郎外野手(30)との変更が場内アナウンスされた。 移籍2年目の今季は試合前時点でリーグ2位の4割5分2厘をマーク。3月30日の中日戦で移籍後初の2番で起用されると、5試合連続2番でスタメン出場。5試合連続安打を記録し、3試合連続マルチ安打を継続中だった。

◆今季初登板初先発のヤクルト金久保優斗投手(21)が、5回無失点と好投した。 奪った三振は1つのみだったが、150キロを超えるボールを連発。 巨人打線を2安打に封じた。「全体的にストレートの走りは良かったですが、変化球でストライクが取れずに追い込んでからも決め切れない苦しい投球になりました。緊張もありましたがなんとか試合は作ることはできたかなと思います」と話した。 5回終了時点で1-0とリードして降板。7回1死二、三塁から古賀の捕逸で同点に追いつかれた。プロ初勝利がかかっていたが、持ち越しとなった。

◆巨人は、ヤクルト金久保の前に3回まで無安打。ヤクルトは2回1死三塁、太田が今村から右前適時打を放ち、1点を先制した。 巨人は5回に香月が左越え二塁打を放つも打線がつながらず無得点。ヤクルト金久保は5回2安打無失点で降板した。 巨人は7回、捕逸と広岡の適時三塁打で逆転し、勝利した。今村が今季初勝利。デラロサが2セーブ目をマークした。ヤクルト坂本がプロ初黒星。

◆巨人はゼラス・ウィーラー外野手(34)がPCR検査で陽性と判定されたと発表した。試合開始直前にスタメンから外れた。当初は「5番左翼」でスタメンに名を連ねていたが、試合開始前に立岡宗一郎外野手(30)との変更が場内アナウンスされた。 移籍2年目の今季は試合前時点でリーグ2位の4割5分2厘をマーク。3月30日の中日戦で移籍後初の2番で起用されると、5試合連続2番でスタメン出場。5試合連続安打を記録し、3試合連続マルチ安打を継続中だった。

◆巨人香月一也内野手(24)が移籍後初安打を放った。この日、新型コロナウイルス陽性判定を受け抹消された中島宏之内野手(38)、丸佳浩外野手(31)を含む6選手の代替選手として昇格。 「7番一塁」でスタメン出場した。5回無死、ヤクルト金久保の外角147キロを左翼フェンス最上部に当てる二塁打とした。「スタメンのチャンスをいただいたのでファームでやってきたことを出し切りたいと思っていました。打席では余計なことを考えずに、がむしゃらにボールに食らいついていくだけでした」と振り返った。 昨年9月に沢村(現レッドソックス)とのトレードでロッテから加入した。昨季は、ともにイースタン・リーグ3位の打率3割2分8厘、11本塁打をマークしたが、1軍では9打数無安打だった。今季は2軍戦でここまで2本塁打を放ち、アピールしていた。 ともに1軍昇格した立岡宗一郎外野手(30)は「5番左翼」で先発出場した。2回2死満塁の守備では、山崎の左翼前への飛球をダイビングキャッチ。打っては4回2死からチーム初安打となる中前打を放った。

◆巨人はヤクルト戦前、3日に1軍選手、監督、コーチ、スタッフ101人に実施したPCR検査で、中島裕之内野手(38)と丸佳浩外野手(31)が新型コロナウイルス陽性と判定されたと発表した。 再検査の必要があると結果を受け、都内医療機関でPCR検査を受けた若林晃弘内野手(27)も陽性と判定された。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が足で貢献した。 2回、先頭で中前打を放って出塁。続く荒木の初球で二盗を決め、今季初盗塁。犠打で三塁に進み、太田の適時打で先制のホームを踏んだ。昨季は11盗塁。 高津監督はキャンプ中「4番が走るのは僕はOKだと思う。ましてや20歳そこそこ。チャンスがあれば走ってほしい」と発言。期待通りの結果となった。

◆ヤクルト金久保優斗投手(21)のプロ初勝利はお預けとなった。今季初登板初先発で、5回2安打無失点と好投。 奪った三振は1つのみだったが、最速は152キロをマークした。150キロ超えの直球を連発させた一方で、打者19人中、7人で3ボールとし、制球に苦しんだ。それでも2四球で踏ん張り「調子があまり良くない中で抑えられたのはよかった」とうなずいた。 5回終了時点で1-0とリードし、勝利投手の権利を持って降板。7回1死二、三塁から古賀の捕逸で同点に追いつかれ、通算4試合目での初勝利とはならなかった。東京ドームのマウンドは、中学3年生のとき佐倉シニアで、ジャイアンツカップを優勝して以来。縁起の良いマウンドだったが、「今回も勝ちたかった」と悔しさをにじませた。 チームは逆転負け。自身も白星はつかなかったが、巨人打線相手に堂々のピッチングをみせた。東海大市原望洋(千葉)から17年ドラフト5位で入団し、同年のドラフト1位は村上。不動の4番に成長した同期に対し「負けずに僕も頑張りたい」と力を込めた。

◆巨人今村信貴投手(27)が7回1失点の粘投で今季初勝利をマークした。 2回1死三塁、ヤクルト太田に適時打を浴び先制されるも、以降は「少し落ち着けた」と尻上がりに状態を上げ、4回から無安打に抑えた。7回にチームが勝ち越しに成功し、勝ち投手の権利を得ると、ベンチで両手を掲げて喜んだ。「野手の方を信じて、必ず逆転してくれると思って粘っていた。めっちゃうれしかったです」と話した。

◆巨人が苦境で逆転勝ちを決めた。中島宏之内野手(38)、丸佳浩外野手(31)、若林晃弘内野手(27)、ゼラス・ウィーラー外野手(34)の4選手が新型コロナウイルス陽性の判定を受けたと発表。球団が接触頻度が高かったと判断した亀井善行外野手(38)、増田大輝内野手(27)、北村拓己内野手(25)と、トレーナー、通訳、栄養士らスタッフ7人の計10人を隔離した。規定よりも2人減の24人のベンチ入りメンバーで3戦ぶりの勝利をもぎとった。代替選手として今季初昇格した立岡が守備でもり立てた。2回、1点を先制され、なお2死満塁のピンチが続いた。ヤクルト山崎の左翼への飛球に猛チャージしてダイビングキャッチ。4回2死の第2打席は中前にチーム初安打で反撃の糸口を切り開いた。香月も流れに続いた。5回の先頭で移籍後初安打となる左翼フェンス直撃の二塁打。逆転した7回には、無死一、二塁からきっちり犠打を決め役割を果たした。 勝負どころも伏兵が存在感を発揮した。7回、同点に追いつき、なお2死三塁。本来であればベテラン亀井、中島の代打がコールされている場面で広岡が古巣に反撃した。梅野の146キロ外寄りの直球を左中間フェンス直撃の決勝三塁打。前日3日に好機での併殺を含む3打数無安打に雪辱を果たし「昨日は結果が出なくて。今日、打席があったら絶対に打ったろうって思っていました」とこん身の一打を振り返った。 予期せぬアクシデントに見舞われたチームで「チャレンジ&カバー」が勝利へと直結した。この日のチーム5安打は立岡、香月、大城、広岡、重信がマーク。大城以外はレギュラーを狙う「控え組」が積極的にチャレンジした。不動のバットマン丸、好調を維持していたウィーラー、中島、若林の離脱はチームにとって痛い。チーム一丸でカバーし合い、苦境を乗り切る。【久永壮真】 ▽巨人香月(昨年9月にトレードで加入後初安打となる二塁打に)「ファームでやってきたことを出し切りたいと思っていました。がむしゃらにボールに食らいついていくだけでした」

◆巨人はヤクルト3回戦(東京ドーム)の試合前に1軍選手、首脳陣、スタッフ101人に実施した3日のPCR検査で中島、丸が陽性判定を受けたと発表。 再検査が必要とされた若林と、接触頻度が高いと球団が独自に判断した亀井、増田大、北村の3選手を含むスタッフを隔離した。試合後までに若林の陽性が確認され、この日朝の同検査でウィーラーも陽性判定を受けた。 ウィーラーについては試合前練習まで参加し「5番・左翼」でスタメン出場の予定だったが、試合直前に検査結果が判明し、隔離措置をとった。球団によると中島、丸が陽性判定を受けた48時間前の1日中日戦(バンテリンドーム)からの行動履歴を調査。中島、ウィーラーは1日の試合後に、丸、若林は2日の午前に、それぞれ新幹線で帰京した。4選手とも今カード中は自家用車で自宅と東京ドームの往復のみで、名古屋遠征中を含む、外食や会食はなかった。 ウィーラーを除く6選手は「特例2021」に基づいて出場選手登録を抹消し、2軍からドラフト5位の秋広、立岡、香月を昇格させた。球団の判断で隔離措置をとっている亀井、増田大、北村の3選手については保健所による濃厚接触者の判定を待って対応する。原監督は「最善を尽くしてやっている中で、どういう状況になってもやっぱり我々は前を向いて戦う。今年『1Team』というものをスローガンとして掲げて戦っている」とした。

◆出場選手登録が公示され、巨人のドラフト5位・秋広優人内野手(18)=二松学舎大付高=が登録された。身長200センチの超大型新人は1軍初昇格となった。  この日、丸佳浩外野手(31)と中島宏之内野手(38)が、球団のPCR検査で新型コロナ陽性となったことが判明。「感染拡大防止特例2021」で計9人の入れ替えが行われ、秋広に白羽の矢が立った。  秋広は2月の宮崎キャンプ中に1軍に昇格。オープン戦も出場を続けていたが、開幕直前に2軍行きが決まった。イースタン・リーグでは2本塁打するなど奮闘を続けていた。

◆巨人が試合直前に先発オーダーを変更した。事前の発表では「5番・左翼」はゼラス・ウィーラー外野手(34)となっていたが、プレーボール直前に立岡宗一郎外野手(30)に代わった。  この日は丸、中島が球団のPCR検査で新型コロナ陽性となり、「感染拡大防止特例2021」で計9人の入れ替えが行われた。ウィーラーの変更との関連は現在のところ分かっていない。  公式記録員によると、最終メンバー表交換前の変更のため、ウィーラーの出場は記録されない。

◆ヤクルト・金久保優斗投手(21)が先発で今季初登板し、5回2安打無失点の好投を見せた。  一回先頭。梶谷への初球で150キロを計測すると、スタンドからはざわめきが起こった。四回2死までは無安打投球を披露。五回は1死三塁のピンチを招くが、9番・今村を投ゴロ、梶谷を右飛に抑え、点を与えなかった。  5回で80球を投げ、プロ初勝利の権利を得て降板したが、救援陣が七回に2点を奪われ、白星を逃した。しかし、東海大市原望洋高出身で、若き主砲・村上と同期で同学年。4年目右腕が、敵地で快投した。

◆ヤクルトが逆転負けを喫し、引き分けを挟んだ連勝が「3」でストップした。先発の金久保は5回2安打無失点の好投で、プロ初勝利の権利を持って降板したが、1-0の七回1死二、三塁で、古賀の捕逸で1-1の同点に追いつかれると、2死三塁から4番手・梅野が広岡に勝ち越しの左越え適時三塁打を浴びた。

◆巨人が逆転勝ちした。0-1の七回、捕逸で追い付き、さらに2死三塁で代打広岡の左中間フェンス直撃の三塁打で勝ち越した。今村が7回1失点で今季初勝利。ヤクルトは打線がつながりを欠き、連勝は3で止まった。

◆巨人・今村信貴投手(27)が7回1失点、8奪三振の力投で今季初勝利(1勝0敗)をつかんだ。  一回は三者凡退。二回1死三塁で太田に右前適時打を許し、先制点を与えた。三回2死一、三塁で再び太田を迎えたが、「打たれていたのは頭にあったので、気合を入れて、抑えないといけないと思って全力で投げた」。132キロのフォークボールで空振り三振に斬仕留めた。四回以降も最速144キロの直球とフォークボールを駆使した粘りの投球で、味方の逆転劇を呼び込んだ。  プロ10年目で初の開幕ローテーション入りをつかんだ左腕は「開幕していい流れできているので、このままいい投球を続けていきたい」と意気込んだ。

◆ヤクルトの21歳の金久保が5回無失点と好投した。1-0の五回、香月に左翼フェンス上部に当たる二塁打を浴びるなど1死三塁のピンチを背負ったが、今村を投ゴロ、梶谷を150キロの速球で右飛に打ち取った。「真っすぐは良くなってきた。これを継続したい」と納得した様子だった。  救援陣が逆転されてプロ初勝利はお預けになった。高校出4年目と主砲に成長した村上と同期入団で「僕も負けずに頑張りたい」と力強い。高津監督は「球に力があった。課題はたくさんあるが、また投げさせたい」と及第点を与えた。

◆巨人が0-1の七回に2点を奪って逆転勝ち。投げては先発の今村が7回1失点で初勝利を挙げ、打っては広岡がヤクルトから移籍後初安打となる決勝三塁打でヒーローに。原辰徳監督(62)は丸、中島ら新型コロナウイルス感染者が続出して主力を欠く事態の中でも、しっかりと勝利に導いた。一問一答は以下の通り。 ■非常に価値がある  --広岡の移籍後初安打が決勝打(七回)  「潜在能力は持っているし、非常にスケールの大きい選手ですから。こういった形で勝利をもたらしたというね。長打というのは非常に価値がありますね」  --香月や立岡ら、2軍から上がってきた選手たちが活躍  「いい準備をファームの方でもしてくれているなと。改めてファームのスタッフにも感謝したい気持ちですね」  --今村は今季初勝利  「前回(3月28日のDeNA戦で7回1失点も勝ち負け付かず)も良かったんですけど。前半ちょっと高めに浮いて苦しんでいるかなと思いましたけど、それでもやっぱり最少失点で7回を投げ切れたというのは(よかった)。ピッチャー陣は本当によく頑張ってくれていますね」  --八回は中川、九回デラロサと柔軟な継投  「そうですね。非常に献身性のある2人ですから。われわれが思っているところで投げ切ってくれているということです」 ■2点打線?  --総力戦だった  「なかなかつながらないという点で、(七回の)無死一塁で大城がよくつないだなというところですね。そこに香月がバントを決めてね。尚輝も結果は出なかったけども、相手のパスボールで1点を取れた。それで最後、今日に関しては切り札的な広岡がよく打ってくれたと。今のジャイアンツは2点打線だから! 予定通りに勝ったということで(笑)」  --立岡のファインプレーも大きかった  「そうですね。守りに関しては非常にみんなよく守ってくれていますね」 ■前を向いて戦う  --新型コロナウイルスの陽性者が出た  「はっきり分かったのは今日ですね。最善を尽くしてやっている中でね、どういう状況になっても、やっぱりわれわれは前を向いて戦うというね。今年は1チームというスローガンを掲げて戦っているわけですから。やっぱり動ずることなく、1チームで戦うという。気持ちをまた新たに強く持つということでしょうね」  --立岡、香月、秋広の3選手は2軍の遠征先の仙台から急遽(きゅうきょ)来た  「そうそう。朝来たんじゃない?」  --チャンスだと思ってやってくれる姿が頼もしい 「そうですね、そう思いますね。"3点打線"を目指すよ」

◆高々と舞い上がった打球は、左中間のフェンスに直撃した。同点直後の七回2死三塁。巨人・広岡大志内野手(23)が代打で出場すると、梅野の直球を一閃。決勝の適時三塁打に「絶対に打ったろう、と思って打席に入った」と笑った。  3月1日にヤクルトから田口との交換トレードで加入したばかり。古巣からの移籍後初安打、初打点に、三塁に到達すると3度手を叩いて喜びを爆発させた。 ■4選手コロナ陽性の中、逆転勝ちに貢献  中島、丸、ウィーラー、若林と4選手が新型コロナウイルスで陽性と判定され、大幅に選手を入れ替えて臨んだ試合。逆転勝ちに貢献した広岡は、初のお立ち台で「足が震えています」と初々しくあいさつした。  「切り札的な広岡が良く打ってくれた。今のジャイアンツは2点打線。予定通りに勝った」と原監督。自虐を交えながらも、新戦力の活躍に目を細めた。(樋口航)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
阪神
630 0.667
(↑0.042)
-
(↓0.5)
13436
(+3)
25
(+1)
9
(+1)
5
(-)
0.232
(↑0.002)
2.850
(↑0.24)
2
(1↑)
巨人
423 0.667
(↑0.067)
0.5
(↓0.5)
13432
(+2)
27
(+1)
5
(-)
8
(+1)
0.222
(↓0.005)
2.590
(↑0.2)
3
(2↓)
広島
531 0.625
(↓0.089)
0.5
(↑0.5)
13430
(+1)
22
(+3)
8
(-)
0
(-)
0.266
(↓0.003)
2.140
(↓0.14)
4
(-)
中日
342 0.429
(↓0.071)
2
(↓0.5)
13424
(+1)
26
(+3)
1
(-)
7
(+1)
0.215
(↓0.014)
2.290
(-)
4
(-)
ヤクルト
342 0.429
(↓0.071)
2
(↓0.5)
13436
(+1)
43
(+2)
8
(-)
8
(+2)
0.235
(↓0.001)
4.500
(↑0.38)
6
(-)
DeNA
162 0.143
(↑0.143)
4
(↑0.5)
13437
(+3)
52
(+1)
4
(+2)
1
(+1)
0.266
(↑0.008)
5.580
(↑0.59)