日本ハム(1対1)ロッテ =リーグ戦3回戦(2021.04.04)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ロッテは5回表に田村の適時打で先制すると、先発・鈴木が7回を無失点に抑える。対する日本ハムは、先発・加藤が8回1失点の快投。打線は1点を追う8回、西川の適時打が飛び出し、試合を振り出しに戻した。続く9回の攻防は両軍無得点に終わり、試合は規定により引き分けとなった。

◆日本ハム加藤、ロッテ鈴木の両左腕が先発。加藤は3回までパーフェクト、鈴木も3回まで無安打無失点投球。 ロッテは5回2死一、二塁から田村の適時二塁打で1点先制。日本ハムはロッテ先発の鈴木に6回まで2安打無得点に抑えられた。 日本ハムは8回2死二塁から西川の右前適時打で同点。両チームともに勝ち越せず、1-1で引き分けとなった。

◆ロッテのドラフト1位左腕、鈴木昭汰投手(22)が7回2安打無失点と力投したが、プロ2度目の先発も初勝利はお預けになった。 最速151キロの直球と変化球が切れた。4回2死一塁からの5者連続を含む11三振を奪った。「四球も(2個と)少なく、しっかり走者を出しても粘れた。何よりゼロに抑えていけたのは良かったと思います」。 勝利投手の権利を持って勝ちパターンにつないだが、8回に同点に追いつかれた。「(白星は)自分で操作できるものではないので、これからも先に点を取られないように全力で腕を振ることを考えれば結果につながる。勝利投手が全てじゃないので、内容にこだわって次も頑張っていきたい」と話した。 チームは2勝1分けで3連戦を終え、次週オリックス、西武との本拠地6連戦に臨む。

◆日本ハム加藤貴之投手(28)が好投も、報われなかった。4日ロッテ3回戦(札幌ドーム)に先発。5回に先制点を許したが、その後は絶ち切り、プロ最長の8回を1安打1失点。最少失点にとどめ、8回に味方打線が追いつく流れを呼んだ。試合は今季2度目の引き分けに終わった。プロ入り最長の壁を、軽々と越えた。加藤が、初めて8回のマウンドに立った。1点差を追う終盤、失点を許した田村を投ゴロに抑えるなど3者凡退。8回1安打1失点、球数88で普段通り、ひょうひょうと投げ抜いた。その裏、味方打線が追い付いた。規定により、9回引き分けで勝ち負けはつかなかったが、同点への流れを引き寄せた。 失点シーンでは、わずかな心の弱さが表れた。5回。2四球が絡み2死一、二塁に広げると、田村に先制の左翼線二塁打を浴びた。「先制点を与えてしまったので、自分でも悔いは残ってます」。中盤まで、ロッテのルーキー鈴木と投手戦を展開。手痛い先制点を許した。「ちょっと流れが良くないと思ってましたし、ちょっと自分が弱気になったというか、攻め切れなかった」と、四球が大きく響いたことを悔やんだ。 栗山監督は「カトちゃんらしく、球数少なく。本当によく投げてくれた」とたたえた。指揮官が「先発投手に直前に声を掛けるのは、カトちゃんくらい」と、場面を選ばず声を掛けるほど信頼を寄せている1人。加藤は開幕カード2戦目、当初は楽天田中将と投げ合う予定だった試合を託されるなど、今季の先発ローテではエース上沢に次いで存在感を放っている。 チームは同一カード3連敗を阻止したが、8試合を終えて1勝5敗と苦しんでいる。6日ソフトバンク戦(札幌ドーム)からは今季初の6連戦に挑む。加藤は「負けてますけど選手1人1人、一生懸命やっている。僕も一生懸命そういうのを感じながらやります」とチームの思いを代弁し、仕切り直しを誓った。【田中彩友美】 ▼加藤がプロ入り最長の8回を投げた。加藤は通算84試合目の先発だったが、すべて途中降板で完投がない。初登板からの連続先発完投なしの記録は、15年から継続中のバンデンハーク(現ヤクルト)がマークした84試合で、最長記録に並んだ。

◆8回2死二塁から同点の右前適時打を放った日本ハム西川は「打った瞬間、ヒットになったのは分かった。ダイキ(浅間)がよく(本塁に)滑ってくれた。若手が頑張っている中で、主力メンバーが足を引っ張っている」と険しい表情をみせた。 今季2度目の引き分けに持ち込んだが、これで6戦連続勝ち星なし。球団としては69年ぶりに開幕から8戦連続ノーアーチとなった。

◆日本ハムが追い付き引き分けた。先発した加藤が8回を1安打1失点と粘り、打線が0-1の八回に西川の適時打で同点とした。ロッテは新人の鈴木が11三振を奪うなど7回無失点と好投したが、打線が五回の1点のみに終わった。

◆ロッテのドラフト1位ルーキー鈴木は7回無失点と好投したが、降板後にチームが追い付かれてプロ初勝利を逃した。四回2死一塁から5者連続を含む毎回の11三振を奪い「腕を振って打者を抑えていく気持ちが(結果に)つながっている。本当に良かった」と喜んだ。  今季は2試合に投げて許した安打はわずか3本と力強い投球を見せている。打線の援護に恵まれず白星をつかめないが「勝利投手が全てではない。自分はもっと内容にこだわって、次もしっかり頑張りたい」と頼もしかった。

◆日本ハムの加藤はコースを丁寧に突く投球で8回1安打1失点の快投だったが、打線の援護がなく2勝目はならなかった。五回1死から四球を与えて初めて走者を許して招いたピンチで失点。「四球から先制点を与えたのは悔いが残っている。あの1点がなければ勝っていたと思う」と反省した。  今季初登板だった3月27日の楽天戦では5回2失点で白星を挙げた。手薄な先発陣の中で奮闘を続けており「また長いイニングを投げられるように頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

◆日本ハムの西川が0-1の八回に執念の同点打を放った。2死二塁で2ボール2ストライクからの6球目、低めの変化球に崩されず、うまく捉えて右前適時打とした。  直前に自打球を右脚に当て、痛みをこらえながらの一打だった。「打った瞬間、ヒットになったのは分かった。痛くてあまり覚えていない」と苦笑いを浮かべた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
611 0.857
(↑0.024)
-
(-)
13540
(+4)
20
(+2)
8
(+2)
9
(+3)
0.263
(↑0.002)
2.500
(↑0.07)
2
(-)
楽天
630 0.667
(↓0.083)
1
(↓1)
13436
(-)
36
(+4)
8
(-)
2
(-)
0.226
(↓0.012)
3.830
(↓0.03)
3
(-)
ソフトバンク
450 0.444
(↓0.056)
3
(↓1)
13430
(+2)
36
(+4)
10
(+1)
2
(-)
0.217
(↑0.006)
3.990
(-)
3
(1↑)
ORIX
450 0.444
(↑0.069)
3
(-)
13425
(+4)
23
(-)
5
(+1)
3
(-)
0.224
(↑0.006)
1.870
(↑0.25)
5
(1↓)
ロッテ
351 0.375
(-)
3.5
(↓0.5)
13449
(+1)
39
(+1)
8
(-)
3
(-)
0.231
(↓0.021)
4.330
(↑0.43)
6
(-)
日本ハム
152 0.167
(-)
4.5
(↓0.5)
13526
(+1)
52
(+1)
0
(-)
6
(-)
0.230
(↓0.014)
5.660
(↑0.68)