日本ハム(★4対16☆)ロッテ =リーグ戦1回戦(2021.04.02)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:二木 康太(1勝1敗0S)
敗戦投手:吉田 侑樹(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】安田 尚憲(1号・2回表2ラン),マーティン(3号・6回表2ラン)

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◆ロッテが大勝。ロッテは初回、安田の適時打などで2点を先制する。その後は2回表に、中村奨の適時打が飛び出すなど、終わってみれば17安打で16得点を挙げた。投げては、先発・二木が7回2安打無失点の力投で今季初勝利。敗れた日本ハムは、投手陣が崩壊した。

◆ロッテ戦に今季初先発した日本ハム吉田輝星が2回7失点でKOされた。1回安田に先制適時二塁打を打たれるなど2失点。2回には3点を失い、なお2死二塁から、またも安田に右中間フェンスを越える2ランを浴び思わず顔をゆがめた。「初回から1イニングずつ積み重ねて、勢いのある投球ができたらいい」と意気込んでいたが、苦しいマウンドとなった。

◆ロッテは1回に2点を先制。2回には安田の2ランなどで5点を追加した。日本ハムはロッテ先発二木の前に3回まで1安打。 ロッテは6回に田村の適時二塁打、藤原の左犠飛、マーティンの3号2ランで4点を追加。日本ハムは6回までわずか2安打。 ロッテが終盤にも得点を重ね、17安打16得点で快勝。二木が今季初勝利。日本ハムは引き分けを挟んで3連敗。吉田が今季初黒星。

◆ロッテ二木康太投手が7回無失点で今季初勝利を収めた。 変化球でカウントを整え、許した安打は単打2本のみ。オープン戦で無失点投球を続けた安定感を取り戻した。自身初の開幕投手を務めたソフトバンク戦で5失点し、チームは連敗スタートとなっていた。「ホッとしています。調子自体はあまりよくなかったけど、先に点数を取ってもらって自分の投球に集中できた」と大量援護に感謝した。

◆今季初先発の日本ハム吉田輝星投手(20)が、ロッテ打線の餌食となった。ルーキーイヤー以来となる2年ぶりの白星を狙ったが、2回4安打7失点(自責2)でKO。チームも最下位に転落し「悪い流れを断ち切ることができず、悔しい気持ちです。早いイニングで降板する結果になってしまい、チームに申し訳ない」と、猛省した。 大量に噴き出す汗が、マウンドに立つ背番号18の苦境を物語っていた。ボールを、狙ったところに投げられない。1回1死から、2番マーティンをストレートの四球で歩かせると、続く中村奨、安田の3、4番に連続長短打を浴びるなどして2失点。2回も味方のミスが重なり3点を失うと、2死二塁から再び安田に浮いたスライダーを右中間席まで運ばれた。「真っすぐ自体は悪くなかった。もっと丁寧に攻めなければいけませんでした」。顔をしかめ、悔しさのあまり唇をかんだ。 「6人目の男」として、ギリギリで開幕ローテーションに滑り込んだ。3月25日イースタンのロッテ戦(ロッテ)では、7回を投げ2被弾含む10安打5失点。それでも栗山監督は、将来のエース候補と期待するからこそ、あえて6人目に吉田を起用した。指揮官は「真っすぐの強さはすごくあった。ああいうものが、ベースになっていく」と一定の評価を口にし、次回登板については「どうするか、投手コーチとも相談して、ちょっと考えます」と含みを持たせた。【中島宙恵】

◆悩める4番が確変を起こした。ロッテ安田尚憲内野手(21)が日本ハム戦で今季1号2ランを含む2長打で4打点をマークし、前日1日の楽天戦と合わせて9打点の大暴れ。 チームは前夜に続く16得点と大勝した。12球団唯一の開幕5連敗と沈み込んだのもつかの間、若き4番の発奮とともに連勝街道を走り始めた。 ▼ロッテは1日楽天戦(16-5)に続いて16得点。2試合連続で16得点以上は近鉄が03年6月23日に17-2、同25日に18-6(ともに対オリックス)と続けて以来、プロ野球4度目。ロッテでは球団史上初めて。3月終了時には5試合で10得点、12球団で最少得点チームだったが、2日間で両リーグ最多の42得点に躍り出た。

◆悩める4番が確変を起こした。ロッテ安田尚憲内野手(21)が日本ハム戦で今季1号2ランを含む2長打で4打点をマークし、前日1日の楽天戦と合わせて9打点の大暴れ。チームは前夜に続く16得点と大勝した。12球団唯一の開幕5連敗と沈み込んだのもつかの間、若き4番の発奮とともに連勝街道を走り始めた。安田が第1打席のファーストストライクをたたき、先制点を呼び込んだ。1回1死一、二塁で日本ハム吉田の直球を右翼フェンスまではじき返す適時二塁打。「先制のチャンスだったのでよかった。次も打てるように頑張ります」と、球団を通じてコメントを出した直後。有言実行した。 続く2回2死二塁はスライダーを右中間席に運ぶ今季1号2ラン。この回5点目を加えた。シーズン20発を掲げる中で最初の1本。「だいぶホームランも打ってなかったのでホッとしてます。こういう内容のある打席を増やしていきたい」。待ち焦がれていた感触だった。 前夜から打点を「荒稼ぎ」(井口監督)だ。1日の楽天戦は2二塁打で5打点。この日と合わせ2日間で9打点を計上した。5試合で17打数1安打だった3月とはまるで別人。「去年はダメだった時、自分のスイングを変えていた。今回は変えずに続けたのが結果的によかったのかなと思います」。以前は毎回フォームが違うこともあった。今度は自分を貫いた。 オープン戦終盤に調子を上げ、球団史上最年少の開幕4番に抜てきされた。しかし、自分が打てずにチームは5連敗。「自分が1本出していたら勝てた試合もたくさんあった。悔しい気持ちをぶつけながらという感じでした」。この日も4打点目は二ゴロで三塁走者を迎え入れた。「凡打で打点がつくのは、先輩たちがチャンスをつくってくれたおかげ」。おごらない。 奮起した4番を象徴するように、活気づいた打線の勢いは止まらなかった。史上4度目となる2試合連続16得点で大勝。井口監督は「ホークスの時は(大差の連勝)いっぱいありましたけど」と笑いながらも「ようやくみんなつながってきた」と労った。開幕5連敗と、しんどい助走を付けての大きな大きな2連勝。ここからひた走る。【鎌田良美】

◆日本ハム・吉田輝星投手(20)は本拠地で今季初登板に臨んだが、2回7失点(自責2)で降板した。  「初回は高めに浮いたボールを打たれてしまったので、もっと丁寧に攻めなければいけなかった。早いイニングで降板する結果になってしまいチームに申し訳ない」  立ち上がりから制球が安定しなかった。四球と安打で1死一、二塁のピンチを招くと、4番・安田に甘く入った直球を捉えられ、右越え二塁打で先制点を与えた。  二回は振り逃げと2四球などで2死満塁とされ、中村奨の左前適時打に失策も絡んで3失点。続く安田にスライダーを右翼席へ運ばれ、2回7失点、64球でマウンドを降りた。

◆ロッテが開幕5連敗後2連勝した。一回に安田の適時二塁打とレアードの犠飛で2点を先制し、二回に安田の2ランなどで5点、六回も4点を加えた。二木が7回2安打無失点で今季初勝利。日本ハムは吉田が2回7失点と崩れ3連敗。

◆日本ハムは投打に圧倒されて1分けを挟んで3連敗を喫し、最下位に転落した。吉田が2回7失点でKOされ、打線は好機を生かせず七回まで無得点。栗山監督は「しっかりやります」と疲れ切った顔で話した。  本拠地での3試合で勝てず、球場に足を運んだファンに好ゲームを見せられていない。3日はエース上沢が先発する。栗山監督は「ナオ(上沢)は開幕戦で悔しい思いをしたと思う。信頼していく」と祈るように話した。

◆ロッテの二木が7回2安打無失点と好投し今季初勝利を挙げた。2-0の一回2死から2四球で招いた一、二塁のピンチで野村を右邪飛に仕留めてリズムをつかみ、五~七回は一人の走者も許さなかった。大量援護を受けて単打2本に抑え「野手の方に感謝の試合。変化球でカウントを取れた」と謙虚に喜んだ。  8年目で初の開幕投手を務めた3月26日のソフトバンク戦では緊張感に襲われ、六回途中5失点で敗戦投手になった。「ずるずるいかないように気持ちを切り替えてやろうと思っていた」とうなずいた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
411 0.800
(↑0.05)
-
(-)
13729
(+6)
14
(+2)
6
(+1)
5
(-)
0.263
(↑0.013)
2.330
(↑0.07)
2
(-)
楽天
520 0.714
(↑0.047)
0
(-)
13633
(+4)
30
(+2)
8
(-)
1
(-)
0.251
(↑0.002)
4.060
(↑0.36)
3
(1↓)
ソフトバンク
430 0.571
(↓0.096)
1
(↓1)
13624
(+2)
25
(+6)
7
(-)
2
(+1)
0.211
(↓0.008)
3.540
(↓0.42)
4
(-)
ORIX
340 0.429
(↓0.071)
2
(↓1)
13619
(+2)
20
(+4)
4
(-)
3
(-)
0.214
(↓0.007)
1.950
(↓0.22)
5
(1↑)
ロッテ
250 0.286
(↑0.119)
3
(-)
13642
(+16)
33
(+4)
8
(+2)
2
(-)
0.257
(↑0.035
4.720
(↑0.13)
6
(1↓)
日本ハム
141 0.200
(↓0.05)
3
(↓1)
13720
(+4)
45
(+16)
0
(-)
3
(-)
0.232
(↓0.003)
6.400
(↓0.96)