ロッテ(★0対5☆)楽天 =リーグ戦1回戦(2021.03.30)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:岸 孝之(1勝0敗0S)
敗戦投手:小島 和哉(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(1号・2回表ソロ),茂木 栄五郎(1号・6回表3ラン)

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◆投打のかみ合った楽天が快勝。楽天は2回表、浅村のソロで先制する。そのまま迎えた6回には浅村の適時打と茂木の3ランで一挙4点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・岸が9回無失点7奪三振の快投で今季初勝利。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆楽天岸孝之投手(36)が得意相手から今季初白星を狙う。岸はロッテ戦に通算45試合登板して24勝10敗、防御率2・86。特に敵地ZOZOマリンで通算14勝4敗、勝率7割7分8厘を誇り、同球場では07年から14年にかけて9連勝、昨季は完封試合を記録している。

◆右ヒラメ筋損傷で27日の日本ハム戦先発を回避した楽天田中将大投手(32)が、故障後初めて球場に姿を見せ、練習を再開した。 ストレッチなどの後に外野フェンス際を軽めにジョグ。外野で約30メートルの距離でキャッチボールを行った。終始リラックスした表情だった。

◆昨季32発でパ・リーグ本塁打王の楽天浅村栄斗内野手(30)が、今季1号となるソロ本塁打を放った。 同点の2回無死、ロッテ先発小島の6球目、内角145キロを完璧に捉え、左中間席に放り込んだ。「打ったのはストレート。打てて良かったです。先制できて良かったです」と淡々と話した。 開幕から4試合目、14打席目での1号は昨年とまったく同じ。吉兆となるか。

◆女優で歌手の森七菜(19)が始球式を行った。背番号「7」のユニホームを身にまとい、リリーフカーで登場。マウンドへ駆け寄ると、セットポジションからの投球で見事に大役を果たした。登板後には「緊張しましたが、しっかり思いを込めて投げさせていただきました。マリーンズの勝利を願っています」とコメントした。

◆楽天は2回に浅村の1号ソロで先制。先発岸は3回まで内野安打1本の無失点に抑えた。ロッテ小島は3回まで2安打1失点。 楽天は6回、好投していた小島を攻め、茂木の1号3ランなどで一気に5-0と突き放した。ロッテは6回まで散発3安打。 岸は危なげない投球で楽天移籍後30勝目を挙げた。チームも連勝。ロッテは打線が沈黙し、17年以来の開幕4連敗となった。楽天岸が1勝目、ロッテ小島は1敗目。

◆楽天岸孝之投手(36)は危なげない投球で楽天移籍後30勝目を挙げた。 ▼岸の完封は昨年10月15日ロッテ戦以来18度目。現役の完封数は金子(日本ハム)の21度が最多で、18度は松坂(西武)田中将(楽天)に並び3位タイとなった。岸は18完封のうち5完封がZOZOマリンのロッテ戦。同球場の最多完封は成瀬(オリックス)の7度で、5度以上は8人目だが、岸を除いた7人はロッテでプレー。ロッテに在籍しないでZOZOマリン5完封は岸しかいない。

◆ロッテ小島和哉投手(24)が6回に崩れ、チームは開幕4連敗となった。 2回に昨季苦手とした浅村に先制ソロを浴びたものの、5回までは走者が出てもしのぎ、3安打1失点と試合をつくった。 ところが6回1死、カウント0-2と追い込んだ1番辰己に3球目を二塁打とされると、2死後に浅村に適時打を許し、さらに5番茂木に3ランを浴びた。「辰己選手に追い込んでから長打を打たれたあの回(6回)が一番もったいなかったです」と反省した。 オフのトレーニングの成果で球速が上がった。特に「曲げるというより、切るイメージが強いです」というカットボールは、昨季の130キロ少々から、この日は最速で137キロに達した。初回も1、2番を続けてカットボールで空振り三振にするなど、成長の跡をみせた。 それだけに6回が悔やまれる。「長いイニングを投げられず、中継ぎの方に申し訳ないです」と肩を落とした。【金子真仁】

◆楽天浅村栄斗内野手が今季1号となるソロを放った。同点の2回無死、ロッテ小島の内角145キロを左中間席へ。 開幕から4試合目、14打席目での1号は昨年とまったく同じペース。「打てるところをしっかり打とうと。その前も空振りはしてましたけど最後、仕留められて良かった」と振り返った。6回2死一、二塁では左前に適時打を放ちマルチ安打をマーク。昨季の本塁打王が貫禄を見せつけた。

◆ロッテが17年以来の開幕4連敗を喫した。楽天岸に対して積極的に振ったが、初球でのポップフライも目立った。糸口をつかめず、得点圏が2度のみの無四球完封負け。昨季からの岸との対戦打率は1割6分7厘に落ち込んだ。井口監督は「いろいろな作戦を立てながらいった結果ですけど、去年も3試合ずっとやられていますし...」と声を落とした。

◆超精密機械だ!! 楽天岸孝之投手(36)が、今季12球団一番乗りの完封勝利を飾った。 9回を107球、8安打7奪三振無四球。打者34人に対し30人に初球ストライクという、驚異の初球ストライク率88%をマーク。打者全員を5球以内で終える省エネ投球で、楽天通算30勝目を挙げた。岸が面白いようにストライクを奪い続けた。常にカウント優位に投球を進め、7回まで二塁を踏ませぬ安定感。8回2死一、二塁の初めてのピンチも、2番マーティンを簡単に追い込むと、4球目に外角低めに114キロカーブを沈めて見逃し三振に仕留めた。「疲れたので、最後は真っすぐを打たれていたので、変化球にしようと思いました」と笑顔で振り返った。 3回までに初球アウトが5つ。相手の早打ちに対しても「いろいろ考えてボール先行になっても嫌なのでどんどん攻めていこうと思っていました」と初球からストライクを投げ続けた。「やっぱり四球ですよね。良くないときはそういうのがあるので。それがなかったのが良かったかな」と無四球に納得の表情。俊足選手の多いロッテ打線に対し、先頭打者に出塁を許したのも9回の1度だけ。「足の速い走者を出すことなく、ちゃんと打者に集中していけたのは良かったと思います」と振り返った。ベテランの好投に石井GM兼監督も「オープン戦からずっと状態も良く、週頭を任せたんですけど、期待通りのピッチング。年齢も重ねてきましたけど、真っすぐも変化球もキレが抜群で頼もしい」とうなずいた。 17年に西武から移籍し、見事な完封で楽天通算30勝目を飾った。東北出身の右腕は「まだまだ皆さんに喜んでもらいたいなと思っているのでもっともっと勝てるように頑張りたいと思います」。精密機械のような制球力で白星を積み重ねていく。【鈴木正章】 ▼岸の完封は昨年10月15日ロッテ戦以来18度目。現役の完封数は金子(日本ハム)の21度が最多で、18度は松坂(西武)田中将(楽天)に並び3位タイとなった。岸は18完封のうち5完封がZOZOマリンのロッテ戦。同球場の最多完封は成瀬(オリックス)の7度で、5度以上は8人目だが、岸を除いた7人はロッテでプレー。ロッテに在籍しないでZOZOマリン5完封は岸しかいない。

◆楽天浅村栄斗内野手(30)が、今季1号となる先制ソロを放った。2回無死、ロッテ小島の直球を左中間へ。開幕から4試合目、14打席目での1号は昨年とまったく同じ。6回2死一、二塁の好機では左前に適時打を放ちマルチ安打をマーク。昨季の本塁打王が大きな存在感を見せた。開幕から定位置の「4番」に座り続ける浅村が、今季最初の快音を響かせた。同点の2回無死、ロッテの左腕小島が投じた内角への145キロクロスファイアを完璧にはじき返した。 浅村 ちょっと詰まったんでどうかなと思ったんですけど入ってくれてよかった。打てるところをしっかり打とうと思っていた。その前も空振り(内角の3球目)はしてましたけど最後、仕留められて良かった。 また好投を続ける岸を援護すべく、6回にも適時打をマーク。勢いを呼び込むと次打者の茂木にも今季1号が飛び出した。 浅村 いいところで打てるように心掛けてやっています。状況によって軽打したりとか、自分の中で配球を考えて。毎打席考えてやっているので。そういうのが今日は良い方向に、進んでくれたかなと。 3月19日のヤクルトとのオープン戦で左脇腹に死球を受けて途中交代。そこから実戦なしで開幕に臨んだが、ここまで打率3割7分5厘ときっちり成績を残している。頼れる主砲に石井GM兼監督も「最後の(オープン戦)2試合出れなかったですけど、順調にしっかりと体調を整えてシーズンに入ってくれたと思います」とうなずいた。 それでも昨季のキング浅村に油断はない。「まだ4試合しか終わってませんし、1年間を通して絶対、良いときも悪いときもある。自分の与えられた仕事をしっかり全うできるように、しっかり切り替えて、また今年もやりたいなと思ってます」。ワシンガン打線の中心で役割を全うしていく決意だ。【鈴木正章】

◆ロッテが開幕4連敗を喫した。初戦こそ開幕投手二木康太投手の5失点が響いたが、その後の3試合は先発陣の序盤の好投に、打線が呼応できずにいる。 この日も楽天岸に無四球完封負け。井口資仁監督(46)も「いろいろな作戦を立てながらいった結果ですけど...」と言葉が重い。開幕後4試合でチーム打率1割8分5厘と湿る。特に1回から3回までは打率0割5分1厘、出塁率1割8分6厘とかなり苦しい。 昨季は打線に積極性が欠ける時期があった。今季は開幕から全体的に積極的な仕掛けが目立つが、なかなか結果につながらない。岸に対しても初球をポップフライにしてしまうシーンが目立った。3ボールになることもなく、得意の粘りも発揮できなかった。 この日唯一のマルチ安打が3番中村奨で、107球完封の岸に4打席で18球を投げさせた。中村奨は、31日に対戦する則本昂とも昨季9打数5安打1本塁打と抜群の相性だ。1番荻野も4試合連続安打中で、2番打者の仕事も今季初勝利へのカギを握りそうだ。【金子真仁】

◆超精密機械だ!! 楽天岸孝之投手(36)が、今季12球団一番乗りの完封勝利を飾った。9回を107球、8安打7奪三振無四球。打者34人に対し30人に初球ストライクという、驚異の初球ストライク率88%をマーク。打者全員を5球以内で終える省エネ投球で、楽天通算30勝目を挙げた。初登板初勝利を飾ったドラフト1位ルーキー早川もすごいが、投手陣最年長も今季初陣で真骨頂を発揮した。 岸の完封は昨年10月15日ロッテ戦以来18度目。現役の完封数は金子(日本ハム)の21度が最多で、18度は松坂(西武)田中将(楽天)に並び3位タイ。岸は18完封のうち5完封がZOZOマリンのロッテ戦。同球場の最多完封は成瀬(オリックス)の7度で、5度以上は8人目だが、岸を除いた7人はロッテでプレー。ロッテに在籍しないで5完封は岸しかいない。

◆楽天の浅村が0-0の二回、先頭打者で今季初本塁打を放った。完璧な立ち上がりを見せていた小島に対し、内角への145キロの速球を左中間席に運び「打てて良かった」といつものように淡々と振り返った。  ロッテは昨季、球団別で最多の12本塁打をマークしているお得意様。1-0の六回2死一、二塁でも左前への適時打で追加点を挙げ、今季も初打席から天敵ぶりを見せつけた。  石井新監督に開幕から4番を任されている。本塁打の打席は2ボールから変化球を2度続けて空振り。5球目のチェンジアップも体を前方へ泳がされてファウルになったが、続く懐を突いて来た勝負球にきっちり適応した。日本代表の主軸候補らしい、高度な読みと技術で生んだ一打だった。

◆小気味よいテンポで、楽天・岸がアウトを重ねた。9回8安打無失点。12球団最速で完封勝利を挙げた。  「何とかゲームを作って、後ろのピッチャーに(バトンを)渡したいと思っていたけど、ここまでスイスイと投げられてよかったです」  ZOZOマリンでのロッテ戦は2014年5月2日にノーヒットノーランを達成するなど、通算14勝4敗。勝率・778を誇る。この日は五回までのべ17人の打者に対し、初球ストライクは15人。50球中39球のがストライクで抜群の制球を誇った。  打線も乗せられるように、二回に昨季の本塁打王を獲得した浅村が、今開幕から4試合14打席目で左中間席へ今季1号。「打ったのは(145キロの)ストレート。先制できてよかった」といつも通り淡々と振り返った。さらに六回2死一、二塁で、フルカウントから今度はロッテ先発・小島のチェンジアップを捉え、左前適時打を放った。直後に茂木が右翼席に1号3ラン。楽天のキャプテンは「ヒデさん(浅村)がタイムリーでつないでくれて、楽な気持ちで打席に入れました。それに、岸さんがすばらしいピッチングをしてくれていますから。いい流れで打たせてもらったホームランです」と声を弾ませた。

◆ロッテは本拠地の開幕戦で白星を挙げられず、2017年以来4年ぶりの開幕4連敗を喫した。今季初先発の小島が、浅村と茂木に本塁打を浴びて降板し、6回6安打5失点。何とか開幕4連敗は阻止しようとマウンドに上がったが「長いイニングを投げられず、中継ぎの方に申し訳ないです」と悔しがった。  打線は楽天先発の岸から8安打を放ったが、三塁を踏めずに今季初の零封負け。昨季も楽天戦は8勝15敗で岸には3敗を喫した。今季も悔しいスタートとなった。  光明もある。開幕4試合目で1軍に合流したレアードが「5番・DH」でスタメン出場し、3打席目に今季初安打を放った。七回2死で楽天先発の岸から中前打。二回は遊ゴロ、五回は左飛に倒れたが、七回に快音を響かせた。  来日7年目(日本ハム4年、ロッテ3年目)の助っ人。昨季は腰痛で8月中旬に帰国し、10月下旬に腰の手術を受けた。2月の春季キャンプから2軍で調整。シーズン開幕を2軍で迎えたが、3月下旬にイースタン・リーグ4試合に出場して10打数4安打(2本塁打)3打点と復調し、この日に出場選手登録された。  井口監督は「打線がつながらなかった。いろんな攻略を立てながらいったが...。また次回、しっかりと対策を立てたい」と無四球に抑えられた一戦を振り返った。シーズン初勝利が待ち遠しい。(山口泰弘)

◆12球団完投&完封一番乗りだ。楽天・岸孝之投手(36)が30日、ロッテ1回戦(ZOZOマリン)で今季初登板。8安打を浴びながらも全て単打に抑え、三塁を踏ませることなく無四球で完封勝利を飾った。完封は現役3位タイの自身18度目で、ルーキーイヤーから15年連続の白星も記録。その107球には、ベテランならではの熟練の技と老獪(ろうかい)さが詰まっていた。  派手なガッツポーズも、感情を爆発させることもなかった。最後まで涼しい顔で"教科書"通りの投球を貫き、楽天投手陣最年長、36歳の岸が両リーグを通じて完投&完封一番乗り。ウイニングボールは石井監督に手渡した。  「疲れました。七回でちょっと、いっぱいいっぱいの感じだったので。なるべく自分で投げ切りたいとは思っていたけど、ここまでうまくいくこともそうはないですね」  107球、2時間27分の完封劇。特筆すべきは初球の入り方だ。のべ34人の打者のうち、実に30人にストライク。常に有利なカウントで主導権を握り、五回終了時点で50球ジャスト。最後まで3ボールは一度もなく、先頭打者の出塁も九回の一度しか許さなかった。  さらに「途中から自分の中で『いい感じだな』となってきた」のがカーブだ。象徴的だったのが初めて得点圏に走者を置いた八回2死一、二塁のピンチ。マーティンに初球のカーブでファウルを打たせ、141キロの直球を続けた後に再び111キロのカーブで見逃し三振に仕留めた。緩急を巧みに使い、三塁すら踏ませなかった。  完封は自身18度目で、松坂大輔(西武)、田中将大(楽天)に並ぶ現役3位タイ。自身の連勝も、3年越しで「9」まで伸ばした。  2017年に楽天に加入してから5年目。これが30勝目となった。岸は昨オフ、ここまでを振り返り「天国の星野(仙一)さんに怒られてしまうなという気持ち。ふとした時に、星野さんの顔が浮かぶ」と吐露した。FA交渉時に「迷ったら前に進め!」と背中を押してくれたのが、当時球団副会長だった故人。本当の恩返しは、まだできていないと考えている。  東日本大震災から10年となる節目のシーズン。「僕には野球しかないので、勝つこと、優勝することで盛り上げていきたい」。仙台市生まれの右腕には、果たさなければならない使命がある。(東山貴実)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
400 1.000
(-)
-
(-)
13920
(+3)
10
(+1)
7
(+1)
1
(-)
0.265
(↓0.008)
2.250
(↑0.42)
2
(-)
西武
310 0.750
(↑0.083)
1
(-)
13922
(+11)
11
(+4)
4
(+2)
5
(+4)
0.269
(↑0.052)
2.750
(↓0.42)
2
(-)
楽天
310 0.750
(↑0.083)
1
(-)
13922
(+5)
11
(-)
5
(+2)
0
(-)
0.269
(↓0.015)
2.250
(↑0.75)
4
(-)
日本ハム
130 0.250
(↓0.083)
3
(↓1)
13915
(+4)
28
(+11)
0
(-)
3
(-)
0.241
(↑0.001)
6.620
(↓1.58)
4
(-)
ORIX
130 0.250
(↓0.083)
3
(↓1)
1398
(+1)
14
(+3)
4
(+1)
1
(-)
0.218
(↓0.015)
2.380
(↓0.22)
6
(-)
ロッテ
040 0.000
(-)
4
(↓1)
1399
(-)
22
(+5)
4
(-)
1
(-)
0.183
(↑0.02
5.560
(↑0.2)