DeNA(★4対5☆)ヤクルト =リーグ戦1回戦(2021.03.30)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
20100010041200
勝利投手:長谷川 宙輝(1勝0敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(0勝0敗1S))
敗戦投手:山﨑 康晃(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】塩見 泰隆(1号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトが逆転勝ち。ヤクルトは3点を追う8回表、内川と塩見の2者連続適時打で同点とする。なおも2死二塁の好機で代打・川端の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・長谷川が今季初勝利。敗れたDeNAは、救援陣がリードを守りきれなかった。

◆DeNAは1回、宮崎の左前打で先制。田中俊の遊ゴロで加点した。3回には佐野、宮崎が連続二塁打を放ち、1点を追加した。 ヤクルト先発のスアレスは4回6安打3失点で降板。DeNA先発の大貫は、6回まで4安打無失点と安定した投球を続けた。 DeNAは7回に敵失で追加点。8回ヤクルトは内川、塩見、代打川端の3者連続適時打で逆転。今季初勝利で最下位を脱出した。ヤクルト長谷川1勝目、石山が1セーブ目。DeNA山崎は1敗目。

◆本拠地開幕となったDeNAの今季初勝利、三浦監督の就任初勝利がするりと逃げた。先発大貫が7回まで118球で5安打1失点と好投。3点リードの8回から継投に入ったが、逆転負けで最下位転落となった。 2番手石田が先頭の山崎を含む2四球で走者をため、内川に中前適時打を浴びた。山崎に交代したが、塩見に左越え同点2点二塁打を浴びた。続く代打川端にも勝ち越し二塁打を許し、逆転された。勝ちパターンの継投で逆転されただけに、三浦監督は「1つ勝つのは大変だと感じている。勝ちにつなげられないのは監督の責任」と沈痛な面持ちで語った。 セットアッパーを任せた石田が3試合連続失点となった。8回に2四球の後に適時打は、同点を許した巨人3回戦と同じパターン。三浦監督は「今日は慎重になり過ぎていた。前回は攻めていたが。乗り越えて自信を取り戻してもらいたい」と評した。イニング途中からとなった山崎投入には「ヤスに慣れないところで行ってもらって申し訳なかった」と責任を負った。 31日はドラフト1位の新人入江がプロ初先発する。チーム打率がリーグ1位のの2割9分6厘と打線は好調なだけに、投手陣が踏ん張りが初白星の鍵を握る。【斎藤直樹】

◆復活のバットマンが今季初勝利をもたらした。3得点で同点に追いついた8回2死二塁、川端慎吾内野手(33)が代打で打席に立った。初球、高めの直球をフルスイング。右中間への適時二塁打を放って、勝ち越した。一振りで開幕3連敗の暗い雰囲気を一掃。「打った瞬間抜けてくれと思ってたんですけど、声に出てたみたい。(一塁コーチの)森岡さんが聞いてました」と照れくさそうだった。 結果に飢えていた。15年には首位打者と最多安打を獲得。ヤクルトの主軸を担っていたが、17年に椎間板ヘルニアを発症。以降満足いかないシーズンが続いていた。20年1月に手術を決断。経過は良好で「野球に集中できるようになった」と不安を拭い去った。今春キャンプは2軍で過ごしたものの、5年ぶりに完走。しっかり振り込み、自信を持って今季に臨む。「代打でしっかり結果を残すことが今の一番の目標」と1打席に懸ける思いは強い。 グリップの位置を下げるなど、フォームも改良。16年目となっても、向上心は尽きない。「少し前まではあのときのバッティングを取り戻したいと思っていた。今は体に合ったスタイルを、と思っています」。チームを救い続けるため"進化"を続ける。【湯本勝大】 ヤクルト高津監督(川端に)「ここに戻ってくるまですごく険しい道だったと思う。みんな努力を知っているし、いいところでいい仕事をしてくれてうれしい」 ヤクルト塩見(7回、右翼へ1号ソロ)「とにかく出塁することと、コンパクトに打つことを心がけて打席に入りました。強引にいかずコンパクトに打った結果がいい角度で上がってくれました」

◆ヤクルト内川聖一内野手が、古巣DeNAの本拠地ハマスタで、移籍後初打点を放った。 1-4で迎えた8回2死一、二塁、中前適時打。この回一挙4得点での逆転勝利の口火を切った。「みんなが粘って作ってくれたチャンスなのでなんとかしたかった。かえすことができて良かった」と喜んだ。 偶然が重なった。ルーキーイヤーだった横浜時代、20年前のこの日のヤクルト戦(横浜)で、代走としてプロ初出場。そこから昨季まで2171安打、957打点を積み重ねた。新天地で迎える21年目。新たに1歩踏み出し、自身の記録を伸ばしていく。

◆開幕3連敗を喫したヤクルトの先発アルバート・スアレス投手(31)は4回6安打3失点で降板となった。一回に1死満塁から宮崎に先制の左前適時打を浴び、先制を許すと続く田中俊の遊ゴロの間に三走が生還に2点を失った。  三回は2死から佐野に左中間への二塁打を浴びると、続く宮崎に左中間への適時二塁打を許した。スアレスは序盤から球威はあったが、高めに浮く場面が目立った。DeNA打線に粘られ、球数は4回で94球までかさむなど苦しい立ち上がりを強いられた。

◆開幕3連敗を喫したヤクルトの先発アルバート・スアレス投手(31)は4回6安打3失点で降板となった。「調子は悪くなかったが、少し慎重になりすぎて球数を多く使ってしまい長いイニングを投げる事ができなった。チームに良い流れを作ることができなかった」と肩を落とした。

◆DeNAの宮崎が快打を重ねた。一回1死満塁でスアレスの低めへの変化球をコンパクトなスイングで左前へはじき返し、1点を奪った。4試合目で今季初打点をマークし「後ろにつなぐ気持ちで打席に入った。追い込まれていたが、うまく対応することができた」と自賛した。  2-0の三回2死二塁でも甘く入った球をきっちり捉えて左中間へ適時二塁打。持ち前の巧みなバットコントロールと勝負強さを本拠地開幕戦で発揮した。  これで開幕から4試合全てで安打を記録。そのうち3試合で複数安打と9年目のシーズンを好スタートで飾った。5番打者を任され「点ではなく線になるようにみんなでつないでいきたい」との言葉を体現している。

◆ヤクルトが3点差をひっくり返し逆転勝ち。開幕からの連敗を「3」でとめ今季初白星を挙げた。  4-4の同点に追いついた八回、DeNAの3番手、山崎から勝ち越しの右越え適時二塁打を放った代打・川端は、「何も考えず、打席に集中して打った。今まで練習でやってきたことを出してやろうと思って打席に入った。何とか抜けてくれてよかった」と胸をなでおろした。「神宮で開幕3連敗してしまったので、きょうは何としてでも勝ちたかった。最後まであきらめずにやった結果。本当にうれしい」と笑顔。「ここ最近いい成績を残せていないので、今年こそはという思いでやっている」とプロ16年目の活躍を誓った。

◆DeNAは痛い逆転負けで、またも三浦大輔監督(47)の初勝利を飾ることができなかった。先発の大貫が7回1失点と好投したが、3点リードの八回に勝ちパターンの2番手・石田、3番手・山崎が打たれ、一挙4失点を喫した。三浦監督は試合後、悔しさをにじませた。  --1勝が遠い  「そうですね...、悔しいです」  --先発の大貫は7回1失点  「大貫は先発として本当にいい仕事をしてくれた。そのあとをうまくつなぐことができず、悔しいです」  --石田、山崎が打たれた  「うちの勝ちパターンなので、そこでひっくり返されたのは残念。最後、粘りも見せましたが、勝たないと...」  --明日に向けて  「また明日、勝てるようにやっていきます」

◆ヤクルトが3点差をひっくり返し逆転勝ち。開幕からの連敗を「3」でとめ、今季初白星を挙げた。3点を追う八回、2死一、二塁で内川が、DeNA・石田から中前適時打を放ち1点を返すと、続く塩見がDeNAの3番手、山崎から左越え2点二塁打で4-4の同点。さらに代打・川端の右越え適時二塁打で5-4と勝ち越しに成功した。3番手の長谷川が初勝利を手にし八回は清水、九回は石山の継投で逃げ切った。 八回に中前適時打を放った内川 「打ったのはスライダー。みんなが粘って作ってくれたチャンスなのでなんとかしたかった。かえすことができて良かったです」 八回に2点二塁打を放った塩見 「打ったのはツーシームです。内川さんが打ってくれて少し気持ちが楽になり思い切って打つことができました」 決勝打を放った川端 「打ったのはストレートです。絶対にランナーをかえす気持ちで打席に入りました。気持ちで打ちかえすことができてよかったです」

◆DeNAは痛い逆転負けで、またも三浦大輔監督(47)は初勝利を飾ることができなかった。  先発の大貫が7回1失点の好投。しかし、4-1の八回に勝ちパターンの2番手・石田が2四球でピンチを招き、内川に中前適時打を浴び降板。2死一、二塁でマウンドに上がった山崎も塩見に2点打を許し追いつかれると、続く代打・川端に決勝打を打たれた。  三浦監督は、石田について「慎重になりすぎ。前回もそうだが、四球からの失点なので」と語った。これで、開幕から3戦連続失点となったが「あそこを石田にやってもらわないと。チームとしても大きな役割。早く自信を取り戻して、本来の投球を見せてほしい」と奮起を促した。  また、これまではクローザーで、回の途中からの登板経験が少なかった山崎を投入した場面について「本当は石田に投げ切ってほしかったが...。山崎には慣れていないところでいってもらって、結果的にこうなってしまって申し訳なかった」と自身の継投策を悔やんだ。

◆ヤクルトの内川がチーム加入後初の適時打で勝利に貢献した。1-4の八回2死一、二塁で石田のスライダーを巧みなバットさばきで中前へはじき返した。一挙4得点での逆転につなげ「みんなが粘ってつくった好機だったので何とかしたかった。走者をかえせて良かった」と喜んだ。  昨季はソフトバンクで1軍出場の機会が得られなかったが、新天地では開幕から5番を任されている。「打つか打たないかで大きく左右する。どきどきしている」と久しぶりの緊張感も楽しんでいる。

◆ハマの番長に、試練の日々が続く。DeNAは八回に4失点し、逆転負けを喫した。1分けを挟み2009年以来の開幕3連敗。本拠地開幕戦で初白星を飾れず、三浦大輔監督(47)は「悔しいです」と2度繰り返した。  勝敗の分かれ目に挙げたのは、7回1失点と好投した大貫に代え、左腕・石田を投入した八回だ。2四球と内川に適時打を浴びて降板。イニング途中での登板に不慣れな山崎を一、二塁のピンチで送り込む結果となり、逆転を許した。  石田は、これで開幕から3戦連続の失点。三浦監督は「慎重になりすぎている。早く自信を取り戻して、本来の投球を見せてほしい」と奮起を促した。  不在だった外国人選手はようやく来日したが、先発の平良が右肘の違和感で登録抹消となり、昨季防御率2・53と抜群の安定感を誇った救援左腕にも誤算が続く。そんな"荒波"にも、指揮官は「一つ勝つ大変さは感じている。勝ちにつなげられないのは監督(の責任)。勝てるように準備する」と言い訳することなく表情を引き締めた。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
202 1.000
(-)
-
(↓0.5)
13922
(+3)
16
(+3)
4
(+1)
4
(+1)
0.244
(↓0.003)
3.250
(↑0.75)
2
(1↓)
阪神
310 0.750
(↓0.25)
0
(-)
13921
(-)
11
(+1)
6
(-)
4
(-)
0.259
(↓0.031)
2.830
(↑0.5)
3
(-)
広島
211 0.667
(↑0.167)
0.5
(↓1)
13911
(+1)
8
(-)
2
(-)
0
(-)
0.250
(↓0.015)
1.500
(↑0.5)
4
(1↓)
中日
112 0.500
(-)
1
(↑0.5)
13911
(+3)
13
(+3)
1
(-)
4
(-)
0.197
(↑0.009)
3.090
(↑0.03)
5
(-)
ヤクルト
130 0.250
(↑0.25)
2
(↑1)
13915
(+5)
25
(+4)
4
(+1)
1
(+1)
0.232
(↑0.003
5.750
(↑0.92)
6
(1↓)
DeNA
031 0.000
(-)
2.5
(-)
13917
(+4)
24
(+5)
1
(-)
0
(-)
0.296
(↑0.007
5.820
(↑0.3)