巨人(1対1)DeNA =リーグ戦3回戦(2021.03.28)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆DeNAは初回、1死三塁から牧が適時打を放ち1点先制に成功する。対する巨人は1点ビハインドの8回裏、2死一二塁の好機で梶谷の適時打が飛び出し、試合を振り出しに戻した。その後は両軍無得点のまま決着はつかず、試合は規定により引き分けに終わった。

◆DeNAは1回1死三塁から、牧のプロ初打点となる左翼線への適時打二塁打で先制点を挙げた。先発平良は3回まで完全投球。 DeNAは平良が6回先頭の大城に初安打を許したところで治療のためベンチに下がりそのまま交代。1点リードで終盤戦へ。 巨人は1点を追う8回2死一、二塁から梶谷が右前に同点適時打。そのまま引き分け、DeNA三浦監督初勝利はお預けとなった。

◆ルーキーがDeNA三浦大輔新監督に初の先制点をプレゼントした。 二塁打と犠打でつくった1回1死三塁の好機。ドラフト2位の牧秀悟内野手(22)が、フルカウントから巨人今村のフォークを拾い、左翼ライン際まで運ぶ適時二塁打とした。「バッティング練習の時から変化球を投げてもらっていたので、いいイメージで打てました。先制することができてよかったです」とコメント。 牧は開幕戦から3番一塁で先発出場。これがプロ初打点となった。

◆プロ4年目で初の開幕スタメンをつかんだ巨人若林晃弘内野手(27)が、右太ももの張りのため大事をとってスタメンから外れた。 27日の同戦に開幕から2試合連続で「2番二塁」で先発出場。一塁走者だった2回2死一塁、坂本とのランエンドヒットで三塁へ進塁した際に痛め、そのまま途中交代していた。 この日の試合前練習では、早出で外野でダッシュを行い、全体練習ではフリー打撃やノックも行っていた。

◆好投を続けていたDeNAの先発、平良拳太郎投手が緊急降板した。 古巣巨人相手に5回まで四球も出さないパーフェクト投球。6回先頭の大城にこの日初安打となる二塁打を許した直後、ベンチに下がった。治療中のアナウンスが流れ、砂田に交代となった。 三浦監督は「右肘の張りを訴えたので代えました。6回にマウンドで投球練習をした、1球投げてボールも良くないと。無理をさせなかった」と説明。状態を見る方針で、試合終了時点では病院には行っていないという。 投球内容は59球で5回 0/3 を被安打1、3奪三振だった。平良は球団を通じて「いい緊張感でマウンドに上がりました。調子も悪くなかったので1人1人、丁寧に投げることを心掛けました。最後は途中でマウンドを降りる形になり、申し訳ないです」とコメントした。

◆DeNAドラフト2位の牧秀悟内野手が、プロ初打点含む3安打1打点と発奮した。 1回1死三塁でフルカウントから巨人今村のフォークを拾い、左翼ライン際へ運ぶ適時二塁打に。打撃練習から変化球を打ち、いいイメージで打席に入れたという。 開幕戦から3試合連続の3番起用で「1打席目だけでなく、その後も結果を出せているので、継続して力を発揮できるよう準備したい」と話した。

◆巨人若林晃弘内野手(27)が28日、右太もも裏の張りのため、DeNA3回戦(東京ドーム)を欠場した。27日の同戦の2回の走塁中に痛め途中交代。試合前練習では通常メニューをこなしていた。 原監督は「大事には至ってないみたい。本人は行くって言うけど、ブレーキかけておいた。大事な選手だから」と説明。30日からの中日戦(バンテリンドーム)には同行予定で、出場は当日の状態を見て判断する。

◆DeNAからFA加入した巨人梶谷隆幸外野手(32)が、逃げ切りを図る古巣の背中をつかみ、引き分けに持ち込んだ。1点を追う8回2死一、二塁。カウント1-2からDeNAセットアッパー石田の131 キロ の落ち球に体勢を崩されながらも、右手1本で拾って一、二塁間を破った。「なんとか追いつきたかったので、同点にできて良かった。食らいつきました」と同点打を振り返った。 負けムードを振り払った。チームはDeNA先発平良の前に、6回無死まで完全投球を許していた。先頭の大城が二塁打を放ちチャンスメークも後続が倒れ、この回も無得点。相手投手陣は7回から勝ちパターンの継投に入っていた。 新加入リードオフマンが瀬戸際で放った一打に、元木ヘッドコーチは「『より多く出塁してくれ』というのと(走者がいる時には)『3番バッターとしていけよ』と言っています。嫌な展開の中で、よく打ってくれた。負けなかったのは大きい」と、期待通りの活躍にうなずいた。 9年連続の開幕カード勝ち越しを決め、順調なスタートを切った。原監督は3戦合計で16四球を奪った打線を「相対的に、いい四球が取れたなという感じがしますね。3連戦ともに。それは大事なことでしょうね」と評価した。3連戦で3四球を選び、満塁弾含む2安打、5打点、2盗塁とチームをけん引した梶谷は「負けずに終われたのは良かったです」と安堵(あんど)した。勢いそのままに、30日からの中日戦に乗り込む。【久永壮真】

◆DeNA抑えの三嶋一輝投手がリベンジを果たした。 9回の先頭、開幕戦で代打サヨナラ本塁打を浴びた巨人亀井と対戦。同点の9回先頭で代打と、まったく同じ状況だったが、今度は153キロの直球で3球三振を奪った。 三浦監督は「本人がしっかりやり返した。気持ちの入ったナイスピッチングだった」と評価した。

◆巨人今村信貴投手が7回6安打1失点の好投も、今季初勝利はならなかった。 プロ10年目で初の開幕ローテ入りをつかんでのマウンド。7イニング中、5回先頭に安打を許すも、1回の1失点に封じた。「何とか粘って7回を投げることはできたが、攻撃への流れを作ることができなかった。そこが悔しい」。原監督は「ボールそのものは非常に良かった。見事なピッチングだと思います」と評価した。▽巨人宮本投手チーフコーチ(今村について) 野球人生をかけて投げろと言った。彼も中堅だし。やっぱり根性あるなってね。今年にかける思いが伝わってきました。▽巨人中川(同点の9回に4番手で登板し、1回1安打無失点) 前回登板で打たれたので、抑えることができて良かった。追いついたあとだったので、死に物狂いで投げました。

◆DeNA三浦大輔監督(47)の初勝利は持ち越された。 1回に新人牧秀悟内野手(22)の適時二塁打で、3試合目にして初めて先制。5回まで完全投球の平良拳太郎投手(25)が、6回に右肘の張りを訴えて交代した。継投で逃げ切りを図ったが、8回に4番手の石田健大投手が梶谷に痛恨の適時打を浴びて引き分けた。30日からのヤクルト3連戦(横浜)で初白星を狙う。「うりゃー!」。声援のない東京ドームに、山崎康晃投手の雄叫びが響いた。1点リードの7回1死。前守護神は、3番坂本を149キロ外角直球で押し、見逃し三振を奪った。岡本に安打を許したが、丸は5球連続でツーシームを落とし空振り三振。巨人の主軸を抑えた。 降板後、ベンチで山崎の肩をたたいた三浦監督は「攻めの投球。向かってました。1球の緊張感の中でよく投げた」とほめた。 大卒7年目の山崎は、今年初めてキャンプが2軍スタートとなった。実績も年俸も球団最高峰だが、三浦監督がコーチ陣の1軍発進案を覆した。「ファームで見つめ直して、自分で自分に厳しくできるか。できないと終わってしまう。選手生命というか1軍で輝けるかが」。昨年は防御率5・68と不振に陥ったが、ほとんどの期間を1軍で過ごした。三浦監督は、抜本的に投球を見直す時間が必要だと感じていた。 無期限の2軍調整は2カ月に及んだ。山崎はツーシームを落ち方が異なる2種類に増やし、チェンジアップも習得した。2軍で5試合連続無失点と結果も残した。開幕の6日前、1軍に滑り込んだ。 5回まで完全投球を見せていた平良が右肘の張りを訴え、6回で緊急降板した。急きょ登板した2番手砂田毅樹投手が無失点で切り抜けると、山崎以降の勝ちパターン継投に入った。8回を託した石田は2与四球が絡んで追いつかれたが「四球は出たけど、勝負にいった四球だと思う。ボール時代は悪くない」と責めなかった。 30日から未勝利で本拠地開幕を迎える。「結果を受け止めて。今日の内容を続けていけば勝てる。前を向いていく」。番長は手応えをつかんだ。【斎藤直樹】 ▽DeNA平良(6回に緊急降板) 良い緊張感でマウンドに上がりました。調子も悪くなかったので1人ひとり、丁寧に投げることを心掛けました。最後は途中でマウンドを降りる形になり、申し訳ないです。

◆巨人は先発オーダーを発表。27日の第2戦で右太もも裏の張りで途中交代した若林晃弘に代わり、吉川尚輝内野手が「2番・二塁」で起用され、今季初スタメン。若林は練習では普段通りに調整しており、原監督は「大事には至っていない。あれだけ(練習で打って守って)できていたからね。今日だって本人は『行く』と言うけど、ブレーキをかけた。大事な選手だから」と説明。ベンチスタートとなった。

◆DeNAは1点リードの八回に同点に追いつかれ、三浦大輔監督(47)の初勝利を飾ることができなかった。  一回にD2位・牧(中大)のプロ初打点となる適時二塁打で先制。しかし、その後は追加点を奪うことができなかった。  六回にはそれまで無安打投球を続けていた平良が、初安打を許すと治療のためベンチへ下がり、そのまま59球で降板するアクシデントが発生。救援陣が何とか粘ったが八回、1死一、二塁のピンチで4番手・石田が梶谷に同点打を浴びた。

◆九回で引き分けた。巨人は0-1の八回2死一、二塁から梶谷の右前適時打で追い付き、九回は中川がしのいだ。DeNAは一回に牧の適時二塁打で先行し、平良が六回途中1安打無失点と好投したが、八回に石田が四球から崩れた。

◆DeNA・平良拳太郎投手が六回途中まで1安打無失点の好投を見せたが、59球を投げたところで緊急降板した。  試合後、三浦監督は「右肘の張りを訴えたので降板させました。六回に1球投げてボール自体も良くなかったので、無理をさせなかった。今後については状況を見ながらになります」と説明した。  開幕3戦目を託された右腕は、巨人打線を相手に五回まで完全投球。しかし、六回先頭の大城に左中間への二塁打を浴びると、木塚投手コーチと内野陣がマウンドに集合。平良は話し合いの後に木塚コーチとともに表情をしかめてマウンドを降りた。  代わった砂田が打者3人を完全に抑えて六回は無失点で切り抜けたが、八回に4番手の石田が梶谷に同点打を浴びて引き分け。三浦監督に初勝利をプレゼントすることはできなかった。

◆DeNAは引き分けで、またも三浦大輔監督(47)は初勝利を飾ることができなかった。先発の平良が緊急降板するも救援陣が何とか粘ったが、1点リードの八回に4番手の石田が梶谷に痛恨の同点打を許した。--平良が緊急降板  「右肘の張りを訴えたので降板させました」  --今後への影響は  「まだですね、状況を見ながらです」  --病院へは  「それもまだです」  --異変を訴えたのはいつから  「六回の投球練習から確認していて、1球投げてからですね。ボール自体も良くなかったので、無理をさせなかった」  --代わった砂田投手や山崎投手が好リリーフ  「本当に攻める投球をしていた。1点差で緊張感のある中で、しっかりと相手に向かっていっていた」  --三嶋もリベンジ  「本人もやり返したかったと思うし、気合も入っていた。ナイスピッチ」  --石田は2戦連続失点  「四球も出たが、しっかり勝負にいった結果。打たれたからといって、ボール自体は悪くない」  --七、八回の順番を入れ替えることも  「それは元から決まっているわけじゃない。九回は決まっていますけど、そこは展開によって変わることもある」  --牧が3安打  「しっかりと結果も出て、力みすぎていたところも取れて、牧本来の打撃になってきた」  --関根の八回の走塁死は  「結果はアウトでしたが、いけると思っていって、きわどいプレーでしたから。ひとつ先の塁を狙う、攻めていっての走塁」  --開幕3連戦で白星をつかめず  「終わったことは変えられない。今日の内容を続けていけば勝てると思うので、前を向いてやっていきます」

◆巨人は0-1の八回に梶谷隆幸外野手(32)の右前適時打で追いついた。延長戦を行わず九回打ち切りとする今季、両リーグ合わせて最初の引き分け試合となった。原辰徳監督(62)が振り返った。--梶谷が八回に同点打。勝負強さを見せた  「ねえ。ですね」  --相手投手の平良もよかった  「パーフェクトだもんね」  --六回に増田大に代走を送って勝負をかけたが、松原が送れず  「そうですね。1点、最善策の中でと言うところはあったけど、なかなかうまくいかなかった。そこはもう、松原の仕事でしたな」  --今村は7回1失点  「ボールそのものは非常によかった。立ち上がり、もう少し注意深さがあってもよかったが、1点で抑えているわけだから。見事なピッチングだと思いますよ」  --同点の八回は先頭のウィーラーなど四球で好機を作った  「相対的にいい四球が取れたなという感じがしますね。3連戦ともに。それは大事なことでしょうね」

◆巨人・今村信貴投手(27)が7回6安打1失点、6奪三振と力投した。  一回1死二塁でルーキーの牧に適時二塁打を浴び、先取点を献上。二回以降も走者を背負いながらの投球も、シュート、フォークボールが効果的に決まり、最少失点にまとめた。  それでも左腕は「最初は力が入りすぎて、悪いリズムでの投球になってしまった。何とか粘って7回を投げることはできたが、攻撃への流れを作ることができなかった。そこが悔しい」と肩を落とした。  今村の粘りの投球に宮本投手チーフコーチは「ストレートのインサイドの使い方がしっかり使えているときは持ち味がでる。今村の投手としてのピッチングが確立されたかなと。非常にいい形で次を迎えられる」と次回登板に期待した。

◆DeNAのドラフト2位ルーキー牧がプロ初打点を挙げるなど3安打と奮起した。一回1死三塁でフルカウントから今村の変化球を思い切り引っ張って左翼線へ先制二塁打。3番打者として好機を生かし「いい形で打席が回ってきたので、積極的に打ちにいった」と胸を張った。  六回と八回にも左前打を放ち、初の複数安打をマーク。前日27日にプロ初安打を記録して力みも取れた様子で「1打席目だけでなくその後もしっかり結果を出せている。継続してチームのために力を発揮できるよう準備したい」と手応えをにじませた。

◆意地の一打で引き分けた。0-1の八回2死一、二塁。巨人・梶谷隆幸外野手(32)=前DeNA=が同点の右前適時打を放ち、今季の九回打ち切りが初めて適用された。  「食らいつきました。負けずに終われたのはよかった」と梶谷。27日に満塁弾を放った新戦力が、古巣相手に再び痛打をお見舞いした。  チームはリーグ3連覇、そしてソフトバンクからの日本一奪回を目指しているだけに、原監督は選手たちにハイレベルな野球を求めている。  相手先発・平良の前に五回まで無安打。六回先頭で二塁打を放った大城に代走・増田大で勝負をかけた。だが、松原が捕前バントで犠打失敗。指揮官は「最善策の中で1点というところはあったけれど、なかなかうまくいかなかった。そこはもう、松原の仕事でしたな」と3戦連続で先発起用した26歳に猛省を促した。  開幕第3戦は4安打1得点と打線が振るわなかったが、投手陣は"スミ1"の失点で踏ん張った。開幕カードは9年連続の勝ち越しで2勝1分け。悲願達成へ、原巨人は好発進した。(谷川直之)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
300 1.000
(-)
-
(-)
14021
(+8)
10
(+2)
6
(+2)
4
(-)
0.290
(↓0.01)
3.330
(↑0.67)
2
(1↓)
巨人
201 1.000
(-)
0.5
(↑0.5)
14019
(+1)
13
(+1)
3
(-)
3
(-)
0.247
(↓0.05)
4.000
(↑1.5)
3
(-)
中日
111 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
1408
(-)
10
(-)
1
(-)
4
(+2)
0.188
(↓0.009)
3.120
(↑1.64)
3
(-)
広島
111 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
14010
(-)
8
(-)
2
(-)
0
(-)
0.265
(↑0.003)
2.000
(↑1)
5
(-)
DeNA
021 0.000
(-)
2.5
(↓0.5)
14013
(+1)
19
(+1)
1
(-)
0
(-)
0.289
(↑0.001
6.120
(↑2.88)
5
(-)
ヤクルト
030 0.000
(-)
3
(↓1)
14010
(+2)
21
(+8)
3
(+1)
0
(-)
0.229
(↓0.021)
6.670
(↓0.67)