楽天(☆5対0★)日本ハム =リーグ戦3回戦(2021.03.28)・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
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楽天
00040001X51121
勝利投手:早川 隆久(1勝0敗0S)
敗戦投手:池田 隆英(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】太田 光(2号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天が快勝。楽天は0-0で迎えた4回裏、太田と辰己の連続適時打などで一挙4点を挙げて、先制に成功する。そのまま迎えた8回には、太田のソロが飛び出しリードを広げた。投げては、先発・早川が6回無失点の好投でうれしいプロ初勝利。敗れた日本ハムは、投打ともに精彩を欠いた。

◆楽天のドラフト1位ルーキー早川隆久投手(22)がプロ初登板に挑む。楽天新人の初登板初勝利は15年安楽まで過去5人。 最も早かったのは11年塩見のチーム19試合目で、開幕カードで記録した新人はいない。早川は勝利できるか。

◆楽天太田光捕手(24)が、プロ初登板初先発のドラフト1位早川をバットで援護した。 適時失策で1点を先制した直後の4回1死満塁。日本ハム池田の外角スライダーに食らいつき、中前2点適時打。三塁ベンチ横でキャッチボールをする早川へ、一塁上から右腕を突き上げた。 「打ったのはスライダーです。追い込まれていましたが、粘り強くついていくことができました。早川が頑張っているので、援護できてよかったです」とほっとした表情で振り返った。 4回無死満塁の大ピンチをしのいだ左腕の背中を、最高の形で押した。

◆楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)がプロ初登板初先発で6回4安打8奪三振無失点と好投し、プロ初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。 立ち上がりからテンポよく腕を振った。初回を3者凡退に抑えると、3回まで1四球無安打無失点。4回には味方の失策と連打で無死満塁とピンチをまねくが、野村、大田を連続三振、樋口を三ゴロに仕留め、切り抜けた。 4回に4点のリードをもらった。6回に1死満塁と再びピンチを作ったが、樋口を三ゴロ併殺に打ち取り、粘りきった。 104球を投げ2四球と制球力のよさを発揮。最速148 キロ の直球、カットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップを巧みに組み合わせ、日本ハム打線を翻弄(ほんろう)した。

◆プロ初登板、初先発の楽天ドラフト1位早川は3回まで無安打無失点。楽天からトレード加入の日本ハム池田も3回まで無失点。 楽天は4回に太田の2点適時打などで4点を先制。先発早川は4、6回の満塁のピンチをしのぎ、6回4安打無失点で降板した。 楽天は7回から継投策で逃げ切り勝ち。早川はプロ初勝利。開幕カードでの新人初登板初勝利は史上初。日本ハム池田が1敗。 ▼ルーキー早川がプロ初登板を白星で飾った。楽天の新人で初登板初勝利は15年安楽以来、6年ぶり6人目。開幕カードで初登板初勝利を記録した新人は開幕戦で救援勝利を挙げた19年甲斐野(ソフトバンク)以来で、先発勝利は開幕2試合目の18年田嶋(オリックス)以来。楽天ではチーム19試合目の11年塩見を抜いて最速となり、開幕カードで達成は球団史上初めて。

◆楽天は日本ハムと対戦。楽天ドラフト1位の早川隆久投手がプロ初勝利を挙げた。 初登板初先発で6回4安打8奪三振無失点に抑えた。初登板初先発での勝利は15年安楽以来球団5人目で、開幕カードでは球団史上初。

◆楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)がプロ初登板初先発を6回4安打8奪三振無失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。 プロ初登板初先発での勝利は15年安楽以来球団5人目で、開幕カードでは球団史上初。 立ち上がりからテンポよく腕を振った。初回を3者凡退に抑えると、3回まで1四球無安打無失点。4回には味方の失策と連打で無死満塁とピンチをまねくが、野村、大田を連続三振、樋口を三ゴロに仕留め、切り抜けた。 4回に4点のリードをもらった。6回に1死満塁と再びピンチを作ったが、樋口を三ゴロ併殺に打ち取り、粘りきった。 104球を投げ2四球と制球力のよさを発揮。最速148 キロ の直球、カットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップを巧みに組み合わせ、日本ハム打線を翻弄(ほんろう)した。 ウイニングボールを手に、石井GM兼監督と記念撮影。太田とともにお立ち台に上がり「この日がやっと迎えられて、自分らしいピッチングができたことは、いろいろな方の支えだと思うので、自分を支えてくれた方に感謝しないといけないなと思います」と喜んだ。ウイニングボールは家族に渡したいと話し「ここまで来るのにも、苦しいことだったりつらいことがあっても、めげずに支えてくれた家族がいたからからこそ、この日を迎えられたので、これからもつらいことがあるかと思いますけど、支えてくれればと思います」と感謝の気持ちを言葉にした。 ▼ルーキー早川がプロ初登板を白星で飾った。楽天の新人で初登板初勝利は15年安楽以来、6年ぶり6人目。開幕カードで初登板初勝利を記録した新人は開幕戦で救援勝利を挙げた19年甲斐野(ソフトバンク)以来で、先発勝利は開幕2試合目の18年田嶋(オリックス)以来。楽天ではチーム19試合目の11年塩見を抜いて最速となり、開幕カードで達成は球団史上初めて。

◆日本ハム新戦力の池田隆英投手が、古巣相手に黒星を喫した。 今年2月に楽天からトレード移籍。今季初登板初先発で、4回に守備の失策が絡み4失点。5回8安打4失点(自責3)だった。「4回の途中までは仕事が出来ていたと思うし、次につながる投球になったのは間違いない。野手だけじゃなく(失策の)次を防げなかったのが、自分の中ですごく痛い」と悔やんだ。

◆追い込まれるほど力を発揮するルーキー左腕の気迫に、押し負けた。日本ハムは28日、楽天3回戦(楽天生命パーク)で、注目のルーキー早川隆久投手(22)と対戦。"早川対策"で打線を大幅に組み替えて臨んだが、4回無死満塁、6回1死満塁と2度の満塁機を生かせず。6回まで4安打に封じられ、0-5で今季初の完封負け。18年以来、3年ぶりの開幕カード負け越しとなった。大幅な打線の組み替えも、ホームは遠かった。注目のルーキー左腕に打線が翻弄(ほんろう)された日本ハム栗山英樹監督(59)は「(チャンスで)仕留めきれなければ、ああやって押し切られる」。自身の監督通算勝利数は、球団タイ記録にあと1つと迫る630勝のまま。3年ぶりの開幕カード負け越しとなった。 早くから「左であれだけ完成度の高いドラフト選手なんて、あまり見たことがない」と、新人離れした楽天早川の実力を認めていた。「普通なら選手には『(相手を)見下ろすくらいで行け』と言うんだけど、逆だよね。食らい付いて行くしかない」。ベテラン投手の落ち着きを身にまとい、すべての球種で簡単にストライクが取れる。大崩れはしそうにない。だから、手を打った。 1番西川、2番近藤と出塁率の高い2人を並べ、左投手に強い渡辺を3番に起用。開幕から2試合連続安打中と、伸び伸びバットが振れていた高卒3年目の野村を、中軸の5番に据えた。7番には、今季初スタメンとなる樋口を抜てき。だが、早川の前に6回まで4安打に封じられ、思い描いたように機能しなかった。 4回無死満塁の絶好機では、野村、大田のバットが変化球に空を切り、樋口も外角へ逃げながら落ちていくチェンジアップを引っかけ無得点。0-4の6回1死満塁では、樋口が三ゴロ併殺に倒れてチャンスをつぶした。小笠原ヘッド兼打撃コーチは「いいところに投げられた」と相手の力を認めた上で「ズルズル行くわけにはいかない。1試合でも早く対策をしていきたい」と、次回対戦へ視線を向けた。 栗山監督は「勝ちたかったけど、野手たちもある程度ヒットが出ているし、全員、ほぼ開幕できている。スタートは、札幌からだと思ってやる」。チームは約2週間ぶりに北海道へ戻り、30日の本拠地開幕戦に臨む。【中島宙恵】

◆日本ハム玉井大翔投手の今季初マウンドはほろ苦い結果となった。8回から3番手で登板。先頭の田中和から見逃し三振を奪ったが、続く太田に初球138キロの直球を右翼席へ1発を打たれ1回1失点。 昨年12月に右肘の手術を受けた右腕について栗山監督は「タマちゃん自身が少し探っている感じが少し見えた。1軍で投げることによって、スパンと状態が上がることを信じている」と話した。

◆今季初登板となった日本ハム北浦竜次投手が2回無失点と結果を残した。 2番手で登板した6回は3者凡退。7回2死から浅村、茂木に連打を浴びるなど、満塁のピンチを招いたが、代打石見を変化球で空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。「無失点で抑えられてよかった。とにかくもうアピールし続けるしかないので、次の登板もしっかり投げていきたい」と気持ちを高めた。

◆日本ハム池田隆英投手は古巣相手への移籍後初勝利はならなかった。開幕カード3戦目の楽天戦に先発。 4回に先頭から連打を浴びてピンチを広げると1死満塁、中島の適時失策から流れを引き渡す形になった。この回に一挙4失点。「エラーしたくて、したわけじゃない」とかばい「そこで、次を防げなかったのは、自分としてすごい痛い」と悔やんだ。 3月にトレードで移籍。オープン戦は3試合10イニング無失点で、開幕ローテーションを勝ち取った。移籍後、初登板初先発は5回8安打4失点(自責3)と、ほろ苦い結果になった。次回は札幌ドームで本拠地デビューの予定。「次につながるピッチングになったのは間違いない。いいものを見せられれば」と切り替えて臨む。

◆鋼の信念で一番星をつかんだ。楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)が、プロ初登板、初先発で6回4安打8奪三振無失点と好投。今季の新人最速でプロ初勝利を挙げた。開幕カードでの新人初登板初勝利は球団史上初。早川は一切の隙を見せなかった。初回から直球、カットボール、スライダー、チェンジアップ、カーブとツーシーム以外の持ち球を全て投じた。4回無死満塁の大ピンチも、打者3人に対し、投じた球種を全て駆使し切り抜けた。全104球中、1桁台の球数の球種はなし。「真っすぐと同じ軌道から、曲げたり落としたりというのは考えていたので、それができて結果に結びつきました」。抜群の制球力をベースに、偏りなく白球を操った。 修正力も光った。プレート板の踏み位置をこれまでの真ん中から一塁側へ変え、実戦では初めて試みた。前回登板の21日、巨人とのオープン戦では5回途中5失点。プレートの真ん中を踏む田中将のブルペン投球を目にし、助言を仰ぎ、自ら考え変更を決断し「打者から見て角度は変わったと思う」と即、結果につなげた。 前日27日の夜は「エラーして負けるのは後悔が残るので」とグラブを磨き就寝。大学時代は試合前日に10項目、当日に15項目あったルーティンもプロ仕様に減らした。「この1勝が、やっと新しいキャリアの始まり。今後長いキャリアの中でしっかり積み重ねていければ」とかみしめた。 ◆早川隆久(はやかわ・たかひさ)1998年(平10)7月6日、千葉・横芝光町出身。上堺小1年からソフトボールを始め、横芝中では軟式野球部。木更津総合で春、夏3度甲子園に出場し、3年春、夏に8強。早大では4年秋に6勝0敗、防御率0・39でベストナインを獲得。主将としてリーグ優勝に貢献した。20年ドラフトで4球団から指名され楽天に入団。180センチ、77キロ。左投げ左打ち。 ▽楽天石井GM兼監督(早川に) ルーキーという感じの呼び方ではないピッチング、マウンドさばき、しぐさがプロでしっかりと何年かやってるような感じ。落ち着き払って素晴らしいピッチングでした。 ▽木更津総合・五島卓道監督(教え子の早川のプロ初勝利に) 本当に立派な投手になったね。もう高校1年の時に外野手をやっていた早川とは全然違いますね。ずうずうしさも彼の持ち味ですからね(笑い)。大学に行ってから、僕らは応援団。これを契機に貪欲に頑張って、プロでお金を稼げるような選手になってほしいね。

◆捕手の楽天太田光捕手が、バットで早川を援護した。適時失策で1点を先制した直後の4回1死満塁。日本ハム池田のスライダーに食らいつき、中前2点適時打を放った。 「1点だけでなく2、3点あった方が早川も楽に投げられると思ったので、どんな形でも打ちたいと思った」とベンチへ向け、右腕を上げた。8回には右翼席へ2戦連発の2号ソロ。ダメ押し点を奪い、初勝利をアシストした。 女房役としても左腕をリードした。「ブルペンに入る前からちょっとばたついていた」と心境を察し、大きなジェスチャーで誘導。力強い直球を生かすために、巧みに変化球を混ぜ、能力を最大限に引き出した。4回無死満塁のピンチでは「ひるまずに腕を振るしかない」と言葉で鼓舞。お立ち台には2人で上がり「僕もなんとか勝たせてあげたいなと思って一生懸命リードした。それに応える最高のピッチングをしてくれました」と主役を立てた。

◆鋼の信念で一番星をつかんだ。楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)が、プロ初登板、初先発で6回4安打8奪三振無失点と好投。今季の新人最速でプロ初勝利を挙げた。開幕カードでの新人初登板初勝利は球団史上初。幼少期から培った両親、恩師の教えを土台に、自らの意思と周囲の支えを乗せた。雨中の本拠地で強じんな精神力を披露し、力強く道を切り開いた。早川の物おじしない性格とスマートな思考回路は「3分間スピーチ」にも表れた。 木更津総合の冬合宿で練習後の恒例行事。宿の大広間で選手、保護者含め100人ほどの前で壇上に立つ。3分を与えられ、当日の朝、抽選でランダムに決められたテーマに沿って、言葉を発し、400点満点で評価がつく。 早川のテーマは、1年時が「『伝統』とは」。2年時は「『木更津総合高校野球』に入部して実感したこと」。早川は「ある程度伝えたいことをざっくりまとめて、それを連想させながら話すことが大事」とランニングでの移動時間や練習の合間を縫って、脳内で考えをまとめた。 五島監督は「高校生で人前で話すのは緊張する。2人くらい倒れたやつもいる。でも早川は、ハキハキと話していましたね」と振り返る。ちなみに1年時は296点、2年時は358点。「順番もあるからね...。上位って書いてやってください」と話す同監督の笑顔に、左腕のキャラクターがにじんだ。【楽天担当=桑原幹久】

◆鋼の信念で一番星をつかんだ。楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22)が、プロ初登板、初先発で6回4安打8奪三振無失点と好投。今季の新人最速でプロ初勝利を挙げた。 開幕カードでの新人初登板初勝利は球団史上初。幼少期から培った両親、恩師の教えを土台に、自らの意思と周囲の支えを乗せた。雨中の本拠地で強じんな精神力を披露し、力強く道を切り開いた。4回無死満塁、フルカウント。早川が捕手の太田を呼んだ。「大一番で自分の投げたいボールを投げられるかが、勝負のカギ」。選んだ球はカットボール。野村の足元に沈ませ空振り三振を奪った。座右の銘は「平常心」。後続を断っても表情は変えず、強く握った左拳に感情を込めた。 港町の千葉・横芝光町に、7歳上と2歳上の姉の下に"末っ子長男"として生まれた。「人に興味がなさすぎる、とお姉ちゃんによく言われます(苦笑い)。周りに振り回されず、自分勝手な子どもでした」。 小学生時代、地元のマラソン大会で不本意な成績に終わり、母優子さんから「努力しなかったらそれまでの実力だよ」と心をつかまれた。父徳治さんには「真の敵は己の中にあり」を授かった。「努力は、真の敵である自分との闘い」と2人の思いをかみ砕いて人生哲学とし、幼心に労をいとわない姿勢を養った。 上堺小時代は「家から通える」と近所のソフトボールクラブへ。「交通費をかけて硬式のクラブに入るよりは」と横芝中の軟式野球部を選択し、片道8キロの道のりも「トレーニングの一環なので」と自転車で通学した。数ある誘いから「小さい頃から憧れていた」と、はとこが在籍していた木更津総合へ進んだ。節目の選択に意思を持ち、全てをプラスに変えてきた。 高校2年冬に、腰を疲労骨折した。苦しみから独り善がりな行動が目立った時、五島卓道監督から「人のために時間を使いなさい」と諭された。先にランニングが終われば後続を鼓舞し、練習後には野手のティー打撃を手伝った。周囲を思いやる姿勢が、自分のために返ってきた。高校日本代表で戦った仲間たちがプロ入りする中、ぶれずに選択した早大で、積み重ねは花開いた。 大学4年時、主将に就いた。「いい気分で1日が入れるので」と午前6時15分起床で寮1階のトイレを20分ほど掃除。緊急事態宣言中には300メートル×16本、600メートル×8本、坂道ダッシュ&10キロ走の3メニューを日替わりで消化し、最速155キロ左腕の金看板を得た。4年秋のリーグ戦。最終戦の早慶戦で9回に後輩の1発で逆転し、胴上げ投手に。1歩ずつ歩んだ先にプロの世界が待っていた。 左手に両親へ渡したいウイニングボールが輝いた。「この日がやっと迎えられて、自分らしいピッチングができたことは、いろいろな方の支えだと思う。自分を支えてくれた方に感謝しないといけない」。杜(もり)の都に降る小雨に、初々しい笑みが光った。【桑原幹久】

◆2月にトレードで加入した日本ハム・池田隆英投手(26)が先発し、5回8安打4失点(自責3)で降板。古巣相手に今季初登板したが白星を手にすることはできなかった。  「序盤はランナーを出しながらも持ち味である打たせて取ることができた。四回に1点を取られた後、最少失点で防げなかったことが一番の反省点です」   走者を出しながらも三回まで無失点で切り抜けたが四回に捕まった。連打と四球で1死満塁のピンチを迎えると、田中和の遊ゴロを中島が失策し先制を許した。なおも満塁から太田に中前2点打を浴びるなど、この回一挙4点を失った。

◆楽天は四回に太田の2点適時打などで4点を先制し、八回に太田の2号ソロで加点した。新人の早川は2度の満塁のピンチを切り抜けるなど要所を締め6回無失点でプロ初登板を白星で飾った。日本ハムはあと一本が出ず零敗を喫した。

◆楽天の太田が2試合連発の2号ソロを含む2安打3打点で貢献した。1-0の四回1死満塁で中前へ2点適時打を放つと、八回1死では初球を右翼席へ運び「打撃に関しては出来過ぎ」と驚き混じりに話した。  捕手としてフル出場し、ドラフト1位新人の早川らを好リード。チームを今季初の無失点勝利に導き「本塁打ということよりも、ゼロで試合に勝てたことのほうがうれしい」と声を弾ませた。

◆鮮烈なデビューを飾った。早川が、6回無失点8奪三振の好投でプロ初登板勝利。開幕カードで大役を果たし、球団史に名前を刻んだ。  「この日をやっと迎えられて、自分らしい投球ができた。いろいろな方の支えだと思う。自分を支えてくれた方に感謝しています。この1勝が新しい始まりだと思う」 ■三回まで無安打ピッチ!!MAX148キロ  冷たい雨が降り注ぐ本拠地のマウンドで躍動した。三回まで無安打投球。最速148キロを計測し、変化球は低めに集めた。開幕カードでの新人勝利は球団史上初。今季の12球団の新人最速で勝利を手にした。  開幕前最後の登板だった21日の巨人とのオープン戦で五回途中5失点と打ち込まれた。これまでの実戦では、投球プレートの真ん中を踏んで投げていたが、田中将が一塁側を踏んでいたことにヒントを得て、「打者から見て、球の角度が変わったと思う」とぶっつけ本番で試した。四回無死満塁のピンチは、いずれも右打者の野村、大田を空振り三振。樋口は三ゴロに仕留めた。  「本拠地で初めて投げて、初球ストライクを取った後のファンの拍手が届いて、これなら頑張れるという気持ちになれました」 ■石井監督絶賛「素晴らしい投球だった」  26日の開幕戦が、早大の卒業式と重なり、式には参加できなかった。「一社会人として、自分も親元を離れないといけない。ここまで育ててくれてありがとう」と感謝し、ウイニングボールは千葉の家族へ贈ることを決めた。  即戦力ルーキーの好投で、開幕カードは3年連続の勝ち越し。石井監督は「プロで何年かやってるいるような落ち着きで、素晴らしい投球だった」と絶賛した。最速155キロ左腕が、8年ぶりの優勝を狙うチームに新たな風を吹き込んだ。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
300 1.000
(-)
-
(-)
14017
(+6)
9
(+5)
6
(+2)
1
(-)
0.273
(↓0.03)
2.670
(↓0.67)
2
(-)
西武
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
14011
(+5)
7
(+1)
2
(+1)
1
(-)
0.217
(↑0.007)
2.330
(↑0.67)
2
(-)
楽天
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
14017
(+5)
11
(-)
3
(+1)
0
(-)
0.284
(↑0.015
3.000
(↑1.5)
4
(2↓)
日本ハム
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
14011
(-)
17
(+5)
0
(-)
3
(-)
0.240
(↓0.042)
5.040
(↑0.25)
4
(2↓)
ORIX
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1407
(+1)
11
(+5)
3
(+1)
1
(-)
0.233
(↓0.01)
2.160
(↓1.1)
6
(-)
ロッテ
030 0.000
(-)
3
(↓1)
1409
(+5)
17
(+6)
4
(+2)
1
(+1)
0.163
(↑0.027)
5.760
(↓0.25)