ソフトバンク(☆3対2★)ロッテ =リーグ戦2回戦(2021.03.27)・福岡PayPayドーム=
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ロッテ
1000100002210
ソフトバンク
000001011X31200
勝利投手:森 唯斗(1勝0敗0S)
敗戦投手:益田 直也(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクがサヨナラ勝利。ソフトバンクは1点ビハインドの8回裏、デスパイネの適時打で同点とする。続く9回には今宮の適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、5番手・森が今季初勝利。敗れたロッテは、打線が再三の好機を生かせず、痛い逆転負けを喫した。

◆ロッテ先発は移籍2年目の美馬学投手(34)。美馬は昨季ソフトバンク戦で5勝1敗、防御率2・70。 優勝チームのソフトバンクから5勝を挙げたのは美馬だけだった。今季もソフトバンク打線を抑え、チームに初白星を届けられるか。

◆ロッテは初回、ソフトバンク先発高橋礼の乱調に乗じ4四死球で1点を先制。先発美馬は3回まで1安打無失点投球。 ロッテは5回1死三塁からマーティンの右前適時打で1点を追加。ソフトバンクも6回にグラシアルの適時打で1点を返した。 ソフトバンクは8回に同点とし、9回1死二塁から今宮の中越え適時打でサヨナラ勝ち。開幕連勝を飾った。 ソフトバンク森が今季初勝利、ロッテ益田が1敗目。

◆ソフトバンク工藤公康監督(57)が監督通算500勝を達成した。 開幕2戦目は同点の9回裏に2番今宮がサヨナラ打。2年連続負け越していたロッテに、開幕カードから勝ち越しを決めた。節目の勝利に指揮官は「選手たちのおかげです。これはもうコーチの人であったり、みんなが支えてくれた勝ち星なので。選手たち、コーチのみなさん含めて感謝しないといけないなと感じます」と、謙虚に話した。 工藤監督は15年に監督へ就任し、837試合目で大台に到達。過去3度のリーグ制覇と、4年連続日本一という黄金時代を築いている。 ▼工藤監督が監督通算500勝目を挙げた。初勝利は15年3月28日ロッテ戦で、通算成績は837試合で500勝316敗21分け。監督で500勝以上は31人目となったが、500勝到達のスピード上位を出すと、 (1) 55年水原監督(巨人)753試合 (2) 47年藤本監督(太陽)791試合 (3) 21年工藤監督837試合 (4) 53年鶴岡監督(南海)67年川上監督(巨人)858試合。工藤監督がスピード3位で記録した。

◆ソフトバンクはサヨナラ勝ちで開幕2連勝。 工藤公康監督(57)の一問一答は以下の通り。 -サヨナラの瞬間は 工藤監督 打った瞬間よっしゃーと思いました。かなり外野が前に来ていたので、ちょっと深い外野フライだったらサヨナラヒットになるだろうなと思っていたので。 -今宮は初回の守備でも好プレー 工藤監督 あそこでもう1点取られてたらというところでしたので。守備といい打つ方といい、すばらしい選手だなとあらためて思いました。 -津森が8回満塁のピンチを抑えた 工藤監督 あれが今日の勝因につながったピッチングだったかなと思います、正直。2死満塁で1本出ていたらというところでしたし、あれだけ四球が出ると野手の方もなかなかリズムに乗っていけないというところがありましたので。あそこでピシャッと抑えてくれたのはベンチも盛り上がりましたし、よし行くぞ、勝つぞという雰囲気にしてくれたので、非常にナイスピッチングだったと思います。 -高橋礼は9四死球 工藤監督 よくあれだけ四球を出して2点で済みましたね。ある意味ナイスピッチングなのかもしれない。野手の方はちょっとリズムが取れないからなかなか点数もというところはありましたけど。 -要所で粘った 工藤監督 粘りといっても自ら出して粘っているので。まあ、打たれてもいいから勝負しなさいと言ってはいるんですけど。確かに礼に取っては開幕なので、緊張感だったり、自分もと言うところから崩れたのかなとは思います。次ですね。これはこれとして、2年ぶりの先発でもありますし、大目に見てあげなければいけないのかなとは思います。正直ピッチャーってこういうときもあるんですよ。ぼくもありましたけど。その中でもなんとか2点で終わったというところが良かったかなと思いますので。あれが前半にやられちゃうと意気消沈しちゃうところもありましたけど、結果的にはよく粘ったというところになるのかなと思います。-7回1死まで投げた工藤監督 球数も100球いっていたんですけど。7回の最初の1人は投げさせようと。そういうところが中6日で投げている投手の責任でもありますんで。まだ2点と考えたら、少しでも打者を打ち取るというところも必要なのかなと思いまあす。-今宮は体の不安もない工藤監督 打撃の感じもいいし、動きもいいし。全く心配がゼロというわけではないですけど、今はいい動きをしてくれていますのでね。本当に(初回の守備で)あの鳥谷君の打球を捕って、セカンドではなくファーストでアウトにしたというのはね。あれがなかったら一方的になっていたのかなと思うのでね。あれだけでも勝てばある意味ヒーローかなと思うぐらいのプレー。それにプラスしてサヨナラヒットまで。これがずっと続いてくれたらいいなと思いましたけど。ナイスプレー、ナイスバッティングだったなと思います。-開幕前に話していた「あきらめない」の姿勢が出た工藤監督 (今宮の6回の走塁に)ああいうところ、あの判断も良かったと思います。ちゅうちょするところでホームインしてくれたのでね。1個1個集中してやってくれていることがチームの得点、勝ちにつながっているので、よく頑張っているなと。うまくいくところ、いかないところあると思いますけど、勝ちが付くのが何よりチームにとって大きい。引き分けじゃなくて勝てて良かったと思います。-延長なしで采配の変化は感じた工藤監督 9回は森君でいったと思うんですけど、10回は岩崎君という形になっていたと思いますので。そういう意味では明日岩崎君を投げさせてない状態で使えるというのは、リリーフ陣にも余裕ができる。いい感じかなと思います。-監督通算500勝目工藤監督 ありがとうございます。選手たちのおかげです。ぼくのことはまあいいです。コーチの人だったりみんなが支えてくれて勝てた勝ち星ですので。これは選手たちやコーチのみなさんに感謝しなくてはいけないなと思います。-ウイニングボールは工藤監督 大丈夫です。なんでウイニングボール必要なんですか。森くんが持っていたらいいじゃないですか。サヨナラ勝ちですしね、センターに転がっているんじゃないですか。わからないですけど。

◆ロッテがパ・リーグで唯一、連敗スタートになった。昨季はソフトバンクに勝ち越したが、ペイペイドームではこれで9連敗。敗因は打線に尽きる。もともとエンジンのかかりは遅いが、相手先発の石川、高橋礼に、2戦とも3回まで無安打だった。 高橋礼からは、6回まで7四球をもぎ取った。制球が乱れる相手に、ストライクは積極的に振ったが、凡打が続いて2得点のみ。井口資仁監督(46)も「なかなかつながっていかない」と嘆く。相性の良さから、菅野を2番→5番と要所に配したが、7打数無安打。力強い打球がなく、期待に応えられなかった。 アンダースローの高橋礼対策は簡単ではない。とはいえ、2週間前のオープン戦と合わせて39打数5安打、打率1割2分8厘といいようにやられている。この日も2安打。緩い球を強引に引っ張った荻野の二塁打と、緩い球をあえて力感なく振って右前に落としたマーティン。ベテランの技量や判断だけが光った。 ソフトバンク打線は、ロッテの守備シフトに封じられることなく、センターに打ち返し続けた。時に中堅藤原の頭上を襲い、あと1歩で捕れるところに何度もしぶとく運んだ。失点には直結しなかったが、シフトではボーンヘッドも。先発美馬のテクニックと藤原の好捕がなければ、9回を迎える前に得点差が開いていた可能性もある。 昨季2位躍進の要因の1つは、開幕直後の8連勝にある。28日も苦手な和田との対戦だが、3連敗だけは阻止しなくてはいけない。肝の据わったドラフト1位左腕鈴木と、「空振りを怖がらないのが迷いなく振れている要因です」と言う若きスラッガー山口。勢いある2人で、日本一軍団を押し込みたい。【金子真仁】

◆ロッテがサヨナラ負けで開幕連敗スタートとなった。先発の美馬学投手(34)が6回1失点と好投したものの、打線の援護がなかった。 自慢のリリーフ陣も不安を残した。7回に投げた唐川侑己投手(31)は1回無失点も1死満塁を招き、球数も25球を要した。 8回はフランク・ハーマン投手(36)が3安打され、2-2の同点に追いつかれた。9回はストッパーの益田直也投手(31)が1死後に連打を食らい、サヨナラ負けとなった。 リリーフ3人で7安打を浴びた。詰まった打球もあったものの、ソフトバンクの集中力に押し込まれた。井口資仁監督(46)も「3人とも今日はあまり内容的にも良くないので、なんとかまた整備してやっていきたい」と心配していた。

◆ソフトバンクの先発高橋礼投手は7回途中で自己ワーストの9四死球も、2安打2失点と粘った。 初回に押し出しで先制点を与えるなど、4四死球と乱調気味だった。「リズムの悪い投球でしたが、野手の方にたくさん助けてもらい、感謝しかありません。次の登板では、チームの力になれるよう頑張ります」。次回登板で2年ぶりの先発勝利を目指す。

◆ソフトバンクがサヨナラで開幕2連勝を飾った。2点ビハインドを8回に追いつき、9回の好機で今宮健太内野手(29)が中越えタイムリーを放って連日のヒーローになった。 球団で開幕2戦連続の決勝打は1952年(昭27)の山本(のちに鶴岡)一人以来、69年ぶりの快挙だ。工藤公康監督(57)は、史上31人目となる監督通算500勝目をゲット。5年連続日本一へ視界良好だ。工藤監督は開幕前に「最後まで諦めないことがチームにとって一番大事。9回最後のアウトを聞くまでは負けではない」と力説した。その執念がチームに宿ったような展開で劣勢を跳ね返し、開幕2連勝を決めた。 連日のヒーローは今宮だ。0-2から6回グラシアル、8回デスパイネの適時打で追いつき、引き分け寸前だった9回1死二塁。益田の変化球を捉えた打球は、極端な外野前進守備を敷いていた中堅藤原の頭上を越えた。「チームが勝てたところが良かった。しんどい試合でした」。3-2のスコア以上に、苦しい展開だった。開幕2戦連続V打は、ホークスでは52年山本(のちに鶴岡)以来の大殊勲となった。 相手に流れが傾きかけた序盤、チームを踏みとどまらせたのも今宮の守備だった。初回に先発高橋礼が4四死球を与え、無安打のまま押し出しで先制点を献上。さらに2死満塁で、鳥谷の打球が三遊間を襲った。遊撃今宮はダイビングで捕球すると、座りながらの一塁送球でアウトにした。誰にもまねできないビッグプレーで大量失点を防ぎ、悪い流れを食い止めた。「体の状態もすごくいいし、しっかり動けていい判断ができている。終わった後に見てみると大きかったですね」と、冷静に振り返った。 工藤監督は就任7年目で通算500勝に到達した。球界31人目、球団4人目の大台到達となった。「ぼくのことはまあいいです。選手もそうですし、コーチの人やみんなに感謝しなくてはいけない」。節目のウイニングボールにも目をくれず「サヨナラ勝ちですしね、センターに転がっているんじゃないですか」と、謙遜しながらおどけた。 粘り腰発揮で白星を呼び込んだチームには「勝ちが付くのが何より大きい。引き分けじゃなく、勝てて良かった」と笑顔。殊勲の今宮には「守備といい打つ方といい、本当に素晴らしい選手だとあらためて思いました」とたたえた。昨季2位のライバル、ロッテ相手に会心の開幕カード勝ち越しを決め、一気の3連勝を目指す。【山本大地】

◆ソフトバンク守護神の森が3人斬りでサヨナラ勝ちを呼び込んだ。同点の9回に登板。ストライク先行で3番マーティン、4番安田ら上位打線を手玉に取った。 開幕戦は1失点したが、連投で本領を発揮。今季初勝利が転がり込んだ。「低めにも集めることができ、納得の投球ができた。守護神の自覚と責任をもって、1年間フル回転で投げ込んでいくだけです」。鉄腕が頼もしく言い切った。

◆ソフトバンク2年目の津森宥紀投手が、昨季のプロ初登板で満塁弾を食らったロッテにリベンジした。2-2同点の8回2死満塁で救援。緊迫の場面で荻野を151キロ直球で二飛に仕留めた。 1年目の開幕3戦目は、初登板で最初の打者(井上)にグランドスラムを浴びる球界初の屈辱を味わった。「去年も同じようなシチュエーションでの初登板だった。経験が生きたのかなと思います」。期待のサイド右腕が成長した姿を見せた。

◆キューバの助っ人コンビがソフトバンクのサヨナラ勝利をお膳立てした。 0-2の6回1死一、二塁。グラシアルが昨季5勝を献上した美馬から中前適時打を放って1点差。8回2死二塁からデスパイネがハーマンから右前同点打を運んだ。「気持ちが乗ったヒットだったよ」。コロナ禍でチーム合流はともに3月上旬だったが、これぞ助っ人の働きを見せた。

◆ソフトバンク工藤監督が監督通算500勝目。初勝利は15年3月28日ロッテ戦で、通算成績は837試合で500勝316敗21分け。 監督で500勝以上は31人目となったが、500勝到達のスピード上位を出すと、(1)55年水原監督(巨人)753試合(2)47年藤本監督(太陽)791試合(3)21年工藤監督837試合(4)53年鶴岡監督(南海)67年川上監督(巨人)858試合。工藤監督がスピード3位で記録した。

◆たった開幕2試合だが、ソフトバンクにとってロッテの「苦手意識」は払拭(ふっしょく)されたかもしれない。先発高橋礼が乱調。いきなり押し出し四球で始まった試合は、終わってみれば9回今宮の一打でサヨナラ勝ち。投手陣がロッテに12四死球を与えながらも2失点で食い止め、カード連勝した。2年連続で負け越していたとはいえ、昨シーズン終盤は対ロッテに7連勝。星を大きく戻していた。何より今季は2戦ヒーローの今宮がしっかりと「ショート」を守っていることが大きい。2度のファインプレーもさることながら、やはり「守りの野球」で重要なのはセンターラインの強さだろう。今季は今宮、柳田、そしてオープン戦不調もリセットとした周東の動きがいい。3人が打撃面でも好スタートを切っただけに、攻守に堅実さが光っている。3カ月遅れとなった昨年の開幕カードもロッテ3連戦だった。開幕戦こそサヨナラ勝ちしたが、その後は連敗。次カードの西武6連戦でも2勝4敗と負け越して開幕ダッシュに失敗。要因はいろいろあったろうが、開幕戦に7番ショートで先発出場していた今宮が2戦目では代打出場。痛めていた左太もも裏、右肩違和感などで状態を見極めながらのシーズンインだった。内野の要がしっかりと定まらない中での開戦はチームバランスもうまくいかない。それでも試合出場を強行した今宮は左ふくらはぎまでも痛めて、8月に無念の長期離脱となった。今宮は「(昨年、離脱した)8月以降は本当に悔しかった」と言った。今キャンプでは志願してリハビリ組に落ちた。ケガ再発を最も恐れたのは、今宮自身だからだ。雪辱の思いは誰より強い。ケガに泣かされた男の完全復活を求心力に、井口ロッテにも今後も優位に戦えるのではないだろうか。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンク・工藤公康監督(57)が試合前に代表取材に応じた。開幕戦を終えた後の心境を明かした。  「ゆっくりは寝られなかったです。(この日はデーゲームで)朝も早いし、帰ってすぐは寝られないですね。5時間弱でした。やっぱりオープン戦とは違いますね。充実感とか違うので、勝ってうれしくて、すぐには寝付けなかったです」  前日26日、打線は今宮や柳田ら計4発で8得点と爆発。投げては8年目で初の開幕投手を任せた石川が7回1失点と役目を果たし、育成出身では初となる開幕白星を手に入れた。「石川君にとっても特別だったと思うし、指名してよかった」と指揮官。自宅に帰っても、興奮はなかなかおさまらなかったようだ。  この日の先発は、今季先発復帰した高橋礼。「取り組んでいる姿、先発として頑張るぞという姿は見ていても感じることがあった」と期待して、大事な2戦目を任せたと強調した。

◆ソフトバンク・和田毅投手(40)が28日のロッテ戦(ペイペイドーム)での先発登板に向けて、キャッチボールなどで調整した。自身にとっては今季1試合目。率直な思いを明かした。  「できる準備はしてきたつもりなので。しっかりあした、いいピッチングができるように頑張りたいと思います。ただそれだけです」  昨年は8勝1敗、防御率2・94でチームの日本一の原動力となった。2月に40歳となり、迎えるシーズン。掲げている2桁勝利という目標に向けても、待望の初陣だ。「投げる試合はチームが勝てるように。ただそれだけです」と頼もしく言い切った。前日26日、早大時代の後輩でもあるロッテ・鳥谷と言葉を交わした。「『体の方は大丈夫?』とか。僕も40歳で、彼も今年40歳になるので。そういう話になってしまいましたね」と時の流れを感じていた。「お互い、けがしないようにしような」と固く約束した。ゼロだけを並べて、今季もホークスの柱になる。

◆ロッテ・藤原恭大外野手(20)が「9番・中堅」でスタメン出場し、守備でファインプレーをみせた。2-1の七回2死満塁で、今宮が放ったセンター後方のライナーをジャンプしてキャッチ。捕球後に倒れこんだが、ボールを離さなかった。真後ろに飛んだ難しい打球をつかみ、逆転のピンチを救った。  打では二回と六回に四球で出塁。今季初安打を目指す。

◆ソフトバンクがサヨナラ勝ちで開幕2連勝。1-2の八回にデスパイネの適時打で追い付き、九回1死二塁から今宮の中越え二塁打で勝負を決めた。九回を抑えた森が今季初勝利。ロッテは2点を先行したが、逃げ切れなかった。

◆ロッテは投打がかみ合わず、サヨナラ負けで開幕2連敗を喫した。2-2の九回。抑えの益田は1死一塁から自らのけん制悪送球で二塁に進ませ、今宮には中越え二塁打を浴びて力尽きた。  攻撃も12四死球をもらいながら2安打で2点どまりと拙攻が目立った。26日も2得点と、打線が機能していない。井口監督は「なかなかつながっていかない。何とか明日は打線で援護したい」と努めて前向きに話した。

◆ソフトバンクは2-2の九回に今宮が中越えサヨナラ二塁打を放ち、接戦を制した。試合後、工藤公康監督(57)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。  --最後は今宮が決めた  「打った瞬間『よっしゃ』と思いました。外野がかなり前にきていたので、ちょっと深い外野フライならサヨナラになると思っていたので」  --今宮は一回の守備も含めて存在感が  「あそこでもう1点取られていたらというところでしたので。守備といい、打つ方といい。その前の打席も、相手のファインプレーで得点にならなかったですけど、素晴らしい打撃をしていたので。本当に素晴らしい選手だと思いました」  --八回2死満塁では津森がしのいだ  「あれがきょうの勝因につながったピッチングだったと思います。森君も同点というところで素晴らしいピッチングをしてくれましたけど、あの2死満塁で1本が出ていたらというところでしたし。これだけ四球が出ると野手もリズムに乗っていけないところがありましたので。津森君がぴしゃっと抑えてくれたのはベンチも盛り上がりました。よし、いくぞと。勝つぞという雰囲気にしてくれたので」  --監督通算500勝  「選手たちのおかげです!」  --開幕連勝スタート  「3連戦の中で常に勝ち越すことが目標なので。この2日でいい勝ち方ができたので。あしたもこの勢いのまま勝てるように、やっていきたいと思います」

◆ソフトバンクの津森が1-2の八回2死満塁で今季初登板し、151キロの速球で荻野を二飛に抑えた。その後のサヨナラ勝ちにつなげ「しっかりと腕が振れているのが良い結果につながっている」と胸を張った。  昨季、東北福祉大からドラフト3位で入団。プロ初登板だった6月21日のロッテ戦も満塁の場面で登板し、最初の打者に本塁打を浴びた。「去年も同じような場面での登板があったので経験が生きた」と成長を印象づけた。工藤監督も「ぴしゃっと抑えてくれてベンチを勝つぞ、という雰囲気にしてくれた」とたたえた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
200 1.000
(-)
-
(-)
14111
(+3)
4
(+2)
4
(-)
1
(+1)
0.303
(↑0.045
2.000
(-)
2
(1↓)
西武
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
1416
(+2)
6
(+3)
1
(-)
1
(+1)
0.210
(↓0.023)
3.000
(-)
2
(1↓)
楽天
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
14112
(+4)
11
(+9)
2
(+1)
0
(-)
0.269
(↓0.025)
4.500
(↓4.5)
2
(2↑)
日本ハム
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
14111
(+9)
12
(+4)
0
(-)
3
(+2)
0.282
(↑0.13)
5.290
(↑1.46)
2
(2↑)
ORIX
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
1416
(+3)
6
(+2)
2
(-)
1
(+1)
0.243
(↑0.014)
1.060
(↑0.07)
6
(2↓)
ロッテ
020 0.000
(-)
2
(↓1)
1414
(+2)
11
(+3)
2
(-)
0
(-)
0.136
(↓0.046)
5.510
(↑3.49)