西武(☆2対1★)ヤクルト =オープン戦1回戦(2021.03.20)・メットライフドーム=
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ヤクルト
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西武
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勝利投手:浜屋 将太(2勝1敗0S)
(セーブ:増田 達至(0勝0敗1S))
敗戦投手:田口 麗斗(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆西武は、栗山と中村がそれぞれ2安打1打点をマーク。20年目のベテラン2人が、バットで存在感を示した。対するヤクルトは、先発・田口が6回2失点。開幕に向けて、順調な調整ぶりをアピールした。

◆西武中村剛也内野手(37)が、オープン戦初安打となる適時打を放った。 1点リードの5回無死二塁、ヤクルト先発田口の2球目を中前にはじき返した。「ランナーをかえせてよかったです」と喜んだ。7回の第3打席もカウント2-2からの7球目、146キロ直球を中前に運び、代走を送られた。 中村は今春キャンプ序盤に左ふくらはぎを痛めて別メニューとなり、2月下旬から2軍調整を続けていたが、前日19日に1軍に合流。頼れる長距離砲が、開幕に向けて調子を合わせてきた。

◆ヤクルト田口麗斗投手(25)が、先発して6安打2失点と粘った。3回までは1安打投球。4回先頭の金子に左前打を打たれると、2死一、二塁で栗山に左前適時打を浴び、先制を許した。5回も先頭の外崎に中越え二塁打。続く中村に中前に適時打を打たれた。「要所で低めにしっかり投げることができ、全体的には調子よく投げることができましたが、イニングの先頭を簡単に出してしまい点の取られ方が悪かった」と反省した。 この日は開幕前最後の登板。次戦は中6日で、開幕2戦目となる27日阪神戦(神宮)での先発が濃厚となっている。

◆3番二塁でスタメン出場したヤクルト山田哲人内野手が、下半身の張りで2回の守備からベンチに下がった。 高津監督は「やろうと思えばできたんだけど、今日はやめました」と軽症を強調した。21日からの試合出場についても「多分いけると思う」と話した。山田はキャンプ終盤にも下半身のコンディション不良を訴え、オープン戦5試合を欠場。慎重に調整を進めてきていた。 浜田太貴外野手は、上半身のコンディショニング不良でベンチを外れた。

◆ヤクルト先発の田口麗斗投手(25)が、6回6安打2失点と粘った。 3回までは1安打投球。4回先頭の金子に左前打を打たれると、2死一、二塁で栗山に左前適時打を浴び、先制を許した。5回も先頭の外崎に中堅へ二塁打。続く中村にも中前適時打を打たれた。「要所で低めにしっかり投げることができ、全体的には調子よく投げることができましたが、イニングの先頭を簡単に出してしまい点の取られ方が悪かった」と反省した。 中6日で、開幕2戦目となる27日阪神戦(神宮)での先発が濃厚となっている。今春キャンプ終了後にトレードで加入。「これ以上ないくらい集中できた2、3週間だった。いい準備ができた状態で開幕を迎えられるかなと思います」と前を向いた。 センバツ出場中の母校・広島新庄の後輩へ、OBの日本ハム堀とバットやボールをプレゼント。ヤクルト製品も添え、スワローズ愛も見せた。あえて激励の言葉はかけず「言葉はいらないので。言葉で分かるなら最初から分かるはずなので、物で釣ってという感じです」と笑った。

◆開幕2戦目の27日オリックス戦(メットライフドーム)で先発する西武浜屋将太投手(22)が、6回を1安打無失点と順調な仕上がりを見せた。 磨いてきたツーシームで2つの併殺を奪った2年目左腕は「狙い通りでした。今まで打たせて取るボールはあまりなかったんですが、ツーシームでゲッツーを取れたことは良かった」と納得の表情だった。

◆20年目ベテランコンビ健在! 1軍合流2戦目の西武中村剛也内野手(37)が、オープン戦初安打を含む2安打1打点をマークした。栗山巧外野手(37)も先制打を含む2安打1打点。山賊打線を支える両ベテランが、開幕を前にそろって調子を上げてきた。 ヒットの「おかわり」だ。1点リードの5回無死二塁、ヤクルト田口の2球目を中前にはじき返して2点目を呼び込むと、7回の第3打席でも中前打。中村は「バッティングフォームだったり、バットの軌道だったりは、だいぶ自分がやりたいことに近づいてきてるのかな」とうなずいた。キャンプ序盤で左ふくらはぎを痛めて別メニューとなり、2月下旬から2軍調整を続けてきたが、シーズン本番へきっちりと仕上げてきた。 2000安打まであと74本に迫る栗山も「2打席ともしっかり自分の打てる球を打つことができました。ファーストストライクを1球で仕留められたことも良かった」と順調な調整ぶりをアピールした。 「シーズンに入っても役割を求められると思うので、いいところで打ちたい」と中村。一緒に東海道新幹線で上京してきた同期の栗山とともに山賊打線を支え、存在感を示していく。【鈴木正章】

◆ヤクルト・田口麗斗投手(25)が先発し、6回82球を投げ6安打2失点と好投。開幕に向けて順調な調整ぶりを見せた。  「要所要所で低めにしっかり投げることができ、全体的には調子よく投げることができましたが、イニングの先頭を簡単に出してしまい、点の取られ方が悪かったと思います」  左腕は手応えを得ながらも、反省も忘れなかった。序盤から140キロ前後の直球と変化球を両コース、低めに制球。四、五回に1点ずつを失ったが、試合を作り先発としての役目を果たした。  今春のキャンプ終了後、交換トレードで巨人から加入。2年連続最下位からの巻き返しを図るヤクルトで、輝きを放つ。

◆西武の中村が2安打をマークした。前日19日に1軍に合流して2試合連続で先発出場。五回無死二塁で中前にしぶとく運ぶ適時打、七回1死でも中前打を放ち「バットに当たったし、2本出て良かったなとは思う」と明るい表情だった。  キャンプ中に左ふくらはぎの違和感を訴え、2月下旬からファームで調整していた。脚の状態は「問題なし」と回復を強調した。辻監督は「こっちもほっとした。ゲームに入れる姿を見せてくれたので良かった」と話した。

◆開幕ローテーション入りを"内定"させた。ヤクルト・田口麗斗投手(25)が6回6安打2失点の好投。開幕2戦目となる27日の阪神戦(神宮)での先発が有力となった。  「早いカウントで真っすぐでストライクを取れた。勝負どころで落ち球がいいところに決まったのは良かった」  高い制球力を誇る左腕らしく、コースに投げ分けた。二回は山川を外角低めのチェンジアップで空振り三振。中盤に失点したが、十分すぎる内容で開幕ローテ入りを決定付けた。  3月1日に広岡との交換トレードで巨人から加入。「高津監督を男にしたい」と古巣の連覇阻止を誓った左腕は、試行錯誤を繰り返す。打者1巡目はプレートの一塁側を、2巡目からは目線を変えるために三塁側を踏んで投げた。  後輩たちの存在も刺激になる。2年ぶりに開催された選抜大会に母校・広島新庄高が出場し、22日に初戦を迎える。日本ハム・堀とともにバットやボール、ヤクルトの飲料水を送った。  「目の前の一試合一試合を全力で投げて、チームが勝てるように腕が振れたら」。田口が新たなシーズンを迎える。(赤尾裕希)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
922 0.818
(↑0.04)
-
(-)
46
(+4)
28
(+2)
11
(-)
3
(+1)
0.220
(↓0.003)
2.080
(↑0.19)
1
(-)
阪神
921 0.818
(↑0.04)
0
(-)
50
(+5)
32
(+2)
17
(-)
7
(-)
0.276
(↓0.013)
2.490
(↑0.41)
3
(-)
西武
751 0.583
(↓0.017)
2.5
(↓1)
47
(+3)
39
(+6)
8
(+1)
7
(+1)
0.257
(↓0.001)
2.680
(↑0.03)
3
(3↑)
ロッテ
751 0.583
(↑0.083)
2.5
(-)
44
(+6)
38
(+3)
6
(+2)
13
(+1)
0.238
(↓0.002)
2.760
(↑0.33)
5
(-)
楽天
650 0.545
(↓0.011)
3
(↓1)
54
(+10)
40
(+11)
5
(+2)
6
(-)
0.277
(↑0.001)
3.560
(↓0.48)
6
(2↓)
ORIX
771 0.500
(↓0.083)
3.5
(↓2)
48
(+2)
52
(+5)
9
(-)
8
(-)
0.264
(↓0.004)
2.750
(↑0.09)
7
(2↑)
日本ハム
570 0.417
(↑0.017)
4.5
(↓1)
45
(+12)
40
(+2)
8
(+2)
7
(-)
0.239
(↑0.01)
2.570
(↑0.29)
7
(1↓)
巨人
571 0.417
(↓0.083)
4.5
(↓2)
38
(+5)
42
(+9)
6
(+2)
7
(-)
0.228
(↑0.002)
2.950
(↓0.3)
9
(3↓)
広島
460 0.400
(↓0.1)
4.5
(↓2)
26
(+2)
23
(+4)
3
(-)
8
(+2)
0.201
(↓0.005)
2.220
(-)
10
(-)
中日
480 0.333
(↑0.033)
5.5
(↓1)
30
(+2)
72
(+12)
5
(-)
10
(+1)
0.214
(↓0.009)
5.800
(↑0.06)
11
(-)
DeNA
370 0.300
(↑0.05)
5.5
(↓1)
25
(+6)
34
(+4)
4
(+2)
2
(-)
0.210
(↑0.003)
3.390
(↑0.36)
12
(-)
ヤクルト
381 0.273
(↑0.051)
6
(↓1)
43
(+9)
56
(+6)
13
(+2)
7
(+1)
0.228
(↓0.005)
4.680
(↑0.3)