1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 2 | 1 | 0 | 4 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 11 | 15 | 0 | 2 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 |
勝利投手:加藤 貴之(1勝0敗0S) 敗戦投手:柳 裕也(0勝2敗0S) 本塁打 |
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◆中日は、先発・柳が5回8失点と乱調。開幕に向けて、不安を残す結果となった。対する日本ハムは、打線が15安打11得点をマーク。5年目の今井が適時打を含む3安打を放ち、バットでアピールに成功した。
◆日本ハム中田翔内野手(31)がチームトップとなるオープン戦第4号の1発を放った。 先制直後の1回2死。中日柳の144キロ直球をとらえ、中堅バックスクリーンに運ぶ本塁打。 16日ロッテとのオープン戦(札幌ドーム)以来のアーチに「バットの少し芯先やったけど、よく飛んでくれたと思う。開幕に向けて状態も少しずつ上がってきているので、このまま続けていきたい」と話した。
◆日本ハム石井一成内野手(26)がオープン戦第1号となる1発を放った。 2番二塁で先発出場。1回1死、中日先発柳の2球目、137キロカットボールを右翼席中段まで運ぶ先制の本塁打。「ファーストストライクからうまく打てたと思います。開幕まで残りわずかの中で、チームに先制点をもたらすことができてよかったです」とコメントした。
◆日本ハム王柏融外野手(27)がオープン戦初打点をマークした。 5番左翼で先発出場。4回2死一、三塁のチャンスで、中日先発柳の139キロ直球を右前へはじき返すタイムリーを放った。「この打席だけじゃなく、1打席1打席を大切にしてきた中で、いい結果につながってよかったです」とコメントした。
◆レギュラーを狙う日本ハム浅間大基外野手(24)がバットでアピールした。 2回2死一塁。横浜高の先輩で中日先発柳から右中間フェンス直撃となる適時二塁打。「真っすぐを1球で仕留めることができました。2アウトからでしたが、追加点をとることができてよかったです」と振り返った。
◆春季キャンプで臨時コーチを務めた立浪和義氏(51=野球評論家)が試合前練習中のグラウンドに姿を見せた。キャンプ中に指導した京田、岡林、高松らにアドバイスを送った。 与田監督は「スケジュールが空いたから、じゃあお願いと。シーズンに入ってからどうしようかと、タツ(立浪)とも話をしていた」と説明。立浪氏は21日の日本ハム戦の試合前練習でもサポートする予定だ。
◆10年連続の開幕4番へ、日本ハム中田翔内野手(31)が盤石な状態をアピールした。 中日戦(バンテリンドーム)の1回2死。中日先発柳の144キロ直球を振り抜き、中堅バックスクリーンに突き刺す豪快弾を放った。チームトップのオープン戦第4号に「打ったポイントがよかった。センターにああいう強い当たりを打てたというのは、プラスになったというか、ほっとした」とうなずいた。 ここまでのオープン戦11試合で打率は2割8分。26打席で4本塁打。春季キャンプ終了時には自身の状態の悪さに「ゴミ」と評し、第3号を放った14日広島戦後には「ちょいゴミ?」と表現していた。だが今は「普通じゃないですか、悪くもないですし」と徐々に上向きつつある。オープン戦も残り1試合「もっといい状態で開幕を迎えたい。早くレベチになるように頑張りたい」と引き締めた。
◆「6番左翼」で先発出場した中日福留孝介外野手は3打数無安打に終わった。 第1打席の二直、第2打席の左飛は力強い打球。オープン戦で初めて守備についたベテランは「つかまえられる球を捉えられたのは良かった。自分のスイングをしっかりやるだけ」と振り返った。与田監督は「感じが良くなっている。孝介の(開幕)スタメンも可能性はある。状況を考えていく」と話した。
◆中日柳裕也投手がオープン戦最終登板となる日本ハム戦で5回11安打8失点と打ち込まれた。 初回から制球が定まらず、日本ハム石井、中田にソロ本塁打を被弾。4回も先頭今井からの連打など打者一巡の猛攻で4点を失った。 大野雄、福谷に次ぐ先発ローテの柱を期待されているが、開幕前の最終実戦で不安を残した。「現実を受け止めて、シーズンは開幕するので、しっかりやっていきたい」。27日広島戦(マツダスタジアム)先発が有力視されるが、登板後にはベンチに下がった現役最年長の福留から打者目線からのアドバイスを受け続ける場面も見られた。 与田監督は「開幕に向け今日の投球は不安だが、払拭(ふっしょく)するには本人がやるしかない。時間はないがしっかり反省して取り組ませる」と厳しい言葉で叱咤(しった)した。
◆10年連続の開幕4番へ万全をアピールした。日本ハム中田翔内野手(31)が20日、中日とのオープン戦(バンテリンドーム)で3試合ぶり、チームトップとなる第4号のソロ本塁打をかっ飛ばした。先制直後の1回2死の場面で中堅バックスクリーンに突き刺す豪快弾。12年から続ける4番での開幕スタメンへ向け、調子は"レベチ"な状態に近づいている。"レベチ"といっても過言ではないアーチだった。先制直後の1回2死。中田が中堅バックスクリーンに突き刺す豪快な1発を披露した。中日先発柳の144キロ直球をとらえ、オープン戦チームトップとなる第4号。「打ったポイントがよかった。よく飛んでくれた」。16日ロッテ戦(札幌ドーム)以来3試合ぶりの1発にうなづいた。 ここまで、オープン戦11試合に出場し、打率は2割8分。26打席で4本塁打をマークしているが、これまで放った3本はいずれもレフト方向への1発だった。中堅から逆方向への打球を求めていたこともあり「センターにああいう強い当たりを打てたというのは、プラスになったというか、ほっとしたというか。そういう気持ちはありましたね」と収穫となる1本だった。 調子は徐々に"レベチ"な状態へと近づいている。春季キャンプ終了時には自身の状態の悪さに「ゴミ」と評し、オープン戦第2号を放った14日広島戦(マツダスタジアム)の試合後には「ちょいゴミ?」と表現していた。そして今は...。試合後、報道陣を前に「普通じゃないですか、悪くもないですし」と話すなど、徐々に上向きつつある。 10年連続の開幕4番へ万全な状態のアピールにもなった。プロ5年目の12年に初めて4番として開幕スタメンに名を連ねて以来、昨年まで9年連続で4番を務めてきた。このまま順調にいって、3月26日開幕の楽天戦(楽天生命パーク)で4番に座ることになれば、球団では張本勲(60~69年)に並んで球団最長タイとなる。 オープン戦も残すは21日中日戦の1試合。開幕は5日後と迫っている。「もっといい状態で開幕を迎えたい。早くレベチになるように頑張りたい」と気持ちを高めた。【山崎純一】 ▽日本ハム今井(岐阜出身の5年目。オープン戦初スタメンで3安打1打点) 結果を残したかった。(観戦していた)両親の前で出番もあって、結果も出せたので良かった。
◆日本ハム王柏融外野手がオープン戦初適時打を放った。4回2死一、三塁の場面で右前適時打。「この打席だけじゃなく、1打席1打席を大切にしてきた中で、いい結果につながってよかったです」と振り返った。 これでオープン戦は17日ロッテ戦(札幌ドーム)の代打安打に続いて2安打目。少しずつ状態が上がってきた。
◆日本ハム今井順之助内野手が準地元で猛アピールに成功した。 岐阜・多治見出身のスラッガー候補は19日に1軍合流。この日は「7番一塁」でオープン戦初スタメンを果たし、3安打1打点。「内容はどうでもよくて結果を残したかった」。4回先頭で迎えた第2打席は右前打で起点となり打者一巡の猛攻を呼び込んだ。安打は全て得点に絡む大活躍だった。 思い出の球場で爪痕を残した。実家からバンテリンドームまではJRの快速で約20分。幼少期は阪急で内野手だった父茂さんと野球観戦に通った場所だ。「昨日の練習の時に『プロ野球選手になったんだなぁ』と思いました」。プレーは今回が初めて。招待していた両親の前で「結果も出せたのでよかった」と喜んだ。 栗山監督も「ジュンの感じは、こんな感じ。すばらしかった。こっちが(1軍戦力として)いきたければいける状況を披露した」と成長を認めた。試合後に中田からは「おいジュン、よかったな」と声をかけられた今井は「はい、ありがとうございます」と笑顔で返した。開幕1軍入りへ猛烈な追い込みに成功。長いシーズンを見据えれば、5年目の今季こそ飛躍する準備ができた。【木下大輔】
◆日本ハム加藤貴之投手が開幕ローテ入りを大きくアピールした。 中日戦に先発し、7回1/3を2安打無失点の好投。「約1カ月ぶりの1軍のマウンドで緊張感もありました、全体的によかったと思います」。テンポよくストライクゾーンへ投げ込み、凡打の山を築いた。80球の予定だったため、79球に達した7回1死で降板した。 栗山英樹監督も「すばらしかったね」と高評価した。開幕ローテ入りを問われると「明日(中日戦で先発する)北浦を見て。(ローテは)組み合わせなので。最初と次、その次のカードくらいまで、どういう形で持っていったらいいのか、最後の最後まで探る」と説明。どんな役回りも出来る加藤が万全の状態を整えたことは、チームにとっても大きい。あとは、どう起用するかだけだ。
◆日本ハム石井一成内野手が攻守でアピールした。打撃では初回に先制1号ソロ。「ファーストストライクからうまく打てたと思います」と中日柳のカットボールを捉えて右翼席へ運んだ。 4回にも中前適時打を放つなど5打数2安打2打点。二塁守備では2回に福留が放った中前に抜けそうなライナーに横っ跳びで好捕。はつらつとした動きを披露した。
◆中日・福留孝介外野手(43)が「6番・左翼」で出場する。 19日の試合では「6番・DH」で3打数無安打。古巣復帰後初となる本拠地でのプレーで「久しぶりにこのユニホームを着てここでプレーをするというので、自然と力も入って。ここまで力むか、というぐらい力み倒しながら打席に入っていました」と特別な感情を胸にバットを振った。 1軍では初めての守備に就くこととなるが、2軍では教育リーグで外野守備にも就いており、「何の不安もなくやってますし、特に大きな問題はない」と話している。試合前のシートノックでは左翼で打球を受けた。 チームは開幕に向け、この試合でDHを外した。
◆日本ハムの主砲・中田翔内野手(31)が第1打席でオープン戦4号となるソロ本塁打を放った。「(打ったのは)外真っすぐ。バットの少し芯先やったけど、よく飛んでくれたと思う」。1点リードで迎えた一回2死の場面。カウント1ー1から相手先発・柳の外角真っすぐを完璧に捉え、バックスクリーンに豪快な一発をたたき込んだ。 ここ最近5試合で3本目。「開幕に向けて状態も少しずつ上がってきているのでこのまま続けていきたい」と状態の良さをうかがわせた。
◆中日・柳裕也投手(26)が先発し、5回11安打8失点と炎上した。 「現実を受け止めて、(26日に)シーズンは開幕するので、しっかりとやっていきたいです」 一回は石井、中田にソロ本塁打を浴び、二回は2死から中島、浅間の連打で追加点を許した。四回も5本の単打などを集められ、9人攻撃で4失点。全体的にボールが高めに浮いたところをとらえられ、全ての回で得点圏に走者を背負う苦しい投球が続いた。 前回登板した14日のヤクルト戦(神宮)でも6回8安打5失点と崩れており、不安を解消することはできなかった。一昨年の11勝から一転、昨季は6勝止まりに終わり、復活を期すシーズンは、1週間後の開幕カード2戦目、広島戦(マツダ)での登板から始まることが濃厚。限られた時間の中で修正を図る。
◆中日は日本ハムに大敗。与田剛監督(55)の主な一問一答は下記の通り。 --柳が崩れた 「打たれたことももちろんそうだが、打者の反応を見て。前回の神宮でもいろいろと課題を持って取り組んでいるのはいいことだが、試合で勝負になったときにその課題が通用するのかどうか。そういったところをうまく修正できたらな、という試合だった」 --試合中もプレートの位置を変えていた 「きのうの福谷もそうだが、結果が出なくても何か、出すために取り組んだことは評価したい。開幕に向けて今日の投球は不安だと思うが、払拭するには本人がやるしかない。われわれもその手助けしないといけない。時間はあまりないが、しっかりと反省して取り組ませないといけない」 --1年間、ローテを守ってもらわないといけない存在 「今年は柳と慎之介、左右の2人がどれくらい一本立ちできるかにかかっていると思う。雄大、福谷もそうだが、次世代が頭角を現さないとなかなか優勝は望めない。引き続き厳しく見ていきたい」 --打線は無得点 「序盤に大量得点を取られても何とか1点を返す。そういう執着心を出していかないと。トーナメントじゃないので。翌日も試合がある中でこういう試合にならないように、と思っている」 -左翼は福留だった。21日は 「基本的に根尾を使っていこうとは考えている。これからミーティングなので決まっていないが」 --福留は当たりのいい打球を飛ばしていた 「感じはよくなっているし、孝介だってスタメンはね(狙っている)。どれぐらい動けるかを見たかったので。現状では根尾と福留と、あと滝野もいるのでその3人が競争している形なんじゃないかな、と」 --根尾が21日に左翼でスタメンとして、テストか、開幕スタメンか 「あした(21日)のメンバーが開幕と決めるわけでもないし、あしたの動きを見て。孝介のスタメンも、まだ可能性はある。いろんな状況を考えてやっていこうと思っているので、開幕からずっと固定できるかはまだ分からない」 --清水が姿見せず。2軍で調整? 「先発の待機(になる)。でも、キャンプの時から非常によかったので当然、これからも期待していますし、しっかりとファームで課題を克服してくれれば、すぐにでもチャンスはあるかもしれない」
◆日本ハムの加藤が先発で7回1/3を79球、無四球で2安打無失点と完封ペースの快投を見せた。テンポ良くコースに投げ込み、最後まで的を絞らせなかった。「緊張感もあったが、全体的に良かった」と満足そうだった。 短いイニングの先発や中継ぎもこなす左の万能投手で、今季もいろいろな場面での起用が見込まれる。栗山監督は「素晴らしかった。全くピンチのない(約)80球」と高く評価した。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
9 | 2 | 2 | 0.818 (↑0.04) | - (-) |
46 (+4) | 28 (+2) | 11 (-) | 3 (+1) |
0.220 (↓0.003) | 2.080 (↑0.19) | |
1 (-) |
阪神 |
9 | 2 | 1 | 0.818 (↑0.04) | 0 (-) |
50 (+5) | 32 (+2) | 17 (-) | 7 (-) |
0.276 (↓0.013) | 2.490 (↑0.41) | |
3 (-) |
西武 |
7 | 5 | 1 | 0.583 (↓0.017) | 2.5 (↓1) |
47 (+3) | 39 (+6) | 8 (+1) | 7 (+1) |
0.257 (↓0.001) | 2.680 (↑0.03) | |
3 (3↑) |
ロッテ |
7 | 5 | 1 | 0.583 (↑0.083) | 2.5 (-) |
44 (+6) | 38 (+3) | 6 (+2) | 13 (+1) |
0.238 (↓0.002) | 2.760 (↑0.33) | |
5 (-) |
楽天 |
6 | 5 | 0 | 0.545 (↓0.011) | 3 (↓1) |
54 (+10) | 40 (+11) | 5 (+2) | 6 (-) |
0.277 (↑0.001) | 3.560 (↓0.48) | |
6 (2↓) |
ORIX |
7 | 7 | 1 | 0.500 (↓0.083) | 3.5 (↓2) |
48 (+2) | 52 (+5) | 9 (-) | 8 (-) |
0.264 (↓0.004) | 2.750 (↑0.09) | |
7 (2↑) |
日本ハム |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↑0.017) | 4.5 (↓1) |
45 (+12) | 40 (+2) | 8 (+2) | 7 (-) |
0.239 (↑0.01) | 2.570 (↑0.29) | |
7 (1↓) |
巨人 |
5 | 7 | 1 | 0.417 (↓0.083) | 4.5 (↓2) |
38 (+5) | 42 (+9) | 6 (+2) | 7 (-) |
0.228 (↑0.002) | 2.950 (↓0.3) | |
9 (3↓) |
広島 |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 4.5 (↓2) |
26 (+2) | 23 (+4) | 3 (-) | 8 (+2) |
0.201 (↓0.005) | 2.220 (-) | |
10 (-) |
中日 |
4 | 8 | 0 | 0.333 (↑0.033) | 5.5 (↓1) |
30 (+2) | 72 (+12) | 5 (-) | 10 (+1) |
0.214 (↓0.009) | 5.800 (↑0.06) | |
11 (-) |
DeNA |
3 | 7 | 0 | 0.300 (↑0.05) | 5.5 (↓1) |
25 (+6) | 34 (+4) | 4 (+2) | 2 (-) |
0.210 (↑0.003) | 3.390 (↑0.36) | |
12 (-) |
ヤクルト |
3 | 8 | 1 | 0.273 (↑0.051) | 6 (↓1) |
43 (+9) | 56 (+6) | 13 (+2) | 7 (+1) |
0.228 (↓0.005) | 4.680 (↑0.3) |
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