DeNA(★1対3☆)ロッテ =オープン戦1回戦(2021.03.20)・横浜スタジアム=
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ロッテ
00012000031102
DeNA
1000000001601
勝利投手:土居 豪人(1勝0敗1S)
(セーブ:アコスタ(0勝0敗1S))
敗戦投手:平良 拳太郎(0勝3敗0S)

本塁打
【ロッテ】荻野 貴司(2号・5回表ソロ),マーティン(1号・5回表ソロ)
【DeNA】桑原 将志(1号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは、先発・平良が5回8安打3失点。シーズン開幕へ、まずまずの結果を残した。対するロッテは、先発・佐々木千が3回1失点。その後は5投手の継投で相手打線を無失点に抑えた。

◆ロッテ安田尚憲内野手が4打数4安打の固め打ちで浮上のきっかけをつかんだ。 DeNA戦に7番三塁で出場すると、3回無死で直球を中前打。4回2死一、二塁でスライダーを右前適時打とし、6回と8回にも中前打をマークした。1試合4安打は今季自身初で「たまたまなヒットも、ラッキーなヒットもありましたけど、結果が出て少しホッとしてます」と胸をなで下ろした。 前日までオープン戦全12試合に出場し、通算35打数6安打1打点、打率1割7分1厘と低迷。「去年のクライマックス・シリーズの、良かった時を思い出して取り組んでいる」と構える時に膝を曲げ、試行錯誤を続けていた。悩める大砲候補に試合前、井口監督は「構えで右肩が入りすぎている」と助言。即、結果につながり、安田は「自分では気付かないポイントだった」と感謝した。オープン戦は残り1試合。「しっかり気を引き締めて準備したい」。状態は上がってきた。 ▽ロッテ鳥谷(オープン戦初安打と好走塁) ファームでしっかりと打席に立ち、キャンプでも時間をいただいた。去年とは違って、いい状態でシーズンを迎えることができる。去年とは全然違います。 ▽ロッテ佐々木千(先発して3回1安打1失点。先頭打者弾を浴び) 相手有利のカウントにしてしまって、ストライクを取りにいった球を簡単に打たれてしまったので反省したい。 ▽ロッテ土居(オープン戦6試合で6回1/3を無失点。近づく開幕1軍へ) 課題も見つかった。最後の打者の見逃し三振フォークは、もう1個分低く狙っていた。(吉井コーチ命名・土居魔神の)ニックネームに合うような投手になりたい。

◆DeNA桑原将志外野手(27)が1番中堅を猛アピールした。 1回に左中間へ先頭打者本塁打。これでオープン戦で1番に座った試合では、初回の先頭打者として6打数5安打。「試合で深く考えたくないタイプなので練習をしている。タイミングしか考えてない。フリー打撃ぐらいの気持ちで」。今季は2軍スタートも、リードオフマンに定着しつつある。

◆DeNA・桑原将志外野手(27)が「1番・中堅」で先発出場し、先頭打者弾を放った。「いつもと同じように集中して打席に入りました。打ちにいくと決めたボールは一振りで仕留めたいと思っていたので、結果としてホームランとなり嬉しいです」。一回、相手先発・佐々木千のカウント3-1からの5球目、139キロ直球を捉えた。  打球はきれいな放物線を描いて左中間席へ。鮮やかな先制アーチでダイヤモンドを一周した。

◆ロッテ・土居豪人(ひでと)投手(20)が四回から2番手で登板し、1回を無安打無失点に抑えた。聖カタリナ高(愛媛)から入団3年目の右腕は、オープン戦6試合に登板して計6回1/3無失点と好投。初の開幕1軍と1軍戦初登板へ大きく前進した。  身長191センチから投げる角度のある直球は、この日最速で147キロをマーク。打者3人を一直、中飛、見逃し三振に抑えた。オープン戦中に吉井理人投手コーチ(55)から「土居魔神」と命名されるなど期待大。中継ぎとして起用されそうだ。

◆ロッテ・安田尚憲内野手(21)が三回無死で中前打、0-1の四回2死一、二塁で同点に追い着く右前適時打、六回1死一塁で中前打を放ち、今季オープン戦で自身初の3安打をマークした。  履正社高(大阪)から入団4年目の大砲候補は「7番・三塁」でスタメン出場。試合前の時点でオープン戦通算35打数6安打1打点、打率・171と結果を出していなかった。だが、残り2試合で調子を上げてきた。

◆DeNAの平良は5回で2本塁打を含む8安打を許し3失点と不安を残した。打者の2巡目につかまり、四回2死から3連打を許し1点を失うと、五回は甘く入った球を荻野とマーティンに本塁打され「本塁打を許したボールは反省点」と振り返った。  ただ、制球は低めに集まることが多く、向上の兆しが見えた。開幕ローテーション入りは間違いない状況で「変化球の精度と直球の強さも上げていきたい」と話した。

◆1軍に合流したばかりのロッテの鳥谷が、オープン戦初安打を放った。途中出場で二塁と遊撃を守って八回の打席で左前打し、「(キャンプ後に加入した)去年とは違い、いい状態でシーズンを迎えることができる」と手応えを口にした。  出塁後は安田の浅い中前打で三塁まで進む好走塁も見せた。井口監督は「ああいう走塁はチームにいい刺激になる。守備でも足が動いている」と頼もしそうだった。

◆試合後に恒例の出陣式を行い、三浦監督が開幕投手と開幕1軍入りをつかんだ新人選手を発表した。  新監督が初陣の先発に指名したのは5年目の浜口。「キャンプ前から『やりたい』と公言して、言葉通り取り組んできたのも見てきた。やった者にしかわからない独特の雰囲気を経験して、一回りも二回りも大きくなってほしい」とエールを送った。初の大役に抜擢(ばってき)された26歳左腕は「三浦監督に初勝利を届けられるように。一球一球魂を込めて投げたい」と表情を引き締めた。  またD1位・入江(明大)、同2位・牧(中大)、同5位・池谷(ヤマハ)が1軍スタート。開幕ローテ入りが当確となった入江は「やる気に満ちあふれています。チームを勝たせられる投球をしていきたい」と気合を入れた。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
922 0.818
(↑0.04)
-
(-)
46
(+4)
28
(+2)
11
(-)
3
(+1)
0.220
(↓0.003)
2.080
(↑0.19)
1
(-)
阪神
921 0.818
(↑0.04)
0
(-)
50
(+5)
32
(+2)
17
(-)
7
(-)
0.276
(↓0.013)
2.490
(↑0.41)
3
(-)
西武
751 0.583
(↓0.017)
2.5
(↓1)
47
(+3)
39
(+6)
8
(+1)
7
(+1)
0.257
(↓0.001)
2.680
(↑0.03)
3
(3↑)
ロッテ
751 0.583
(↑0.083)
2.5
(-)
44
(+6)
38
(+3)
6
(+2)
13
(+1)
0.238
(↓0.002)
2.760
(↑0.33)
5
(-)
楽天
650 0.545
(↓0.011)
3
(↓1)
54
(+10)
40
(+11)
5
(+2)
6
(-)
0.277
(↑0.001)
3.560
(↓0.48)
6
(2↓)
ORIX
771 0.500
(↓0.083)
3.5
(↓2)
48
(+2)
52
(+5)
9
(-)
8
(-)
0.264
(↓0.004)
2.750
(↑0.09)
7
(2↑)
日本ハム
570 0.417
(↑0.017)
4.5
(↓1)
45
(+12)
40
(+2)
8
(+2)
7
(-)
0.239
(↑0.01)
2.570
(↑0.29)
7
(1↓)
巨人
571 0.417
(↓0.083)
4.5
(↓2)
38
(+5)
42
(+9)
6
(+2)
7
(-)
0.228
(↑0.002)
2.950
(↓0.3)
9
(3↓)
広島
460 0.400
(↓0.1)
4.5
(↓2)
26
(+2)
23
(+4)
3
(-)
8
(+2)
0.201
(↓0.005)
2.220
(-)
10
(-)
中日
480 0.333
(↑0.033)
5.5
(↓1)
30
(+2)
72
(+12)
5
(-)
10
(+1)
0.214
(↓0.009)
5.800
(↑0.06)
11
(-)
DeNA
370 0.300
(↑0.05)
5.5
(↓1)
25
(+6)
34
(+4)
4
(+2)
2
(-)
0.210
(↑0.003
3.390
(↑0.36)
12
(-)
ヤクルト
381 0.273
(↑0.051)
6
(↓1)
43
(+9)
56
(+6)
13
(+2)
7
(+1)
0.228
(↓0.005)
4.680
(↑0.3)