1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 6 | 8 | 0 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 5 | 0 | 2 |
勝利投手:田中 将大(2勝1敗0S) (セーブ:松井 裕樹(0勝0敗1S)) 敗戦投手:田中 豊樹(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆巨人は、8回裏にウィーラーがオープン戦1号となる2ランを記録。本拠地で持ち前の打棒を発揮した。対する楽天は、先発・田中将が7回3安打1失点。開幕に向けて、万全の仕上がりを披露した。
◆巨人が、試合前に「デジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクト」のメディア説明会を実施した。 今村司社長が「世界一 清潔 安全 快適 スタジアムに!」と書かれたボードを手にあいさつしたように、デジタル技術を駆使して3密(密集、密接、密閉)を回避し、観客の利便性を高めるプロジェクトを、本拠地の東京ドームで実施することになった。 顔認証技術を駆使した入場管理や、スマートフォンやタブレットから売店にネット注文して顔認証による決算システムや、電子チケットでの入場などのデモンストレーションを実施。子供用の小便器やオムツ交換台を備えて新設された、女子トイレも公開された。 今村社長は「未来のエンターテインメント空間を体感していただければ」と語った。
◆小学時代、兵庫・伊丹の昆陽里タイガースでチームメートだった巨人坂本勇人内野手(32)と楽天田中将大投手(32)が8年ぶりに対戦。前回対戦は13年11月3日の日本シリーズ第7戦の9回。無死一塁で、この回からリリーフ登板した田中の前に、坂本が3球で空振り三振を喫した。 試合前時点のプロでの対戦成績は通算18打数5安打、打率2割7分8厘、0本塁打。
◆楽天石井一久GM兼監督(47)が、巨人原辰徳監督(62)の志を言葉で受け取った。 巨人の打撃練習中、ケージ裏で練習を見つめる原監督へあいさつに出向いた。10分ほど言葉を交わし「僕が監督就任する時も連絡いただいて、球界の大先輩として経験豊かな方。何か壁に当たった時はいろんなアドバイスをしていただけるような、監督としてもキャリアをすごく持った方で、常勝チームへしていこうという姿勢がすごい方」と恐縮した。 巨人との2試合でオープン戦を締める。「僕も骨太のチーム、常勝チームにしていこうという志は持っている。本当にいろんなアドバイスだけでなくて、その背中も見せていただきたいなと思っています」と胸を借りる。
◆19日ヤクルト戦で左脇腹付近に死球を受け途中交代した楽天浅村栄斗内野手(30)が、大事をとり巨人戦を欠場する。 前日はアイシングを行い、患部の様子を見た。この日はウオーミングアップ前にグラウンドへ姿を見せ、西武時代に自主トレで師事していた巨人中島をはじめ、坂本、丸らにあいさつし笑顔も見られた。石井GM兼監督は「室内でアップとかしているので、その状況は見ています。そんなに大きいことにならなくて良かったなとは思っています」と説明し「ただ、当たっている箇所が脇の付近だったりするので、しっかりと今日に限っては出場しない方がリカバリーを大きくできるんじゃないかなということで、出場しないです」と話した。
◆巨人は腰の張りで離脱していた坂本勇人内野手(32)がスタメンに復帰。小学生時代のチームメートで楽天先発の田中将大投手(32)と2694日ぶりの対戦が実現する。
◆小学時代、兵庫・伊丹の昆陽里タイガースでチームメートだった巨人坂本勇人内野手(32)と楽天田中将大投手(32)が8年ぶりに対戦。前回対戦は13年11月3日の日本シリーズ第7戦の9回。無死一塁で、この回からリリーフ登板した田中の前に、坂本が3球で空振り三振を喫した。 試合前時点のプロでの対戦成績は通算18打数5安打、打率2割7分8厘、0本塁打。
◆田中将の女房役、太田光捕手(24)が逆転のオープン戦1号2ランを放った。 1点を追う5回2死一塁、巨人田中の外角直球を右翼席へ運んだ。ベンチ前でキャッチボールをしていた田中将も驚きの表情から、笑みをこぼした。 正捕手候補の3年目太田はここまで田中将の登板全5試合でマスクをかぶっている。「打ったのはストレートです。しっかり打てました。先制された後だったので、なんとか取り返したいと思っていました。このあとも必死に頑張ります」と笑顔で振り返った。
◆楽天田中将大投手(32)がオープン戦最終登板を7回89球3安打1失点で終えた。 注目は小学時代のチームメート、巨人坂本との8年ぶりの対決に注がれた。1回2死。坂本が打席に入るとスタンドから拍手がわいた。フルカウントからの7球目、内角を狙った田中将がやや力み、高めに外れ四球となった。 2度目の対戦は4回。先頭若林に先制ソロを許した直後だけに、初球外角148キロは1段ギアを上げて投じた。カウント1-1から3球目。真ん中付近の149キロを坂本が強振。打球は大きな弧を描いたが中堅フェンス手前で捕球された。 スライド登板の影響で中5日での登板となった田中将は序盤からテンポよく腕を振った。2回は4球、3回は6球でともに3者凡退。4回に1点は失ったが、7回を89球でまとめ、貫禄を見せた。 5度目の実戦登板を終え、シーズン初登板となる27日日本ハム戦(楽天生命パーク)へ備える。
◆巨人坂本勇人内野手(32)が、楽天田中将大投手(32)との8年ぶりの対戦に充実感を漂わせた。 1打数無安打だった田中との対戦を終え「マウンドでの立ち姿、マウンドさばきを見ていると純粋にかっこいいなという気持ちで引き込まれていきました。公式戦で対戦できることを楽しみにして次は打てるようにしたいです」と旧友に脱帽した。 小学時代、兵庫・伊丹の昆陽里タイガースでチームメートだった2人。試合前時点のプロでの対戦成績は通算18打数5安打、打率2割7分8厘、0本塁打だった。 腰の張りのため、7日ぶりの実戦だったが「開幕までの時間を有意義に使って、良いコンディショニングで臨めるように準備していきたいです」と、残りオープン戦1試合、開幕までの6日間を最終調整に充てる。
◆万能型の若林晃弘内野手(27)が、田中将打ちで自身初の開幕スタメンに前進した。 4回無死、左打席に入り、131キロのスライダーを右中間席に運んだ。「対戦できるのを楽しみにしていた。すごくいい投手から打てて、自信につなげてまたしっかりやりたい」と、先制のオープン戦"1号"ソロをかみしめた。 両打ちの万能型だ。オープン戦7試合に先発出場。内訳は左翼が「3」で二塁が「4」。この日も「左翼」で先発し、5回から「二塁」に回ったように、内外野問わず出場している。 開幕スタメンに向け、左翼なら松原、二塁なら吉川、北村がライバルになる。自身に足りないものを「ずっと言われている守備力だと思う」と分析し「外野も内野も共通してですけど、一歩目だったりが、自分の場合、硬くなってしまう」。力を抜くことを意識した結果、ここまで失策はない。原監督は「フィールディングも非常に良くなってきています。いろんなポジションも守れるし、今年一番フィールディングを練習した人。だからバッティングも良くなってきたのかもしれない」と評した。 自身初の開幕1軍だけでなく、開幕スタメンも見えてきた。規定打席未達ながら打率3割3分3厘はチームトップ。残りオープン戦は1試合だ。「体と、気持ちの持ちよう、その2つがしっかり合っている。自分の感覚なのであまりうまく言えないけど、仕上がってきているかなと思います」。結果と自信を胸に、26日のDeNAとの開幕戦を迎える。【久永壮真】
◆楽天田中将大投手(32)がオープン戦最終登板を7回89球3安打1失点で終えた。 スライド登板の影響で中5日での登板となった田中将は序盤からテンポよく腕を振った。2回は4球、3回は6球でともに3者凡退。4回に1点は失ったが、7回を89球でまとめ、貫禄を見せた。 5度目の実戦登板を終え、シーズン初登板となる27日日本ハム戦(楽天生命パーク)へ備える。巨人原辰徳監督(8年ぶりに田中将の投球を見て)「あれだけの投手でも『えい、やー』という形で投げていないところを見習ってもらいたい。実績がある人でも慎重に丁寧に投げている姿は、そこが根底にあるんだろうなと。敬服するところでしょう」
◆巨人戸郷翔征投手が、楽天田中将との"競演"から学びを得た。先発投手として投げ合い3回2安打無失点。「見て学べるところがたくさんあった。素晴らしい投手と戦えるのはうれしい。野球って楽しいんだな、と思いました」とほおを緩めた。 開幕2戦目の27日DeNA戦(東京ドーム)先発が内定している。「フォークはいい落ち方をしていたので、1つ安心できる球ができたと思う。(仕上がりは)完璧に近い」と手応えを口にした。
◆巨人原辰徳監督は、坂本勇人内野手と楽天田中将大投手の対決を「彼ら2人には、2人の特別な世界があるでしょうね」と見守った。 8年ぶりに見た田中将の投球には「あれだけの投手でも『えい、やー』という形で投げていないところを見習ってもらいたい。実績がある人でも慎重に丁寧に投げている姿は、そこが根底にあるんだろうなと。敬服するところでしょう」と敬意を払った。
◆巨人戸郷翔征投手(20)が楽天田中将大投手(32)との"競演"から学びを得た。 開幕前最後の登板で、3回2安打無失点。「見て学べることがたくさんあった。素晴らしい投手と戦えるというのはうれしいこと。やっぱり野球って楽しいんだなと思いました」とほおを緩めた。 最速151キロの直球とフォークを武器に楽天打線を封じた。毎回の3奪三振で、うち2つを決め球フォークで仕留めた。「フォークはいい落ち方をしていたので、1つ安心できる球ができた。開幕を前にしていい状態で終われたんじゃないかと思う。(仕上がり具合は)完璧に近いんじゃないか」。オープン戦3試合で計14回を投げ、奪三振数はイニング数を超える16をマーク。現在の状態に手応えをつかんでいる。 開幕2戦目の27日DeNA戦(東京ドーム)での先発登板が内定している。「1試合1試合、課題を持って、いい状態で毎試合臨めれば」とシーズンを見据えて引き締めた。【小早川宗一郎】
◆野球少年がでっかくなって、再び最高峰の舞台で相まみえた。 楽天田中将大投手(32)が巨人とのオープン戦に先発。小学生時代に兵庫・伊丹の「昆陽里(こやのさと)タイガース」でチームメートだった坂本勇人内野手(32)と対戦した。第1打席は四球、第2打席は中飛。力のこもった攻防になった。田中将は7回を投げ1失点と完璧な内容で、予定通り本拠地で行われる27日の日本ハム戦に向かう。腰の状態が心配された坂本も、元気に15年目のシーズンを迎える。拍手の音量が増した。1回裏2死、楽天田中将VS巨人坂本。18・44メートルの空間で、8年ぶりに2人が向き合った。 場内の空気が張った。田中将は1ストライクからの2、3球目にスライダーを選択。ともにボールゾーンからボールへ。珍しく2球続けて狙いと外れたが、集中は切れない。ファウルでカウント2-2。外角に沈むスライダーで再び仕留めにいったが、坂本はグッとこらえた。田中将は振り返る。「追い込んでからフォアボールを選ぶあたりは、さすがだなと」。 フルカウントから内角へ直球に力を込めたが、吹き上がり四球。「投げながらいろいろ感じる部分はありました。まだオープン戦。公式戦に入ったら変わってくるところもあると思う。シーズンでいい勝負ができれば」。 7回3安打1失点。シーズン初登板の27日日本ハム戦(楽天生命パーク)への最終登板を89球で終え「特別、何かがすごいよかったわけではないけど、まとめることはシーズンでも大事」と充実感をにじませた。 小学時代に切磋琢磨(せっさたくま)したマサヒロは、打席から輝いて見えた。坂本は4回無死、田中将と2度目の対戦でカウント1-1から真ん中149キロを強振。「あっ」と声を漏らした。飛球はフェンス手前でグラブへ。「立ち姿、マウンドさばきを見ていると純粋にかっこいいなという気持ちで引き込まれていきました。公式戦で対戦できることを楽しみに、次は打てるようにしたい」。 腰の張りもあり、5試合ぶりの実戦復帰。5回の守備から退き「いいコンディショニングで臨めるように準備していきたいです」。2枚の金看板が仕上げに入った。【桑原幹久、久永壮真】 ▽楽天石井GM兼監督(田中将に) これまでで一番いいピッチング。何も心配していないですし、信頼しています。 ▽楽天小山投手コーチ(田中将に) ストライク先行で投球できたと思いますし、自分がイメージしているようにある程度は投球できていたと思います。 ▽巨人原監督(坂本と田中将の対決に) 彼ら2人には、2人の特別な世界があるでしょうね。
◆19日のヤクルト戦で左脇腹付近に死球を受けた、楽天・浅村栄斗内野手(30)は試合に欠場することが決まった。 石井監督は「そんなに大きいことにならなくて良かったが、ただ当たっている箇所が脇の付近だったりする。今日に限っては出場しない方が、リカバリーを大きくできる」と説明した。 浅村は全体練習に参加せず、別メニューで調整。巨人の試合前練習中に、グラウンドに姿を現し、坂本、西武時代の先輩・中島らとあいさつを交わした。
◆巨人・坂本勇人内野手(32)と楽天・田中将大投手(32)が、2013年11月3日の日本シリーズ第7戦以来8年ぶりに対戦し、第1打席は四球だった。 2人は兵庫・伊丹市の少年野球チーム「昆陽里タイガース」でともに小学1年生で野球を始めた同級生で、6年生時は坂本が投手、田中が捕手だった。注目の対決はスタンドから大きな拍手で迎えられ、田中将の7球目の150キロの直球が内角高めに外れ、四球となった。
◆楽天・太田光捕手(24)が、「9番・捕手」で先発出場し、逆転1号2ランを放った。 1点を追う五回2死一塁。2番手・田中の初球を捉え、右翼席の最前列に運んだ。球団広報を通じて、「打ったのはストレートです。しっかり打てました。(四回に)先制された後だったので、何とか取り返したいと思っていました。このあとも必死に頑張ります」とコメントした。
◆巨人・宮本和知投手チーフコーチ(57)が、戸根千明投手(28)の2軍降格を明言した。この日の試合では3番手で登板し、0回1/3を投げて3安打2四球4失点。六回無死満塁で試みた牽制(けんせい)がボークとなり、相手に追加点を許すなどピリッとしなかった。 同コーチは「ああいったところでボークをやるということ自体、彼の中での野球のレベルが低い。逆玉も多いし、一旦ファームに行かせます」と説明。「まだまだ、ぶん投げている。もう一皮むけないとこの世界ではやっていけないのではないか」と厳しかった。
◆巨人の坂本が腰の張りから復帰し、小学生時代に同じチームでプレーした楽天の田中将と8年ぶりに対戦した。一回に粘って四球を選んだが、四回は速球にやや押し込まれて中飛に倒れ「公式戦で対戦できることを楽しみにして次は打てるようにしたい」と語った。 米大リーグから復帰した田中将の投球に「マウンドでの立ち姿、マウンドさばきを見ていると、純粋にかっこいいなという気持ちで引き込まれていった」と刺激を受けた様子。五回の守備からベンチに退き「開幕までの時間を有意義に使って、いいコンディショニングで臨めるように準備していきたい」とコメントした。
◆巨人・坂本勇人内野手(32)が楽天・田中将大投手(32)との2013年11月3日の日本シリーズ第7戦以来8年ぶりの対戦を振り返った。 「マウンドでの立ち姿、マウンドさばきを見ていると、純粋にかっこいいなという気持ちで引き込まれていきました。公式戦で対戦できることを楽しみにして、次は打てるようにしたいです」 2人は兵庫・伊丹市の少年野球チーム「昆陽里タイガース」でともに小学1年生で野球を始めた同級生で、6年生時は坂本が投手、田中将が捕手だった。スタンドから大きな拍手を送られた一回の第1打席は、田中将の7球目の150キロの直球が内角高めに外れ、四球。四回の第2打席は内角の直球を中堅フェンス手前まで運んだが、中飛に倒れた。 腰の張りを訴えていた坂本は「3番・遊撃」のスタメンで5試合ぶりの復帰となった。「開幕までの時間を有意義に使って、良いコンディショニングで臨めるように準備していきたい」と意気込んだ。
◆巨人の若林が楽天の田中将からオープン戦1号となるソロを放ち、開幕戦先発出場にぐっと近づいた。四回先頭打者でスライダーを呼び込んで振り切ると、打球は右中間席へ飛び込み「対戦を楽しみにしていた。自信につなげて、またしっかりやりたい」と顔をほころばせた。 キャンプから好調を維持し、好投手から本塁打。原監督は「見事だ。力をつけてきた。立ち位置もチーム内でも上がってきているんじゃないか」とたたえた。
◆楽天が20日、巨人とのオープン戦(東京ドーム)に6-3で勝利。先発した田中将大投手(32)=前ヤンキース=が7回を3安打1失点、4奪三振に抑え、2勝目を挙げた。小学校時代のチームメート、巨人・坂本勇人内野手(32)と2度対戦し、四球、中飛に。オープン戦最終登板で好投し、開幕2戦目となる27日の日本ハム戦(楽天生命パーク)に向けて弾みをつけた。 ■2694日ぶりの対決は四球&中飛 観衆4994人の東京ドームが大きな拍手に包まれた。坂本との2694日ぶりの対決。7回3安打1失点と好投した田中将は、目を細めてたたえた。 「(坂本に)投げながらいろいろ感じる部分はありました。1打席目ああやって追い込んでから、フォアボールを選ぶあたりも、さすがだなと思いました」 一回2死走者なし。坂本に投じた7球目、この日最速を計測した150キロの直球が高めに外れて四球となった。四回無死の2度目の対戦は149キロの直球で中飛。坂本は途中交代したため、勝負は"ドロー"に終わった。 その他の写真(2/3枚) 2013年11月3日の日本シリーズ第7戦(当時Kスタ宮城)以来、8年ぶりの対戦が実現した。人生は数奇に満ちている。両雄は兵庫・伊丹市の小学時代に「昆陽里(こやのさと)タイガース」で出会った。当時はマー君が「4番・捕手」で、坂本は投手。歩んだ道こそ違えど、球界の超一流選手に成長した。 ■開幕2戦目へ「やることはやれた」 「坂本と対戦する、しないに限らず、注目はしてもらっていると思う。別にそこに関してはすごくないです。ただでさえ投手はスポットライトを浴びるポジションなので」と何事もなかったように振り返った田中将。石井監督は「今回が(実戦5戦の中で)一番いい投球だったのは間違いない。多彩な投球でシーズンに入ってくれる」と手放しで称えた。 田中将は春季キャンプからを振り返り「いろいろなストレスを感じたが、準備段階としてはやることはやれたと思います」。開幕2戦目となる27日の日本ハム戦(楽天生命パーク)に向けて、死角は見当たらない。(広岡浩二)
◆自身初の開幕スタメンへ前進した。巨人・若林晃弘内野手(27)が「2番・左翼」で先発し、四回に田中将から1号ソロを放った。 「(田中将を相手に)打席に立てることのうれしさ、興味はものすごいありました。すごくいい投手から打てたのは自信につなげたい」 日米通算177勝右腕の低めのスライダーを右中間席へ運んだ。これでオープン戦3位タイの9打点。打率も・333と好調だ。 日替わりだった2番に3試合連続で起用され、「状況に応じた打撃を準備して打席に立っている」と役割を自覚する。二塁と左翼を松原、北村、吉川、ウィーラーらと争う中で抜きんでた。 昨季までの課題だった守備力を磨き、攻守に成長。原監督は「見事。フィールディングも非常に良くなった。今年一番(守備を)練習した人。だから打撃もよくなってきたのかもしれない」と称賛した。内外野をすべて守れる俊足のスイッチヒッター。万能な背番号37が、定位置をつかむ。(谷川直之)
◆キャンプ中の練習試合から通じて5度目の実戦登板。田中将がしっかりと段階を踏んだ。自身の調整と、日本の打者とストライクゾーンへの感覚。総仕上げは完璧といってよい。 若林の本塁打も仕方ない部分があった。カウント2-1から真ん中に入ったスライダー。イニングの先頭打者で長距離砲ではないだけに、カウントを悪くして四球で歩かせるよりは...という計算が働いたのだろう。 この回、さらに走者2人を背負いながら最少失点で抑えたのは、さすが。あとは、捕手・太田との呼吸か。その2死二、三塁のピンチで、中島をカウント1-2と追い込んだ後、3回続けてサインに首を振り、結局、ストレートで空振り三振に仕留めた。これ以上は失点したくない局面で、投げたい球種が一発で決まるようになれば、死角はますます減る。 渡米前の2013年にマークした24勝0敗という成績は、空前絶後だと思っている。再び日本で勝ち続けるのか。どのチームが黒星を付けるのか。楽しみは尽きない。(本紙専属評論家)
◆楽天が巨人に6-3で勝利。先発した田中将大投手(32)=前ヤンキース=が7回を3安打1失点、4奪三振に抑え、2勝目を挙げた。オープン戦最終登板で好投し、開幕2戦目となる27日の日本ハム戦(楽天生命パーク)に向けて弾みをつけた。 元巨人監督の堀内恒夫氏(73)は同日、自身のブログで「いや~やっぱりコントロールがいいね。まっすぐスライダー甘くならない。ちゃんとボールになる。さすがだと思ったよ」と絶賛していた。
◆巨人の戸郷は先発する開幕2戦目のDeNA戦へ自信を深めた。本番前最後の登板を3回2安打無失点で締め、納得の表情だった。 元巨人監督の堀内恒夫氏(73)は同日、自身のブログで「戸郷に関しては少し静観していようと思う。昨年から言ってきていること。戸郷のフォームで今日もそうだけど あれだけフォークを多投していて長く持つのかどうか。でも、俺が心配し過ぎているだけかもしれんからね。ちょっと静かにしています」と複雑な様子だった。
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
9 | 2 | 2 | 0.818 (↑0.04) | - (-) |
46 (+4) | 28 (+2) | 11 (-) | 3 (+1) |
0.220 (↓0.003) | 2.080 (↑0.19) | |
1 (-) |
阪神 |
9 | 2 | 1 | 0.818 (↑0.04) | 0 (-) |
50 (+5) | 32 (+2) | 17 (-) | 7 (-) |
0.276 (↓0.013) | 2.490 (↑0.41) | |
3 (-) |
西武 |
7 | 5 | 1 | 0.583 (↓0.017) | 2.5 (↓1) |
47 (+3) | 39 (+6) | 8 (+1) | 7 (+1) |
0.257 (↓0.001) | 2.680 (↑0.03) | |
3 (3↑) |
ロッテ |
7 | 5 | 1 | 0.583 (↑0.083) | 2.5 (-) |
44 (+6) | 38 (+3) | 6 (+2) | 13 (+1) |
0.238 (↓0.002) | 2.760 (↑0.33) | |
5 (-) |
楽天 |
6 | 5 | 0 | 0.545 (↓0.011) | 3 (↓1) |
54 (+10) | 40 (+11) | 5 (+2) | 6 (-) |
0.277 (↑0.001) | 3.560 (↓0.48) | |
6 (2↓) |
ORIX |
7 | 7 | 1 | 0.500 (↓0.083) | 3.5 (↓2) |
48 (+2) | 52 (+5) | 9 (-) | 8 (-) |
0.264 (↓0.004) | 2.750 (↑0.09) | |
7 (2↑) |
日本ハム |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↑0.017) | 4.5 (↓1) |
45 (+12) | 40 (+2) | 8 (+2) | 7 (-) |
0.239 (↑0.01) | 2.570 (↑0.29) | |
7 (1↓) |
巨人 |
5 | 7 | 1 | 0.417 (↓0.083) | 4.5 (↓2) |
38 (+5) | 42 (+9) | 6 (+2) | 7 (-) |
0.228 (↑0.002) | 2.950 (↓0.3) | |
9 (3↓) |
広島 |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 4.5 (↓2) |
26 (+2) | 23 (+4) | 3 (-) | 8 (+2) |
0.201 (↓0.005) | 2.220 (-) | |
10 (-) |
中日 |
4 | 8 | 0 | 0.333 (↑0.033) | 5.5 (↓1) |
30 (+2) | 72 (+12) | 5 (-) | 10 (+1) |
0.214 (↓0.009) | 5.800 (↑0.06) | |
11 (-) |
DeNA |
3 | 7 | 0 | 0.300 (↑0.05) | 5.5 (↓1) |
25 (+6) | 34 (+4) | 4 (+2) | 2 (-) |
0.210 (↑0.003) | 3.390 (↑0.36) | |
12 (-) |
ヤクルト |
3 | 8 | 1 | 0.273 (↑0.051) | 6 (↓1) |
43 (+9) | 56 (+6) | 13 (+2) | 7 (+1) |
0.228 (↓0.005) | 4.680 (↑0.3) |
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