1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 12 | 0 | 1 |
ヤクルト | 0 | 2 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 8 | 8 | 1 | 2 |
勝利投手:小川 泰弘(1勝1敗0S) 敗戦投手:涌井 秀章(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ヤクルトは、山田がオープン戦1号となる2ランを記録。不振が続いていたスラッガーに、待望の一発が飛び出した。一方の楽天は、先発・涌井が4回途中7安打8失点の乱調。来週の開幕戦へ向け、不安を残す結果に終わった。
◆楽天浅村栄斗内野手(30)が左脇腹付近に死球を受け、途中交代した。 同点に追いついた直後の3回2死二塁。1ボールからヤクルト小川の142キロシュートを左脇腹付近に受けた。打席内でひざをつき、箇所を抑えながら表情をゆがめた。バットを投げ、トレーナー、コーチに付き添われながらベンチ裏へ下がった。代走には渡辺佳が送られた。 昨季自身初の本塁打王に輝き、今年も打線の大黒柱として期待がかかる。今季のオープン戦は試合前時点で14打数4安打、打率2割8分6厘、1本塁打、2打点。この日は1回の第1打席で中前打を放っていた。
◆ヤクルトが楽天涌井秀章投手から4回途中までに8点を奪った。 2点リードの3回には、無死満塁から西浦直亨内野手が左翼スタンド最前部へのグランドスラム。真ん中に入った初球を確実に捉え「打ったのはチェンジアップです。チャンスだったので初球から積極的に打つことを心掛けました。甘めの球でしたが一発で仕留めることができました」。 続く4回無死一塁では山田哲人内野手も左越え2ランを放った。フルカウントからの6球目で「打ったのはスライダーです。追い込まれていましたが、自分の納得のいくスイングをすることができました」と、開幕前に照準を合わせてきた。
◆楽天先発の涌井秀章投手(34)が3回2/3、7安打5四死球8失点と崩れ、自身10度目の開幕投手へ不安を残した。 初回は無失点で立ち上がるもマウンドに足をとられ、バランスを崩す場面も見られた。2回は2死二塁から3連続四球と制球を乱した。この回だけで42球を要し、青木に勝ち越し適時打を許した。 同点に追いついてもらった直後の3回は村上、内川に連打、四球で無死満塁とし西浦に左翼席へ満塁弾を浴びた。4回は先頭太田を歩かせ、続く山田にスライダーを左翼席へ2ランとされた。4回2死を奪ったところで104球。めどの100球を超え、マウンドを降りた。 開幕戦の26日日本ハム戦(楽天生命パーク)で先発予定。西武時代に5度、ロッテ時代に4度の大役を経験し、加入1年目の昨季は11勝を挙げ、史上初の3球団最多勝をマーク。経験豊富な右腕が残り1週間で立て直す。
◆楽天浅村栄斗内野手が左脇腹に死球を受け、途中交代した。3回2死二塁、1ボールからヤクルト小川の142キロシュートが直撃。患部を抑えながら表情をゆがめ、ベンチ裏に下がった。 石井GM兼監督は「あざになっていますけど、息を吸ったり、スイングのチェックでは今のところは大丈夫。経過観察して、明日のリカバリーがどのくらいできているか探りたい」と話した。
◆ヤクルト山田哲人が開幕に照準を合わせてきた。 4回無死一塁、楽天涌井のスライダーを左翼席へ運ぶオープン戦1号2ランを放った。3月は下半身のコンディション不良のため第1週の4試合を欠場。その後5試合で11打数1安打、打率9分1厘と不振が続いていた。5回まで二塁守備もこなし「残り2試合しかないですけど、今日みたいな打撃、理想の形ができたら。問題なく開幕を迎えられると思います」と話した。
◆楽天の開幕投手を務める涌井秀章投手(34)が先発し、3回2/3を7安打8失点と不安を残した。 開幕前の最終調整のマウンドで、快投とはいかなかった。二回2死二塁から、3者連続四球で押し出しで先制点を献上。続く青木には満塁から中前適時打を浴び、1-2とされた。 三回には無死満塁から西浦に左越えのグランドスラムを被弾。四回も無死一塁から山田に左越え2ランを浴び、8失点となった。四回途中で104球を要する苦しい投球となり、本番前のラスト登板を締めくくることはできなかった。
◆ヤクルト・山田哲人内野手(28)が「3番・二塁」で先発出場。四回無死一塁の第3打席に、左翼席へのオープン戦1号2ランを放った。 先発した楽天の開幕投手、涌井が投じたスライダーを捉え「追い込まれていましたが、自分の納得のいくスイングをすることができました」と手応え。下半身のコンディション不良の影響で状態を見ながらの出場が続くが、オープン戦15打席目で、2月28日の阪神との練習試合(浦添)以来となる待望の一発が出た。
◆ヤクルト・小川泰弘投手(30)が先発し、5回1/3を7安打3失点で開幕前最後の登板を終えた。 「ピンチもありましたが何と試合をつくることができました。内容としては緩急をうまく使えたことはよかったと思います」。序盤からストライク先行の攻める投球で楽天打線と相対した。一回、島内に左越えへ先制ソロを浴びたが、大崩れはせず言葉通り試合を作った。 2年ぶり5度目の開幕投手を務める右腕。1週間後の3月26日の開幕戦(対阪神、神宮)で最高のスタートを切る。
◆ヤクルトは山田が四回にオープン戦1号2ランを放ち、開幕に合わせて調子を上げてきた。西浦は3号満塁本塁打で遊撃手争いでアピールした。小川は六回途中まで3失点。楽天は涌井が四回途中まで8失点と乱れ、不安を残した。
◆楽天の浅村は三回の打席で小川の速球を左脇腹付近に受け、代走を送られて交代した。石井監督は「あざにはなっている。息を吸ったり、スイングの中でのチェックでいうと今のところは大丈夫」と説明した。
◆「7番・遊撃」で先発したヤクルト・西浦が自慢のパンチ力を見せた。楽天の開幕投手・涌井から、三回に左翼席へのオープン戦3号満塁弾を放った。 「チャンスだったので、初球から積極的に打つことを心掛けました。甘めの球でしたが、一発で仕留めることができました」とうなずいた。好調の29歳について、高津監督は「西浦を7番に置いている意味がいろいろあって、長打を打てる選手の1人として打順がすごくマッチしている」と評価した。
◆表情を変えず、ダイヤモンドを一周した。ヤクルト・山田哲人内野手(28)が、四回無死一塁で左翼席へオープン戦1号の2ラン。オープン戦15打席目で待望の一発となったが「状態も良くないですけど、あの打席に関してはやりたいことができたかなと。イメージしていた、自分が思い描いていたのと同じような動きができた」と淡々と振り返った。 涌井の甘く入ったスライダーを捉えた。新主将として臨む今季は、下半身のコンディション不良もあって状態を見ながらの出場が続いていたが、この日は二塁の守備にも就くなど、少しずつ調子を上げている。 理想を追い求める。今春のキャンプ中には青木から打撃時の股関節の使い方や、トレーニング方法について助言をもらい「参考にしながら自分に合った形を求めています」。現在の課題とする体の開きを抑えるため、体重のかけ方なども試行錯誤し、下半身をメインとした打撃フォームの確立を目指す。 「うまいことできれば打率も残せるだろうし、もっと強い打球が飛ぶと思っている」。26日の阪神との開幕戦(神宮)まで1週間。至高の打撃に磨きをかける。(赤尾裕希)
◆2年ぶり5度目の開幕投手を務めるヤクルト・小川泰弘投手(30)は、5回1/3を7安打3失点。開幕前最後の登板を終え「ピンチもありましたが、試合をつくることができました。緩急をうまく使えたことは良かった」とうなずいた。 テーマとしていたストライク先行の投球で向かっていった。一回、島内にソロを浴びたが、直球と多彩な変化球を両コースに制球。98球を投げ切った。この日は1週間後の本番を想定して打席にも3度立った。二回2死一、二塁では四球を選び、五回1死一塁では投犠打を決めた。 5回無失点だった前回12日のソフトバンク戦(神宮)に続く好投で調整は順調。高津監督は「打たせて取るスタイルができていたし、まずまずの内容」と評価。26日の阪神戦(神宮)へ、視界良好だ。(赤尾裕希)
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