1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | 2 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 5 | X | 13 | 15 | 0 | 1 |
勝利投手:則本 昂大(1勝0敗0S) 敗戦投手:竹安 大知(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆楽天は、打線が15安打13得点。茂木がオープン戦1号となる3ランを放つなど、バットで存在感を示した。対するオリックスは、佐野皓が猛打賞の活躍。リードオフマンとして期待される7年目外野手が、アピールに成功した。
◆楽天茂木栄五郎内野手(27)が、復調をアピールした。 2回に二塁打を放ち、3回2死一、三塁では右前適時打。「今までの打撃より良いファウルが打てていたので、ヒットもいいところに飛んでくれました」とコメントした。 前日16日のオリックス戦では、オープン戦19打席目で初安打をマークした。石井GM兼監督は「もう少し自覚を持ってほしいです。自分がキーマンだと自覚した中で成績を出せれば、選手としての格が上がる」と期待の高さを示すように奮起を求めたが、早速結果で応えた。
◆楽天島内宏明外野手(31)が、2安打4打点で存在感を示した。 オリックス戦に「3番左翼」でスタメン出場。1点リードの3回2死二塁で右前適時打を放ち、4点リードの4回1死満塁からは、左中間を破る走者一掃の適時二塁打を放った。 3回の適時打後には、広報を通じ「バッティングピッチャーの金森さんが、練習終わってからもバッティング練習で投げてくれているので、何とか金森さんのために打ちたかったです。昨日、金森さんに打球を腰に当ててしまい、ここで謝罪させてください。こちらからは以上です」とコメント。 4回の適時二塁打後には「静岡には毎年来るので、地元と勘違いして打つことができました。これがいわゆる地元打法です。こちらからは以上です」とコメントした。
◆オリックス能見篤史投手兼任コーチ(41)が、移籍後初失点を喫した。 8回から4番手として救援登板。先頭打者から3連打を浴び、失点。宮崎キャンプから今季ここまで実戦5試合で8回無失点だったが、6試合目にして初失点を喫した。 また、楽天茂木に3ランを浴びるなど1イニング5失点。熟年左腕がシーズン開幕までに調整を進める。
◆楽天則本昂大投手が、7回無失点で順調な調整をアピールした。 最速152キロの速球を軸に、変化球のキレも抜群。3回1死一、三塁では吉田正、ジョーンズをチェンジアップで連続三振に抑えた。「真っすぐが良かったので、チェンジアップが生きた」と手応え。 石井GM兼監督は「言うことないです」と称賛した。10日のロッテ戦で打球が直撃した影響もなく、31日のロッテ戦へと準備を整える。
◆楽天茂木栄五郎内野手が、指揮官の言葉に発奮した。オープン戦1号3ランを含む3安打4打点の大暴れ。 16日のオリックス戦でオープン戦19打席目で初安打を放ったが、一気に復調した。同戦の試合後、石井GM兼監督が「もう少し自覚を持ってほしいです」と期待の裏返しのゲキ。この日の朝、記事で言葉を知ったが、すぐに結果で示した。「去年はふがいない成績だったので、やり返さないと」と決意。 指揮官は「自覚が足りないから言ったわけじゃなく、覚悟というか、キャプテンマークをつけてもらってるので」と話した。
◆オリックスのドラフト4位中川颯(22=立大)が6回から登板し、2イニングを無安打無失点と開幕1軍入りへアピールした。 前回登板は11日の教育リーグ阪神戦(鳴尾浜)でプロ初先発し4回7安打4失点。「チェンジアップを封印しました。三振を取るのは難しいなと。初球から打たせていこうというイメージでした」と話すように、球数は15球と工夫を凝らした。 降板後は同じアンダースローである楽天牧田の投球を観察。リズムのいい投球に「簡単にまねできない。あのテンポで投げるのは相当、意識しないとできない」と話した。
◆犬鷲のヒットメーカーが、"キラーパス"を供給する。楽天辰己涼介外野手が、先制打を含む3安打2打点の活躍でチームを13得点の大勝に導いた。 3回1死二塁、左中間への適時二塁打で突破口を開き、4点を先取。4回1死一塁からは中前打で得点機を演出し、2イニング連続で4点を奪った。「開幕戦だと思って、打ちました」と心も体も本番モードだった。 驚異の打率4割8分1厘をマークし、断トツでオープン戦の首位打者に君臨する。好調の理由には「リトル辰己」の存在がある。「打てた時より、打てなかった時の方が大事。打てなかった時にもう1人の自分でしっかり分析して、次の打席でいい結果が出るように」。サッカーの本田圭佑のように客観的な目で分析し、考えを形にする。 抜群の身体能力を持ちながら、打撃で伸び悩んだが、自主トレで打撃理論を学んだ。「今までは適当にというか、何も考えずに強く振ることだけを考えてたんですけど、理屈に沿った打撃を勉強して、信じるものができた」。植え付けた技術を体現しながら、13安打を重ねる。石井GM兼監督は「基本的には1番で」と明言。中軸の前に得点機を作り出す。【久保賢吾】
◆犬鷲のヒットメーカーが、"キラーパス"を供給する。楽天辰己が、先制打を含む3安打2打点の活躍でチームを13得点の大勝に導いた。3回1死二塁、適時二塁打で突破口を開き、4点を先取。4回1死一塁からは中前打で得点機を演出し、2イニング連続で4点を奪った。「開幕戦だと思って、打ちました」と心も体も本番モードだ。 驚異の打率4割8分1厘をマークし、断トツでオープン戦の首位打者に君臨する。好調の理由には「リトル辰己」の存在がある。「打てた時より、打てなかった時の方が大事。打てなかった時にもう1人の自分でしっかり分析して、次の打席でいい結果が出るように」。サッカーの本田圭佑のように客観的な目で分析し、考えを形にする。 抜群の身体能力を持ちながら、打撃で伸び悩んだが、自主トレで打撃理論を学んだ。「何も考えずに強く振ることだけを考えてたんですけど、理屈に沿った打撃を勉強して、信じるものができた」。植え付けた技術を体現しながら、13安打を重ねる。石井GM兼監督は「基本的には1番で」と明言。中軸の前に得点機を作り出す。【久保賢吾】
◆楽天・島内宏明外野手(31)が、「3番・左翼」で出場し、3打数2安打4打点と活躍した。 4点リードの四回1死満塁。金田の初球をたたき、左中間に走者一掃の3点二塁打を放った。球団広報を通じて「打ったのはストレートです。静岡には毎年来るので地元と勘違いして打つことができました。これがいわゆる"地元打法"です。こちらからは以上です」と"島内節"でコメントした。 一回の第1打席は右飛。三回の第2打席は右前適時打。六回の第4打席は死球を受けて、代走を送られた。
◆楽天は則本昂が7回6安打無失点で7三振を奪った。辰己は3安打2打点で1番打者定着へ前進し、茂木はオープン戦1号3ランを含む3安打4打点と調子を上げた。オリックスは竹安が四回途中8安打7失点と踏ん張れなかった。
◆オリックスのドラフト4位ルーキー中川颯(立大)が六回に登板し2回を無安打無失点で乗り切った。左打者が多く、三振を狙うのは難しいと判断し「持ち味の前後の緩急でタイミングをずらし、打たせて取れればいい」と臨み、死球で唯一の走者を出した六回1死一塁では渡辺佳を二ゴロ併殺に打ち取った。 希少な右の下手投げ投手で期待は大きい。中嶋監督は「結果が良かった。(起用法は)これから考えます」とうなずいた。中川颯は「後ろで投げる方が慣れているけど、任せられたところで仕事を果たせたらいい」と力強く話した。(静岡)
◆楽天の辰己は2本の適時打を含む3安打2打点をマークし1番打者定着をたぐり寄せた。三回に左中間へ適時二塁打を放ち、八回は能見の初球を右前へ適時打。オープン戦は打率4割8分1厘と絶好調で「コースに対して逆らわずに打つようなイメージで打席に立っている」とうなずいた。 2019年にドラフト1位で入団し3年目。昨季は打率が2年連続で2割2分台に終わり、下位打線に入ることがほとんどだった。石井監督は「基本的には1番でこのままシーズンに突入してもらえたら」と期待した。
◆オリックスの竹安は四回途中まで8安打7失点と大乱調だった。三回に2死二塁から4連打を浴びるなど4点を失うと四回1死満塁のピンチを招いたところでマウンドを降りた。 出身地の静岡での登板で開幕ローテーション入りをアピールしたいところだったが失敗。「打たれた球は甘いところに集まっていた。もっと打者が嫌がる球を投げなければ」と反省しきり。中嶋監督は「連打は止められたとは思う。ずっとファームでしか投げてないから、これが1軍ということ」と手厳しかった。
◆楽天の茂木がオープン戦1号3ランを含む3安打4打点と一気に調子を上げてきた。前日16日のオリックス戦でオープン戦19打席目で初安打となる適時三塁打を放った勢いに乗った。二回に右中間二塁打、三回に右前適時打をマークすると八回2死一、三塁で2ボールからの3球目を右中間へ放り込んだ。「1球で捉えられた。最高の形」と感触をかみしめた。 16日の試合後に石井監督から中軸として「もうちょっと自覚を持ってほしい」と奮起を促されていた。「主将をやらせてもらっているし、プレーでチームを引っ張っていくことが必要」と自らに言い聞かせるように話した。
◆楽天・則本昂大投手(30)が7回6安打無失点で初勝利。「慎重になりすぎず、大胆に勝負できました。テンポよくいけて、ゼロで抑えられたので良かったと思います」と手応えを口にした。 打者26人に計91球で7奪三振。余力を残してマウンドを譲った。投げ終えた実戦4試合で無四球。取り組んでいるワインドアップからの投球が安定してきた。 三回1死一、三塁では吉田正をチェンジアップで空振り三振、ジョーンズも見逃し三振に斬った。最速152キロを計測した直球との緩急差で、相手打線を寸断した。 内角を突く"ケンカ投法"も功を奏した。一回、吉田正に死球を当て「申し訳なかったけれど、勝負だし攻めた結果。それで2、3打席目も抑えられたと思う」と安打を許さなかった。前回10日のロッテ戦(静岡)は右膝付近に打球を受け五回途中で緊急降板。この一週間はゴロ捕球の猛特訓を積んだ。二回に頓宮の強い打球に反応し「1個アウトを取れてよかった」とうなずいた。 石井監督は「言うことなかった。球も強くて、変化球も低めに集めた。(力で)押すだけではなく、奥行きも使えていた」と高評価。右腕は開幕5戦目となる31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に向けて、精度を磨く。(広岡浩二)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
7 | 2 | 2 | 0.778 (↑0.028) | - (-) |
42 (+2) | 26 (+1) | 11 (+1) | 2 (-) |
0.223 (↓0.007) | 2.270 (↑0.13) | |
1 (-) |
阪神 |
7 | 2 | 1 | 0.778 (↑0.028) | 0 (-) |
45 (+5) | 30 (+3) | 17 (+3) | 7 (+2) |
0.289 (↓0.014) | 2.900 (↓0.02) | |
3 (-) |
ORIX |
7 | 4 | 1 | 0.636 (↓0.064) | 1 (↓1) |
44 (+1) | 40 (+13) | 9 (-) | 7 (-) |
0.270 (↓0.003) | 2.460 (↓0.44) | |
4 (-) |
西武 |
6 | 4 | 1 | 0.600 (↓0.067) | 1.5 (↓1) |
44 (+3) | 33 (+5) | 7 (+1) | 6 (+1) |
0.258 (↑0.002) | 2.710 (↓0.14) | |
5 (3↑) |
楽天 |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↑0.071) | 2.5 (-) |
37 (+13) | 27 (+1) | 2 (+1) | 5 (+1) |
0.268 (↑0.021) | 3.210 (↑0.33) | |
5 (3↑) |
広島 |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↑0.071) | 2.5 (-) |
24 (+11) | 19 (-) | 3 (+1) | 6 (-) |
0.206 (↑0.015) | 2.220 (↑0.33) | |
5 (-) |
ロッテ |
5 | 5 | 1 | 0.500 (↑0.056) | 2.5 (-) |
38 (+4) | 35 (+3) | 4 (+1) | 12 (-) |
0.240 (↑0.011) | 3.090 (↑0.12) | |
5 (-) |
巨人 |
5 | 5 | 1 | 0.500 (↑0.056) | 2.5 (-) |
33 (+9) | 33 (+4) | 4 (+1) | 7 (+1) |
0.226 (↑0.021) | 2.650 (↓0.03) | |
9 (4↓) |
日本ハム |
4 | 6 | 0 | 0.400 (↓0.044) | 3.5 (↓1) |
33 (+3) | 38 (+4) | 6 (-) | 7 (-) |
0.229 (↓0.002) | 2.860 (↓0.13) | |
10 (-) |
中日 |
3 | 7 | 0 | 0.300 (↓0.033) | 4.5 (↓1) |
28 (+4) | 60 (+9) | 5 (-) | 9 (+2) |
0.223 (↑0.009) | 5.860 (↓0.37) | |
11 (-) |
DeNA |
2 | 6 | 0 | 0.250 (↓0.036) | 4.5 (↓1) |
19 (+1) | 30 (+2) | 2 (-) | 2 (-) |
0.207 (↓0.008) | 3.750 (↑0.23) | |
12 (-) |
ヤクルト |
2 | 7 | 1 | 0.222 (↓0.028) | 5 (↓1) |
34 (-) | 50 (+11) | 11 (-) | 6 (+2) |
0.233 (↓0.013) | 4.980 (↓0.72) |
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