楽天(☆13対1★)オリックス =オープン戦2回戦(2021.03.17)・静岡草薙球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
0000000101820
楽天
00440005X131501
勝利投手:則本 昂大(1勝0敗0S)
敗戦投手:竹安 大知(0勝1敗0S)

本塁打
【楽天】茂木 栄五郎(1号・8回裏3ラン)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ORIX戦チケット予約
◆楽天は、打線が15安打13得点。茂木がオープン戦1号となる3ランを放つなど、バットで存在感を示した。対するオリックスは、佐野皓が猛打賞の活躍。リードオフマンとして期待される7年目外野手が、アピールに成功した。

◆楽天茂木栄五郎内野手(27)が、復調をアピールした。 2回に二塁打を放ち、3回2死一、三塁では右前適時打。「今までの打撃より良いファウルが打てていたので、ヒットもいいところに飛んでくれました」とコメントした。 前日16日のオリックス戦では、オープン戦19打席目で初安打をマークした。石井GM兼監督は「もう少し自覚を持ってほしいです。自分がキーマンだと自覚した中で成績を出せれば、選手としての格が上がる」と期待の高さを示すように奮起を求めたが、早速結果で応えた。

◆楽天島内宏明外野手(31)が、2安打4打点で存在感を示した。 オリックス戦に「3番左翼」でスタメン出場。1点リードの3回2死二塁で右前適時打を放ち、4点リードの4回1死満塁からは、左中間を破る走者一掃の適時二塁打を放った。 3回の適時打後には、広報を通じ「バッティングピッチャーの金森さんが、練習終わってからもバッティング練習で投げてくれているので、何とか金森さんのために打ちたかったです。昨日、金森さんに打球を腰に当ててしまい、ここで謝罪させてください。こちらからは以上です」とコメント。 4回の適時二塁打後には「静岡には毎年来るので、地元と勘違いして打つことができました。これがいわゆる地元打法です。こちらからは以上です」とコメントした。

◆オリックス能見篤史投手兼任コーチ(41)が、移籍後初失点を喫した。 8回から4番手として救援登板。先頭打者から3連打を浴び、失点。宮崎キャンプから今季ここまで実戦5試合で8回無失点だったが、6試合目にして初失点を喫した。 また、楽天茂木に3ランを浴びるなど1イニング5失点。熟年左腕がシーズン開幕までに調整を進める。

◆楽天則本昂大投手が、7回無失点で順調な調整をアピールした。 最速152キロの速球を軸に、変化球のキレも抜群。3回1死一、三塁では吉田正、ジョーンズをチェンジアップで連続三振に抑えた。「真っすぐが良かったので、チェンジアップが生きた」と手応え。 石井GM兼監督は「言うことないです」と称賛した。10日のロッテ戦で打球が直撃した影響もなく、31日のロッテ戦へと準備を整える。

◆楽天茂木栄五郎内野手が、指揮官の言葉に発奮した。オープン戦1号3ランを含む3安打4打点の大暴れ。 16日のオリックス戦でオープン戦19打席目で初安打を放ったが、一気に復調した。同戦の試合後、石井GM兼監督が「もう少し自覚を持ってほしいです」と期待の裏返しのゲキ。この日の朝、記事で言葉を知ったが、すぐに結果で示した。「去年はふがいない成績だったので、やり返さないと」と決意。 指揮官は「自覚が足りないから言ったわけじゃなく、覚悟というか、キャプテンマークをつけてもらってるので」と話した。

◆オリックスのドラフト4位中川颯(22=立大)が6回から登板し、2イニングを無安打無失点と開幕1軍入りへアピールした。 前回登板は11日の教育リーグ阪神戦(鳴尾浜)でプロ初先発し4回7安打4失点。「チェンジアップを封印しました。三振を取るのは難しいなと。初球から打たせていこうというイメージでした」と話すように、球数は15球と工夫を凝らした。 降板後は同じアンダースローである楽天牧田の投球を観察。リズムのいい投球に「簡単にまねできない。あのテンポで投げるのは相当、意識しないとできない」と話した。

◆犬鷲のヒットメーカーが、"キラーパス"を供給する。楽天辰己涼介外野手が、先制打を含む3安打2打点の活躍でチームを13得点の大勝に導いた。 3回1死二塁、左中間への適時二塁打で突破口を開き、4点を先取。4回1死一塁からは中前打で得点機を演出し、2イニング連続で4点を奪った。「開幕戦だと思って、打ちました」と心も体も本番モードだった。 驚異の打率4割8分1厘をマークし、断トツでオープン戦の首位打者に君臨する。好調の理由には「リトル辰己」の存在がある。「打てた時より、打てなかった時の方が大事。打てなかった時にもう1人の自分でしっかり分析して、次の打席でいい結果が出るように」。サッカーの本田圭佑のように客観的な目で分析し、考えを形にする。 抜群の身体能力を持ちながら、打撃で伸び悩んだが、自主トレで打撃理論を学んだ。「今までは適当にというか、何も考えずに強く振ることだけを考えてたんですけど、理屈に沿った打撃を勉強して、信じるものができた」。植え付けた技術を体現しながら、13安打を重ねる。石井GM兼監督は「基本的には1番で」と明言。中軸の前に得点機を作り出す。【久保賢吾】

◆犬鷲のヒットメーカーが、"キラーパス"を供給する。楽天辰己が、先制打を含む3安打2打点の活躍でチームを13得点の大勝に導いた。3回1死二塁、適時二塁打で突破口を開き、4点を先取。4回1死一塁からは中前打で得点機を演出し、2イニング連続で4点を奪った。「開幕戦だと思って、打ちました」と心も体も本番モードだ。 驚異の打率4割8分1厘をマークし、断トツでオープン戦の首位打者に君臨する。好調の理由には「リトル辰己」の存在がある。「打てた時より、打てなかった時の方が大事。打てなかった時にもう1人の自分でしっかり分析して、次の打席でいい結果が出るように」。サッカーの本田圭佑のように客観的な目で分析し、考えを形にする。 抜群の身体能力を持ちながら、打撃で伸び悩んだが、自主トレで打撃理論を学んだ。「何も考えずに強く振ることだけを考えてたんですけど、理屈に沿った打撃を勉強して、信じるものができた」。植え付けた技術を体現しながら、13安打を重ねる。石井GM兼監督は「基本的には1番で」と明言。中軸の前に得点機を作り出す。【久保賢吾】

◆楽天・島内宏明外野手(31)が、「3番・左翼」で出場し、3打数2安打4打点と活躍した。  4点リードの四回1死満塁。金田の初球をたたき、左中間に走者一掃の3点二塁打を放った。球団広報を通じて「打ったのはストレートです。静岡には毎年来るので地元と勘違いして打つことができました。これがいわゆる"地元打法"です。こちらからは以上です」と"島内節"でコメントした。  一回の第1打席は右飛。三回の第2打席は右前適時打。六回の第4打席は死球を受けて、代走を送られた。

◆楽天は則本昂が7回6安打無失点で7三振を奪った。辰己は3安打2打点で1番打者定着へ前進し、茂木はオープン戦1号3ランを含む3安打4打点と調子を上げた。オリックスは竹安が四回途中8安打7失点と踏ん張れなかった。

◆オリックスのドラフト4位ルーキー中川颯(立大)が六回に登板し2回を無安打無失点で乗り切った。左打者が多く、三振を狙うのは難しいと判断し「持ち味の前後の緩急でタイミングをずらし、打たせて取れればいい」と臨み、死球で唯一の走者を出した六回1死一塁では渡辺佳を二ゴロ併殺に打ち取った。  希少な右の下手投げ投手で期待は大きい。中嶋監督は「結果が良かった。(起用法は)これから考えます」とうなずいた。中川颯は「後ろで投げる方が慣れているけど、任せられたところで仕事を果たせたらいい」と力強く話した。(静岡)

◆楽天の辰己は2本の適時打を含む3安打2打点をマークし1番打者定着をたぐり寄せた。三回に左中間へ適時二塁打を放ち、八回は能見の初球を右前へ適時打。オープン戦は打率4割8分1厘と絶好調で「コースに対して逆らわずに打つようなイメージで打席に立っている」とうなずいた。  2019年にドラフト1位で入団し3年目。昨季は打率が2年連続で2割2分台に終わり、下位打線に入ることがほとんどだった。石井監督は「基本的には1番でこのままシーズンに突入してもらえたら」と期待した。

◆オリックスの竹安は四回途中まで8安打7失点と大乱調だった。三回に2死二塁から4連打を浴びるなど4点を失うと四回1死満塁のピンチを招いたところでマウンドを降りた。  出身地の静岡での登板で開幕ローテーション入りをアピールしたいところだったが失敗。「打たれた球は甘いところに集まっていた。もっと打者が嫌がる球を投げなければ」と反省しきり。中嶋監督は「連打は止められたとは思う。ずっとファームでしか投げてないから、これが1軍ということ」と手厳しかった。

◆楽天の茂木がオープン戦1号3ランを含む3安打4打点と一気に調子を上げてきた。前日16日のオリックス戦でオープン戦19打席目で初安打となる適時三塁打を放った勢いに乗った。二回に右中間二塁打、三回に右前適時打をマークすると八回2死一、三塁で2ボールからの3球目を右中間へ放り込んだ。「1球で捉えられた。最高の形」と感触をかみしめた。  16日の試合後に石井監督から中軸として「もうちょっと自覚を持ってほしい」と奮起を促されていた。「主将をやらせてもらっているし、プレーでチームを引っ張っていくことが必要」と自らに言い聞かせるように話した。

◆楽天・則本昂大投手(30)が7回6安打無失点で初勝利。「慎重になりすぎず、大胆に勝負できました。テンポよくいけて、ゼロで抑えられたので良かったと思います」と手応えを口にした。  打者26人に計91球で7奪三振。余力を残してマウンドを譲った。投げ終えた実戦4試合で無四球。取り組んでいるワインドアップからの投球が安定してきた。  三回1死一、三塁では吉田正をチェンジアップで空振り三振、ジョーンズも見逃し三振に斬った。最速152キロを計測した直球との緩急差で、相手打線を寸断した。  内角を突く"ケンカ投法"も功を奏した。一回、吉田正に死球を当て「申し訳なかったけれど、勝負だし攻めた結果。それで2、3打席目も抑えられたと思う」と安打を許さなかった。前回10日のロッテ戦(静岡)は右膝付近に打球を受け五回途中で緊急降板。この一週間はゴロ捕球の猛特訓を積んだ。二回に頓宮の強い打球に反応し「1個アウトを取れてよかった」とうなずいた。  石井監督は「言うことなかった。球も強くて、変化球も低めに集めた。(力で)押すだけではなく、奥行きも使えていた」と高評価。右腕は開幕5戦目となる31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に向けて、精度を磨く。(広岡浩二)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
722 0.778
(↑0.028)
-
(-)
42
(+2)
26
(+1)
11
(+1)
2
(-)
0.223
(↓0.007)
2.270
(↑0.13)
1
(-)
阪神
721 0.778
(↑0.028)
0
(-)
45
(+5)
30
(+3)
17
(+3)
7
(+2)
0.289
(↓0.014)
2.900
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
741 0.636
(↓0.064)
1
(↓1)
44
(+1)
40
(+13)
9
(-)
7
(-)
0.270
(↓0.003)
2.460
(↓0.44)
4
(-)
西武
641 0.600
(↓0.067)
1.5
(↓1)
44
(+3)
33
(+5)
7
(+1)
6
(+1)
0.258
(↑0.002)
2.710
(↓0.14)
5
(3↑)
楽天
440 0.500
(↑0.071)
2.5
(-)
37
(+13)
27
(+1)
2
(+1)
5
(+1)
0.268
(↑0.021
3.210
(↑0.33)
5
(3↑)
広島
440 0.500
(↑0.071)
2.5
(-)
24
(+11)
19
(-)
3
(+1)
6
(-)
0.206
(↑0.015)
2.220
(↑0.33)
5
(-)
ロッテ
551 0.500
(↑0.056)
2.5
(-)
38
(+4)
35
(+3)
4
(+1)
12
(-)
0.240
(↑0.011)
3.090
(↑0.12)
5
(-)
巨人
551 0.500
(↑0.056)
2.5
(-)
33
(+9)
33
(+4)
4
(+1)
7
(+1)
0.226
(↑0.021)
2.650
(↓0.03)
9
(4↓)
日本ハム
460 0.400
(↓0.044)
3.5
(↓1)
33
(+3)
38
(+4)
6
(-)
7
(-)
0.229
(↓0.002)
2.860
(↓0.13)
10
(-)
中日
370 0.300
(↓0.033)
4.5
(↓1)
28
(+4)
60
(+9)
5
(-)
9
(+2)
0.223
(↑0.009)
5.860
(↓0.37)
11
(-)
DeNA
260 0.250
(↓0.036)
4.5
(↓1)
19
(+1)
30
(+2)
2
(-)
2
(-)
0.207
(↓0.008)
3.750
(↑0.23)
12
(-)
ヤクルト
271 0.222
(↓0.028)
5
(↓1)
34
(-)
50
(+11)
11
(-)
6
(+2)
0.233
(↓0.013)
4.980
(↓0.72)