西武(☆1対0★)広島 =オープン戦1回戦(2021.03.16)・メットライフドーム=
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広島
0000000000710
西武
01000000X1820
勝利投手:松本 直晃(2勝1敗0S)
(セーブ:ギャレット(0勝0敗1S))
敗戦投手:森下 暢仁(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆西武は、先発・松本が7回途中4安打無失点の好投。開幕に向けて、順調な仕上がりを披露した。対する広島は、先発・森下が5回途中1失点。走者を出しながらも、粘りのピッチングで結果を残した。

◆広島森下暢仁投手(23)が、5回途中6安打1失点(自責0)と力投した。西武戦に先発。初回は3人斬り発進。しかし2回はバックのミスもあり無死満塁のピンチを招いたが、木村を遊ゴロ併殺打に仕留めるなどして最少失点に防いだ。 3回以降も毎回走者を背負いながらも、最速152キロの直球と落差の大きいカーブなどで的を絞らせず、追加点を許さなかった。5回は1死満塁から山川を空振り三振に仕留め、球数が96球となったところでお役御免となった。

◆西武のドラフト1位・渡部健人内野手(22=桐蔭横浜大)が1軍デビューを果たした。 6回の守備から出場。7回には先頭で打席を迎えた。外角の球を見極めながらカウント2-2から、118キロのカーブを打ち損じ、投ゴロに倒れた。

◆西武のドラフト1位・渡部健人内野手(22=桐蔭横浜大)が、初打席から本塁打狙いのフルスイングを見せた。 広島とのオープン戦に6回の守備から出場。7回先頭の初打席では、広島ケムナの初球150キロを見逃し。カウント2-2で118キロのカーブを振りにいったが、打ち損じて投ゴロに終わった。「三振かホームラン。どっちか。1軍の投手でものすごく勢いがある球がきた。それにしっかり対応しないと通用しない」と1軍の球を実感した。 改修を終えたメットライフドーム"こけら落とし"。緊張の中、挑戦することを忘れなかった。8回の守備では三塁強襲の打球を取り損ね失策を記録。攻守ともにホロ苦デビューも「打撃が自分の売り。次(打席に)立つことがあれば、積極的に振っていきたい。ホームランか三振かで割り切った方がしっかり振れる」と姿勢を貫く。ゲーム参加での合流だが辻監督は「まだまだ、そうは甘くないです。(チャンスは)ありますよ。明日も考えます」と出場機会を与えていく。

◆西武松本航投手が信頼を勝ち取る投球内容で、最後のオープン戦登板を締めくくった。最速146キロの力強い直球とカーブで緩急をつけた。2、4、6回は3者凡退に封じ、6回2/3を4安打無失点の内容。 開幕2カード目の初戦、30日の日本ハム戦(札幌ドーム)での先発に弾みをつけた松本は「今日の結果は自信になります。こういう登板を続けていきたい」と、手応えをつかんだ。 ▽西武ギャレット(9回にオープン戦初登板し1回2安打無失点)「久しぶりの登板で緊張したよ。初登板にしてはストライクも思ったように取れたし、変化球も良かったし、いい内容だった」

◆広島ドラフト2位森浦大輔投手(22=天理大)が好リリーフ連発で開幕1軍内定をもぎ取った。 5回2死満塁から2番手で登板。「左打者を打ちとってアピールしたいと思っていた」と、栗山をスライダーで二ゴロに仕留め火消しに成功。初の回またぎとなった6回は、1死から外角低めのチェンジアップで連続の空振り三振。7試合連続で1イニング無失点と好投を続ける左腕に、佐々岡監督は「(開幕1軍は)当然。ずっと良いものを出してくれている」と高く評価した。

◆広島のドラフト2位森浦大輔投手(22=天理大)が、開幕1軍内定をもぎ取った。5回2死満塁のピンチで2番手で登板し、左封じで火消しに成功。プロ初の回またぎとなった6回は、勝負球のチェンジアップで連続の空振り三振を奪うなど、1回1/3を完璧に封じた。キャンプ中から実戦7試合連続で1イニング無失点。ルーキー左腕が、開幕から1軍の戦力として、セ界に猛威を振るう。森浦はピンチでも動じる様子をみせなかった。1点ビハインドの5回2死満塁のピンチの場面で、先発森下からバトンを受けた。打席に栗山を迎え、カウント2-1からの4球目、129キロスライダーで二ゴロに。左封じの役割を果たし、窮地を脱した。 「しっかり左打者を打ちとってアピールしたいと思っていた。いい場面で投げさせてもらえてよかった」 勝負球がさえた。6回先頭の外崎をスライダーで三ゴロに退けると、木村、若林には外角低めのストライクからボールゾーンになるチェンジアップで連続の空振り三振。「あんまり気にならなかった」と、プロ初の回またぎにも隙を見せず、淡々とアウトを重ねていった。持ち味のチェンジアップについては「決め球の1つとして使っていきたい」と手応えを口にした。 これでキャンプ中から中継ぎで実戦7試合に登板し、すべて1回無失点と好投を連発。満塁の場面での投入について佐々岡監督は「試してみたかった。森浦もああいう場面で抑えたのは自信になるだろう」とうなずいた。安定した投球を続ける左腕について指揮官は「ずっと良いものを出してくれている。当然」と開幕1軍を明言した。当面は左腕の切り札として、ワンポイントやロングリリーフとして起用される見込みだ。 投げる度に存在感を高め、目標としていた開幕1軍スタートを勝ち取った。「1試合1試合、必死に投げようと思っているので、まだ自信はあまりない」と控えめだが、「まずは与えられた場所で結果を残したい。そこから投げさせてもらえる場所が変わってくると思う」と、将来的な勝ちパターン入りを見据えた。切れ味鋭い多彩な変化球を武器に、3・26の開幕へ向け、ゼロを積み重ねていく。【古財稜明】

◆「火曜日の男」を襲名した広島森下暢仁投手が、5回途中を6安打1失点(自責0)と力投した。 西武とのオープン戦に先発。初回を3人で片付け、2回は味方のミスで先頭の出塁を許すなど無死満塁のピンチを招いた。しかし木村を変化球で遊ゴロ併殺に仕留め、最少失点に防いだ。3回以降は毎回走者を出しながらも、追加点は与えなかった。目安の90球を超えた5回2死満塁で降板。「どの球種も高めに浮いていましたし、しっかり投げ切れていない部分が多かった」と反省した。 このまま順当にいけば開幕2カード目の初戦となる30日阪神戦(マツダスタジアム)で先発を託される見込み。6連戦の大事な頭で先発する可能性が高いだけに、右腕は「火曜日に投げるとしても、しっかりと自分が試合をつくって、勝てるように準備をして、このような投球をやらないようにしたい」と引き締めた。

◆広島鈴木誠也外野手がコンディション不良のため2試合連続で欠場した。 関東遠征に同行しており、西武戦の試合前練習では14日の日本ハム戦では回避していたフリー打撃やシートノックに参加した。 河田ヘッドコーチは「今日は大事を取って。明日(17日ヤクルト戦)も本人次第では大事を取る可能性はある。あんまり無理はさせたくない。最後の3試合くらい出られれば十分だと思う」と説明した。

◆広島は打線が沈黙し、2試合連続のゼロ封負けを喫した。西武先発の松本らから7安打したが、ホームが遠かった。 1点を追う8回には昨季パ・リーグ新人王の平良を相手に1死満塁のチャンスを作るも、後続が凡退し、得点に結びつかなかった。 14日の日本ハム戦に続く無得点試合に佐々岡監督は「チャンスは作るけど、あと1本。その辺は心配してない」と冷静だった。

◆西武のドラフト1位・渡部健人内野手(22)=桐蔭横浜大=が1軍に合流した。  「1軍の試合ということで緊張するとは思いますが、いい結果を残せるように頑張ります」  昨年秋の試合で右肩を痛めた影響でキャンプを2軍で過ごしていたが、すでに不安も解消され、現在は教育リーグにも出場。この日は"ゲーム参加"という形で1軍に合流した。  「守備面ではようやくボールを投げられるようになり、万全の状態で試合に挑めるようになりました。打つ方でも積極的に行ければと思います」。試合前には辻監督やコーチ陣が見守る前でフリー打撃に臨み、50スイングで5本の柵越えを放った。試合での結果次第では、そのまま1軍に残る可能性もありそうだ。

◆広島・鈴木誠也外野手(26)が2試合連続でスタメンを外れた。この日の試合前練習に参加したが、14日の日本ハム戦(マツダ)はコンディション不良で欠場しており、大事をとったとみられる。鈴木誠の代役で大盛が「9番・右翼」でスタメン出場。3~5番は西川、長野、松山が務める。

◆広島・森下暢仁投手(23)が先発し、96球を投げ4回2/3を6安打1失点(自責0)、5三振3四球。裏ローテのエースとして期待される右腕が粘り強い投球で試合を作った。  一回以外は毎回得点圏に走者を背負ったが、適時打は許さなかった。最速の152キロの直球を武器に要所を締め、失点は三塁・クロンの失策が絡んだ二回のみ。球数が100球に近づき五回2死満塁で降板したが、D2位・森浦(天理大)が後続を断って、失点は付かなかった。  これで対外試合は2月の春季キャンプ中の練習試合を含め4試合で計14回2/32失点。昨季のセの新人王は23日のチームのウエスタン初戦の中日戦(ナゴヤ)を経て、30日の開幕2カード目の阪神初戦(マツダ)のマウンドに立つ。

◆先発した西武・松本航投手(24)は6回2/3を4安打、無失点の好投で、開幕2カード目の初戦となる30日の日本ハム戦(札幌ドーム)での先発をほぼ確実とした。  「自信をもって(ストライク)ゾーンで勝負していきました。きょうの結果は自信になりましたし、きょうのような結果を次回以降も続けていきたい」  オープン戦初登板となった3日の日本ハム戦は6四死球と乱れて四回途中で降板し、9日の中日戦では5回2失点も8安打を許す内容。この日は内容と結果が一致する投球となった。  辻監督も「本人としては一番、ホッとしているんじゃないでしょうか」と思いやり、リズムのよい投球に「やっぱりピッチャーはそういう風にならないとね、逃げないでね。大胆にいくときはいかないといけないです。そういう意味ではストライク先行でいけたのは良かった」と評価した。改めて30日の日本ハム戦での先発の可能性を問われると「それを予定しています」と語った。

◆広島のドラフト2位新人の森浦(天理大)が好救援し、開幕1軍の座をつかんだ。五回2死満塁のピンチで登板し、栗山をスライダーで二ゴロに打ち取り「甘いところに行ったけど、しっかり腕を振れたので打ちとれたのかな」と控えめに喜んだ。  続投した六回は右打者へのチェンジアップが効果的に決まり、2三振を奪って三者凡退に抑えた。昨季19セーブを挙げたフランスアが右膝の手術を受け開幕に間に合わず、貴重な左投手として存在感を増している。

◆広島はオープン戦2度目の完封負けを喫した。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。  --森下は五回途中1失点  「ちょっとフォームが悪くて制球面がね。抜けた球、開きが早くてシュート回転していた。カーブも後で修正はできていたけど、チェンジアップは抜け球があった。フォーム的なものだと思う」  --開幕前に経験できたことはプラスか  「逆に球数を投げられていた。90ぐらいと考えていたところ。今までずっと50ぐらいだったし、大体計算通りの球数は投げられた」  --D2位・森浦(天理大)は五回2死満塁から登板し、1回1/3を無失点  「試してみたいというのはあった。(森下の)球数が多かったので(イニング途中で)いくことを考えていた。ああいう場面を抑えたことは自信になるだろう」  --打線は7安打も無得点  「チャンスは作るけどあと一本。三振ではというところではある。そこの辺は心配していないですけど」  --鈴木誠が2試合連続で欠場  「まあ大丈夫よ。あしたはスタメンで一応は考えている」

◆西武のドラフト1位・渡部健人内野手(22)=桐蔭横浜大=は、六回の守備から三塁に入り"1軍デビュー"。1打数無安打に終わり「ワクワク感もあるけど、緊張のほうが上でした」と悔しそうに振り返った。  昨秋に右肩を痛めた影響で出遅れていたが既に完治。首脳陣のチェックも兼ねて1軍戦に呼ばれた。七回の初打席では投ゴロに倒れ、守備でも三塁線の打球をはじいて失策。辻監督は「まだまだ。そう甘くはないよ」と今後に期待した。  打席での意識について「三振か本塁打のどっちか」と新人らしからぬ度胸を見せる渡部。17日の阪神戦(メットライフ)でも西川とともに再び1軍に参加し、打席数を増やすために初スタメンの可能性も浮上する。大学通算45本塁打、体重116キロの"大型ルーキー"が、改修された本拠地で1号を狙う。(湯浅大)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
622 0.750
(↑0.036)
-
(-)
40
(+1)
25
(-)
10
(-)
2
(+1)
0.230
(↓0.001)
2.400
(↑0.27)
1
(-)
阪神
621 0.750
(↑0.036)
0
(-)
40
(+9)
27
(+6)
14
(+2)
5
(+2)
0.303
(↑0.018)
2.880
(↓0.4)
3
(-)
ORIX
731 0.700
(↑0.033)
0
(-)
43
(+5)
27
(+3)
9
(+1)
7
(+3)
0.273
(↑0.01)
2.020
(↓0.1)
4
(-)
西武
631 0.667
(↑0.042)
0.5
(-)
41
(+1)
28
(-)
6
(-)
5
(-)
0.256
(-)
2.570
(↑0.31)
5
(4↑)
日本ハム
450 0.444
(↑0.069)
2.5
(-)
30
(+3)
34
(+2)
6
(+1)
7
(+1)
0.231
(↑0.007)
2.730
(↑0.1)
5
(-)
ロッテ
451 0.444
(↓0.056)
2.5
(↓1)
34
(+2)
32
(+3)
3
(-)
12
(+1)
0.229
(↓0.007)
3.210
(↓0.02)
5
(-)
巨人
451 0.444
(↓0.056)
2.5
(↓1)
24
(+1)
29
(+6)
3
(-)
6
(-)
0.205
(↑0.003)
2.620
(↓0.43)
8
(3↓)
楽天
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1)
24
(+3)
26
(+5)
1
(+1)
4
(-)
0.247
(↓0.007)
3.540
(↓0.08)
8
(3↓)
広島
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1)
13
(-)
19
(+1)
2
(-)
6
(+2)
0.191
(↑0.004
2.550
(↑0.39)
10
(2↑)
中日
360 0.333
(↑0.083)
3.5
(-)
24
(+6)
51
(+1)
5
(+1)
7
(-)
0.214
(↑0.007)
5.490
(↑0.6)
11
(1↓)
DeNA
250 0.286
(↓0.047)
3.5
(↓1)
18
(-)
28
(+1)
2
(-)
2
(-)
0.215
(↓0.007)
3.980
(↑0.44)
12
(1↓)
ヤクルト
261 0.250
(↓0.036)
4
(↓1)
34
(+6)
39
(+9)
11
(+2)
4
(+1)
0.246
(↑0.012)
4.260
(↓0.63)