楽天(★3対5☆)オリックス =オープン戦1回戦(2021.03.16)・静岡草薙球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
10010300051401
楽天
0001110003721
勝利投手:田嶋 大樹(2勝0敗0S)
(セーブ:漆原 大晟(0勝0敗2S))
敗戦投手:渡邊 佑樹(1勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】佐野 皓大(2号・6回表ソロ)
【楽天】浅村 栄斗(1号・4回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 ORIX戦チケット予約
◆楽天は、4回裏に浅村がオープン戦1号となるソロを記録。昨季の本塁打王に、待望の一発が飛び出した。対するオリックスは、先発・田嶋が6回3失点。ローテーションの一角として期待される左腕が、順調な調整ぶりを示した。

◆楽天岸孝之投手(36)が、今季3度目の実戦となるオリックス戦に先発し、4回2/3を8安打2失点(自責1)で降板した。 毎回走者を背負ったが、要所ではギアをチェンジ。登板前にテーマに設定した球数はこの日の目安だった100球を投げ、シーズン開幕に向け、着実に課題をクリアした。

◆楽天浅村栄斗内野手(30)が、オープン戦1号ソロを放った。2点ビハインドの4回1死、オリックス田嶋の速球を左翼席に運んだ。 シーズン中も対戦が予想される好左腕からのアーチに「打てて良かったです」とコメント。2打席立ち、5回表の守備からベンチに退いた。

◆楽天茂木栄五郎内野手が、待望のオープン戦初安打をマークした。 18打席無安打で迎えた6回無死一塁、オリックス田嶋から右翼線への適時三塁打。「ホッとしました」と胸をなで下ろし「ここからです」と気を引き締めた。打線の中軸を想定する石井GM兼監督は「もう少し自覚を持ってほしいです。自分がキーマンだと自覚した中で成績を出せれば、選手としての格が上がる」と期待の高さを示した。

◆楽天浅村栄斗内野手(30)が、オープン戦1号ソロを放った。2点を追う4回1死。オリックス田嶋の速球を完璧にはじき返し、左翼席に運んだ。オープン戦7試合は全試合プラン通りに2打席限定。相手投手のボールに対し、体の反応や対応に重きを置きながら、14打席目で待望の1発を刻んだ。「打てて良かったです」と淡々と語る中にも充実感がにじんだ。 オープン戦7試合目でのチーム初アーチだった。中軸で期待された新外国人のカスティーヨ、ディクソンが新型コロナウイルスの影響で来日できず。シーズン開幕は不在となるのが予想され、浅村への比重は高まる。オープン戦全試合で4番を任されるが、浅村は「特に考えてないです」と自然体。「シーズンで活躍すること」に集中する。 自らの体や感覚を研ぎ澄ませながら、開幕に照準を合わせる。「体の状態はいいです。とにかくケガしないことを大事に、メリハリをつけながら」段階を進め、19日からの東京遠征をメドにフル出場へとシフトする。石井GM兼監督は「心配はしてないです」と仕上がりを評価。「浅村を孤立させないように」と主砲に最もチャンスが回る打順を模索する。【久保賢吾】

◆開幕4戦目となる30日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の先発を任されるオリックス田嶋大樹投手は、6回6安打3失点でオープン戦2勝目を挙げた。 「良い点も悪い点も明確に出て、開幕前の良い経験になりました。引き出しが増えたところもあった」。この日は球数100球を予定しており、6回102球で降板。本拠地開幕戦を白星で飾る準備を整える。

◆開幕中堅を狙うスイッチヒッターのオリックス佐野皓大外野手(24)が6回、オープン戦2号となる決勝ソロを放った。 「(カウントが)追い込まれていましたし、なんとか塁に出ようと思っていたので、最高の結果になってくれてよかったです」。13日巨人戦(京セラドーム大阪)では、左打席から初回初球先頭打者アーチを放った。この日は右打席から左翼席に放り込み、パンチ力を証明した。

◆高卒2年目のオリックス紅林弘太郎内野手がオープン戦初となるマルチ安打を記録し、地元静岡のファンを沸かせた。両親、祖母、高校時代の恩師が見守る中、4回に左中間二塁打を放つと9回にも左安打。ひときわ大きな拍手を受けた。 新型コロナウイルス感染で離脱していた安達が、この日の2軍練習に参加。「安達さんがああいう状況になって...。このチャンスをつかめるようにアピールして、開幕スタメンで頑張っていきたい。チャンスでもっと打てるように。打点を稼いでいきたい」と先輩を思いながらも、開幕遊撃取りに突き進む。

◆楽天・浅村栄斗内野手(30)が、「4番・二塁」で出場し、オープン戦1号本塁打を放った。  2点を追う四回1死走者なし。田嶋の3球目を捉え、左翼スタンドに運んだ。球団広報を通じて「打ったのはストレートです。打ててよかったです」とコメントした。

◆オリックスは田嶋が6回6安打3失点で6三振を奪い、状態の良さを示した。佐野皓は六回にソロを放った。楽天は浅村が四回にオープン戦初本塁打のソロを放ち調子を上げた。岸は制球に苦しんで五回途中まで8安打2失点だった。

◆楽天の岸は先発で五回途中まで投げ8安打2四球を許しながらも2失点で粘った。毎回走者を背負い、五回2死で球数が目安の100球に到達し降板。強い追い風の影響でカーブが思ったように曲がらず「評価できるとしたらよく粘れたということぐらい。この追い風はどの球場にいってもあまりない。いい経験だった」と振り返った。  開幕前最後の実戦登板は23日の2軍のヤクルト戦になる見込み。「無事に(シーズンを)迎えられるように何事もなく終われたら」と語った。

◆オリックスの佐野皓が特大のオープン戦2号ソロを放った。2-2の六回先頭打者で、追い込まれながらも速球を豪快な振りで仕留め「何とか塁に出ようと思っていた。最高の結果になって良かった」と喜んだ。  キャンプから力強いスイングに取り組み、好調を維持。外野の定位置獲得へアピールを続けている。「練習がいい結果につながっている」と手応えを感じていた。

◆楽天は16日、オリックス(静岡)に3-5で敗れた。苦しむ打線の中で、昨季の本塁打王、浅村栄斗内野手(30)が四回に田嶋から左翼席へオープン戦1号となるソロ。主砲が6試合ぶりに快音を響かせ、首脳陣をひと安心させた。 ◆試合前12球団唯一0発、チーム初本塁打  主砲のバットから、今季の実戦初アーチが飛び出した。ここまで12球団で唯一、オープン戦の本塁打がなかったチームにとっても、7試合目での初本塁打。浅村は事もなげに振り返った。  「気持ち的に楽にはならないけど、とりあえず1本出たのでよかったです。開幕をしっかり迎えるように一日一日大事に過ごしている」  2点を追う四回1死。左腕・田嶋の内角寄りの速球を左翼席へ運んだ。安打は6日のオープン戦初戦の中日戦(バンテリンドーム)以来、6試合ぶり。例年通りの調整で2打席限定での出場を続けており、この日も両手に心地よい感触を残したままベンチへ退いた。  打率は・182と2割にも届かないが、心配ご無用だ。「この時期は結果にこだわらない。とにかくけがをしないことが大事。やるときはやる、休むときは休むとメリハリをつけながらやっている」。生きた球に体がどう反応するかの確認、インパクトの瞬間のバットの出し方などを最優先に取り組んでいる。  フル出場は18日まで続く静岡でのオープン戦が終わった後、19日のヤクルト戦(神宮)ごろからの予定だ。石井監督は「シーズンでも3番か4番」と3番を任せる可能性も示唆しつつ、大きな信頼を寄せる。今季も浅村が楽天打線の中心にいる。(広岡浩二)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
622 0.750
(↑0.036)
-
(-)
40
(+1)
25
(-)
10
(-)
2
(+1)
0.230
(↓0.001)
2.400
(↑0.27)
1
(-)
阪神
621 0.750
(↑0.036)
0
(-)
40
(+9)
27
(+6)
14
(+2)
5
(+2)
0.303
(↑0.018)
2.880
(↓0.4)
3
(-)
ORIX
731 0.700
(↑0.033)
0
(-)
43
(+5)
27
(+3)
9
(+1)
7
(+3)
0.273
(↑0.01
2.020
(↓0.1)
4
(-)
西武
631 0.667
(↑0.042)
0.5
(-)
41
(+1)
28
(-)
6
(-)
5
(-)
0.256
(-)
2.570
(↑0.31)
5
(4↑)
日本ハム
450 0.444
(↑0.069)
2.5
(-)
30
(+3)
34
(+2)
6
(+1)
7
(+1)
0.231
(↑0.007)
2.730
(↑0.1)
5
(-)
ロッテ
451 0.444
(↓0.056)
2.5
(↓1)
34
(+2)
32
(+3)
3
(-)
12
(+1)
0.229
(↓0.007)
3.210
(↓0.02)
5
(-)
巨人
451 0.444
(↓0.056)
2.5
(↓1)
24
(+1)
29
(+6)
3
(-)
6
(-)
0.205
(↑0.003)
2.620
(↓0.43)
8
(3↓)
楽天
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1)
24
(+3)
26
(+5)
1
(+1)
4
(-)
0.247
(↓0.007)
3.540
(↓0.08)
8
(3↓)
広島
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1)
13
(-)
19
(+1)
2
(-)
6
(+2)
0.191
(↑0.004)
2.550
(↑0.39)
10
(2↑)
中日
360 0.333
(↑0.083)
3.5
(-)
24
(+6)
51
(+1)
5
(+1)
7
(-)
0.214
(↑0.007)
5.490
(↑0.6)
11
(1↓)
DeNA
250 0.286
(↓0.047)
3.5
(↓1)
18
(-)
28
(+1)
2
(-)
2
(-)
0.215
(↓0.007)
3.980
(↑0.44)
12
(1↓)
ヤクルト
261 0.250
(↓0.036)
4
(↓1)
34
(+6)
39
(+9)
11
(+2)
4
(+1)
0.246
(↑0.012)
4.260
(↓0.63)