◆12日の13時からマツダスタジムで行われる予定だった広島と日本ハムのオープン戦は、雨天中止と発表された。

◆広島とのオープン戦（マツダ）が雨天中止になり、先発予定だった日本ハム金子弌大投手は13日広島戦に2番手でスライド登板することになった。 前回先発した4日西武戦（札幌ドーム）は3回6安打4失点。栗山監督は14年沢村賞右腕に「敬意を持っている」としながらも「今年は勝つために調子のいい人から使う。自分でポジションを取ってくれというのは皆一緒」と、先発ローテ入りへのアピールを求めた。

◆広島の開幕投手に決まっている大瀬良は、１３日の日本ハム戦にスライド登板する。 　昨秋の右肘手術から順調に回復し、今春は実戦２試合に投げ、７回無失点と仕上がりは良好。「真っすぐの精度、制球の部分、コースを意識するのか、高さを意識するのかというところで、しっかりと意図した球を投げられるのかを確認しながら、打者と勝負していければいい」と話した。

◆日本ハムの３年目の野村は室内練習場で打撃練習に取り組むなどして汗を流した。２年連続の開幕戦先発出場を狙うが、雨天中止でアピールの機会を失い「体を休めることができるとプラスにも考えられる。いい方向に持って行けたら」と前向きに話した。 　オープン戦は６試合で打率４割、３本塁打、５打点と持ち前の打棒を発揮。今季のキーマンとして期待される２０歳のスラッガーは「出してもらった試合で自分のプレーをするだけ。その中で結果を残せれば」と気を引き締めた。

◆オープン戦５試合目はスタメン発表後の１２時４０分に中止が決定。佐々岡監督の主な一問一答は以下の通り。－－先発予定の大瀬良は１３日にスライド登板 　「うん。１日ぐらいはね。こういうこともあるんだし」 　－－２、３戦目に先発予定の九里と遠藤の登板日はいつに 　「日曜日に」 　－－この日の練習で矢崎とはどんな会話を 　「もう一度ファームというね。（ただ）良いところもあった。制球を課題にしながら去年よりはね。ゾーンで勝負しているんだけど、打たれている。ただ、ストライクを投げるだけでは１軍で通用しない」 　－－森下の次回登板は 　「埼玉で投げる」 　－－西川を４番起用 　「打順を固定というのではなく、いろいろなことをやってみようかなと」 　－－明日から合流する投手は 　「床田だけ。野村も良い投球をしていたけど、床田はもともと１軍にいた。球自体も変わっていない。（野村）祐輔にはしっかりと準備をしてもらってね。良い投球をしていたのは確か」 　－－開幕ローテ争いは 　「最後の最後までわからない。床田にしろ、遠藤、（中村）祐太にしてもわからない。（野村）祐輔がいる」

◆日本ハムは１２日、広島戦（マツダ）が雨天中止となり、室内練習場で調整した。１３日に行われる同カードでは、楽天からトレードで移籍した池田隆英投手（２６）が移籍後初先発する。 　６日の巨人戦（札幌ドーム）で３番手として移籍後初登板し、２回を１安打無失点だった。オープン戦とはいえ、２０１８年５月以来となる先発マウンドに「すごい不安です。プレッシャーは感じている」。ローテ入りに向けて「（期待に）応えたい。移籍が決まった時点ですごく感じた」と表情を引き締めた。 　チームは上沢が開幕投手に決定しているが、２戦目以降は未定。外国人投手も来日のめどが立っておらず、厚沢投手コーチは「（先発ローテに）滑り込みを狙ってほしい」と新加入右腕に期待を寄せた。（石井孝尚）