楽天(★4対8☆)ロッテ =オープン戦2回戦(2021.03.10)・静岡草薙球場=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:田中 靖洋(1勝0敗0S)
敗戦投手:ブセニッツ(0勝1敗0S)
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◆楽天は、1番・辰己が3安打2打点を記録。レギュラー定着を目指す3年目外野手が、バットで存在感を示した。一方のロッテは、先発・岩下が4回2安打無失点の好投。シーズン開幕へ向けて、順調な調整ぶりを見せた。

◆ロッテが楽天松井、ブセニッツの救援陣から、打者15人で8安打5得点した。山口や和田、高部などの若手もしっかり捉え、井口資仁監督も「1軍でしっかり後ろで投げている投手をしっかり打てました」と満足げ。 「今週でほぼ1軍は決めようと思っているので、あと4試合ですか。どういう形でアピールしてくれるか楽しみです」とますますの熱気を期待していた。

◆楽天則本昂大投手(30)が右膝付近に打球を受け、5回途中で緊急降板した。 5回1死一、二塁、ロッテ小川が放った強烈な打球がワンバウンドし、右膝付近へ当たった。三塁方面へ転がったボールを追いかけようとするが、痛みに耐えられず苦悶(くもん)の表情。右足を引きずり、追うのをやめた。ひざに手をつき、帽子をたたきつけた。駆け寄った小山投手コーチ、トレーナーとともにベンチ裏へ下がり、そのまま降板。2番手西口がマウンドに上がった。 則本昂は試合後「今のところ大丈夫そう。経過を見てからになる。明日になってみないと分からないので」と軽症を強調。この試合が先発で今季3度目の登板。4回までは1安打無失点としていたが、5回に先頭中村奨、安田に連打を浴びていた。4回1/3、56球、4安打4奪三振無四死球だった。

◆楽天・則本昂大投手(30)が先発し、五回途中に打球を受けて緊急降板した。  五回1死一、二塁。小川のワンバウンドした打球を右膝付近に受けて、その場から動けなくなり帽子をたたきつけた。右腕はベンチに下がり、2番手・西口がマウンドへ上がった。

◆楽天の辰己が3安打2打点で1番定着に前進した。一回に左前打、五回には左翼線へ2点二塁打を放つと七回に俊足を生かしてバント安打をマーク。二塁打は前打者の小郷が変化球攻めを受けていたのを見て打席に入り「ストレートをしっかり捉えることができた」と納得の一打だった。  課題だった打力が向上し、対外試合で1番に固定されている。石井監督は「二塁打がしっかり打てる打者。もう少し塁上でプレッシャーをかけられる選手になれれば、理想的な1番になってくるんじゃないかな」とうなずいた。

◆楽天・則本昂大投手(30)が、アクシデントで緊急降板した。五回1死一、二塁。ロッテD3位・小川(国学院大)の打球がワンバウンドで右膝付近を直撃した。  「今のところ大丈夫そうです。(病院には行かずに)対処して、経過をみます」  四回まで1安打の好投も、56球で無念の降板。大事には至らなかったもようで、石井監督は「きょうに限っては、公式戦でもないので交代させました」と説明した。患部が回復すれば、次回は予定通りに17日のオリックス戦(静岡)で登板する。  11日に東日本大震災の発生から10年を迎えた。選手会長の30歳右腕は「少しでも復興が進み、震災を風化させないようにしたい。節目の年が、東北の皆さんの心に刻まれるシーズンにできるよう、魂込めて戦います」と誓った。(広岡浩二)

◆ロッテは安田が五回に3試合ぶりの安打を放つと六回にも右前打と復調の兆しを見せた。岩下は打たせて取る投球で4回無失点。楽天は則本昂が五回途中に打球を受けて降板し3失点。辰己は3安打2打点で定位置獲得に前進した。

◆ロッテの岩下が力のある直球を軸に4回2安打無失点と好投した。課題の立ち上がりに走者を背負いながらもテンポ良く打たせて取り「打者と勝負できたところは良かった」と収穫を口にした。  昨季7勝を挙げ、今季も先発ローテーション入りが有力視される。「正直、開幕何戦目でも変わりない。投げろと言われたところで投げようと。それに合わせて準備したい」と頼もしかった。

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