オリックス(☆4対1★)ヤクルト =オープン戦1回戦(2021.03.09)・京セラドーム大阪=
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ヤクルト
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ORIX
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勝利投手:田嶋 大樹(1勝0敗0S)
(セーブ:富山 凌雅(0勝0敗1S))
敗戦投手:山野 太一(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】西浦 直亨(2号・3回表ソロ)

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◆オリックスは先発・田嶋が6回3安打1失点の好投。ローテーションの一員として期待される左腕が、万全な仕上がりを見せた。一方のヤクルトは、西浦が第1打席にオープン戦2号となるソロアーチ。開幕スタメンへ向け、バットでアピールした。

◆4年ぶりに古巣に復帰したオリックス平野佳寿投手(37)が9日、ヤクルト戦前の練習で1軍に合流した。調整登板を予定しており、キャッチボールやダッシュなどで試合に備えた。 平野佳は2月11日に宮崎キャンプに合流し、同27日に楽天との2軍練習試合で"復帰登板"している。 本拠地のマウンドに立てば17年10月1日のソフトバンク戦以来、1255日ぶり。8日に37歳の誕生日を迎えた守護神が、ファンの前でどんな投球をみせるか。

◆4年ぶりに古巣に復帰したオリックス平野佳寿投手(37)が9日、ヤクルト戦(京セラドーム大阪)の7回にマウンドへ上がった。 2番手で救援登板。本拠地のマウンドは17年10月1日のソフトバンク戦以来、1255日ぶりとなった。「投手交代、平野佳寿」をコールされると、スタンドからは拍手が起こった。 先頭打者に迎えたヤクルト内川にはフルカウントから四球を許したが、後続を断ち1回無失点で降板した。 この日の最速は146キロ。今季から改良し、取り組んでいるカーブも冴えた。古巣に戻ってきた日米通算164セーブ右腕が、チームのために腕を振る。

◆先発したオリックス田嶋大樹投手が6回3安打1失点と好投した。 球数は73球で6奪三振。ヤクルト4番村上から3三振を奪うなど、力のあるボールを披露した。「まだまだ精度を上げてレベルアップしたい」。このまま火曜日の先発を任される予定で、本拠地開幕戦となる30日ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)に備える。

◆4年ぶりに古巣復帰したオリックス平野佳寿投手(37)が、17年10月1日ソフトバンク戦以来の"本拠地凱旋(がいせん)"マウンドで、1回を無失点に抑えた。 7回から2番手で登板。京セラドーム大阪は温かい拍手に包まれた。「お客さんも入って、日本で久しぶりの試合だったので、すごく気持ちも乗っていきました」。先頭内川に四球を与えたが、改良したカーブやクイック投球で打者を惑わせ、後続を断った。 この日の最速は146キロ。開幕までにさらに状態を上げていく予定だ。「よく投げてるなと言われるように。何回もマウンドにいるなと思ってもらいたい。(年間)60試合は投げたい。最低50試合を目標にやっています」と力強く言った。 古巣への恩返しは、チームを頂点に導くことだ。「優勝することを考えている。優勝するために、いっぱい投げることで貢献できる」。日米164セーブ右腕が、96年以来の美酒を目指して腕を振る。【真柴健】 ▽オリックス中嶋監督(平野佳について)「全然、問題ない。調整の場だと思うので。(調整は)任せていますし、十分です」

◆ヤクルト西浦直亨内野手がオープン戦2号となるソロ本塁打を放った。 1点を追う3回無死、オリックス田嶋の速球を左翼席に運んだ。「甘い球でしたが、力負けせずしっかりと自分のスイングができました」とコメント。下半身のコンディション不良から復帰の山田は「3番二塁」でスタメン出場した。

◆開幕ローテ入りが予想されるヤクルトのアルバート・スアレス投手(31)が、順調な調整をアピールした。 先発し、3回を3安打1失点。最速153キロの速球を軸に、3者連続を含む5奪三振だった。「実戦2試合目でしたが、前回よりもいろいろな球を試しながら投げました。全体的には気持ち良く投げられ、球の強さも悪くなかったので、引き続き開幕に向けてさらにしっかり準備していきます」とコメントした。

◆ヤクルト高津臣吾監督が打線に奮起を求めた。合流した山田がスタメン復帰。3回に西浦がソロを放つも、3安打1得点と沈黙した。 9試合連続安打中だった村上も4打席連続三振。4試合連続でタイムリーが出ておらず、オープン戦4連敗を喫した。指揮官は「全然打てないね。このままだったら去年と何も変わってない感じなので意識、技術、全て変えていかないと」と指摘。 開幕戦で対戦する阪神は開幕投手に藤浪が決定し「すごくいい投手であることは間違いないですし、全体的にこのままじゃいかんと思います」と話した。 ▽ヤクルト・スアレス(先発で3回を3安打1失点)「全体的には気持ち良く投げられ、球の強さも悪くなかった」

◆4年ぶりに日本球界に復帰したオリックス・平野佳寿投手(37)=前マリナーズ=が1255日ぶりに本拠地・京セラドームのマウンドを踏んだ。  2-1の七回に登板。先頭の内川に四球を与えたが、続く塩見を遊ゴロ。西浦は三飛に打ち取り、中村は112キロのカーブで三ゴロに仕留め、無失点だった。  本拠地・京セラドームでの登板は、2017年10月1日のソフトバンク戦以来。オリックスファンに拍手で迎えられながら、変わらぬ存在感を示した。

◆オリックスの田嶋は6回を3安打1失点と安定感抜群だった。先発の柱として期待されるサウスポー。「しっかりゾーンで打者を押し込んだり、リズムを狂わせて打ち取ったりできた」とうなずいた。  青木や山田、新加入の内川ら強打者が並んだ相手に気合が入ったようで、主砲村上に対しては全て速球を決め球に3打席連続三振を奪った。「一流の打者が勢ぞろいで投げ応えがある。胸を借りる気持ちで投げられた」と謙虚だった。

◆4年ぶりに日本球界に復帰したオリックス・平野佳(前マリナーズ)が、宮内オーナーも視察に訪れた京セラドームに凱旋登板。2017年10月1日のソフトバンク戦以来1255日ぶりとなる本拠地のマウンドで、1回を無安打無失点と変わらぬ存在感を見せた。  「投げやすかったです。お客さんも入って、日本で久しぶりの試合やったので、気持ちもノっていきましたし、いい緊張感で投げられたのでよかったです」  2-1の七回に登板。先頭の内川に四球を与えたが、その後はキッチリ3人で斬った。  日米通算164セーブをマークしている右腕には、先発再転向のディクソンに代わる守護神として期待がかかるが、中嶋監督は「いい形を探していきたい」と説明。今後、ベストな勝利の方程式を模索している考えだ。  平野佳自身はポジションに関係なく「50、60試合は絶対、毎年投げたい。それは日本でもアメリカでも一緒」と気合。チームの優勝に貢献すべく、フル回転する。(西垣戸理大)

◆ヤクルトの西浦が三回に田嶋からソロ本塁打を放った。直球を左翼席に運び「甘い球ではあったが、力負けせずしっかりと自分のスイングができた」と納得の様子だった。  4日の巨人戦に続く本塁打。新人の元山(東北福祉大)と遊撃の定位置を争うが、バットで好アピールを続けている。

◆ヤクルトの貧打が深刻だ。得点は三回の西浦のソロ本塁打による1点のみ。高津監督は「積極性が全くない。相手は第1ストライクからしっかりスイングしてくるのに、こちらはバットが出ない」と嘆いた。  得点圏に走者を送っても、後続がことごとく凡退。同監督は「去年と何も変わっていない。意識も技術も変えていかないと」と危機感を口にした。

◆鮮やかなアーチが、燕党の陣取る左翼席に吸い込まれた。1点を追う三回先頭。「7番・遊撃」で先発出場したヤクルト・西浦直亨内野手(29)が、オープン戦2号となるソロを放った。  「甘い球でしたが、力負けせずしっかりと自分のスイングができました」  左腕・田嶋の直球を一振りで捉え、チーム初安打。6、7日の広島戦(マツダ)で2戦連続零封負けを喫していたチームに、22イニングぶりの得点をもたらした。  レギュラー再奪取に近づく一発だ。昨季は101試合に出場し打率・245、10本塁打、43打点。昨季限りで退団したエスコバーとの併用で正遊撃手定着には至らず「1年間レギュラーとして試合に出て、チームの勝利に貢献できるように。それだけ」と固い決意を胸に8年目シーズンに臨んでいる。  高津監督は「決して打率が高い選手ではないけど、思い切りの良さとか一発がある選手。チームがシュンとしているところで、すごくいい一発だった」と評価。D4位・元山(東北福祉大)らとのレギュラー争いについては「いろいろなところを見ながら判断する」と今後も競わせる方針を示した。  同じく正遊撃手候補だった広岡は、田口との交換トレードで巨人に移籍。かかる期待は、より大きくなっている。2年連続最下位からの逆襲へ、センターラインの固定は不可欠。2018年に138試合に出場した背番号3が、定位置に戻るべくアピールを続ける。(赤尾裕希)  ■元山は二塁も挑戦  西浦と正遊撃手の座を争うD4位・元山(東北福祉大)は五回に坂口の代打で出場し、裏の守備から二塁に就いた。内野手登録の太田も、五回の守備から右翼で出場。多様なポジションを守れることは選手の可能性を広げ、危機管理にもつながる。高津監督は「今のうちにできることは、やっておきたくて。シーズンに入っても、そういうことがあるかもしれない。いろいろなところをテストしています」と説明した。

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