ロッテ(☆4対0★)西武 =オープン戦1回戦(2021.03.06)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:二木 康太(1勝0敗0S)
敗戦投手:浜屋 将太(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】荻野 貴司(1号・1回裏ソロ)

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◆ロッテは、先発ローテーションの柱として期待される二木と美馬が登板。両投手ともに3回無失点と、順調な調整ぶりを示した。対する西武は、先発・浜屋が5回4失点。開幕に向けて課題を残す結果となった。

◆ロッテ荻野貴司外野手(35)が、オープン戦1号本塁打を放った。 「2番左翼」で先発。1回1死、西武浜屋の3球目、真ん中高め137キロを捉え左翼席に運んだ。

◆ロッテ二木康太投手(25)が、初の開幕投手に抜てきされた。6日の西武戦(ZOZOマリン)に先発し3回を4安打無失点。試合後に井口資仁監督が「そろそろ一本立ちしてもらいたいという思いも含めて。石川、美馬はいますけど、あえて二木で開幕を」と明言した。昨季から背番号「18」を背負う右腕は「すごくうれしいですし、光栄です」と引き締めた。 "直訴"が実った。沖縄・石垣島キャンプの第2クール。投球を終えると井口監督と吉井理人投手コーチに呼ばれ「いつ投げたいか」と聞かれた。「開幕で投げたいですと言ったら『じゃあ、お前に任せた』と言ってもらえた」と振り返る。昨季は15試合で9勝3敗、防御率3・40。指揮官も「18番を背負って、いい成績を出してくれた」と納得の好成績。ここまでの調整も順調で、将来を見据えての大役をつかんだ。 開幕戦の26日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)へ「ソフトバンクに勝たないと優勝できない。シーズンの143分の1ではないと思うので、しっかりといいピッチングできるように」。昨季同カードは4試合で3勝0敗、防御率3・20と好相性。あと3週間、最高のスタートへ準備を整えていく。【鈴木正章】

◆ロッテ美馬学投手が3回をパーフェクトに抑えた。ストライク先行でテンポよく36球、4奪三振の内容に「変化球は前回空振りが取れなかったのですが、今回は取れたので、それが一番良かった」と振り返った。 井口監督も「良かったですね。あの2人でしょうね」と言うように、開幕投手に決まった二木に続き、2戦目の27日ソフトバンク戦の先発が有力となった。 ▽ロッテ荻野(1回、オープン戦1号ソロ) キャンプからやってきたことを試合で出せるようにやっています。今日はたまたまですけど、結果が本塁打だったのは良かったです。

◆西武の先発ローテーションが決まらない。ロッテとのオープン戦で先発した左腕・浜屋が5回6安打4失点と、不安定な投球に終始した。1回、荻野に高め137キロ直球を左翼席へ運ばれ、3回は先頭から3連打を浴び追加点を献上。辻発彦監督は「ゲームつくるために、攻め方が違う。もっと野球を勉強しないといけない」とため息をついた。 140キロを切る直球で内角を攻めず、真ん中に入る甘い球を痛打された。辻監督は「自分が生きていくためにどうするかって。あいつはインコースに投げなきゃダメ。いくら球のスピードなくても、投げなきゃダメなのよ」と指摘した。左で球速帯も類似する吉川が、1回を投げ無安打無失点、2奪三振の好投。「投げっぷりがいいし、打者に気持ちが出ている。そこから入っていかないと。うまくコントロールよく投げて抑えようって、あの球威で抑えられるわけがない」。開幕まで3週間を切り、ローテ当確は開幕投手の高橋だけ。松本、今井、浜屋...先発投手が軒並み不安材料を残している。 ▽西武浜屋(5回6安打4失点)「全然よくなかった。カウント悪くしてからの真っすぐ。コース、強さの精度をしっかり上げていかないといけない。 ▽西武吉川(6回に登板し1回無安打無失点の好投) 全体的にストライクゾーンに投げることができている。球速、球威が上がっていけばもっと良くなる。

◆西武・浜屋将太投手(22)は5回6安打、4失点の内容に「全然よくなかった」と振り返った。  「カウントを悪くしてからのまっすぐが、せめてコースなり、強さだったりと、そのあたりの精度をよくしていきたい」  一回1死からカウント2ボールからの直球を先制弾とされた。三回には3連打を浴びるなど2失点。四回は先頭に安田に中堅フェンス直撃の三塁打から1点を失った。悪い中での収穫に対しても「あんまりなかったですね」と猛省した。  先発ローテ入りが期待される2年目左腕は、2月27日のロッテの練習試合(高知)でも一回に先頭打者から2者連続で本塁打を浴びており、この日もアピールはならなかった。

◆西武・辻発彦監督(62)は先発で5回6安打、4失点だった2年目左腕の浜屋に対し苦言を並べた。  「ゲームを作るためにおかしい。攻め方が違うし、もっと野球を勉強しないといけない」と厳しい口調。さらに「もうちょっと自分の持ち味というか、外角の球がそこそこ打たれるでしょ? それを生かすためにどうしないといけないかって、あいつはインコースに投げきらなきゃダメ」と語った。  この日の浜屋は制球も球威も物足りない内容で、カウントを悪くして痛打されたり、追い込みながらも内角を攻めきれずに外角球を適時打にされたりした。指揮官は「いくら球のスピード、切れがなくても(内角に)投げなきゃダメなのよ。そこに投げるだけの度胸がないのか、技術がないのかそこはわからんけど。そういうところをもっと考えないと」と"お怒りモード"だった。

◆ロッテは2番手で登板した美馬が3回を完璧に抑え、順調な調整ぶりを示した。先発の二木もピンチで踏みとどまり、3回無失点と好投した。先発入りを狙う西武の浜屋は甘く入った直球を痛打され、5回を6安打4失点だった。

◆ロッテ・二木康太投手(25)が、8年目で初の開幕投手に決定した。試合後に井口監督が明言した。  「すごくうれしい。光栄な気持ちです」  石垣島キャンプの第2クールの時点で指名された右腕は、大役に胸を躍らせた。26日の開幕戦では昨年の日本一、ソフトバンク(ペイペイドーム)と対戦する。「勝たないといけないチーム。ソフトバンクに勝たないと優勝できないと思う。いい投球してチームに貢献したい」と好投を誓った。  井口監督は昨季、チームで美馬に次ぐ9勝(3敗)をマークした二木について「(昨季から背番号)18番を背負って、いい成績をだしてくれたし、そろそろ一本立ちしてほしいという思いを含めて。二木がローテを引っ張っていかなくてはいけない。石川、美馬がいますけど、(二木に)開幕いってもらいます」と大きな期待を寄せた。  この日の西武戦では先発した二木が3回4安打、無失点。2番手の美馬は3回で走者を一人もださずに4三振を奪う好投を披露しており、開幕1、2戦目について井口監督は「あの2人でしょうね」と語った。

◆ロッテの美馬は2番手で四回に登板し、3回を完璧に抑えて4三振を奪った。コースを突いてテンポ良く36球で終え「変化球は前回空振りが取れなかったが、今回は取れた。それが一番良かった」と満足そうに語った。  今季初実戦だった2月27日の西武との練習試合では2回1失点だった。調子を上げ、開幕2戦目の3月27日のソフトバンク戦に先発する予定。井口監督は「良かった。いいスタートを切ってくれたら」と期待を込めた。

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