DeNA(★0対5☆)オリックス =オープン戦2回戦(2021.03.06)・横浜スタジアム=
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ORIX
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DeNA
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勝利投手:宮城 大弥(1勝0敗0S)
敗戦投手:平良 拳太郎(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】ジョーンズ(1号・5回表ソロ)

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◆DeNAは、先発・平良が4回2失点、2番手・濱口が4回1失点。開幕ローテーション候補の2人がまずまずの投球を見せた。対するオリックスは、ジョーンズが本塁打を含む2安打をマーク。来日2年目の助っ人が、順調な調整ぶりを示した。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が、DeNAのシフトを破った。 吉田正が打席に立つと、三塁の宮崎が一、二塁間に移動。初回2死の初打席では、宮崎の頭上を軽く越える右前打。3回2死でもDeNAは同様のシフトを敷いたが、吉田正は痛烈な打球を一、二塁間に放った。宮崎は打球を止めたが、結果は強襲の三塁内野安打。昨年のパ・リーグ首位打者が、その力を見せつけた。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)に、待望の1発が出た。2-0で迎えた5回1死の第3打席で、DeNA浜口の変化球を右翼スタンドに運んだ。2日のロッテ戦(京セラドーム大阪)からオープン戦出場4試合目、9打席目で今季1号が生まれた。 ジョーンズは「結果的にホームランになったということはよかったけど、まだオープン戦だからね。シーズンをいいコンディションで迎えられるように、これからも変わらず準備をしていくだけだね」と冷静に振り返った。

◆開幕2戦目の先発に浮上したオリックス宮城大弥投手(19)がオープン戦に初登板し、先発で5回を2安打無失点で投げ終えた。 立ち上がりは完全投球。2回は1死から宮崎に初安打を許すも、後続を断った。4回は1死から2与死球と佐野の右前打で満塁の大ピンチを迎えたが、中井をスライダーで遊ゴロ併殺に。5回も7番からの3人を完全に抑えた。最速は149キロをマークし、スライダー、カーブなどを交えて4回以外は危なげない投球を見せた。 27日の開幕カード・西武戦(メットライフドーム)で先発すると見られる。

◆オリックス宮城大弥投手(19)が開幕第2戦の西武戦(27日、メットライフドーム)先発に向け、危なげない投球を披露した。オープン戦に初登板し、DeNAを相手に5回を2安打無失点。4回に2死球がらみで1死満塁のピンチを背負ったが、中井をスライダーで遊ゴロ併殺に抑えた。 昨季、高卒新人でただ1人、1軍勝利をマーク。その経験値が、この日も生きた。「少しいやな雰囲気もあったんですけど、自分の間合いで投げられたのでそれはよかった。スライダーが大きく曲がってしまうと死球になってしまったので、しっかり修正していきたい」と落ち着いていた。最速149キロの速球にスライダー、カーブ、チェンジアップとカウントを整え、決め球にもなる武器がある。中嶋監督も「よかったですね。キャンプから今日まで、順調に来ていると思う」と目を細める。 26日山本、28日山岡のダブルエースの間を担う。幾人かの候補の中、球の強さ、頼れる球の豊富さで宮城が開幕の先発陣に生き残った。「先発の人はみんな(開幕ローテーションを)狙っていると思う。自分も必死に頑張りたいです」。球団の前身、阪急時代には、高卒1年目の1954年(昭29)に開幕投手を務めた梶本隆夫のような猛者がいた。オリックスの19歳左腕の行く手にも、夢が広がる。【堀まどか】

◆オリックス紅林弘太郎内野手(19)が、中嶋オリックスのオープン戦初勝利を呼び込んだ。 3回2死満塁で、2回の前打席で中飛に打ち取られた平良のスライダーをあえて狙い、2点先制の適時打。遊撃で先発した5日DeNA戦は適時失策に肩を落としたが、中嶋監督の「切り替えてやるしかない。これからは前を向いていくヤツしか使わない」の言葉に奮起。三塁を無難に守るも「ショートで先発できないのは悔しかった。ショートのレギュラーにこだわりたい」と言い切った。

◆DeNA浜口遥大投手(25)が好投し、念願の開幕投手へアピールした。 5回から2番手で登板。4回を2安打1失点。最速144キロと直球が走り、3三振を奪った。「キャンプからストライクゾーンに強い真っすぐを投げるという僕のスタイルを確立している」。ストライクを先行させ、4イニングで42球と少ない球数で済ませた。 5回1死、ジョーンズに本塁打を浴びた。しかし、その後を2者連続三振で切り抜けると、6回からは「1イニング目で直球を引っかけていた」とフォームを修正した。「縦回転をしっかりかけようと意識している」カーブを投げることで、腕を上から振るようにした。この修正で高めの直球に強さが加わり、直球の強さが出たことで、得意のチェンジアップも生きた。 浜口と同じく開幕投手候補に挙がる、先発の平良拳太郎投手(25)は4回7安打2失点だった。 三浦大輔監督(47)は2投手の投球、開幕投手選びについて語った。「平良はもう少し。この時期に完璧は求めない。浜口はボールに力が出て、チェンジアップの抜けもよかった。(7回に一塁走者田城飛翔を刺した)けん制も落ち着いていた。今日の結果だけ見れば(平良に比べて)浜口が1、2歩リードかな。これから登板がありますし、まだ決めていない」。開幕まで残り20日となったが、それでも未定を強調した。 その後、開幕投手候補は「大貫を含めて3人か」と確認されると、かぶりを振った。「京山の昨日のピッチングも魅力はあるし。上茶谷も。入江も投げるたびによくなっているし、阪口もゼロではない」。現在、開幕ローテーション候補に残る7人全員の名前を出し、けむに巻いた。【斎藤直樹】

◆DeNA宮崎敏郎内野手(32)が、4回1死一、三塁、左腕宮城から右足に死球を受け、代走の田中俊太内野手と交代した。 三浦大輔監督は「大丈夫と聞いている。病院に行ったわけでもなく」と軽症と説明した。宮崎は第1打席で左前打をマークし、オープン戦で2試合連続安打を放っていた。

◆開幕投手候補のDeNA平良拳太郎投手(25)が先発し、4回7安打2失点。いまひとつの結果だった。 前回登板の2月25日楽天戦(宜野湾)は、2回8安打6失点。全安打を左打者に浴び「結果を出してアピールしないと。もう1回見つめ直さないと」と意気込んで上がった本拠地マウンドだった。 2回に2死から連打を食らい、二、三塁のピンチを迎えた。9番の左打者、宜保を直球で遊撃飛球に抑えた。「前回の左打者への反省があった。内の真っすぐを課題としてやってきて、ショートフライに詰まらせられた」。ここまでは良かった。 3回、またも2死から連打を食らい、四球と合わせて満塁のピンチを迎えた。右打者の6番紅林に128キロのスライダーを中前に運ばれ、2失点した。1回にも2死から安打を許しており「3人で終わりたいところが、3回続けてあった。リズムがつなげられなかった」と反省した。 4回には先頭に安打を許した後、3連続内野ゴロと持ち味を発揮した場面もあった。「球威、切れは前回より全然よかった。スライダーは抜く、かけるところができた」と振り返った。 三浦監督は「前回よりは大分よくなったが、平良の本来の良さ、両コーナーへ(の投球)はいまひとつ。特に右打者は」と評した。一方で「この時期には完璧を求めない」と、実績とこれまでの調整ぶりから、開幕投手候補から外すこともなかった。 ▽DeNA平良(先発で4回7安打2失点)「前回、左打者への反省があった。内の真っすぐが課題で2回(2死二、三塁)は詰まらせられた。逆に右打者の外の球が外に外れた」

◆DeNAが中継プレーで併殺を奪った。6回1死一塁、オリックス宜保の打球は左中間の真ん中へ。快足を飛ばして中堅の桑原将志がフェンス際で捕球すると、中継の遊撃柴田竜拓へ素早く送球した。柴田が一塁の中井大介へ転送し、飛び出していた一塁走者の伏見は戻りきれず、併殺となった。 沖縄キャンプでの最終日、巨人との練習試合(沖縄セルラースタジアム那覇)では中継プレーが乱れ、無死一、二塁から左飛でタッチアップされ、1死二、三塁となったプレーがあった。同じ桑原-柴田の中継プレーだが、この日のオリックス戦ではスムーズな連係が遂行された。 桑原は3回2死一、二塁でも、中前への飛球をダイビング捕球と、好プレーを見せていた。「いいプレーがありましたが、もっともっとアピールしていきたいです」と話した。 三浦大輔監督は「今日はスーパープレーでクワらしさが出ていた。あれだけの守備範囲がある。それだけで戦力かな」と桑原の守備力を絶賛していた。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が、オープン戦1号を放った。2-0の五回1死。DeNA2番手、浜口が投じた125キロの変化球をとらえ、右翼席へ運んだ。三回の第2打席でも右前打を放っており、今季のオープン戦初マルチも記録した。

◆オリックスは宮城が5回2安打無失点と好投し、先発入りへ前進した。直球に威力があり要所で粘った。ジョーンズは1号ソロを含む2安打と調子を上げてきた。DeNAは開幕投手候補の平良が4回7安打2失点と安定感を欠いた。

◆オリックスの19歳の紅林が2点適時打を放った。三回2死満塁で、甘く入った変化球を中前へ運び「スライダーを待って打てたので良かった」と納得の表情だった。  静岡・駿河総合高からドラフト2位で入団して2年目。中嶋監督に体力アップを求められ、体重を入団時から8キロ増やしてキャンプで台頭した。中嶋監督は期待が大きいだけに「内容的には落ちている感じ。当てにいくバッティングがまだまだ多い」と辛口に評価。紅林は「監督は気に掛けてくれるので野球で恩返ししたい」と意気込んだ。

◆DeNA・平良拳太郎投手が、オープン戦初先発。4回81球、7安打2失点だった。  3回連続で2死から走者を許し、三回は2死満塁から紅林に中前2点打を浴びた。それでも、二回2死一、二塁のピンチでは左打者の宜保に対し、最後は142キロの直球で厳しく内角を突いて詰まらせ遊飛に仕留めるなど、2回8安打6失点に終わった前回2月25日の楽天との練習試合(宜野湾)から修正も見せた。  開幕投手候補の右腕は「前回の反省から左打者内角の直球を課題にやってきて、きょうはしっかり詰まらせられたのはよかった。逆に右打者の外は狙ったところよりも少し外れてしまったので、そこは次に向けて修正したい」と語った。

◆DeNA・桑原将志外野手が「1番・中堅」で出場。2度の好守でチームを救った。  まずは三回、2点を先制されてなお2死一、二塁のピンチで、T-岡田の中堅手前に落ちようかという飛球をダイビングキャッチ。無失点で切り抜けた。  さらに六回は1死一塁から、宜保の左中間への大飛球を追いかけフェンス手前でキャッチ。すぐにカットマンの柴田へ返球し、飛び出していた一塁走者もアウトにした。  三浦監督は「安打は出なかったが、きょうはスーパープレー。あれだけの守備範囲ですから、それだけで戦力になると思ってみていた」と絶賛。神里、関根らの中堅手争いに「そうしたプレーが出るほどこっちも頭を悩ませるし、もっと悩ませてほしい」と語った。  見事なアピールを見せた桑原だが、本人は「いいプレーがあったが、もっともっとアピールしていきたい」と気を引き締めた。

◆DeNAは三回、2死から左の強打者、3番・吉田正尚を打席に迎え、三塁手の宮崎が一、二塁間へと移動し、塁間を3人で守るシフトを敷いた。  結果は一、二塁間へ痛烈な打球が飛び、移動していた三塁手・宮崎のグラブをはじいた。宮崎は送球できず、吉田正が一塁を駆け抜け、打球は右方向に飛んだが記録は三塁内野安打となる"珍事"が起こった。  メジャーリーグでは近年、よく見受けられるシフトで、DeNAもこのオリックス戦2試合で吉田正の全打席で同シフトを試用。三浦監督は「結果はヒットにはなったが、シーズンでも使っていきたい」と語った。

◆DeNAの浜口は4回2安打1失点で手応えをつかんだ。2番手で登板した五回にジョーンズにソロを浴びたが、その後は立ち直った。42球で4回を投げ「高めに強い球を投げるイメージで修正した。球数を少なく、テンポ良く投げられた」と振り返った。  今年は練習のキャッチボールからカーブを投げるように心掛けている。「上からたたかないと縦回転で投げられない」と、高い位置から腕を振る癖をつけるためだ。直球の威力向上にもつながっているといい「いい状態でできている」とうなずいた。

◆開幕投手候補の平良は、先発で4回7安打2失点。右打者への変化球の修正をポイントに挙げながら、前回の課題だった左打者への内角球については「詰まらせることができた」と手応えを得た。2番手で登板した浜口は「キャンプから取り組むゾーンでの勝負ができた」と4回を42球で2安打1失点。三浦監督は「まだ平良の良さを出せていないが時間はある。浜口はテンポよく投げられていた」と評価したが、開幕投手については大貫、京山ら7人の候補を挙げて競争をあおった。

◆4970人の観衆が、ハマスタで"春の珍事"を目撃した。DeNA・三浦大輔監督(47)が仕掛けた極端な守備シフトにより、オリックス・吉田正が、一、二塁間への打球で「三塁内野安打」をマークした。  DeNAはラミレス前監督が指揮した昨季も、打者に合わせて全体的な守備隊形を左右に寄せる戦術を採用してきた。ただ、今季はさらに"進化"。今カードでは、左の強打者・吉田正の打席で三塁手が一塁手と二塁手の間に移動し、一、二塁間を3人で守る極端なシフトを試した。そして迎えた2打席目。"珍事"は起こった。  三回2死走者なし。吉田正が引っ張った強烈な一、二塁間への打球は、「三塁手」宮崎を襲った。痛烈な打球を止めたが一塁間に合わず「三塁内野安打」となったが、本来なら一、二塁間を破るクリーンヒットだったところ。紙一重でビッグプレーになっていただけに指揮官は「結果は安打になったが、シーズンでも使っていきたい」と収穫を口にした。  IT大手が運営する球団には、リサーチ&デベロップメントグループと呼ばれるデータ戦略を進める部門がある。データを収集し、あらゆる状況を数値化する"IT野球"の一端が、日本では異例のこの極端なシフト。米大リーグでは常識となっているデータ解析でチームの強化を図る。  積極的な盗塁企画やサインプレーなど、攻守両面でさまざまな可能性を試してきた三浦監督は、IT戦略も積極的に取り入れる。勝利への「選択肢」を増やすのが"番長DeNA"の神髄だ。(浜浦日向)

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