1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 6 | 8 | 0 | 2 |
勝利投手:石川 柊太(11勝3敗0S) 敗戦投手:齊藤 大将(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは1点を追う3回裏、松田宣のソロと柳田の2ランで逆転に成功する。続く4回には、周東の適時打で2点を奪い、リードを広げた。投げては、2番手・石川が今季11勝目。敗れた西武は2番手・齊藤大が振るわず、打線も再三の好機を生かせなかった。
◆ソフトバンク周東佑京内野手(24)が、今季50個目の盗塁を決めた。 3回1死で四球を選び、出塁。続く中村晃への2球目にスタートを切り、二盗を成功させた。 50盗塁はリーグでは16年のオリックス糸井、西武金子侑以来。球団では11年の本多(現内野守備走塁コーチ)以来9年ぶり。
◆西武高橋光成投手がプロ6年目で初めて規定投球回数に到達した。 今季最終戦で先発し2回投げて交代。これで120回1/3で規定を上回った。今季は先発ローテーションの柱の1人として20試合投げ、1完封含む8勝8敗、防御率3.74だった。シーズン途中からは火曜日のカード頭を託され、チームの勝ち頭として貢献した。 高橋光は「規定投球回への到達は素直にうれしいですね。1年間ローテーションで投げさせていただいたからこそだと思います。今日は短いイニングでしたが、変化球でカウントを取ることができたのが、良かったです。今年はどんな球種でもストライクを取れるようになったのが自分の成長なのではないかと思います。カットボールも投げるようになり、投球の幅が広がったのも良かったです」と今季最後の登板を振り返った。
◆ソフトバンク石川柊太投手(28)が「最多勝」「最高勝率」の2冠を手にした。2番手で4回から登板し、6回までの3イニングを無失点。勝利投手の権利を手にした。11勝3敗となり、リーグ最終戦で2冠を確定させた。 石川は「久しぶりの中継ぎで最初は少しバタバタしてしまいましたが、少しずつ自分のリズム、テンポで投げることができるようになったと思います。今日は自分の感覚を大事に投げることができた」と振り返った。
◆西武は2回、呉念庭の適時打で1点を先制。ソフトバンクは3回に松田宣の13号ソロ、さらに柳田の29号2ランで逆転した。 ソフトバンクは4回にも2死満塁から周東の内野安打の間に2者が生還。2点を追加した。西武は3回以降無得点。 ソフトバンクが完勝した。2番手で登板した石川がリーグトップに並ぶ11勝目を挙げた。西武斉藤大が今季初黒星。
◆ソフトバンク周東佑京内野手が最終戦で今季50個目の盗塁を決め、初の盗塁王に輝いた。 規定打席不足の盗塁王は11年藤村(巨人)以来11人目。このうち50盗塁以上は51年土屋(国鉄=52個)以来2人目でパ・リーグ初。 育成ドラフト入団選手の打撃部門タイトル獲得は初めてになる。
◆西武は9日、辻発彦監督(62)の来季続投を発表した。福岡・ペイペイドームでの今季最終戦ソフトバンク戦終了後、居郷社長が続投要請し、辻監督が受諾した。 今季は3連覇こそ逃したが、残り1試合となる119試合目まで2位争いを繰り広げた。1歩及ばずクライマックスシリーズ出場は逃したものの、辻監督就任後は2位、1位、1位、3位と4年連続Aクラス入り。その手腕を評価され託された。 辻監督はV逸した今季を振り返り「今年はそういうところで打線が奮わなかったこと、得点力が落ちてという状況においての戦いが続いて、なかなか5割にいけないという状態が続いたんでね。なかなか波に乗れなかったというところで本当に苦しかったですね」と本音を明かした。全日程が終了し、防御率は3年連続最下位、自慢の打線がチーム打率リーグ5位。かじ取りに苦戦した。「挑戦者としてパ・リーグで一番上に立てるように頑張っていきたいと思います」と5年目となる来季、リーグV奪還を誓った。
◆最終戦に2番手で登板したソフトバンク石川柊太投手が、3回2安打無失点でリーグ最多勝に並ぶ11勝目を手にした。 最高勝率との2冠に「(タイトルは)結果的に転がり込んできたようなものですが、素直にうれしい」と笑顔を見せた。気持ちもクライマックスシリーズ(CS)に切り替え「まだまだ先があるし、一喜一憂せずにやりたい。今日もCSに向けてベストを尽くすつもりだった」と短期決戦の好投を誓った。
◆鷹の「セブンクラウンズ」だ。ソフトバンクが、個人タイトル「7冠」でレギュラーシーズンを終えた。周東佑京内野手(24)が最終戦で50個の大台に乗せる盗塁を決め、自身初の盗塁王を獲得。チームで野手2部門、投手5部門のタイトルを獲得した。計7冠は17年以来3年ぶり。勢いに乗り、日本一まで駆け上がる。ソフトバンク・モイネロ(自身初タイトルの最優秀中継ぎ投手に)「結果的にタイトルを取ることができたのは、すごくうれしく思っています。それを目標にしている人がいる中で、今年は自分が取ることができてすごくうれしい」
◆鷹の「セブンクラウンズ」だ。ソフトバンクが、個人タイトル「7冠」でレギュラーシーズンを終えた。周東佑京内野手(24)が最終戦で50個の大台に乗せる盗塁を決め、自身初の盗塁王を獲得。チームで野手2部門、投手5部門のタイトルを獲得した。計7冠は17年以来3年ぶり。勢いに乗り、日本一まで駆け上がる。周東が走った。3回1死で四球を選ぶと、続く中村晃への2球目に二盗に成功。「きりよく終われた。49と50では全然違う。なんとしても決めたかった。走れば何かが起きると思って、行きました。一生懸命やってきて良かったです」。育成出身では史上初の大台となる、今季50個目の盗塁を決めた。 リーグで50盗塁は16年のオリックス糸井、西武金子侑以来。球団では11年の本多(現内野守備走塁コーチ)以来9年ぶりだ。しかも規定打席に届かなかった選手の50盗塁は、51年の国鉄土屋以来で69年ぶり2人目の快挙になる。自身初の盗塁王も獲得し「(支配下になって)実質2年目で取れるとは思っていなかった。うれしいです」と喜んだ。 野手では柳田が、自身初の最多安打で2年ぶりのタイトル獲得。投手陣も千賀が最優秀防御率、最多勝、最多奪三振で投手3冠に輝いた。石川が最高勝率と、千賀と並ぶ最多勝の2冠。モイネロが最優秀中継ぎで、チームで計7部門を制覇した。前回リーグ優勝から日本一へ駆け上がった17年以来、3年ぶりのタイトルジャック。工藤監督は「総合力ではありますけど、1人1人が優れているという結果が伴ってこないことには優勝にはならない。個人個人がするべきことをしてくれた」とうなずいた。 14日からは、今季唯一負け越した2位ロッテを迎えてクラマックスシリーズ(CS)を戦う。チームの柱「セブンクラウンズ」を中心に、日本一まで勝ち続ける。【山本大地】
◆鷹の「セブンクラウンズ」だ。ソフトバンクが、個人タイトル「7冠」でレギュラーシーズンを終えた。ソフトバンク柳田悠岐外野手(最多安打のタイトルに)「初めてなのでうれしい。最後までしっかり試合に出られたので、そのご褒美かなと思います。優勝できたし、チームに貢献できたかな、と思う。うれしさが最高級のうれしさです」。
◆ソフトバンク森唯斗投手は、惜しくも2年ぶりのセーブ王に届かなかった。セーブの付かない4点リードの9回に登板。きっちり3人で抑えたが、セーブ数では西武増田に1個足りない32個でシーズンを終えた。 この日は試合展開に関係なく、9回にCSへ向けた調整登板として投げる予定だった。うまくかみ合えばタイトルも狙えたが、味方打線の援護に"恵まれすぎ"る形となった。
◆ソフトバンク周東佑京内野手(24)が初の盗塁王に輝き、最終戦で今季50個目の盗塁を決めた。 規定打席不足の盗塁王は11年藤村(巨人)以来11人目。このうち50盗塁以上は51年土屋(国鉄=52個)以来2人目でパ・リーグ初。育成ドラフト入団選手の打撃部門タイトル獲得は初めてになる。
◆ソフトバンクの笠谷俊介投手(23)が試合前の練習を欠席。球団は発熱があったと発表した。自宅静養しており、PCR検査の結果は「陰性」だった。 高卒6年目の左腕は今季ブレーク。先発、中継ぎとして20試合に登板して4勝4敗。防御率2・84の安定感で投手陣の一角を担ってきた。ポストシーズンでの起用も見込まれていただけに、早期復帰が期待される。
◆ソフトバンク・工藤公康監督(57)が試合前、前日8日に2位が確定し、14日からのクライマックスシリーズで対戦することが決まったロッテについて「シミュレーションは終わっています」と自信を見せた。 今季のロッテ戦は11勝12敗1分け。2年連続の負け越しを喫したが、終盤には7連勝するなど意地も見せた。 「そういう(苦手意識)思いはみんなにはないのかなと思います。うまくいっていたときと、いかなかったときが極端に出ている。注意すべき点を頭に入れてもらいながら戦ってもらえたら」と選手に期待した。 すでに先発ローテなどもシミュレーションも終了済みだという。万全の準備をした上で、本拠地でロッテを迎え撃つ。
◆ソフトバンク・周東佑京内野手(24)が「1番・二塁」で出場。三回1死から四球で出塁すると、次打者への2球目に二盗に成功した。これが今季50盗塁で、ついに大台に到達した。 シーズン50盗塁は、球団では2011年に60盗塁を記録した本多(現内野守備走塁コーチ)以来9年ぶり。育成出身選手では初めて。前日8日の全体練習後には「49(盗塁)で終わるか50(盗塁)で終わるか、全然違う」と意欲を見せていた。 その後は2死三塁となり柳田が左翼ポール際へ29号2ラン。周東が勝ち越しのホームを踏んだ。
◆ソフトバンクが逆転勝ち。0-1の三回に松田宣のソロと柳田の2ランで3点を奪い、四回は周東の2点適時内野安打で加点した。2番手の石川が3回無失点でリーグトップに並ぶ11勝目。西武は3連敗で、勝率5割で終えた。
◆西武の高橋光は2回無失点で今季を終え、6年目で初めて規定投球回をクリアした。シーズンを通して先発ローテーションを守り抜き「素直にうれしい」と喜んだ。 チームトップの8勝を挙げ「今年はどんな球種でもストライクを取れるようになったのが自分の成長」と振り返る。来季はエースとしての飛躍が期待され「どんどんチームを引っ張っていける存在になりたい」と意気込みを語った。
◆プロ6年目。今季最終戦に先発した西武・高橋光が2回を投げ、初めて規定投球回数(120)に到達した。 「素直にうれしい。一年間ローテーションで投げさせていただいたからこそだと思います」 昨季10勝(6敗)を挙げ、さらなる飛躍を目指した一年。今季は、2月のキャンプ中から昨季課題とした対左打者の被打率(・354、対右は・252)改善へ、新球種のカットボールを習得して臨んだ。試みは結果として現れた。 9月1日のロッテ戦(ZOZOマリン)では七回1死まで無安打投球、同8日のオリックス戦(メットライフ)でも八回までノーヒットノーランと2試合続けて快投を披露するなど、一年間ローテーションを守り抜いた。「今年はどんな球種でもストライクを取れるようになったのが自分の成長。カットボールも投げるようになり投球の幅が広がったのもよかった」。チームの勝ち頭として、チーム最多の8勝を挙げ、投手陣を引っ張った。 今季最終登板は、2回を1安打無失点。「短いイニングでしたが、変化球でカウントを取ることができたのがよかった」と高橋光。"獅子のエース"として、堂々たる投球で2020年シーズンを締めた。(樋口航)
◆育成出身の選手がまた一人、夢を与えるためにタイトルに向かって突っ走った。今季初めて救援登板したソフトバンク・石川が好投。スコアボードにゼロを並べた。 「目の前の打者を抑えるのは変わらない。しっかりCSに向けていい準備、登板にしたい」 前日8日、そう意気込んでいた。四回から登板。1死から四球と安打で一、二塁とされるも愛斗を投ゴロ併殺。五回は三者凡退に斬った。 今季はここまで17試合に登板して10勝3敗、防御率2・48。最高勝率、最多勝の可能性を持って登板。11勝を挙げている千賀が最多勝を決定的にしており、同じ年に2人の最多勝を輩出すれば球団初だ。球界でも1996年の巨人・斎藤雅樹、ガルベス(ともに16勝)以来となる。 野手陣の鼻息も荒い。三回、柳田が左翼ポール際へ29号2ラン。2年ぶりの30発に王手をかけ「丁寧に打ちにいった結果がいい結果になってくれました」。打線は四回にも2点を奪い、石川を援護した。 前日8日に勝利したロッテが2位を確定させ、14日から本拠地・ペイペイドームで迎え撃つ。工藤監督は「もうシミュレーションは終わっている。注意すべき点を頭に入れて戦えれば」と意気込んだ。(竹村岳)
◆ソフトバンクが快勝で今季最終戦を締めくくった。工藤公康監督(57)の主な一問一答は以下の通り。--シーズンでやってきたことが出たような試合だった 「今年はね、投手が先発もリリーフもよく頑張ったなと思います。今の野球で2点台の防御率はなかなかできることではないと思いますので。本当にあらゆる面で、コンディションも含めてできたと思います。先発は先発、リリーフはリリーフの役割をこなしてくれたことが、この結果につながっていると思う」 --森にセーブをつけてあげたかった 「いたしかたない部分もあるんですけど。彼が目標にしてきた50試合というのはクリアできた。本人も一番うれしいといっていたように、目標をしっかりと達成できた。けがもなかったので、いいシーズンだったんじゃないかなと思います」 --周東が50盗塁 「途中から出て2割7分という打率を残せるということは、彼自身が努力した結果がそのまま出たと思います。盗塁に関しても貪欲に、失敗してもいくんだと。一時期はなかなかスタートが切れないときもありましたけど。本多コーチのアドバイスであったり。しっかり割り切って走れるようになったのが大きいと思います」 (続けて) 「その結果が盗塁王という形であらわれた。本人も自信になると思いますし、これで満足せずにさらに上を目指して、連続試合盗塁は世界一になったので。年間の盗塁数も世界一に。それくらい高い目標を持って、打つ方でも塁に出ないことには走ることもできないのでね」
◆ソフトバンクの柳田が三回に左翼席へ軽々と運ぶ29号2ラン。今季の安打数を146に伸ばし、自身初めてとなる最多安打のタイトル獲得に花を添えた。昨季は左膝故障で38試合の出場に終わったが、今季は欠場が1試合だけ。「最後までしっかり試合に出られたので、そのご褒美かな」と声を弾ませた。 打率は3割4分2厘をマーク。「優勝できたし、チームに貢献できたと思う。最高級のうれしさ」と言いながらも、30本塁打に届かなかったことで「惜しかったですね。もっと頑張れよというふうに思うけど、現時点での僕の力」と苦笑いも浮かべた。
◆西武は引き分けを挟んで3連敗、勝率5割で今季を終えた。長く下位に沈み、終盤戦に追い上げたもののクライマックスシリーズには一歩及ばず3位。辻監督は「きつかったですね今年は。借金がゼロにならないというのが長かった」と振り返った。 多くの主力が不振に苦しんだ一方で、例年以上に若手が経験を積めたシーズンでもある。辻監督は「10月に入ってから勝ち方のビジョンも見えてきた気がする。来年につなげたい」と語った。
◆ソフトバンクの周東が育成出身初の盗塁王に輝き「実質2年目で取れるとは思っていなかった。走るにあたってアドバイスをくれた本多内野守備走塁コーチや、いろいろな方々に感謝したい」と喜びをにじませた。 四球で出塁した三回に二盗を決め、球団では2011年の本多以来のシーズン50盗塁を達成し「切りよく終われた」とほっとした表情。1番に定着した10月にプロ野球新記録の13試合連続盗塁をマークするなど荒稼ぎし、昨季の25盗塁から倍増させた。「今年に関してはスライディングが一番かなと思う。緩まずに最後までいけている」と技術を向上して栄冠をつかんだ。 工藤監督(最終戦のセレモニーで) 「ロッテとのクライマックスシリーズに全力でぶつかり、必ず自分たちの100パーセントを出して勝つ」
◆パ・リーグは9日、全日程を終了。優勝チームのソフトバンクは西武最終戦(ペイペイドーム)に6-2で勝った。ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)は14日に開幕する。 周東が三回1死から四球で出塁し、二盗を決めて今季50盗塁に到達した。「きりよく終われたなと。49個と50個とは全然違う」。50盗塁は球団では2011年の本多雄一(現内野守備走塁コーチ)の60盗塁以来9年ぶり。育成出身では初めて。工藤監督は「自信になると思いますし、これで満足せずにさらに上を目指して」と期待した。
◆パ・リーグは9日、全日程を終了。優勝チームのソフトバンクは西武最終戦(ペイペイドーム)に6-2で勝った。四回からの3イニングを無失点に抑えた石川柊太投手(28)が11勝目を挙げ、同僚の千賀滉大投手(27)らと並んでの最多勝と、勝率第1位のタイトルを獲得。同球団は育成出身4選手で7つのタイトルをつかんだ。ロッテとのクライマックスシリーズ(CS)は14日に開幕する。 限界はまだ先にあると信じた結果、勲章が2つもついてきた。今季初めての救援登板で、石川が11勝目をマーク。今季最終戦で最多勝&最高勝率に滑り込んでもなお、地に足をつける姿が、石川らしかった。 「結果的に転がり込んできたもの。タイトルを取れたことは素直にうれしいですけど、まだ先があるので」 2018年に中継ぎも務めながら13勝。今季初の救援登板は3-1の四回からだった。1死一、二塁のピンチを招いたが、愛斗を投ゴロ併殺打。五、六回も無得点に抑え、白星をゲットだ。 千賀、涌井(楽天)と並んで最多勝となり、勝率・786は単独トップ。同じ年に2人最多勝を輩出したのは球団初だ。パ・リーグでも1988年、日本ハムの松浦&西崎(ともに15勝)以来32年ぶり。「(千賀は)『自分はまだまだ』と思わせてくれる存在。いい刺激になっています」と石川。育成出身のコンビが、球史にまた一つ足跡を残した。 チームは73勝42敗5分けで2020年の公式戦を終了。3年ぶりにパ・リーグの覇権を奪回した。試合後、工藤監督がマイクの前に立った。 「本当にみなさんのおかげで勝てました。ありがとうございます」 チーム防御率2・92は12球団断トツ。2点台でシーズンを終えたのは12年(2・56)以来だ。最強の盾が、今季の鷹の最大の武器。14日からのCSは、本拠地・ペイペイドームでロッテを迎え撃つ。指揮官が「目標は、もう一つ上にある」と4年連続日本一に闘志を燃やせば、石川も短く、力を込めた。 「自分のできることをやっていければ」 ここからはもう、結果が全て。自信を持って、ぶん投げる。(竹村岳) 最優秀中継ぎに輝いた、2017年に育成契約で入団のソフトバンク・モイネロ 「タイトルを取れたのは結果的にすごくうれしく思っている」
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
73 | 42 | 5 | 0.635 (↑0.003) | 優勝 (-) |
0 | 531 (+6) | 389 (+2) | 126 (+2) | 99 (+1) |
0.249 (-) | 2.920 (↑0.01) |
2 (-) |
ロッテ |
60 | 57 | 3 | 0.513 (↓0.004) | 14 (↓1) |
0 | 461 (+4) | 479 (+7) | 90 (+1) | 87 (-) |
0.235 (↑0.001) | 3.810 (↓0.03) |
3 (-) |
西武 |
58 | 58 | 4 | 0.500 (↓0.004) | 15.5 (↓1) |
0 | 479 (+2) | 543 (+6) | 107 (-) | 85 (-) |
0.238 (-) | 4.280 (↓0.02) |
4 (-) |
楽天 |
55 | 57 | 8 | 0.491 (-) | 16.5 (↓0.5) |
0 | 557 (-) | 522 (-) | 112 (-) | 67 (-) |
0.258 (-) | 4.190 (-) |
5 (-) |
日本ハム |
53 | 62 | 5 | 0.461 (↑0.005) | 20 (-) |
0 | 493 (+7) | 528 (+4) | 89 (+2) | 80 (+2) |
0.249 (-) | 4.020 (-) |
6 (-) |
ORIX |
45 | 68 | 7 | 0.398 (-) | 27 (↓0.5) |
0 | 442 (-) | 502 (-) | 90 (-) | 95 (-) |
0.247 (-) | 3.970 (-) |
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