1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 7 | 0 | 2 |
巨人 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | X | 6 | 11 | 0 | 3 |
勝利投手:今村 信貴(5勝2敗0S) 敗戦投手:小川 泰弘(10勝8敗0S) 本塁打 |
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◆巨人が空中戦を制した。巨人は0-0で迎えた3回裏、岡本の3ランで先制する。そのまま迎えた5回には、岡本のこの日2本目の本塁打となるソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・今村が5回2安打無失点で今季5勝目。敗れたヤクルトは、投打ともに振るわなかった。
◆巨人坂本勇人内野手(31)が本拠地で通算2000安打を目指す。今日対戦するヤクルト先発の小川とは通算78打数18安打、7本塁打で打率2割3分1厘。18年は7打数3安打、19年も9打数6安打と当たったが、今季は13打数0安打とバットが沈黙。難敵の小川から安打を放ち、節目の記録に到達できるか。
◆左脚内転筋違和感のためリハビリを続けていた巨人亀井善行外野手(38)が、早出練習で打撃練習などを行った。 9月21日の広島戦の3回1死満塁、丸の一ゴロで本塁に突入。スライディングした際に同箇所を痛め、4回の守備から交代。同25日に抹消されていた。
◆巨人坂本勇人内野手(31)が、第1打席で二飛に倒れた。「3番遊撃」でスタメン出場。1回無死一、二塁から、ヤクルト小川が投じた初球の144キロの直球に詰まった。 右打者では史上最年少となる2000安打へは、残り2本。生え抜きでは球団初となる本拠地東京ドームでの達成を目指す。
◆ヤクルトのドラフト1位ルーキー奥川恭伸投手(19)が7日、初めて出場選手登録され、同日の巨人23回戦(東京ドーム)でベンチ入りした。 10日の広島戦(神宮)での初先発が決定的となっている奥川は、3日からの阪神3連戦(甲子園)で初めて1軍に同行していた。
◆巨人坂本勇人内野手(31)が第2打席で左前打を放ち、2000安打へ王手をかけた。 3回1死一塁、ヤクルト小川の4球目のカットボールを中前にはじき返した。 第3打席以降に生え抜きでは、球団初となる本拠地東京ドームでの達成を目指す。
◆打った瞬間、本塁打を確信し、ゆっくり歩き出した。巨人岡本和真内野手(24)が3年連続の30号を放った。 0-0の3回1死一、二塁。ヤクルト小川の145キロを左翼席上段に運んだ。打点、本塁打のリーグ2冠を大きく引き寄せる1発。2冠王を獲得すれば、球団では10年ラミレス以来で、日本人に限れば02年松井秀喜以来となる。 直前には坂本が2000安打まであと1本に迫る左前打で好機を演出していた。
◆2000安打へ王手をかけた巨人坂本勇人内野手(31)が、第3打席で一邪飛に倒れた。 4回2死、ヤクルト小川の初球のカーブを打ち上げた。生え抜きでは、球団初となる本拠地東京ドームでの達成は第4打席に持ち越された。
◆打った瞬間、本塁打を確信し、ゆっくり歩き出した。巨人岡本和真内野手(24)が3年連続の30号を放った。 0-0の3回1死一、二塁。ヤクルト小川の145キロを左翼席上段に運んだ。打点、本塁打のリーグ2冠を大きく引き寄せる1発。3年連続の30本塁打にも「そこは特に意識はしていませんでした。ランナーをかえすことができてよかったです。目の前で勇人さんが1本打ったので無駄にしたくないという気持ちはありました」とコメント。2冠獲得となれば、球団では10年ラミレス以来で、日本人に限れば02年松井秀喜以来となる。 直前には坂本が2000安打まであと1本に迫る左前打で好機を演出していた。
◆2000安打へ王手をかけた巨人坂本勇人内野手(31)が、第5打席で遊ゴロに倒れた。 4点リードの8回1死一、三塁、ヤクルト大西の4球目の変化球にタイミングを崩された。代走に田中俊が送られ、5打数1安打で交代した。 生え抜きでは、球団初となる本拠地東京ドームでの2000安打達成は8日のヤクルト戦に持ち越された。
◆今季限りで現役を引退する岩隈久志投手(39)の引退セレモニーが、ヤクルト戦の試合後に行われた。 原監督、コーチ、チームメート、ヤクルト高津監督、コーチ、選手もベンチ前で整列。マウンド前に立ち、声を震わせながら、自らの思いを語った。 「本日はこのような引退セレモニーを開いてくださった、読売ジャイアンツの関係者のみなさま、そして、ヤクルトスワローズのみなさま、球場に足を運んでくださったファンのみなさまに心より感謝を申し上げます。本日をもちまして、21年間のプロ野球生活に幕を閉じます。21年間、素晴らしいチームメートに恵まれ、最高の野球人生を送ることができ、感謝の思いでいっぱいです。ファンのみなさまの温かいご声援に何度もパワーをいただきました。本当にありがとうございました。そして、いつもそばでサポートしていただいた家族にも、たくさんの困難を乗り越えることができ、支えてもらったことに感謝しています。この2年間、ジャイアンツで1軍復帰することはできませんでしたが、最後にこのジャイアンツのユニホームを着て、この日を迎えられたことに幸せを感じています。これからも野球を通じて、誰かを幸せにできる存在でありたいと思います。21年間、本当にありがとうございました」 あいさつ後には、ヤクルト青木、嶋、巨人菅野、子どもから花束を贈られた。グラウンドを1周し、マウンド付近で引退記念Tシャツを着用したチームメートと記念撮影した。
◆巨人は3回1死一、二塁から4番岡本の30号3ランで先制した。先発今村は3回まで2安打無失点。ヤクルト小川は5安打3失点。 巨人は5回に岡本の2打席連続の31号ソロで追加点を挙げた。先発今村は5回無失点で降板。ヤクルト小川は5回4失点で降板。 巨人は8回に代打石川の2号ソロなどで追加点を挙げ連敗を止めた。今村が5勝目。ヤクルトは9回に村上の2打席連続となる28号ソロで追い上げたが、敗れた。小川は8敗目。
◆巨人は3回4番岡本の30号3ランで先制。5回に岡本の2打席連続の31号ソロ、8回に代打石川の2号ソロで追加点。ヤクルトは9回に村上の2打席連続となる28号ソロで追い上げたが、敗れた。巨人今村は5勝目、ヤクルト小川は8敗目。 巨人坂本勇人は3回に左前打を放ち2000安打へあと1本としたが、第3、第4、第5打席目で凡退。生え抜き初の本拠地達成はお預けとなった。 試合後には、今シーズンで引退する岩隈久志投手のセレモニーが催された。 岩隈は「21年間、素晴らしいチームメイトに恵まれて最高の野球人生を送ることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。ジャイアンツでは2年間、1軍にプレーできませんでしたがこのジャイアンツのユニホームを着て最後の日を迎えることができて幸せな思いです。21年間、ありがとうございました」と挨拶した。
◆ヤクルト先発の小川泰弘投手が岡本の2発に沈んだ。 左右に完璧にアーチを描かれ5回4失点で8敗目を喫し「今日は状態としてはあまり良くはなかった」と振り返った。坂本には第2打席に1安打を献上して2000安打にリーチを掛けられたが第3打席は抑え、目の前での大記録達成は阻止した。
◆ヤクルト村上宗隆内野手がソロ2発で、本塁打王のタイトル獲得にわずかな望みを残した。 7回には巨人桜井の直球を「しっかりと自分のスイングで押し込むことができた」と自画自賛の27号ソロ。9回には巨人大竹のシュートを「逆らわずに打てた」と左翼席へ運んだ。トップを走る巨人の4番岡本が2打席連続を放ったが、負けじと2打席連続アーチで3本差をキープ。残り試合は巨人より1試合少ない2試合と状況は厳しいが、逆転タイトル奪取に挑む。
◆ヤクルトのドラフト1位ルーキーの奥川恭伸投手が初めて出場選手登録され、巨人戦でベンチ入りした。 3日の阪神戦(甲子園)で初めて1軍に同行。初先発が決定的となっている10日の広島戦(神宮)に向け、3日ぶりに1軍に再合流した。チーム最年長40歳の石川は「けがをしないで頑張れと声を掛けました」と21歳下のルーキーを気遣った。
◆東京ドームで開催した巨人-ヤクルト23回戦は、入場者の上限を8割程度に引き上げたことで今季最多の2万6649人が集まった。 球場内外の新型コロナウイルス感染対策と来場者のプライバシー保護を両立させるための新技術を試験し、8日も実施する。来年の東京オリンピック(五輪)も見据えた取り組みで、同様の検証は10月30日から11月1日まで横浜スタジアムでも実施した。
◆「4番」を迎える状況の違いが、勝負の明暗を分けた。 ヤクルト村上宗隆内野手と巨人岡本和真内野手の両4番が、2打席連続でアーチを描いた。同じ2発でも、村上のソロ2本に対し、岡本は先制3ランと中押しソロで4打点。2得点で敗れたヤクルトの高津臣吾監督は「巨人の岡本のように、走者をためて(村上の打席を)迎えたかったのが正直なところ」と振り返った。 裏を返せば、巨人岡本の前に走者を出したことも痛かった。先発小川は、3回は先頭吉川尚の内野安打からピンチを招いての3ランで3失点。5回は先頭打者の岡本にフルカウントから手痛い1発を食らった。 高津監督は2ケタ勝利を挙げるなど先発陣を引っ張ってきた小川を評価した上で「巨人とやる時は長打でやられることが多い。いろいろやっても打たれる時はあるかもしれないけど、同じ打者にやられすぎ。相手の4番に走者をためてと、典型的な巨人にやられるパターン。できることが他にあったかなと思う」と、さらに高いレベルを求めた。 反省をしつつ、未来へ向けた種もまいた。10日の広島戦(神宮)でのプロ初先発が決定的となっているドラフト1位ルーキー奥川恭伸投手を初めて出場選手登録し、ベンチ入りさせた。高津監督は「せっかく合流しているんだったら、東京ドームの雰囲気だったりベンチの雰囲気、1軍の雰囲気をできるだけ感じさせたかった。来年に生きるかもしれないのでね。そういうことはできるだけやってあげたいなと思ってました」と明確な狙いを説明した。 今季は残り2試合。勝利を目指しながら、来季を見据えて課題を洗い出していく。
◆偉大な4番打者に肩を並べた。巨人岡本和真内野手(24)が、3回に左中間席に運ぶ先制3ラン。3年連続の30本塁打を決めた。 チームの生え抜きでは松井秀喜氏(7年連続)以来18年ぶり。85年目の巨人の歴史でも、生え抜きでは王貞治、原辰徳、松井秀喜の3人のみの記録だ。5回の第3打席にも2打席連続弾を放ち、31本塁打、95打点はリーグ2冠。残り3試合、自身初のタイトルへ突き進む。狙いすましたように、左中間席上段までかっ飛ばした。0-0の3回1死一、二塁。岡本はヤクルト小川の145キロを捉えた。高々と上がった打球を目で追うと、本塁打を確信してゆっくりと歩き出した。打点、本塁打のリーグ2冠を大きく引き寄せる会心の一発。3年連続の30号はチーム生え抜きでは松井秀喜以来。「まずは30本を目標にしてシーズンに臨んでいるので、そこはよかった」と冷静に振り返った。 プロ4年目の18年春季キャンプ。臨時コーチとして訪れていた松井秀喜氏から強化指定選手として指導を受けた。特打でマンツーマン指導を受けるなど下半身の使い方、軸足への体重の乗せ方などフォームの改善に取り組んだ。その結果、シーズンでは史上最年少で「3割30本100打点」を記録。先人の教えを体現し結果につなげた。 憧れの松井氏だけでなく、伝統の巨人軍に飛び込んだ岡本の周りには、常に目標となる先輩たちがいた。松井氏も、坂本も2年目から1軍に定着。自身の定着は4年目だった。2年連続30本塁打で迎えた今春キャンプ中には「定着したとは思っていない。ようやく1軍にいられる。松井さん、坂本さんは早くから1軍で活躍されている。そんなすごい方々が周りにいる環境にいるから自分もここまでこれた」。ジャイアンツ球場で先輩たちの背中を追いかけた日々を思い返していた。 年々進化を続ける「2代目若大将」の成長は止まらない。原監督は「まだまだ伸びしろのある。聞くところによるとまだ乳歯も残ってると。非常に大きく期待できる選手」とこれからに期待した。岡本は「まだ未熟な部分もある。課題として取り組んでいきたい。まだ3試合あるので、1打席1打席、無駄にしないように頑張りたい」と力を込めた。24歳。先人を超え、前人未到の世界を目指し、1歩ずつ歩みを進める。【久永壮真】 ▼岡本が30、31号を放ち、自身初のセ・リーグ30号一番乗りで3年連続30本塁打を達成。巨人でセ・リーグ30号一番乗りは昨年の坂本勇に続き10人、25度目(王が最多の13度)。巨人で30本塁打を3年以上続けたのは07~10年小笠原と08~10年ラミレス以来7人目となり、右打者では85~88年原、ラミレスに次いで3人目。岡本は今年で24歳。24歳シーズンまでに30本を3度以上記録したのは98年松井(巨人)以来でプロ野球5人目。王は22歳から19年、松井は22歳から7年連続で記録したが、同じ22歳からスタートした岡本は何年続けられるか。また、24歳以下で本塁打と打点の2冠を獲得すれば98年松井以来となる。
◆偉業は、今季最後の東京ドームで決める。巨人坂本勇人内野手(31)が1安打を放ち、通算2000安打へ王手をかけた。「やはり球場の雰囲気で感じるものはありました」。今季最多2万6649人のファンからの大きな拍手を全身で浴びた。 1999安打目は、プロ1年目から磨き上げた「前さばき」で刻んだ。3回1死一塁。ヤクルト小川のカットボールを左前にはじき返した。ポイントを前に置き、左手で拾うようにスイング。左利きを生かした巧みな技術を披露した。 昨季終了後、榎本喜八を超える史上最年少での2000安打が話題に上がった。「安打製造機」の異名の元祖とも言われるレジェンドとの比較。「当時とは試合数も違いますから」と前置きした上で「僕の中では、もっと前に打てたかもしれないなって思う部分もあります」と言った。 安打を何本積み上げても、その倍以上に反省を繰り返す日々を送る。「大量リードしてる時の最後の打席とか、逆もそう。もっと集中してたら打てたんじゃないかなと。あの1球、あの1打席というのはたくさんある」。かつて、イチロー氏も語ったことのある1打席の重みと相通じた。 王手をかけた3打席目から3打席連続凡退。最終打席直後のドームは、ため息の後、静まり返った。右打者では史上最年少、生え抜きでは球団初の本拠地達成は8日のヤクルト戦にかかる。「ファンの方が期待してくれているのは伝わってきますので、早く決められるように頑張ります」。歴史の扉を1本でこじ開ける。【久保賢吾】
◆偉大な4番打者に肩を並べた。巨人岡本和真内野手(24)が、3回に左中間席に運ぶ先制3ラン。3年連続の30本塁打を決めた。チームの生え抜きでは松井秀喜氏(7年連続)以来18年ぶり。85年目の巨人の歴史でも、生え抜きでは王貞治、原辰徳、松井秀喜の3人のみの記録だ。5回の第3打席にも2打席連続弾を放ち、31本塁打、95打点はリーグ2冠。残り3試合、自身初のタイトルへ突き進む。どこか安心したような笑顔でベンチに戻った。0-0の3回1死一、二塁。岡本はヤクルト小川の145キロを左翼席上段に運んだ。先制3ランとなった3年連続の30号は、チーム生え抜きでは松井秀喜以来。「まずは30本を目標にしてシーズンに臨んでいるので、そこはよかった」と喜んだ。 プロ4年目の18年春季キャンプ。臨時コーチを務めた松井秀喜氏から強化指定選手として指導を受けた。特打をマンツーマンで行い、下半身の使い方、軸足への体重の乗せ方などフォームの改善に取り組んだ。その結果、シーズンでは史上最年少で「3割30本100打点」を記録。先人の教えを体現し結果につなげた。 その2年後の今春キャンプ。2年連続30本塁打で迎えたが「自分はようやく1軍にいられる。松井さんであったり、それこそ坂本さんは早くから1軍で活躍されている。そんなすごい方々に囲まれて自分もここまでこれた」。憧れの松井氏とは現役時代ともにプレーしていない。だが、伝統の巨人軍に飛び込んだ岡本の周りには、坂本という追いかけるべき背中があった。同じ高卒1位ルーキーとして入団した松井氏も、坂本も2年目から1軍に定着。3年目までジャイアンツ球場で先輩たちの背中を追いかけた日々を思い返した。 2冠に向け、岡本のバットは休むことを知らず、5回無死の第3打席では右中間に2打席連続の31号を運んだ。本塁打は2位に3本差。打点は2位に9点差をつけた。原監督は「まだまだ伸びしろがある。聞くところによると乳歯も残っていると。非常に大きく期待できる選手」とさらなる成長を楽しみにした。岡本は「まだ未熟な部分もある。課題として取り組んでいきたい。残り3試合あるので、1打席1打席、無駄にしないように」。6年目の24歳。先人を超え、前人未到の世界を目指し、1歩ずつ歩みを進める。【久永壮真】 ▼岡本が30、31号を放ち、自身初のセ・リーグ30号一番乗りで3年連続30本塁打を達成。巨人でセ・リーグ30号一番乗りは昨年の坂本勇に続き10人、25度目(王が最多の13度)。巨人で30本塁打を3年以上続けたのは07~10年小笠原と08~10年ラミレス以来7人目となり、右打者では85~88年原、ラミレスに次いで3人目。岡本は今年で24歳。24歳シーズンまでに30本を3度以上記録したのは98年松井(巨人)以来でプロ野球5人目。王は22歳から19年、松井は22歳から7年連続で記録したが、同じ22歳からスタートした岡本は何年続けられるか。また、24歳以下で本塁打と打点の2冠を獲得すれば98年松井以来となる。
◆ヤクルトのドラフト1位ルーキー奥川が7日、初めて出場選手登録され、ベンチ入りした。順調に日程が消化されれば今季最終戦となる10日の広島戦(神宮)で先発として初登板する見込み。3日から1軍の練習に合流していた。
◆通算2000安打まであと「2」としている巨人・坂本勇人内野手(31)が3番遊撃で先発出場。一回の第1打席は二飛に終わったが、三回の第2打席で左前打を放ち、偉業達成まであと「1」とした。 きょう7日に2000安打を達成すれば、巨人の生え抜き選手では川上哲治、長嶋茂雄、王貞治、柴田勲、阿部慎之助に続く6人目だが、後楽園球場時代から本拠地での達成は初となる。落合博満、小笠原道大の2人が巨人在籍時に東京ドームで達成した例があるだけ。偉業達成へ王手をかけた坂本の打席から目が離せない。
◆巨人・岡本和真内野手(24)が3年連続30号を達成した。三回1死一、二塁でヤクルト・小川の145キロの速球を左中間席上段へ特大の一発をほうり込んだ。 球団創設86年の歴史の中で、3年連続30本塁打を達成した生え抜きの選手は王貞治(1962~1980)、原辰徳(1985~1988)、松井秀喜(1996~2002)の3人だけ。2代目・若大将がレジェンドたちに肩を並べた。 岡本は「(30号は)そこは特に意識はしていませんでした。ランナーをかえすことができてよかったです。目の前で(坂本)勇人さんが(安打を)1本打ったので無駄にしたくないという気持ちはありました」とコメントした。
◆通算2000安打まであと「2」としていた巨人・坂本勇人内野手(31)が3番遊撃で先発出場。一回の第1打席は二飛に終わったが、三回、第2打席で左前打を放ち、王手をかけた。しかし、四回の第3打席は一邪飛、六回の第4打席は中飛、八回の第5打席は遊ゴロに打ち取られ、偉業達成は8日以降に持ち越しとなった。 8日以降に達成すれば、巨人の生え抜き選手では川上哲治、長嶋茂雄、王貞治、柴田勲、阿部慎之助に続く6人目。また、8日のホームのヤクルト戦で達成すれば、後楽園球場時代から本拠地での達成は初となる。落合博満、小笠原道大の2人が巨人在籍時に東京ドームで達成した例はある。
◆今季での現役引退を表明していた巨人・岩隈久志投手(39)の引退セレモニーが行われた。日米通算170勝右腕は昨季巨人に加入したが、2017年に手術を受けた右肩の状態が上がらず、2年間で1軍登板なし。21年間の現役生活にピリオドを打った。 試合後、マウンドに上がった岩隈は「本日はセレモニーを開いてくださった読売ジャイアンツの関係者の皆様、ヤクルトスワローズの皆様、球場へ足を運んでくださったファンの皆様へ心より感謝を申し上げます」と一礼。「本日を持ちまして21年間のプロ野球生活に幕を下ろします。21年間、素晴らしいチームメイトに恵まれ、最高の野球人生を送ることができ、感謝の思いでいっぱいです。ファンの皆様の温かいご声援に何度もパワーをいただきました。本当にありがとうござました!」と述べると、球場全体から大きな拍手が沸き起こった。 ベンチ前には長女、長男、次女も駆けつけた。「いつもそばでサポートしていただいた家族にも、たくさんの困難を乗り越えることができ、支えてもらったことに感謝しています」と伝え、「この2年間ジャイアンツで1軍復帰することはできませんでしたが、現役最後にこのジャイアンツのユニフォームを着て、この日を迎えられたことに幸せに感じています。これからも野球を通じて誰かを幸せにできる存在でいたいと思います、21年間ありがとうございました!」と締めくくった。
◆ヤクルトの村上が今季初の2打席連続本塁打を放った。七、九回にソロを運んで今季28本塁打。本塁打王争いで2本塁打した岡本に3本差のリーグ2位タイで食い下がり、打点も86打点に伸ばし単独2位とした。 七回は桜井の高めの速球を中越えへ運び「しっかりと自分のスイングで押し込むことができた」と手応えをつかんだ。九回は大竹の速球を引きつけて逆方向の左中間席へ運び「強い打球を心掛けた」とうなずいた。(東京ドーム)
◆タイトルへの望みをつないだ。ヤクルト・村上宗隆内野手(20)が九回先頭で2打席連発となる28号ソロ。カウント3-1から、大竹のシュートを左中間に運んだ。 「打者有利のカウントだったので、強い打球を心がけました。逆らわずに打てたと思います」 七回先頭ではカウント3-1から、桜井の直球を中越えに27号ソロ。10月28日の広島戦(マツダ)以来の一発に「高めの直球でしたが、自分のスイングで押し込むことができた。良い角度で上がってくれて、本塁打になってよかったです」とコメントした。 目の前で岡本が2本塁打を放って31本塁打。今季残り2試合で、3本差で追走する。「ムネ(宗)の力があれば、どの方向にも入る。本当に良い打ち方になっているのかなと思う」と高津監督。戴冠を諦めない。(長崎右)
◆今季限りで現役を引退する巨人・岩隈久志投手(39)の引退セレモニーが7日、東京ドームでのヤクルト戦後に行われた。楽天やマリナーズを合わせての21年間で日米通算170勝の右腕は「素晴らしいチームメートに恵まれ、最高な野球人生を送ることができ、感謝の思いでいっぱい」とあいさつした。 2017年に手術を受けた右肩の状態が上がらず、昨季の日本球界復帰後は1軍登板なし。それでも最後は晴れやかな顔で長女・羽音(うた)さん、長男・大志(とわ)くん、次女・凛心(りま)さんから花束を受け取り、「これからも野球を通じて誰かを幸せにできる存在でありたい」と締めくくった。
◆巨人・坂本勇人内野手(31)は5打数1安打1打点。通算2000安打に王手をかけ「やはり、球場の雰囲気で感じるものはありました。ファンの方が期待してくれているのは伝わってきますので、早く決められるように頑張ります」とうなずいた。 残り2本で迎えた試合。三回に、試合前まで今季13打数無安打に抑えられていた小川から1999安打目の左前打を放つと球場は大盛り上がりとなった。 八回には1死一、三塁で第5打席を迎えたが遊ゴロ。代走・田中俊と交代し、悔しそうな表情でベンチ裏へ下がった。偉業達成は、8日の本拠地最終戦に持ち越された。 「2000本を打つ人はプレッシャーで打てなくなる人たちではないけど、何試合もかかる人もいる。そのときになってみないと分からない」と語っていた大台目前の心境やいかに。8日には、達成時に向けてセレモニーも準備されている。期待してくれるファンのために-。主将は、その一心で"あと1本"を見据える。(谷川直之)
◆巨人は7日、ヤクルト23回戦(東京ドーム)に6-2で勝ち、連敗を2で止めた。岡本和真内野手(24)が2打席連発の30、31号を放ち、4打点を挙げるなど大暴れ。自身初タイトルとなる本塁打王、打点王に前進した。3年連続30本塁打到達は、球団の生え抜きでは1962-80年の王貞治(19年連続)、85-88年の原辰徳(4年)、96-2002年の松井秀喜(7年)に次いで18年ぶり4人目。リーグ2連覇に貢献した4番が球団史に名を刻んだ。 バットを持ったまま白球の行方を見つめ、ゆっくりと一塁へ踏み出した。手応えだけでスタンドインを確信。岡本が、今季球団最多となる2万6649人の観衆に30号の"御礼弾"を届けた。 「打った感じは良かったです。目の前で勇人さんが1本打ったので無駄にしたくないという気持ちはありました」 通算2000安打の節目に着々と近づく先輩の姿に、燃えた。三回1死一塁から坂本が左前打でつないだ一、二塁の好機。カウント1-1から小川が投げた145キロの3球目をすくい上げ、左中間席最深部へ運んだ。 前を打つ坂本は岡本にとって「全部手本。打席の中の粘り、精度の高さ。見ていてすごく勉強になる」という存在だ。尊敬する先輩の1999安打目に続く一発で、球団の生え抜きでは王貞治、原辰徳、松井秀喜しか成し遂げていなかった3年連続30本塁打を達成。今季は新型コロナウイルスの影響で試合数が143試合から120試合に削減されたが、そんな"逆風"をものともせず、大台に到達した。 広島からの移動日だった前日6日。節目の30号を前に4試合足踏みしていた主砲のもとに"金言"が届いた。 「力みがあるから、センター前に軽く打ってごらん。そうしたら思いっきり飛ぶから」 エース・菅野のフォーム改良を提案したアスリートコンサルタント、鴻江寿治氏からのアドバイスだった。五回にも31号ソロを逆方向の右中間席へ放り込み、まさに助言を体現する2打席連発で観衆を沸かせた。 本塁打王争いでは10月28日以降、単独トップをキープ。この日はデーゲームで阪神・大山が28号ソロを放ち、試合前時点で1本差に迫られたが、再び突き放した。 リーグトップの打点も95に伸ばし、2017年以来2度目の100打点、プロ6年目での初タイトル獲得へ視界良好。かつて岡本を「ビッグベイビー」と称した原監督は「打撃フォームもすごく良かった。聞くところによると、まだ"乳歯"も残っているという。非常に大きく期待できる選手」と冗談を交え、さらなる成長を思い描いた。 「目標の数字には、どれも達していない。まだまだ未熟な部分もある。自分の課題として、しっかり取り組みたいです」と岡本。残り3試合。頼もしい主砲が、打撃2冠をロックオンした。(箭内桃子) ★コロナ対策も前進 東京ドームではこの日、入場者の上限が8割程度に引き上げられ、同球場の今季最多となる2万6649人の観衆が岡本の2発を見届けた。球場内外の新型コロナウイルス感染対策と来場者のプライバシー保護を両立させるための技術実証を実施したもので、混雑状況を正確に数値化できる日立製作所の「人流可視化ソリューション」などを導入。取得したデータは東京五輪・パラリンピック組織委員会、政府などと共有して屋内アリーナでの感染対策に役立てる。星総務本部長は「安全安心に楽しんでもらえるようにデータを積み上げていく」と説明した。
◆観客が大幅に増えた試合で、岡本が2発。主砲の派手なアーチは、チームを盛り上げる何よりのカンフル剤だ。 ただ、逆にいえば...。巨人はクリーンアップの誰かが一発をかまさないと、試合にならない。そんな状態で、日本シリーズを迎えるはめになったよね。 五回まで9残塁。タイムリーヒットは0。相変わらず、小細工のきく打者がいないから、長打以外での得点は、そうそう望めない。 投手陣にしても、頼りになるのは菅野だけで、先発もリリーフも足りない。特にストッパーは不在のまま。われわれが考える以上に、原監督は頭を悩ませているはずだ。 そもそも今季も最初から、原監督の選手起用と采配で、個人成績の上がらないチームを走らせてきた。いつまで苦しまなければいけないのか、と言いたくもなるのでは。 結局は、原監督独特のマジック。あっと驚く一手を、待つしかない。ことここに至ったら、お手並み拝見、というしかないよ。 (本紙専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
66 | 43 | 8 | 0.606 (↑0.004) | 優勝 (-) |
3 | 521 (+6) | 411 (+2) | 134 (+3) | 79 (-) |
0.255 (↑0.001) | 3.340 (↑0.01) |
2 (-) |
阪神 |
59 | 52 | 7 | 0.532 (↑0.005) | 8 (-) |
2 | 493 (+2) | 456 (-) | 110 (+1) | 80 (-) |
0.248 (↓0.001) | 3.400 (↑0.03) |
3 (-) |
中日 |
59 | 55 | 5 | 0.518 (-) | 9.5 (↓0.5) |
1 | 426 (-) | 487 (-) | 70 (-) | 33 (-) |
0.252 (-) | 3.850 (-) |
4 (-) |
DeNA |
55 | 57 | 6 | 0.491 (-) | 12.5 (↓0.5) |
2 | 511 (-) | 469 (-) | 135 (-) | 30 (-) |
0.266 (-) | 3.810 (-) |
5 (-) |
広島 |
51 | 55 | 12 | 0.481 (↓0.005) | 13.5 (↓1) |
2 | 514 (-) | 523 (+2) | 109 (-) | 63 (-) |
0.261 (-) | 4.090 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
40 | 68 | 10 | 0.370 (↓0.004) | 25.5 (↓1) |
2 | 460 (+2) | 579 (+6) | 111 (+2) | 73 (-) |
0.243 (-) | 4.610 (↓0.02) |
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