楽天(6対6)西武 =リーグ戦24回戦(2020.11.07)・楽天生命パーク宮城=
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西武
110002200061201
楽天
60000000006720
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【西武】外崎 修汰(8号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆楽天は先制を許した直後の1回裏、銀次の適時打など打者一巡の猛攻で6点を挙げ、逆転に成功する。対する西武は2点を追う7回、外崎のソロとスパンジェンバーグの適時打で2点を奪い、試合を振り出しに戻した。試合はそのまま延長戦に突入するも決着はつかず、規定により引き分けに終わった。

◆西武先発の今井達也投手が、背信投球で1回もたずに降板した。 先頭から四球の立ち上がり。2番鈴木大を一ゴロ併殺打に打ち取ったものの、再び連続四球で走者をためて、適時打を打たれる悪循環に陥った。4四球3安打で4点を奪われたところで、辻発彦監督は早々に降ろす決断を下した。後続の宮川も打たれ、今井は2/3回打者8人で3安打6失点と大炎上。残り3試合でロッテと同率2位タイという負けられない一戦なだけに、期待を大きく裏切る内容となった。ベンチでは目に涙を浮かべ「今日は何もありません」とだけコメントした。

◆山賊打線が5点差を追いついた。初回に1点先制するも、その裏に先発の今井達也投手が6失点の大炎上で降板。5点を追う展開で2回に9番呉念庭の右前適時打で1点をかえした。6回には愛斗が犠飛で1点、さらに金子侑司外野手の遊ゴロの間に1点追加し2点差とした。 7回、先頭の外崎修汰内野手のソロ本塁打で1点差とすると、1死一、三塁でコーリー・スパンジェンバーグ内野手が左前へ同点適時打を放った。スパンジェンバーグは「とにかく諦めない。その気持ちで打った」と気迫を見せた。

◆西武は1回に外崎の適時打で1点を先制。楽天はその裏、打者一巡の猛攻で6点を奪い逆転。先発滝中は3回まで5安打2失点。 西武は6回に愛斗の左犠飛、金子の内野ゴロで2点を返した。楽天先発の滝中は5回1/3、8安打4失点で降板した。 西武は7回に外崎の8号ソロなどで、2点を奪い同点。楽天は初回以降、西武の継投策を前に無得点。延長戦に突入。 延長10回は楽天松井、西武増田の、両チームの守護神が回またぎでマウンドに上がり、0点に抑えた。試合は引き分けに終わった。

◆楽天浅村栄斗内野手が5年連続6度目の全試合出場。 全試合出場を5年以上続けたのはパ・リーグ12人目だが、主に二塁を守った選手で5年連続はプロ野球史上初めて。

◆楽天三木肇監督が、就任1年目を4位で終えた。今シーズン最終戦の西武戦は1回に6点を奪うも投手陣が逃げ切れず、引き分け。55勝57敗8分け、借金2となった。試合後のセレモニーで指揮官が「優勝、CS進出というところに向けて、選手がみんな最後の最後の最後まで諦めずに戦ってくれたのですが、いよいよ力及ばす、4位という成績に終わってしまいました、本当に申し訳ございません」と帽子をとり頭を下げると、スタンドからは拍手が起こった。 石井GMは三木監督の1年目を総括し「いろんなところで彼の良さを消しているというのは、僕の最後の反省点としてはある。すごくプレッシャーのかかる1軍の中で采配、指揮をとらないといけない中で、僕が何かできなかったのかな、ということは自分自身、反省しています」と振り返った。また、三木監督の去就については「シーズンが今日終わったので、これから来季へ向けた準備をしていきたい。組閣が決まらない中での練習はあまり効果をなさないと思う。しっかりと全ての担当を決めて練習に臨みたい」とし、11月中旬から予定する若手主体の秋季練習前をメドに首脳陣を固める方針を示した。

◆西武が5点差を追いつき、価値ある引き分けに持ち込んだ。敵地での楽天戦で、初回に5点リードを奪われる絶対的不利な状況から、延長引き分けの同点劇を演じた。8人継投の代償は払ったが、クライマックスシリーズ(CS)進出には2位を争うロッテとの「11・8」直接対決で勝つことが、絶対条件。チームは試合後、仙台から千葉に入り、決戦に備えた。勝てなかった。でも、負けなかった。5点差を追いついての同点劇。試合後の辻監督は開口一番、「よう頑張ってくれたよ、選手は! よくここまで粘ってくれました」。できることなら勝ちたかった。しかし、初回に5点リードを奪われる敗色濃厚の状況下で、粘り強く、諦めずに戦った選手らをたたえた。大一番を前に土俵際いっぱいで、踏みとどまった。 先発今井が1回もたず6失点の大炎上。それでも初回2死一、三塁から投入された宮川を含め、後を受けた7投手は無失点リレーでつないだ。打線は相手の隙をつきながら、着実に背後から忍び寄った。2回に伏兵・9番呉念庭の右前適時打で1点。6回には愛斗の犠飛で1点、さらに金子の遊ゴロの間に1点を追加し2点差に。7回、先頭外崎の8号ソロで最接近すると、1死一、三塁からスパンジェンバーグが左前へ同点適時打を決めた。「とにかく諦めない。その気持ちで打った」と、殊勲打の助っ人がチームの思いを代弁した。 6日からの敵地4連戦は、北へ南へ西へ東へと、山賊大移動が続く。仙台での2試合を終えたチームは、この日のうちに千葉に入り、ロッテとの「11・8」直接対決に備えた。さらに、その試合後には福岡へ空路移動。埼玉・所沢を起点に帰路も含めると、4試合で約3000キロの大移動を強いられるが、CS出場権を手みやげにすることしか考えていない。 代償はある。勝ちパターンの平良が7回途中から回またぎ、守護神増田も2イニングを投げた。激戦が続くが、辻監督は「そんなこと言ってられないでしょ。あと2試合だから、泣いても笑っても。いきますよ、そういう(接戦の)展開になったら。明日は(ロッテに)勝つことしか考えてない。勝たないとダメでしょう」。指揮官自ら総決算と位置づけ、大移動のフィナーレを飾る。【栗田成芳】 ▽西武増田(9回から登板し2イニングを無失点に抑え)「マウンドに向かう気持ちはいつも通り。同点だったので0に抑えることを考えて、ですね。身体は元気です」

◆西武平良海馬投手が今季リーグ最多となる53試合目のマウンドに上がった。 7回1死一、二塁で森脇に代わって登板。楽天浅村と銀次を、最速158キロの直球で連続空振りに打ち取ると、回またぎの8回は2死一、三塁で新人王のタイトルを争う小深田を空振り三振、無失点で切り抜けた。 25球を投げ「あんまり疲れは感じていない。(ロッテ戦は)回ってくるのをずっと待ちながら、楽しみながら投げたいと思います」と頼もしく言い切った。

◆楽天は1回に6点を奪うも投手陣が逃げ切れず、引き分け。55勝57敗8分け、借金2でシーズンを終えた。 三木監督は試合後のセレモニーで「優勝、CS進出というところに向けて、選手がみんな最後の最後の最後まで諦めずに戦ってくれたのですが、力及ばず、4位という成績に終わってしまいました、本当に申し訳ございません」と帽子をとり頭を下げ、スタンドからは拍手が起こった。 複数年契約を結んでいる同監督の去就については、続投を基本線とし、これから総合的に判断する。石井GMは「組閣が決まらない中での練習は、あまり効果をなさないと思う。しっかりと全ての担当を決めて練習に臨みたい」と16日から始まる秋季練習を体制整備の期限に設定した。 同GMは「いろんなところで彼の良さを消しているというのは、僕の最後の反省点としてはある。すごくプレッシャーのかかる1軍の中で采配、指揮を執らないといけない中で、僕が何かできなかったのかな、ということは自分自身、反省しています」と同監督の1年目を総括した。

◆勝てなかった。でも、負けなかった。西武が5点差を追いつき、価値ある引き分けに持ち込んだ。敵地で初回に5点リードを奪われる状況から、引き分けに持ち込んだ。試合後の辻監督は開口一番「よう頑張ってくれたよ、選手は! よくここまで粘ってくれました」と選手をたたえた。 先発今井が1回もたず6失点。それでも初回2死一、三塁から投入された宮川ら7投手が無失点リレーでつないだ。打線は相手の隙をつきながら、着実に忍び寄った。2回に9番呉念庭の右前適時打で1点。6回に2点差に。7回、外崎の8号ソロで最接近すると、1死一、三塁からスパンジェンバーグが左前へ同点適時打を決めた。「とにかく諦めない。その気持ちで打った」と、助っ人がチームの思いを代弁した。 6日からの敵地4連戦は山賊の大移動が続く。仙台での2試合を終えると、この日のうちに千葉に入り、ロッテとの「11・8」決戦に備えた。試合後には福岡へ空路移動。所沢を起点に帰路も含め4試合で約3000キロの大移動となるが、CS出場権を手土産にすることしか考えていない。 代償はある。平良が7回途中から回またぎ、守護神増田も2イニングを投げた。激戦が続くが、辻監督は「そんなこと言ってられない。あと2試合だから、泣いても笑っても。いきますよ、そういう(接戦の)展開になったら。明日は(ロッテに)勝つことしか考えてない。勝たないとダメでしょう」。指揮官自ら総決算と位置づけ、大移動のクライマックスを迎える。【栗田成芳】 ▼ロッテ○、西武△の結果、ロッテが単独2位。今日8日の直接対決でロッテが勝てば07年以来13年ぶりのリーグ2位となり、16年以来のCS進出が決まる。△か●の場合、CSの行方はリーグ最終日となる9日に持ち越し。

◆西武・今井達也投手(22)が今季最短となる2/3回5失点でKOされた。先頭の小深田に四球、続く鈴木大を一ゴロ併殺打に仕留めたが、2死から浅村、銀次に連続四球、渡辺佳に右前適時打、田中に再び四球を与え、下妻に右前2点打を浴びたところでノックアウト。1イニング4四球の乱調で、一回もたずに降板した。  チームは前日6日の試合に敗れ、ロッテに58勝56敗3分け、勝率・509で2位に並ばれた。クライマックスシリーズ(CS)進出に向け、負けることの許されない一戦で、いきなり一回に6点を奪われる苦しい展開となった。

◆西武が5点差を追い上げ引き分けた。1-6の二回に呉念庭の適時打で1点を返すと六回に愛斗の犠飛などで2点、七回には外崎のソロなどで2点を挙げて追い付いた。楽天は一回に6点を奪いながら投手陣が踏ん張れなかった。

◆西武の平良が好救援で引き分けに持ち込んだ。6-6に追い付いた七回に1死一、二塁で登板して浅村を内角直球で3球三振。暴投で二、三塁としたが銀次を外角への158キロの速球で見逃し三振に打ち取り「100点のボールだと思う」と胸を張った。  八回も続投し、2死一、三塁のピンチで新人王を争う小深田を158キロの速球で3球三振に仕留めた。8日はロッテとの大一番。25球を投げた後でも「疲れは感じていない。(登板が)回ってくるのを待って、楽しみながら投げたい」と連投へ意欲を示した。(楽天生命パーク)

◆楽天は5点をリードしながら逃げ切れず、引き分けで今季を終えた。0-1の一回に6点を奪ったが、二回以降は無得点で七回に追い付かれた。勝ちきれない今季を象徴する最終戦となった。  三木監督は就任1年目を55勝57敗8分けで終え、順位を昨季の3位から4位に落とした。試合後のセレモニーで「選手はみんな最後の最後の最後まで諦めずに戦ってくれた。力が及ばなかった。本当に申し訳ない」とファンに謝罪した。(楽天生命パーク)

◆チームを救う圧巻の火消しだった。6-6に追い付いた直後の七回1死一、二塁のピンチ。7番手でマウンドに上がった西武・平良海馬投手(20)は、2者連続三振で相手をねじ伏せ「いつもと同じ気持ちで投げられた。あのコースにいってくれたので、100点のボールだと思う」と拳を握った。  まず迎えたのはリーグトップ、32本塁打の4番・浅村だ。20歳右腕は、過去2度打点王に輝いている好打者に臆することなく3球勝負。157キロの直球で空振り三振に斬り、続く銀次も158キロの直球で見逃し三振に封じた。今季2度目の回またぎとなった八回も2死一、三塁とされながら新人王を争う小深田を158キロの直球で3球三振に仕留めた。  自慢の直球に磨きをかけてきた。オフには菊池雄星(マリナーズ)の合同自主トレに参加。新型コロナウイルスの感染拡大による自主練習期間には筋肉量を約3キロ増やし、持っていた服も着られなくなって"断捨離"したほど。今季は自己最速を更新する160キロを計測し、シーズン最終盤のここぞの場面でも直球が威力を発揮した。  ナイターでクライマックスシリーズ進出(2位以内)を争うロッテが勝利。最大5点差を追い付いての引き分けは"土俵際"での価値ある結果となった。  残り2試合。8日には、いよいよ敵地で今季最後のロッテとの直接対決を迎える。福岡行きの"切符"を争う天王山を前に、辻監督は「明日勝てばいいのね。全力でいきます」と言葉に力を込めた。(樋口航)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
72425 0.632
(-)
優勝
(-)
1525
(-)
387
(-)
124
(-)
98
(-)
0.249
(-)
2.930
(-)
2
(-)
ロッテ
59563 0.513
(↑0.004)
13.5
(↑0.5)
2449
(+4)
470
(+3)
88
(+1)
87
(+2)
0.234
(-)
3.800
(↑0.01)
3
(1↓)
西武
58564 0.509
(-)
14
(-)
2475
(+6)
529
(+6)
107
(+1)
85
(+1)
0.238
(↑0.001
4.260
(↓0.01)
4
(-)
楽天
55578 0.491
(-)
16
(-)
0557
(+6)
522
(+6)
112
(-)
67
(+1)
0.258
(-)
4.190
(↓0.01)
5
(-)
日本ハム
52625 0.456
(-)
20
(-)
1486
(-)
524
(-)
87
(-)
78
(-)
0.249
(-)
4.020
(-)
6
(-)
ORIX
45687 0.398
(↓0.004)
26.5
(↓0.5)
0442
(+3)
502
(+4)
90
(-)
95
(+2)
0.247
(-)
3.970
(-)