1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 2 | 8 | 1 | 0 |
勝利投手:大野 雄大(11勝6敗0S) (セーブ:祖父江 大輔(2勝0敗3S)) 敗戦投手:平良 拳太郎(4勝6敗0S) |
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◆投手戦を制した中日が3連勝。中日は2回裏、1死一二塁から武田の適時打が飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・大野雄が7回5安打無失点の好投で今季11勝目。敗れたDeNAは先発・平良が8回2失点で完投するも、打線が9残塁とつながりを欠いた。
◆首位打者と最多安打を目指すDeNA梶谷隆幸外野手(32)が、背中の張りのため、ベンチ外となった。 ラミレス監督が試合前にオンライン取材に対応。「昨日と同じくらいの状態。今、ホテルで治療をしているので、今日は(先発に)入りません」と説明した。 次戦となる11日阪神戦(甲子園)には「間に合う可能性がある。それも理由で、今日は無理をさせない」と話した。 梶谷は4日同戦では1番中堅で先発出場。患部に張りを訴え、6回の守備から途中交代していた。ここまで140安打を放ち、トップの中日大島を猛追。打率3割2分5厘は、首位打者の佐野と3厘差の2位につけている。 代役の1番は、細川が務める。
◆防御率争いのトップに立つ中日の大野雄大投手(32)が7回無失点でマウンドを降りた。1点リードの7回裏1死二塁となった場面で代打井領が送られた。 防御率は1・82となり、0・002差まで肉薄された広島ルーキー森下との差を広げての降板となった。7回97球で5安打無失点と安定した内容だった。
◆中日は2回、武田の適時打で1点先制。先発大野雄は3回までDeNA打線から5三振を奪い、2安打無失点に抑えた。 DeNA先発の平良は4回無死一、二塁を切り抜ける。大野雄は6回まで5安打を許すが、1点リードを守ったまま終盤に入った。 中日は8回から又吉、祖父江とつなぎ3連勝。大野雄は7回無失点で11勝目。DeNAは3連敗。2失点完投の平良は6敗目。
◆竜のエースが中日を8年ぶりのAクラスに導き、自身の2冠に前進した。大野雄大投手(32)がDeNA打線を7回5安打無失に抑え、自己最多タイの11勝をマーク。防御率を1・82とし、リーグトップを死守。2位の広島森下と0・09差に広げた。今季148奪三振で初の奪三振王は決定的となった。大野雄が7年続いた竜の暗黒時代に幕を下ろした。スコアボードにいつものようにゼロを刻印。2回に先制した1点を守り抜き、8年ぶりのAクラスにチームを引き上げた。「僕が入団してからほとんどBクラス。Aクラスまで長かった。めちゃくちゃうれしい」。竜党からの拍手のシャワーを気持ちよく浴びた。 初回から全力投球で臨んだ。初回無死一塁で伊藤裕を146キロ直球で空振り三振。2死一塁でもオースティンのバットを147キロ直球で空を切らせた。5回1死二塁では細川から6個目の三振。直後に右足がつったが、続投を志願。「普段は8回くらいにつるけど、飛ばしていたのが原因でしょう」とサラリと振り返った。3番からロペス、オースティン、ソトの助っ人右打者を並べたDeNA打線を見事に封じ込めた。 この日、現役引退会見に臨んだ吉見への思いも込めた。試合前練習のBGMは吉見の登場曲を自ら選んだ。キャッチボールも吉見と2人で行った。マウンドへの登場曲も自身の新人時代(11年)に吉見が使っていた曲を使用。「明日(6日)、吉見さんが投げる。感謝の気持ちを込めて使わせてもらった。やられなくてホンマに良かった」。本拠地最終戦で先発する元エースに快投でバトンを渡せたことに、安堵(あんど)の表情を見せた。 この日の快投で2冠に前進した。7個の三振を上乗せし、今季148奪三振で初タイトルは決定的。防御率も1・82とし、2位の広島森下に0・09差に広げた。森下が6回1/3を無失点に抑えれば、2位に転落する。次回登板に関して、与田監督は「本人の体調を確認しながら、継続して考える」と話し、中5日で11日の今季最終広島戦(マツダスタジアム)に登板する可能性はある。【伊東大介】 ▽中日武田(2回の先制打が決勝点)「大野さんが0点に抑えてくれると思っていたのでなんとか先制点をと思い打席に入りました。いい結果が出てとてもうれしい」
◆DeNAがナゴヤドーム11連敗を喫し、2年ぶりのBクラスが確定した。平良拳太郎投手が8回2失点と好投も、打線は8安打で無得点。2位に目標を切り替えていたラミレス監督は「(Bクラス)事実として確定してしまった。ただ、まだ2試合残っている。最後の目標として何とかシーズンを5割で終わりたい」と話した。 ▽DeNA平良(8回2失点も6敗目)「ランナーを出しても粘り強く投げることができましたが、イニングの先頭打者に出塁を許してしまい、それが失点につながってしまったことは反省点です」。
◆竜のエースが中日を8年ぶりのAクラスへ導いた。中日大野雄大投手(32)が7回5安打無失点と好投し、自己最多タイの11勝をマーク。148奪三振で2位巨人菅野に22差で奪三振王に王手。防御率も1・82に上昇させ、ライバル広島森下との差を0・09差に広げた。2年連続最優秀防御率獲得へ与田監督も「(登板は)継続して考える」と、中5日での広島戦登板を示唆した。大野雄が7年続いた竜の暗黒時代に幕を下ろした。スコアボードにいつものようにゼロを刻印。2回に先制した1点を守り抜き、8年ぶりのAクラスにチームを引き上げた。「僕が入団してからほとんどBクラス。Aクラスまで長かった。めちゃくちゃうれしい」。竜党からの拍手のシャワーを気持ちよく浴びた。 初回からフルスロットルで臨んだ。初回無死一塁で伊藤裕を146キロで空振り三振。2死一塁からもオースティンのバットを147キロで空を切らせた。5回1死二塁で細川から6個目の三振。直後に右足がつった。阿波野コーチらがマウンドに駆けつけても続投を志願。「普段は8回くらいにつるけど、飛ばしていたのが原因でしょう」。サラリと振り返った。3番からロペス、オースティン、ソトの助っ人右打者を並べたDeNA打線を見事に封じ込めた。この日、現役引退会見に臨んだ吉見への思いも込めた。試合前練習のBGMは吉見の登場曲を自ら演出。登板日は回避するキャッチボールも吉見と2人で行った。マウンドへの登場曲も新人時代に吉見が使っていた曲を使用。「明日(6日)吉見さんが投げる。感謝の気持ちを込めて使わせてもらった。やられなくてホンマに良かった」。本拠地最終戦で先発する元エースに快投でバトンを渡せたことに、安堵(あんど)の表情を見せた。7個の三振を上乗せし、2位巨人菅野に22差をつける148で奪三振数首位を堅守。初の奪三振王のタイトルに当確ランプをつけた。連覇がかかる最優秀防御率争いでも1・82に。0・002差だった2位広島森下との差も0・09差に広げた。与田監督は「本人の体調を確認しながら、継続して考える」。中5日で11日の今季最終広島戦(マツダスタジアム)登板の可能性を示唆した。竜のAクラスに引き上げたエースの戦いは、まだ終わらない。【伊東大介】◆最優秀防御率 セ・リーグは1位大野雄(中日)1・82、2位森下(広島)1・91。森下が残りの試合で6回1/3を自責点0に抑えると、1・81で逆転。大野雄が逃げ切れば、中日では初の2年連続受賞。森下が逆転すれば、広島では初の新人での受賞になる。パ・リーグは1位千賀(ソフトバンク)2・16、2位山本(オリックス)2・20。山本が残りの試合で3回を自責点0か、自責点1でも7回投げると、2・15で逆転する。千賀が逃げ切れば自身初、山本が逆転すれば球団初の2年連続受賞。
◆DeNAは2戦連続完封負けを喫している中日の先発・大野雄大投手に対して、七回まで散発5安打の好投を許し無得点。 その裏、大野雄に代打が出されたため、今季は相手エースに対して25イニングで1点も奪えず終了することが確定した。
◆7年間続いた暗く長いBクラスのトンネルをようやく抜け出した。中日・大野雄は7回無失点。竜党の期待を背に受けて、左腕を振った。 「勝ってきた形というのは先発が試合を作って、1イニングでも多く投げて、つないでいく。それしかないと思うし、いままでやってきたことをやるだけです」 糸を引くような直球、鋭く沈むフォークボールの緩急がさえれば、低めへの制球も上々。一回から毎回のように走者を背負っても、落ち着いていた。二回にもらった援護はわずか1点。ホームは踏ませぬよう、ボールに力を込めた。 シーズンは最終盤。特に先週はまさかの6連敗を喫し、順位争いはもつれにもつれた。「残り10試合を切ったところでAクラスにいるというのも、追われる立場にいるのも初めて(の選手が多い)。しんどいし、正直、焦りもある」。先発投手陣が次の登板に向けて体を動かした2日の練習後、心身ともに限界へと近づいている現状を素直に明かした。 それでも、仲間が一丸となって今カードの1、2戦目で星を取り、つないでくれた。大野雄自身、開幕から約1カ月は勝ち星に恵まれず苦しみながら、投手陣の柱としてフル回転してきた今季。目指してきた「貯金を持ってAクラス」を、自らの手で決める出番が巡ってきた。 奪三振のタイトル獲得はほぼ確実。2年連続を目指す最優秀防御率のタイトルにも「僕は攻めるだけ。攻めて攻めてアカンかったらしゃあない。守りに入ることだけはしたくない」と意気込む。さらに球団では9人目となる沢村賞も射程圏内。チームをAクラスにけん引した証しが個人記録として一つでも多く残るなら、最高だ。(須藤佳裕)
◆中日はDeNAに勝利し、2012年以来、8年ぶりとなるAクラス入りを決めた。与田剛監督(54)の主な一問一答は次の通り。 --8年ぶりのAクラス 「ファンの方への感謝。選手、スタッフの頑張り。こういう結果を残せたことがひとつの大きなステップになるんじゃないかと思って、感謝しています」 --ファンも待っていたように思う 「こういう特別な年ですけど、みんなで乗り切って。ファンの方もいろんな部分で苦しい生活をしていて、みんなで勝ち取ったような(結果)。優勝は逃しましたけど、そういう戦いはできていたのかなと思う」 --九回はどんな思いで見ていた? 「祈るような思いしかないですよね。選手を信頼してグラウンドに送り出して、あとは祈るだけ。毎試合そういう形ですけど、いろんなことを決めたなかではそういう気持ちでいつも信頼して使っていますから」 --大野雄の投球は 「十分、素晴らしい投球。7回無失点、いろんなプレッシャーがあるなかで見事でした」 --七回に代打を出した 「代えるとの思いで雄大と話をして、雄大も納得してくれたので。最初から代えるつもりでした」 --タイトルもあると思うが、中5日で11日の広島戦も投げられると思うが 「そこは継続して考えておきます。ほかの投手との兼ね合いも出てきますし。もちろんタイトルは取らせてあげたい。でも、体調は無理させないように。そこは確認して準備はしておきたいと思います」 --防御率を争う森下の結果次第の部分も? 「そこは見ていきながら」 --来年への意気込み 「来年の話は残り2試合が終わってからにしてほしい。今日の時点でAクラスが決まったということが、選手にとって大きな自信になってほしい。みんなの力で8年ぶりと、嫌な数字を払拭することができたので、それを力に変えてほしいし、それをもっと、強い力にわれわれもしないといけない」
◆DeNAは今季10度目の零封負けで2年ぶりのBクラスが確定した。先発の平良拳太郎投手(25)は8回2失点でプロ7年目での初完投も6敗目。打線が援護できず、チームはナゴヤドーム11連敗で今季の対戦を終えた。 今季対戦した2試合で完封を許した大野雄にまたも7回無失点の好投を許し、今季は計25回で無得点。ラミレス監督は「なぜ、こんなに安定した投球を続けられるのか不思議に思うくらい。アメージングの言葉しか思いつかない」とお手上げだった。 借金2で残りは2試合。「何とか勝率5割で終えたい」と全勝を誓った。(浜浦日向)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
65 | 43 | 8 | 0.602 (↓0.005) | 優勝 (-) |
4 | 515 (+4) | 409 (+5) | 131 (+1) | 79 (-) |
0.254 (-) | 3.350 (↓0.01) |
2 (-) |
阪神 |
58 | 52 | 7 | 0.527 (↑0.004) | 8 (↑1) |
3 | 491 (+8) | 456 (+7) | 109 (+1) | 80 (+1) |
0.249 (↑0.001) | 3.430 (-) |
3 (-) |
中日 |
59 | 54 | 5 | 0.522 (↑0.004) | 8.5 (↑1) |
2 | 422 (+2) | 482 (-) | 69 (-) | 32 (-) |
0.253 (↑0.001) | 3.850 (↑0.03) |
4 (-) |
DeNA |
55 | 57 | 6 | 0.491 (↓0.004) | 12 (-) |
2 | 511 (-) | 469 (+2) | 135 (-) | 30 (+1) |
0.266 (-) | 3.810 (↑0.01) |
5 (-) |
広島 |
51 | 54 | 12 | 0.486 (↑0.005) | 12.5 (↑1) |
3 | 514 (+5) | 521 (+4) | 109 (+1) | 63 (-) |
0.261 (↓0.001) | 4.110 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
39 | 67 | 10 | 0.368 (↓0.003) | 25 (-) |
4 | 453 (+7) | 569 (+8) | 107 (-) | 73 (+5) |
0.243 (↓0.001) | 4.600 (↓0.03) |
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