1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 1 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 7 | 0 | 0 |
ORIX | 0 | 2 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 2 | X | 8 | 13 | 0 | 0 |
勝利投手:山田 修義(4勝5敗0S) (セーブ:漆原 大晟(0勝0敗2S)) 敗戦投手:ブセニッツ(1勝4敗18S) |
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◆オリックスは3点を追う5回裏、頓宮と宗の連続適時打などで3点を挙げて、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた8回には、モヤの適時打などで2点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、5番手・山田が今季4勝目。敗れた楽天は、5番手・ブセニッツが誤算だった。
◆オリックスのドラフト2位ルーキー、紅林弘太郎内野手(18)が、1軍出場2試合目で初打点をマークした。2試合連続で「8番・遊撃」でスタメン出場。1-0の2回2死二塁で楽天涌井のスライダーを捉え、左前に運んで二塁走者の頓宮をホームに迎え入れた。 1軍デビューした3日の楽天戦は、チームの高卒ルーキーでは89年高嶋徹以来31年ぶりとなるプロ初打席初安打。「とにかくうれしい」と試合後も喜びをあふれさせていたが、2試合、通算5打席目で初打点も挙げた。「追い込まれていたので、なんとかバットに当てて行こうと思っていました。いい当たりではなかったですが、いいところに飛んでくれてよかったです。(プロ初打点は)うれしかったです!」とコメント。2試合続けて記念の安打をマークした。
◆オリックス竹安大知投手(26)が、4回3失点でマウンドを降りた。 2回まで完全投球を続けたが、3回に先頭・銀次、石原の連打をきっかけに1点を失い、4回は先頭からの連続与四球が響いて2失点。楽天に勝ち越しを許した。その裏に味方打線が追いついたが、5回のマウンドは吉田一に譲った。 竹安は、9月10日西武戦(メットライフドーム)で今季初勝利。次回登板も決まっていたが、9月22日に受けた球団の新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたことが明らかになり、チームを離れていた。「立ち上がりは悪くなかったと思いますが、3回は追い込んでから甘く入ったところを連打されていましたし、4回も四球からの失点となってしまいました。コントロールという部分が全く出来ていませんでした」と振り返った。
◆楽天涌井秀章投手(34)が5回105球9安打6失点と試合を作れなかった。 2回にオリックス頓宮に先制適時二塁打、紅林に左前適時打を許し2点を先制される。1点を逆転した直後の4回に1失点、3点をリードした直後の5回に4安打3失点。主導権を握れなかった。「何もないです。それ以外ありません」と淡々と振り返った。 現在11勝をマーク。試合前時点で10勝を挙げていたソフトバンク千賀が11勝目を挙げ、並ばれた。
◆楽天がオリックスに敗れ、クライマックスシリーズ進出の可能性が完全消滅した。 同点の8回2死一、二塁。ブセニッツがオリックス・モヤに一、二塁間へ打たれたゴロを二塁手浅村がつかんだ。やや処理にもたつきながらも本塁へ送球。だが、二走佐野の生還を許した。さらにブセニッツの暴投で、この回2失点。その裏の反撃も1点及ばなかった。引き分けを挟み3連敗。残り3試合で2位西武に3・5ゲーム差をつけられ、3位以下が確定。53勝57敗7分けで今季の負け越しも決まった。
◆オリックスが2回、頓宮と紅林の適時打で2点を先制した。楽天は3回、銀次、石原の連打から1死二、三塁とし、1点を返した。 楽天が4回、銀次の適時打で勝ち越すも、オリックスもその裏同点に。5回はともに3点ずつを取り合い、同点で中盤を終えた。 オリックスが8回、佐野の好走塁で勝ち越した。楽天は痛恨の競り負けで、クライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した。
◆オリックス佐野皓大外野手の神走塁がチームを連勝に導いた。 8回2死一、二塁の二塁走者で、モヤの一、二塁間の打球(二塁内野安打)を楽天の二塁浅村がファンブルする間に三塁を蹴ってホームイン。出場74試合で19盗塁の走り手が、俊足と好スライディングで決勝点をもぎ取った。「風岡さんが回してくれたのでそれを信じて。(二塁手からの送球の)ボールが(ホームに)来てるのが見えたので、手で行った方がいいのかなと思いました」と三塁の風岡ベースコーチに感謝した。
◆楽天三木肇監督(43)がクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅したことを謝罪した。 7-8でオリックスに敗れ、引き分けを挟み3連敗。残り3試合で2位西武に3・5ゲーム差、借金4で今季の負け越しも決まった。◆三木監督試合後の一問一答 --CS進出の可能性が消滅 三木監督 申し訳ないですね。支えてくれている方、イーグルスのファンの方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 --先発涌井は5回6失点 三木監督 いい球もあった。涌井も試合中に修正しながらでしたけど、しっかり攻められた。本人がいろいろ感じていると思いますけども。悔しいですね。 --打線は7得点。終盤も粘りを見せた 三木監督 昨日もですが、選手たちはみんなで最後まで食らいついていくという姿勢は見せて、頑張ってくれている。また明日試合がありますから、またしっかり全員で頑張りたいと思います。 --今季の負け越しが決まった 三木監督 現実としてしっかり受け止めて、いろいろそこには理由があると思いますから。しっかり、いろいろと考えて進めていかないといけないと思います。 --残り3試合。明日も試合がある 三木監督 クライマックスシリーズにはいけないということになりましたけど、応援してくださる方もたくさんいますし、選手たちにとっては大切な1試合1試合になってきますので、最後の試合まで気を抜くことなく、全力で戦うことはしていくということ。もちろん勝つために残り試合もやっていこうと思います。
◆オリックスのドラフト2位ルーキー、紅林がプロ初打点を挙げた。二回に1点を先制し、なお2死二塁。涌井の外角のスライダーをうまく拾って左前に運び「うれしかったです」と初々しく喜んだ。 静岡・駿河総合高出身の大型内野手は、前日3日のデビュー戦で則本昂から初打席安打をマーク。2日続けて球界を代表する投手から記念の一打を記録し「追い込まれていたので、何とかバットに当てていこうと思っていた。いいところに飛んでくれて良かった」とコメントした。
◆オリックスが逆転勝ちで5年ぶりの楽天戦の勝ち越しを決めた。3-6の五回に頓宮と宗の適時二塁打などで3点。八回にモヤの適時内野安打と暴投で2点を勝ち越した。山田が4勝目。楽天は2年ぶりのシーズン負け越しが決まった。
◆オリックスは佐野の好走塁で勝ち越し点をもぎ取った。八回2死一、二塁でモヤの二塁内野安打の間に50メートル走5秒8の快足を飛ばし、二塁から一気に生還。「足でしか戦力になれないので。戦力になれて良かった」と笑った。 出塁も足を生かした。1死から三塁へ高く弾んだゴロに全力疾走で一塁を駆け抜け、内野安打。最近は主に1番で起用され「塁に出てかき回したい」と意気込み、2試合連続で2安打をマークした。
◆楽天が敗れ、クライマックス・シリーズ進出の可能性が完全消滅した。三木肇監督(43)が試合後に、オンライン取材に応じた。一問一答は以下の通り。 --CS頻出の可能性が完全消滅した 「本当にファンの方、支えてくれている方に申し訳ない気持ちでいっぱいです」 --先発した涌井が5回6失点。投球内容について 「いいボールもありました。試合中に修正しながら、しっかり攻めていたが、本人がいろいろと感じていると思う。そうですね、まあ、悔しいです」 --打線は7得点で最後まで粘りを見せた 「きのうもですけど、きょうも攻撃は最後まで食らいついた。投手も含めて、選手は本当に頑張ってくれている。あしたも試合はあるので、全員でまた頑張りたいと思います」 --この日の敗戦で、今シーズンの負け越しも決まった 「現実としてしっかり受け止めます。そこには理由があると思うので、しっかりといろいろと考えて進めていきたいと思います」 --残り試合に向けて 「クライマックス(シリーズ)に行けなくなりましたが、たくさん応援してくれるファンの方もおられます。選手にも大切な試合になるので、最後まで気を抜くことなく、全力で勝つために戦っていきます」
◆楽天の涌井は5回9安打6失点と打ち込まれて12勝目をつかめなかった。球に切れがなく不安定な投球が続いた。五回は4長短打を集められて3失点。最多勝争いでソフトバンクの千賀に11勝で並ばれた。 これでレギュラーシーズンは最後の登板になる見通し。「何もないです。それ以外ありません」と淡々と話した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
72 | 41 | 5 | 0.637 (↑0.003) | 優勝 (-) |
2 | 524 (+2) | 381 (-) | 124 (+2) | 98 (-) |
0.250 (-) | 2.900 (↑0.02) |
2 (-) |
西武 |
58 | 55 | 3 | 0.513 (↑0.004) | 14 (-) |
4 | 467 (+10) | 519 (+3) | 106 (+2) | 82 (+1) |
0.237 (-) | 4.250 (↑0.01) |
3 (1↓) |
ロッテ |
57 | 56 | 3 | 0.504 (↓0.005) | 15 (↓1) |
4 | 439 (-) | 466 (+2) | 87 (-) | 84 (+1) |
0.233 (↓0.001) | 3.840 (↑0.02) |
4 (-) |
楽天 |
53 | 57 | 7 | 0.482 (↓0.004) | 17.5 (↓1) |
3 | 543 (+7) | 512 (+8) | 112 (-) | 66 (-) |
0.258 (-) | 4.220 (↓0.04) |
5 (-) |
日本ハム |
52 | 61 | 5 | 0.460 (↓0.004) | 20 (↓1) |
2 | 483 (+3) | 520 (+10) | 87 (+1) | 76 (+1) |
0.249 (↑0.001) | 4.030 (↓0.06) |
6 (-) |
ORIX |
44 | 66 | 7 | 0.400 (↑0.006) | 26.5 (-) |
3 | 433 (+8) | 491 (+7) | 88 (-) | 91 (+1) |
0.248 (↑0.001) | 3.990 (↓0.02) |
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