1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 0 | 2 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 5 | 12 | 0 | 1 |
勝利投手:祖父江 大輔(2勝0敗2S) (セーブ:福 敬登(5勝5敗2S)) 敗戦投手:伊勢 大夢(3勝1敗0S) 本塁打 |
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◆中日が接戦を制した。中日は0-0で迎えた4回裏、平田の適時打などで一挙4点を先制する。その後同点とされて迎えた8回に、高橋のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・祖父江が今季2勝目。敗れたDeNAは、先発・坂本が試合をつくれなかった。
◆アニメ「鬼滅の刃」の主題歌などを歌ってきた歌手LiSA(33)が試合前のセレモニアルピッチを行った。背番号1にLiSAのネームが縫い取りされたユニホームを羽織って登場。投球はノーバウンドで捕手のミットに収まった。 投球を終えたLiSAは、「願いを込めて投げた球がキャッチャーまで届いて良かったです。選手のみなさんがいい気持ちで試合に向かえますように」と話した。 LiSAは、岐阜出身で10月14日に発売された新アルバム「LEO-NiNE」の収録曲「マコトシヤカ」は、地元CBCテレビ、ラジオの中日戦野球中継のテーマソングに起用されている。
◆DeNAのドラフト2位ルーキー坂本裕哉投手(23)が、4回途中4失点で降板した。 「残り登板数も限られている中で、良い内容の投球をして勝ちたいです」と意気込んで臨んだマウンド。3回まで2安打無失点に抑えたが、4回に崩れた。1死一、二塁から6番平田に先制打を献上。その後も9番投手の勝野に2点適時三塁打を浴びるなど4失点で、2番手中川にマウンドを譲った。 「まずは最多安打争いしている大島選手は、絶対に出塁させないようにしたいです」とも話していたが、梶谷と最多安打を争う大島に2安打を献上。悔しいマウンドとなった。
◆DeNAホセ・ロペス内野手(36)が、12号3ランを放った。 3点を追う6回1死一、二塁、中日先発勝野の3球目、低め142キロを完璧に捉えた。左中間スタンドに飛び込む同点3ランに「ストレートを完璧に捉えることができました。自分が出塁すれば同点のランナーになる状況だったので、自分のスイングをして良い打席にしようと考えていました」と明るい表情で話した。 来日8年目のロペスは、この日に国内フリーエージェント権の取得条件を満たした。今季は日米通算2000安打、外国人では初となる日米各1000安打を達成している。この本塁打で日本通算198号。200号の大台も見えてきた。
◆中日先発の勝野は3回を1安打無失点と好投。DeNA先発の坂本も毎回走者を許したが、3回を2安打無失点で乗り切った。 中日は4回に平田の中前適時打などで4点を先制。DeNAは5回に1点を返し、6回のロペスの12号3ランで追いついた。 中日は8回に高橋の7号ソロで勝ち越し、連勝した。中日祖父江は2勝、福は2セーブ、DeNA伊勢は1敗。
◆DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、中日23回戦(ナゴヤドーム)で背中の張りを訴え、6回の守備から途中交代した。
◆DeNAはナゴヤドーム10連敗を喫した。5回にソトの25号ソロ、6回にロペスの12号3ランで4点差を追いついたが、8回に4番手の伊勢が、高橋に痛恨の7号ソロを浴びて力尽きた。 敵地では初対戦の7月14日以来、白星なし。ラミレス監督は「同点になるまでは投打がかみあっていたが、残念な結果になってしまった。明日は必ず勝つ必要がある」と話した。
◆中日福敬登投手が涙の2セーブ目を挙げた。 1点リードの9回に登板、最後の打者伊藤裕から空振り三振に奪うと、マウンドに駆け寄った木下拓に抱きついて涙にくれた。6連敗が始まった10月27日の阪神戦から2試合連続でリリーフ失敗。「先週の連敗の流れは僕が作った。涙はふがいなさ、安堵感、感謝とかいろんな感情があった」と振り返った。
◆中日高橋周平内野手(26)が、チームに8年ぶりのシーズン勝ち越しを届けた。4-4の同点で迎えた8回1死走者なし。カウント1-1から、5番手伊勢が投じた外角へのフォークに反応。左翼最前列へ17試合ぶりとなる7号決勝ソロを運んだ。 「イメージと違うバッティングだった。たまたま入ってくれた。よかったです」。中日のシーズン勝ち越しはルーキーイヤーの12年以来。ドラフト1位入団した高橋も悔しさを味わい続けたが今年、ついにその壁を破った。 決勝弾を含め今季9度目の猛打賞をマーク。打率も3割3厘に上げ、プロ9年目で初の年間3割超えにも大きく前進した。「意識しています。到達させて欲しい」。残り3試合、執念で達成する意気込みだ。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れ、過密日程で117試合を消化した。連戦の疲れから、10月下旬から不調だった打撃も2試合連続マルチ安打で再上昇。終盤の踏ん張りどころで、最後の力を振り絞っている。「体のバランスが良くなかった。いろんなケアをしながら、体の方も戻ってきました」。 残り3試合。チームは1引き分け以上で8年ぶりのAクラスが確定する。「残り試合も少ない。調子どうこうじゃない。(Aクラスに)入れないより、入った方がいい」。まだ逆転2位の可能性もある。来季V奪回の足がかりとするためにも、キャプテンが猛打で引っ張る。【伊東大介】
◆中日平田良介外野手が復活をアピールした。 0-0の4回1死一、二塁で坂本から中前に先制タイムリー。9月末に右太もも裏を痛め、今季2度目の登録抹消。10月29日に戦列復帰してから初適時打になった。「先取点は大事ですし、ワチョ(A・マルティネスの愛称)と(高橋)周平がつないでくれた。チャンスを逃さず打ててよかった」と振り返った。
◆五回までソロによる1点に抑えていた中日の勝野の投球は、六回に暗転した。主軸の前に走者をためられ、ロペスに同点3ラン。四回には自ら適時三塁打を放つなど快調だっただけに「踏ん張り切れませんでした」と言葉少なだった。 六回は投手の中川にプロ初安打となる二塁打を浴びると、1死後に神里へ死球。続くロペスに真ん中の直球を完璧に捉えられ、左翼席へ運ばれた。Aクラス入りへ「すごく大事な一戦になる。力を全て出し切る」と臨んだマウンドで一発に沈んだ。
◆中日は同点の八回、高橋が左翼席へ7号ソロ。九回を福が3人で抑え、これが決勝点となった。八回に2奪三振と好投の祖父江が2勝目。DeNAはソトのソロ、ロペスの3ランで追い付いたあと七回からは無安打。伊勢がプロ初黒星。
◆DeNAは4-4の八回に、5番手のD3位・伊勢(明大)が高橋に痛恨の決勝本塁打を浴び、ナゴヤドームで10連敗となった。ここまで中日戦の防御率0・82と好相性だった先発のD2位・坂本(立命大)は集中打を浴びて四回途中4失点で降板。Aクラス入りを目指すうえで重要な3位・中日との直接対決で、手痛い連敗となった。以下、ラミレス監督の一問一答 --先発の坂本が四回途中降板 「最初、三回まで非常にはよかったが、四回は特に投手に三塁打を打たれてしまったことが響いた」 --代わった中川は無失点 「非常によかった。投げるだけでなく、打つ方でも(二塁打)。非常によくやってくれた」 --ナゴヤドーム10連敗 「同点に追いついたところまではいい形だった。そのあと、結果的に敗れてしまったが、同点にしたところまでは評価できる」 --あすがナゴヤドーム最終戦 「あすは必ず勝つ必要がある。それが絶対的なこと」 --梶谷が途中交代 「ちょっと背中に張りを訴えたので、代えることにしました。あす、また様子を見てという形になります」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
65 | 42 | 8 | 0.607 (↓0.006) | 優勝 (-) |
5 | 511 (+1) | 404 (+5) | 130 (-) | 79 (-) |
0.254 (↓0.001) | 3.340 (-) |
2 (-) |
阪神 |
57 | 52 | 7 | 0.523 (↑0.004) | 9 (↑1) |
4 | 483 (+3) | 449 (+2) | 108 (+2) | 79 (-) |
0.248 (-) | 3.430 (↑0.01) |
3 (-) |
中日 |
58 | 54 | 5 | 0.518 (↑0.004) | 9.5 (↑1) |
3 | 420 (+5) | 482 (+4) | 69 (+1) | 32 (-) |
0.252 (↑0.001) | 3.880 (-) |
4 (-) |
DeNA |
55 | 56 | 6 | 0.495 (↓0.005) | 12 (-) |
3 | 511 (+4) | 467 (+5) | 135 (+2) | 29 (-) |
0.266 (↓0.001) | 3.820 (↓0.01) |
5 (-) |
広島 |
50 | 54 | 12 | 0.481 (↑0.005) | 13.5 (↑1) |
4 | 509 (+5) | 517 (+1) | 108 (+1) | 63 (+2) |
0.262 (↑0.001) | 4.120 (↑0.02) |
6 (-) |
ヤクルト |
39 | 66 | 10 | 0.371 (↓0.004) | 25 (-) |
5 | 446 (+2) | 561 (+3) | 107 (+1) | 68 (-) |
0.244 (-) | 4.570 (↑0.01) |
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