中日(☆5対4★)DeNA =リーグ戦23回戦(2020.11.04)・ナゴヤドーム=
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DeNA
0000130004502
中日
00040001X51201
勝利投手:祖父江 大輔(2勝0敗2S)
(セーブ:福 敬登(5勝5敗2S))
敗戦投手:伊勢 大夢(3勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(25号・5回表ソロ),ロペス(12号・6回表3ラン)
【中日】高橋 周平(7号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日が接戦を制した。中日は0-0で迎えた4回裏、平田の適時打などで一挙4点を先制する。その後同点とされて迎えた8回に、高橋のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・祖父江が今季2勝目。敗れたDeNAは、先発・坂本が試合をつくれなかった。

◆アニメ「鬼滅の刃」の主題歌などを歌ってきた歌手LiSA(33)が試合前のセレモニアルピッチを行った。背番号1にLiSAのネームが縫い取りされたユニホームを羽織って登場。投球はノーバウンドで捕手のミットに収まった。 投球を終えたLiSAは、「願いを込めて投げた球がキャッチャーまで届いて良かったです。選手のみなさんがいい気持ちで試合に向かえますように」と話した。 LiSAは、岐阜出身で10月14日に発売された新アルバム「LEO-NiNE」の収録曲「マコトシヤカ」は、地元CBCテレビ、ラジオの中日戦野球中継のテーマソングに起用されている。

◆DeNAのドラフト2位ルーキー坂本裕哉投手(23)が、4回途中4失点で降板した。 「残り登板数も限られている中で、良い内容の投球をして勝ちたいです」と意気込んで臨んだマウンド。3回まで2安打無失点に抑えたが、4回に崩れた。1死一、二塁から6番平田に先制打を献上。その後も9番投手の勝野に2点適時三塁打を浴びるなど4失点で、2番手中川にマウンドを譲った。 「まずは最多安打争いしている大島選手は、絶対に出塁させないようにしたいです」とも話していたが、梶谷と最多安打を争う大島に2安打を献上。悔しいマウンドとなった。

◆DeNAホセ・ロペス内野手(36)が、12号3ランを放った。 3点を追う6回1死一、二塁、中日先発勝野の3球目、低め142キロを完璧に捉えた。左中間スタンドに飛び込む同点3ランに「ストレートを完璧に捉えることができました。自分が出塁すれば同点のランナーになる状況だったので、自分のスイングをして良い打席にしようと考えていました」と明るい表情で話した。 来日8年目のロペスは、この日に国内フリーエージェント権の取得条件を満たした。今季は日米通算2000安打、外国人では初となる日米各1000安打を達成している。この本塁打で日本通算198号。200号の大台も見えてきた。

◆中日先発の勝野は3回を1安打無失点と好投。DeNA先発の坂本も毎回走者を許したが、3回を2安打無失点で乗り切った。 中日は4回に平田の中前適時打などで4点を先制。DeNAは5回に1点を返し、6回のロペスの12号3ランで追いついた。 中日は8回に高橋の7号ソロで勝ち越し、連勝した。中日祖父江は2勝、福は2セーブ、DeNA伊勢は1敗。

◆DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、中日23回戦(ナゴヤドーム)で背中の張りを訴え、6回の守備から途中交代した。

◆DeNAはナゴヤドーム10連敗を喫した。5回にソトの25号ソロ、6回にロペスの12号3ランで4点差を追いついたが、8回に4番手の伊勢が、高橋に痛恨の7号ソロを浴びて力尽きた。 敵地では初対戦の7月14日以来、白星なし。ラミレス監督は「同点になるまでは投打がかみあっていたが、残念な結果になってしまった。明日は必ず勝つ必要がある」と話した。

◆中日福敬登投手が涙の2セーブ目を挙げた。 1点リードの9回に登板、最後の打者伊藤裕から空振り三振に奪うと、マウンドに駆け寄った木下拓に抱きついて涙にくれた。6連敗が始まった10月27日の阪神戦から2試合連続でリリーフ失敗。「先週の連敗の流れは僕が作った。涙はふがいなさ、安堵感、感謝とかいろんな感情があった」と振り返った。

◆中日高橋周平内野手(26)が、チームに8年ぶりのシーズン勝ち越しを届けた。4-4の同点で迎えた8回1死走者なし。カウント1-1から、5番手伊勢が投じた外角へのフォークに反応。左翼最前列へ17試合ぶりとなる7号決勝ソロを運んだ。 「イメージと違うバッティングだった。たまたま入ってくれた。よかったです」。中日のシーズン勝ち越しはルーキーイヤーの12年以来。ドラフト1位入団した高橋も悔しさを味わい続けたが今年、ついにその壁を破った。 決勝弾を含め今季9度目の猛打賞をマーク。打率も3割3厘に上げ、プロ9年目で初の年間3割超えにも大きく前進した。「意識しています。到達させて欲しい」。残り3試合、執念で達成する意気込みだ。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れ、過密日程で117試合を消化した。連戦の疲れから、10月下旬から不調だった打撃も2試合連続マルチ安打で再上昇。終盤の踏ん張りどころで、最後の力を振り絞っている。「体のバランスが良くなかった。いろんなケアをしながら、体の方も戻ってきました」。 残り3試合。チームは1引き分け以上で8年ぶりのAクラスが確定する。「残り試合も少ない。調子どうこうじゃない。(Aクラスに)入れないより、入った方がいい」。まだ逆転2位の可能性もある。来季V奪回の足がかりとするためにも、キャプテンが猛打で引っ張る。【伊東大介】

◆中日平田良介外野手が復活をアピールした。 0-0の4回1死一、二塁で坂本から中前に先制タイムリー。9月末に右太もも裏を痛め、今季2度目の登録抹消。10月29日に戦列復帰してから初適時打になった。「先取点は大事ですし、ワチョ(A・マルティネスの愛称)と(高橋)周平がつないでくれた。チャンスを逃さず打ててよかった」と振り返った。

◆五回までソロによる1点に抑えていた中日の勝野の投球は、六回に暗転した。主軸の前に走者をためられ、ロペスに同点3ラン。四回には自ら適時三塁打を放つなど快調だっただけに「踏ん張り切れませんでした」と言葉少なだった。  六回は投手の中川にプロ初安打となる二塁打を浴びると、1死後に神里へ死球。続くロペスに真ん中の直球を完璧に捉えられ、左翼席へ運ばれた。Aクラス入りへ「すごく大事な一戦になる。力を全て出し切る」と臨んだマウンドで一発に沈んだ。

◆中日は同点の八回、高橋が左翼席へ7号ソロ。九回を福が3人で抑え、これが決勝点となった。八回に2奪三振と好投の祖父江が2勝目。DeNAはソトのソロ、ロペスの3ランで追い付いたあと七回からは無安打。伊勢がプロ初黒星。

◆DeNAは4-4の八回に、5番手のD3位・伊勢(明大)が高橋に痛恨の決勝本塁打を浴び、ナゴヤドームで10連敗となった。ここまで中日戦の防御率0・82と好相性だった先発のD2位・坂本(立命大)は集中打を浴びて四回途中4失点で降板。Aクラス入りを目指すうえで重要な3位・中日との直接対決で、手痛い連敗となった。以下、ラミレス監督の一問一答  --先発の坂本が四回途中降板  「最初、三回まで非常にはよかったが、四回は特に投手に三塁打を打たれてしまったことが響いた」  --代わった中川は無失点  「非常によかった。投げるだけでなく、打つ方でも(二塁打)。非常によくやってくれた」  --ナゴヤドーム10連敗  「同点に追いついたところまではいい形だった。そのあと、結果的に敗れてしまったが、同点にしたところまでは評価できる」  --あすがナゴヤドーム最終戦  「あすは必ず勝つ必要がある。それが絶対的なこと」  --梶谷が途中交代  「ちょっと背中に張りを訴えたので、代えることにしました。あす、また様子を見てという形になります」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
65428 0.607
(↓0.006)
優勝
(-)
5511
(+1)
404
(+5)
130
(-)
79
(-)
0.254
(↓0.001)
3.340
(-)
2
(-)
阪神
57527 0.523
(↑0.004)
9
(↑1)
4483
(+3)
449
(+2)
108
(+2)
79
(-)
0.248
(-)
3.430
(↑0.01)
3
(-)
中日
58545 0.518
(↑0.004)
9.5
(↑1)
3420
(+5)
482
(+4)
69
(+1)
32
(-)
0.252
(↑0.001
3.880
(-)
4
(-)
DeNA
55566 0.495
(↓0.005)
12
(-)
3511
(+4)
467
(+5)
135
(+2)
29
(-)
0.266
(↓0.001)
3.820
(↓0.01)
5
(-)
広島
505412 0.481
(↑0.005)
13.5
(↑1)
4509
(+5)
517
(+1)
108
(+1)
63
(+2)
0.262
(↑0.001)
4.120
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
396610 0.371
(↓0.004)
25
(-)
5446
(+2)
561
(+3)
107
(+1)
68
(-)
0.244
(-)
4.570
(↑0.01)