オリックス(☆6対3★)楽天 =リーグ戦22回戦(2020.11.03)・京セラドーム大阪=
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楽天
0000001113901
ORIX
30001020X61113
勝利投手:山﨑 福也(5勝5敗0S)
敗戦投手:則本 昂大(5勝7敗0S)

本塁打
【楽天】小深田 大翔(3号・7回表ソロ)
【オリックス】T-岡田(16号・1回裏2ラン),モヤ(11号・5回裏ソロ),モヤ(12号・7回裏2ラン)

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◆オリックスは初回、T-岡田の2ランなどで3点を先制する。その後は5回裏にモヤのソロでリードを広げると、7回にはモヤに2打席連続本塁打となる2ランが飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・山崎福が6回途中無失点で今季5勝目。敗れた楽天は、先発・則本昂が精彩を欠いた。

◆オリックスの19年ドラフト2位の紅林弘太郎内野手(18)が、1軍デビュー戦を初打席初安打で飾った。 3日に出場選手登録され、この日は「8番・遊撃」でスタメン出場。2回、先頭で楽天則本昂の146キロストレートを捉えて中前にはじき返した。リーグを代表する右腕からの一打で、1軍のスタートを切った。

◆楽天のエース則本昂大投手(29)が7回途中、今季ワーストの11安打を打たれ、6失点と力を発揮できなかった。 勝てば同率2位のロッテ、西武に1・5ゲーム差となる一戦。だが、立ち上がりからオリックス打線につかまった。 1回先頭佐野に左中間を破られ三塁打を許す。1死を挟みモヤに中前適時打で先制点を与えると、2死一塁からT-岡田に中堅左へ2ランを浴び、3点のビハインドを負った。 2、3回ともに1死二、三塁のピンチを背負うも無失点にしのぐ。だが5回、先頭モヤに真ん中低めの149キロ直球を左翼席へ運ばれ、追加点を許した。3点リードの7回無死一塁にもモヤにこの試合2発目となる2ランを浴び、万事休す。唇をかんだ。120球で交代を告げられ、うつむきながらベンチへ戻った。 8月28日西武戦での5勝目から、これで自身7試合連続の白星なしとなった。

◆オリックスのスティーブン・モヤ外野手(29)が、2打席連続アーチで楽天則本昂を沈めた。 3-0の5回、先頭で則本昂のストレートを捉え、左翼スタンドへ11号ソロ。「低めのボールだったけど、しっかりと捉えることができたね。なんとか素-田尾まで届いてくれてよかったよ」と喜んだが、7回無死一塁では右翼スタンド5階席へ飛距離十分のダメ押し12号弾をたたき込んだ。則本昂もマウンドで、ぼう然と天を仰ぐしかなかった。

◆4位楽天が6位オリックスに痛い敗戦を喫し、CS進出の可能性が今日4日にも完全消滅する。 エースが崩れた。先発則本昂が初回にT-岡田の2ランなど4安打を打たれ3失点。モヤに5回にソロ、7回に2ランを2打席連続で被弾。6回0/3、ともに今季ワーストの被安打11、3被弾で6失点。7敗目を喫し、8月28日西武戦以来、自身7試合白星がない。 打線は7回に小深田の3号ソロ、8、9回にも1点ずつを奪うも及ばなかった。 三木監督は「もう負けられない立場なんですけども、こういう結果になって、監督として本当に申し訳ない気持ちです」とやや目を赤らめながら、悔しさをにじませた。 6回で110球を投じていた先発則本昂の7回続投については「いろいろな理由がありますけども、何とかあの回も頑張ってほしかったなと。結果論ですけども、結果論から学んでいくところもありますので、また本人ともしっかり話をしていきたい」と話した。 残り4試合。CS圏内の同率2位ロッテ、西武とは2・5ゲーム差。指揮官は「1戦1戦負けられないのでね。今日負けてしまったんですけども、全員で必死に戦うしかない。今日も選手全員で粘って最後まで諦めずにやってくれる姿とかもありますから。結果としてつなげられるように僕自身もチームも強い気持ちでやっていかないと、と思いますね」と前を向いた。

◆オリックス・紅林弘太郎内野手(18)=駿河総合高=が、「8番・遊撃」でプロ初出場初スタメンを果たした。  今季ドラフト2位で入団した紅林は、2軍公式戦に86試合に出場、打率・220、1本塁打、20打点。野手でただ一人、規定打席に到達していた。  この日から1軍に初合流し、出場選手登録をされていた。

◆オリックスのドラフト2位新人、18歳の紅林が「8番・遊撃」で先発して初出場し、二回の初打席で安打を放った。則本昂の外角低めへの速球を中前に運ぶ一打に「とにかくうれしかった」と喜んだ。  静岡・駿河総合高出身で、186センチの大型内野手。「先頭打者だったので、何も考えず思いきっていった」というがむしゃらな姿勢が、好結果に結びついた。

◆オリックスは一回にモヤの適時打とT-岡田の2ランで3点を先制。モヤが五回にソロ、七回は2ランと2打席連続本塁打を放って加点した。山崎福が六回途中まで無失点で5勝目。楽天は則本昂が七回途中6失点と誤算だった。

◆楽天・則本昂大投手(29)が先発。七回途中を3発を含む11安打4三振6失点で、7敗目を喫した。  七回、先頭の西浦に左前打。続くモヤに、2打席連弾となる右越え12号2ランを被弾したところで、マウンドを降りた。  球団広報を通じて「負けられない試合だったので悔しいです。(調子は)あまりよくなかったです」とコメントした。

◆楽天・三木肇監督(43)が試合後にオンライン取材に応じた。一問一答は以下の通り。  --CS進出に向けて痛い敗戦となった  「もう、負けられない立場ですけど、こういう結果になって、監督として本当に申し訳ない気持ちです」  --先発・則本昂が一回に3失点。主導権を握られた  「いろいろな思いでマウンドに上がってくれた。いいボールもあったが、打たれたボールは結果論になるけど甘く入って、いい打者は見逃してくれない」  --則本昂は六回を終えて球数が100を超えていた  「いろいろな理由がありますが、何とかあの回(七回)も頑張ってほしかった。これも、結果論になりますが、結果論から学ぶこともたくさんある。本人としっかり話をしていきたいです」  --あす以降の試合に向けて  「本当に、ここにきて、ずっと同じ話ですけど、一戦一戦負けられないので、全員で必死に戦うしかないと思います。きょうも、選手は最後まで粘って何とかあきらめずにやってくれた。結果として(勝利に)つなげられるように、僕自身もチームも強い気持ちでやっていかないといけないです」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
71415 0.634
(↑0.003)
優勝
(-)
3522
(+4)
381
(+3)
122
(-)
98
(-)
0.250
(-)
2.920
(-)
2
(1↑)
西武
57553 0.509
(↑0.004)
14
(-)
5457
(+5)
516
(+4)
104
(+2)
81
(-)
0.237
(↑0.001)
4.260
(-)
2
(-)
ロッテ
57553 0.509
(↓0.005)
14
(↓1)
5439
(+3)
464
(+4)
87
(+2)
83
(-)
0.234
(-)
3.860
(↓0.01)
4
(-)
楽天
53567 0.486
(↓0.005)
16.5
(↓1)
4536
(+3)
504
(+6)
112
(+1)
66
(+2)
0.258
(-)
4.180
(↓0.02)
5
(-)
日本ハム
52605 0.464
(↓0.004)
19
(↓1)
3480
(+4)
510
(+5)
86
(-)
75
(+1)
0.248
(↓0.001)
3.970
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
43667 0.394
(↑0.005)
26.5
(-)
4425
(+6)
484
(+3)
88
(+3)
90
(+2)
0.247
(↑0.001
3.970
(-)