1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 | 0 |
ロッテ | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 | 2 |
勝利投手:バンデンハーク(2勝2敗0S) (セーブ:森 唯斗(1勝1敗31S)) 敗戦投手:石川 歩(7勝6敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは0-3で迎えた6回表、明石と栗原の連続適時打で3点を挙げ、同点とする。なおも2死一二塁の好機で松田宣の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・バンデンハークが5回3失点で今季2勝目。敗れたロッテは、打線が5回以降1安打と振るわなかった。
◆ロッテ清田育宏外野手が2試合連発となる7号2ランで先制した。 相手先発は今季初対戦のバンデンハーク。1回、先頭の荻野が左中間二塁打でチャンスメーク。角中が初球で犠打を決めて1死三塁。2死後、1ボール2ストライクから4球目の直球を天高く打ち上げ、左翼席まで届けた。 安田に代わって4番に入り、好調をキープしている。「追い込まれていましたがうまく対応できました。まずは先制できて良かったです。1つも落とせないと思っているので、今日は絶対に勝ちたいです」とコメントした。
◆ロッテ藤岡裕大内野手が3号ソロを放った。2点リードの4回1死、フルカウントの8球目。 ソフトバンク・バンデンハークの高め148キロを左翼ポール際に飛ばし、ギリギリでスタンドインさせた。 「打ったのはストレート。追い込まれていたので、コンパクトなスイングを心掛けたのがいい結果につながったと思います」とコメントした。
◆またも日差しで試合が中断した。 5回裏のロッテの攻撃で、中村奨と清田が連続見逃し三振に倒れて2死の場面。外野から差し込む西日がまぶしく、午後3時32分に中断。選手の視界が確保された14分後、再開された。 ZOZOマリンでは10月31日の楽天戦でも、6回裏に西日の影響で1分間試合が止まっていた。
◆先発はロッテ石川とソフトバンク・バンデンハーク。ロッテが1回2死三塁から清田の2試合連発となる7号2ランで先制した。 ロッテは4回、藤岡が3号ソロ。ソフトバンクは6回、明石の2点二塁打、栗原の同点打、松田宣の勝ち越し打で4得点。逆転した。 1点差でソフトバンクが逃げ切った。バンデンハーク2勝目。森は31セーブ目。ロッテは逆転負け。CSを争う西武に勝率で並ばれた。石川6敗目。
◆ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手が今季初登板だった6月25日西武戦以来、4カ月半ぶりの白星を挙げた。 背中の張りから復帰し7月以来の1軍マウンドで、初回は清田に先制2ランを被弾。4回には藤岡にソロ本塁打を浴びた。それでも5回を3失点にまとめ「(甲斐)拓也のリードのおかげで、中盤以降は思い通りの投球ができたと思います」。ポストシーズンでの先発入りをアピールした。
◆ソフトバンクの37歳ベテラン松田宣浩内野手が逆転劇を完結させた。 0-3の6回、明石の右中間への2点二塁打で1点差に迫ると、栗原が中前に同点タイムリーを放って石川をKO。なお2死一、二塁で松田宣が唐川の変化球をとらえて中前に勝ち越し打を運んだ。「クライマックスに向けて、どこで打つかということ。ああいう場面で必ず回ってくると思う」。今季前半は打撃不振で苦しんだが、10月は月間打率、本塁打とも今季最高をマーク。「こんな感じで打席立てばいいかな、というのができてきた」と状態を上げてきた。
◆ソフトバンクが「最強リリーフコンビ」の活躍で、対ロッテ6連勝を飾った。6回に一気に4点を奪って逆転すると、1点のリードを自慢のリリーフ陣で守り切った。8回を無失点のモイネロは38ホールドで通算100ホールドをマーク。守護神森は今季50試合登板で9回を3人で片付け、新人から7年連続50試合以上登板を達成。自身が持つ球団記録をさらに塗り替えた。工藤監督は「うちの勝ちパターンでしっかり結果も出た」と言葉を弾ませた。 森は「これを目標にしてましたから一番うれしい」と胸を張った。コロナ禍の影響で今季120試合に減ったことで「正直(50試合登板は)いけると思わなかった」と振り返るが、故障もなく1シーズン通して活躍。「良くない時もあったがマウンドに上がれば同じ気持ちで挑んだ」。勝利へのプレッシャーを一身に背負った今季の50試合登板、762球は価値あるものだった。 モイネロは8回2死一、二塁の一打同点のピンチを自慢の直球で空振りの三振で切り抜けた。通算100ホールドを達成するとともに、リーグトップを走るホールドポイント(HP)も40に伸ばした。2位西武平良が残り試合すべてでHPを記録しても追いつけないため最優秀中継ぎ投手賞のタイトルが確定している。「使ってくれた首脳陣の方に感謝してます。これからも1試合1試合積み重ねていきたい」と気を引き締めた。 CSで対戦する可能性があるロッテに見事な逆転勝利。今季のカード勝ち越しまであと2戦2勝とした。「今日の逆転勝利はうちにとっては2、3点取られても大丈夫という自信につながる。残り2試合、しっかりいい戦いができるように、そして勝てるようにしていきたい」。盤石リリーフ陣を率いる工藤監督の視線の先には、今季全球団勝ち越しの「完全V」が見えている。【浦田由紀夫】
◆ロッテが正念場に立たされた。ソフトバンクに逆転負け。8月18日以降、2カ月半にわたって2位以上をキープしてきたが、115試合目で57勝55敗3分けと西武に勝率まで並ばれた。 3点リードをひっくり返された。4番に入って好調の清田が2戦連発となる7号2ランで先制。藤岡が3号ソロで続いた。だが6回だ。ゼロを並べていた石川が打ち込まれ、救援した唐川も傾いた流れを止められなかった。井口監督は「あの回だけ、追い込んでから高くいって打たれた。もったいなかった」と嘆いた。 ロッテ、西武ともに残り5試合。同率でフィニッシュした場合、今季の対戦成績で上回る西武が2位でCSへ進む。8日にZOZOマリンで最後の直接対決がある。そこまでの3試合で、2ゲーム差をつけられたら追いつけない。 得意としてきたソフトバンク戦6連敗。4日は千賀、5日は東浜と最多勝クラスが待ち受ける。「投手コーチが(勝ちパターンを)どんどんつぎ込んでくれと言ってくれている。何とか明日勝てるように頑張ります」。昨季は残り5試合のところでCS圏外の4位に転落した。今年こそ踏みとどまる。【鎌田良美】 ▽ロッテ清田(初回に2戦連続の7号2ラン)「うまく対応できました。1つも落とせないと思っている」 ▽ロッテ藤岡(4回に3号ソロ)「追い込まれていたので、コンパクトなスイングを心掛けたのがいい結果につながったと思います」 ▽ロッテ石川(ソフトバンク明石に高めを痛打されるなど6回に逆転され)「最後のところですよね...粘って投げられていたので、あの1球に悔いが残ります」
◆ソフトバンク・千賀滉大投手(27)がランニングなどで調整。4日のロッテ戦(ZOZOマリン)での先発登板に向けて汗を流した。多くのタイトルがかかる登板となるが「取るものじゃない。取れるものなので。しっかり7回を投げられるように。(規定投球回は)自分でしっかりやらなくちゃいけないところ」。自分の投球をした結果、後からついてくるものだと強調した。 今季は17試合に登板して10勝6敗、防御率2・31。113回で140三振を奪っている。リーグトップの涌井(楽天)の11勝、防御率2・20&149奪三振の山本(オリックス)を超え投手三冠に躍り出るには「7回無失点10奪三振」が必要となる。「ここにきてバタバタするのではなく、しっかり投げたい」と力を込めた。 また3日現在、通算852回1/3を投げ997三振。パ・リーグの最速1000奪三振到達は野茂英雄(近鉄)の871回で、リーグ最速記録を更新する可能性が濃厚だ。野茂の名前を伝え聞くと「すごい...。それはうれしいこと」。鷹のドクターKが、新しい歴史を刻む。
◆ロッテ-ソフトバンク戦が強い西日によって一時中断となった。 午後2時プレーボールだったこの日。午後3時半ごろ、五回2死で打席に菅野を迎えたところだった。バックスクリーン側に太陽があったことで、打者や捕手が日差しの影響を受ける形に。捕手の甲斐はサングラスを着用するなどしたが、審判が集まり話し合った結果、一時中断となった。 ソフトバンクナインはベンチに引き揚げ、先発・バンデンハークもベンチ前でキャッチボールを繰り返した。数分後、試合再開。菅野を二ゴロに打ち取った。 ZOZOマリンでは、10月31日のロッテ-楽天の六回に西日の影響で試合が一時中断になっていた。
◆ソフトバンクが逆転勝ちした。0-3の六回に明石の2点二塁打と栗原の適時打で追い付き、松田宣の適時打で1点を勝ち越した。バンデンハークは5回3失点で6月25日以来の2勝目を挙げた。ロッテは先発の石川が六回に崩れた。
◆ソフトバンクが逆転勝利し、ロッテ戦6連勝を決めた。試合後、工藤公康監督(57)が取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。 --優勝を決めても野手陣が高い集中力を維持している 「なかなか石川君は素晴らしい投手。打ち崩すのは難しいかな、と思いましたけどね。六回はちょうど、いい形でチャンスも作れましたし、いい形の適時打もね、出てくれたので。いい攻撃をしてくれたと思います」 --ロッテに6連勝 「ロッテさんは先発投手だと思いますので。先発投手を打てないと苦しんでしまうところはあります。その投手が安定しているので。そういう中で点を取って逆転していければ、うちの勝ちパターンにつなげられる。それを続けられるように。持っている選手の力を出して、残り2試合も戦っていきたいと思います」 --森が7年連続の50試合登板を達成 「非常に価値のある。毎年投げられるのは体が丈夫であることと、その中での成績というか。実績も残しているものがないと。続けることはできない。強い体と、強い心と持っている技術と。というものがこの7年で50試合を続けていることにつながっている。これをずっとね、続けていけるように頑張ってほしいと思います」 --モイネロが最優秀中継ぎを決めているが、監督自身も若いときに取ったタイトルがその後のキャリアにも生きた 「それはあると思います。1年間の自分にね、しっかりやってきたことがこの結果に結びついたことは自信にもなりますし。より、もっと自分の球を磨こうとか、上積みしていけるように頑張ろうとか、そういう気持ちでオフの過ごし方も変わってくると思うので」 --西日で中断という珍しいシーンも 「かなり、見えないらしいです。見えないだけならいいんですけど、打者が見えないときに見えなくて当たってしまう。アンパイアの方はそれを一番気にされていました。だから見えるようになるまではしっかり待つということだったので。それはもちろんです、とお答えしましたけど」
◆ロッテの清田が一回に2試合連続となる7号2ランを放った。2死三塁でバンデンハークの直球を左中間席に運び「追い込まれていたが、うまく対応できた」と手応えを口にした。 21歳の安田に代わって10月31日から4番に座り、3試合で打率4割、2本塁打、4打点と絶好調だ。井口監督は34歳のベテランに「打線が沈んでいる中で一人頑張ってくれている」と大きな信頼を寄せた。
◆ソフトバンクは3点を追う六回に猛攻を見せて逆転した。先発の石川に4安打を浴びせて追い付き、マウンドから引きずり降ろす。さらに好機をつくると松田宣が唐川の緩いカーブを捉えて中前に勝ち越し打を放った。「追い込まれていたのでバットを短く持って食らいついていく気持ちだった」と声を弾ませた。 今季は打撃不振に陥った松田宣も10月は月間打率2割7分1厘と復調ムード。「9月までは何してたのかなという思いもある。こんな感じで打席に立てばいいかな、とようやくできてきた」と手応えを口にした。
◆ソフトバンクのモイネロが八回に登板して苦しみながらも1回無失点で通算100ホールドを達成した。2死一、二塁のピンチを背負ったが、速球で安田を空振り三振に仕留めて切り抜け「達成できたことは素直にうれしいし、使ってくれた首脳陣に感謝している」と無邪気に笑った。 キューバ出身の24歳左腕。4年目の今季はセットアッパーとしてホールドと救援勝利を合わせて40ホールドポイントをマークし、既に初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手に確定している。工藤監督は「タイトルを取れたというのは彼の自信になるし、次につながると思う」とたたえた。
◆ロッテはソフトバンクに手痛い逆転負け。西武に同率で2位に並ばれた。 「粘って投げられていたので、あの1球に悔いが残ります」 五回まで無失点だった先発・石川が振り返ったのは3点リードの六回だ。2死一、三塁で明石に2点二塁打を許すと、なお二塁から栗原に同点打を中前に運ばれて降板。2番手の唐川が松田に勝ち越し打を浴び、そのまま逃げ切られた。 10月31日の楽天戦(ZOZOマリン)に続き、強い西日の影響で五回裏の菅野の打席で14分間、試合が中断された。前回はその後にチームの逆転劇が始まったが、この日は逆効果。その直後、相手に流れが傾く形となった。 残り5試合。同率で終われば直接対決で負け越している西武がクライマックスシリーズ(CS)に進出することになる。4年ぶりのCSへ、1試合も落とせない戦いが続くが、井口監督は「何ととか明日勝てるように頑張ります」と言葉を振り絞り、足早に球場を後にした。(石井孝尚)
◆ロッテはソフトバンクに手痛い逆転負け。西武に同率で2位に並ばれた。 「粘って投げられていたので、あの1球に悔いが残ります」。五回まで無失点だった先発・石川が、そう振り返ったのは3点リードの六回だ。2死一、三塁で明石に2点二塁打を許すと、なお二塁から栗原に同点打を中前に運ばれて降板。2番手の唐川も流れを変えられず、松田に勝ち越し打を浴びた。 10月31日の楽天戦(ZOZOマリン)に続き、強い西日の影響で五回裏の菅野の打席で14分間、試合が中断された。前回はその後にチームの逆転劇が始まったが、この日は直後に相手へ流れが傾く"逆光"となった。 残り5試合。同率なら直接対決の成績で西武がクライマックスシリーズ(CS)に進出することになる。4年ぶりのCSへ1試合も落とせない戦いが続くが、井口監督は「何とか明日勝てるように頑張ります」と言葉を絞り出した。(石井孝尚)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
71 | 41 | 5 | 0.634 (↑0.003) | 優勝 (-) |
3 | 522 (+4) | 381 (+3) | 122 (-) | 98 (-) |
0.250 (-) | 2.920 (-) |
2 (1↑) |
西武 |
57 | 55 | 3 | 0.509 (↑0.004) | 14 (-) |
5 | 457 (+5) | 516 (+4) | 104 (+2) | 81 (-) |
0.237 (↑0.001) | 4.260 (-) |
2 (-) |
ロッテ |
57 | 55 | 3 | 0.509 (↓0.005) | 14 (↓1) |
5 | 439 (+3) | 464 (+4) | 87 (+2) | 83 (-) |
0.234 (-) | 3.860 (↓0.01) |
4 (-) |
楽天 |
53 | 56 | 7 | 0.486 (↓0.005) | 16.5 (↓1) |
4 | 536 (+3) | 504 (+6) | 112 (+1) | 66 (+2) |
0.258 (-) | 4.180 (↓0.02) |
5 (-) |
日本ハム |
52 | 60 | 5 | 0.464 (↓0.004) | 19 (↓1) |
3 | 480 (+4) | 510 (+5) | 86 (-) | 75 (+1) |
0.248 (↓0.001) | 3.970 (↓0.01) |
6 (-) |
ORIX |
43 | 66 | 7 | 0.394 (↑0.005) | 26.5 (-) |
4 | 425 (+6) | 484 (+3) | 88 (+3) | 90 (+2) |
0.247 (↑0.001) | 3.970 (-) |
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